最近やたらと多いんですよ。 Appleサポートを語った「なりすましメール」。先ずはどういうものか見てもらった方が早いと思うので、ここ数週間で私のアドレスに届いたAppleサポートを語ったメールを貼り付けておきます。
パッと見ると、一瞬どれもAppleからのメールにも見えますが、よくよく見ていくとポロポロと変なところがありますよね。この手のメールが来ると条件反射的に詐欺関係だと思うので、あんまり見ないんですが、突っ込んで見ていくと、
1枚目:何故か関係のない広告が貼ってある
2&3枚目:そもそも使っている端末の種類が違う&フォントが崩れている
そして何よりも全てのメールに共通するのが、送り先のアドレスが全てApple IDに使っていないyahooアドレスになっているということ。
と、こういう風に細かく突っ込んでいくと「?」なポイントがたくさんあるんですが、こんなにちゃんと見なくても一発で分かる方法があります。
送り主のメールアドレスを確認してみる
メールのなりすまし技術についてはいくつかあるんですが、大抵この手の詐欺メールはこのやり方で殆ど見破れます。
メールの頭にある差出人をクリックしましょう。
そうすると、「AppleID Care」とそれらしく書いてあるドメインの本当アドレスを表示することができますね。
これをクリックしてみると、どんなのが見えるかというと、過去2回のケースではこんな感じに見えていました。
片方がfacebookアドレス、そしてもう片方がtwitterアドレスでした。また記録し忘れましたが、もう一つはgmailアドレスからでした。
果たしてAppleの人間が、競合のフリーアドレスを使ってメールしてくる、、わけありませんよね。そもそもフリーアドレスを使っている時点が怪しさMAXなわけですよ。
Appleのメールアドレスはapple.comだけ
因みに本当のAppleのメールアドレスはどうなっているかというと、こんな感じになっており、全てapple.comドメインを使用してメールしてきていることがわかります。
つまり本当のAppleであれば、先ずはメールアドレスがapple.comかどうかを確認するのが一番手取り早い手段の一つになります。送り主見るだけで確認できるし、メール本文を読む必要すらないので簡単ですね。
因みに今回の方法はあくまでも差出人名のなりすましだったので、今回の方法で見破ることが可能でしたが、世の中にはメールアドレス自体をなりすます技術(偽装電子メール)も存在しており、その場合だと今回の方法では見破ることができません。但しそういったメールは最近のメーラーであれば、迷惑メールに直行する(SPFレコードチェックともいう)と思いますが、そういう時にはやはりメール本文をちゃんとみる必要があるかもしれません。(但し、URLはクリックしないように)
まとめ
今回はAppleになりすましたメールの見破り方を紹介してきました。万が一、こういったメールに騙されてアカウントのID/パスワードを盗まれてしまうと、Appleのアプリや、ギフト券を不当に買われてしまったり、更には他のアカウントとパスワードを共通にしていたりなんかすると、被害はAppleIDだけに留まらず、他のアカウントにまで波及してしまう可能性があります。
基本的にインターネットでの情報は性悪説として、全て疑って見ていくのが正解です。何でも鵜呑みにせず、先ずは自分で調べて、納得ができるものだけ信じていくことですね。
では、皆さんも日々気をつけてなりすましメールにはお気をつけください。
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