iPhoneが自作スマートリモコンになるApple ホームアプリ(Homekit)とは?

Homebridge
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「iPhoneにプリインストールされている”ホーム”アプリってこれなんなの?」
「Homekit対応の家電ってどういうことなの?」

近頃はスマートスピーカーの認知度もどんどん上がってきており、何らかしらのスマートスピーカーを持っている人も増えてきましたね。スマートスピーカーがスマートホームだという考えもあるし、他にもハウスメーカーが主導する埋込シーリングライトが操作できるとか、電気代がアプリで見れるとか、色々ありますよね。

正直スマートホームっていう定義はまだ何もなくて、狭義の意味ではインターネットから操作できるとかになるのかもしれないんですが、広義の意味では専用端末以外の互換性を持つIoT家電であれば、それは全てスマートホーム家電になる素質があるんじゃないかと思っています。

ちょっとわかりづらい書き出しでしたが、個人的にはスマートホームの実現のための第一歩というよりも、二歩も三歩も先に進んで実現しているのが、Appleがこっそり出しているホームアプリだと思います。

2016年頃に実は既に実装されていた(とかいないとか)いう話を聞いたことがあるんですが、対応している家電がほとんどなく、当時からずっとプリインストールされているんだけど使えずに寝ていたようなアプリでした。しかし今こそが、Appleホームアプリが大活躍しそうな家電がどんどん出てきています!

スマートホームってよくわからないという人向けにもわかりやすいように、個人的に自宅のスマートホームプラットフォームとして大本命になり得るAppleのホームアプリ(別名:HomeKit)について紹介していきたいと思います。

Appleホームアプリとは?

そもそもAppleホームアプリって何?何ができるのってとこなんですが、アプリ自体はiPhoneを持っている人であれば、一度はみたことがあるかもしれません。

ホーム

ホーム

Apple無料posted withアプリーチ

何のために使うんだろうと不思議に思った人もいるかもしれませんが、これこそがAppleがこっそりと始めていたスマートホームプラットホームアプリなんですよ。

Homekitに対応している家電であれば、このホームアプリ に登録することで、その家電をiPhoneから操作できるようになります。またiPhoneだけではなく、Mac OSやApple TVなどのApple製品であれば同様にホームアプリ がインストールされているので、同じアカウントでログインさえすれば、どこからでも家電を操作できるわけですね。

ホームアプリ で何ができるの?

このホームアプリ単体では、正直何も出来ません。

このアプリは、”プラットホーム”アプリというように、このアプリにIoT家電を組み合わせる(登録する)ことで初めて、使えるようになります。

以下の画像がIoT家電を(アクセサリとして)登録した時のスクリーンショットになります。

画像内では照明とダイソンが接続されている

この一つ一つのボタンが、所謂登録したIoT家電のスイッチのようなものになっており、例えば照明ボタンを押せば、当該のLED電球を点けたり消したりすることが出来たり、明るくしたり暗くしたり(調光)することだって出来ます。また扇風機の電源を入れることや、更には温湿度センサーと連携することで、アプリ上に室温なども表示させることだって出来ます。

つまりは、このホームアプリにIoT家電を登録することで、1つのアプリで全て家電を操作できるリモコンのような使い方ができるわけですね。

更にはこのアプリ(の仕組み)のすごいところは、ホームオートメーションという機能にあります。この機能は、決まった時間やセンサー、もしくは位置情報などを利用したトリガー(通知)を使って、家電同士を連携させることが出来るというものです。

ここでは時間を設定して、家電を操作するようにしている

これを使うことで、例えば以下のような家電の自動化を設定することも可能になります。

  • 決まった曜日・時間(朝6時/夜23時)に電気を点ける消す
  • 温度がXX度まで上がったら、エアコンをつける
  • 湿度がXX%以下なら加湿器をオン、XX以上なら換気扇をオン
  • 自宅に誰も居なくなったら、電気を消す
  • 帰ってきたら、電気を点ける

などなどと、組み合わせを増やせば増やすほど出来る家電自動化の可能性は広がっていきますね。

もちろん音声(Siri)で操作も出来る

リモコンとは言いましたが、Appleホームアプリに登録して実現するもう一つの大きな機能はこれですね。Siriで操作出来ることです。Googleであれば、Google Assistant、AmazonであればAlexaなどのように、SiriはAppleのもつ音声アシスタント機能の一つです。

Appleホームアプリとはネイティブで統合されており(デフォルトで使える)、ホームアプリ上で認識されたボタンに関しては全て音声で操作することが可能になっています。

例えば以下の動画のように音声で家具が操作できたりもします。

ただ複雑な命令にはSiriも対応できないので、あくまでもスイッチオン/オフや、温湿度の状況を確認する程度の機能になっています。でも、割り切って使っていけばいちいちアプリを立ち上げなくても、iPhoneに話しかければ、照明がついたり、テレビを点けたり消したり出来るのはなかなか面白いです。

Homekit対応機器は?

このような便利なAppleホームアプリですが、使い方としては先ずは何よりもAppleホームアプリに対応した家電を揃える必要があります。ホームアプリに対応した家電がどれなのかについてはAppleの公式ページにも纏められています。

Appleホームアプリに対応した製品には”Works with Apple HomeKit”のマークがついているのが目印です。

一覧を見てもらえればわかる通りに、正直日本の家電製品の対応はまだまだといったところです。欧米の製品や、中国の製品が多い印象です。但しAmazonでも一部購入できますし、Appleの公式ストアでも購入することが可能です。

また公式にはホームアプリに対応していないものも、Linuxやプログラミングの知識がある方であれば、”homebridge”と呼ばれるエミュレータのようなものを使うことでホームアプリ上から操作することも可能です。

ここではAmazonなどのショッピングサイトなどで比較的に手に入りやすい家電を中心に紹介していきたいと思います。

照明(スマートライト)

照明で有名なのは、カラーLED照明などを揃えているPhilips Hueですね。Phili psはHomekit対応を他と比べてもかなり早くから初めています。また電球のタイプもホワイトグラデーションだけでなく、様々なカラーを出すことのできるカラーグラデーション、間接照明専用のライトリボンなどたくさんのタインナップを揃えています。

Homekitだけだけではなく、Google Homeなどへの対応もしているので、スマートホームの証明って何にすれば良いか悩んでいるという方であれば、Philips hueをオススメしますね。とても素直で万能なスマートライトです。

次いで有名なのが、スウェーデンでのおしゃれ北欧家具を販売するIKEAから出しているお手頃スマートホームTRADFRI(トロードフリ)ですよね。

TRADFRIの特徴はなんといってもその安さ。電球タイプはPhilips hueと違って白色〜電球色のホワイトグラデーションしか対応していませんが、家中の電気をスマートライトにしようとすると実は結構値段がかかります。

さらに実はIKEAのスマートライト+Philis Hueブリッジという組み合わせも実は作れるんです。PhilipsHueアプリの使いやすさとIKEAの格安LED電球でお得にスマートホームが実現できるのはありがたいですよね。

温湿度センサー(スマートセンサー)

Appleストアでも購入できるElgato社Eve homeシリーズです。日本で手軽に入手できるという意味ではこれが一番手軽に使えるかもしれませんね。

少し金額がお高めなのがネックですが、その分洗練されたデザインの美しさは流石、”Made for Apple Homekit”の名に相応しい製品だと思います。

あとはHomeKit対応ではないのですが、後述のhomebridgeを使用することでHomeKitに統合することができるものがあります。例えば、自宅が多機能観測所にできるNetatomoウェザーステーション。

Netatomoは”ネタトモ”と呼ばれるフランス初のスマートホーム家電メーカーです。センサーだけじゃなく、カメラなど手広くHomekit対応製品を出していますね。このセンサーの特徴はなんといっても、室内用センサーと屋外用センサーが別れており、部屋の中の室温も、部屋の外の気温も同時に記録できるわけですね。

さらに追加パーツとして雨量計モジュールや風速計モジュールがつけられたりと、自宅が一種の総合気象センターにもできちゃうんですよね。正直個人向けというよりも、農産物や水産物の管理などにも使えてしまうぐらい強力なスマートウェザーステーションになります。

モーションセンサー

モーションセンサーとしては2種類あります。1つはセンサー単体でアクセサリとして機能するので、モーションセンサー自体はトリガーとして使って、他のHomeKit対応ものと連携させて使うもの。それとは別にHomeKit対応の家電専用のアクセサリとして使うもので、単体では使用しないものがあります。

前者のものは、まだあまり日本で買えるものが少ないんですが、一つ目のセンサー単体として使える製品なのがElgato社のEve motionになります。

前述の温湿度センサーでも出ていましたがEveシリーズの一つですね。このセンサーは中に電池を入れて使うタイプになるので、置く場所を選ばずに部屋のどこにでも置けるというのがメリットですね。

次にブリッジなどと連携して使用するモーションセンサーですね。特に廊下などに設置して、廊下を通るときにだけ照明ONするなどといった使い方ですね。

先ずは紹介したいのはPhilips社のグラデーションLEDと連携するHue専用モーションセンサー。

先の照明でも出てきましたが、Philips hueと連携して使うことのできるモーションセンサーになります。少々お値段が高めなんですが、実はこのセンサー、温度センサーも内部に組み込まれているので、モーションセンサー+温度センサーと考えればそこまで高いとも思わないかもしれません。

他にはIKEAのスマート家電シリーズTradfriのワイヤレスモーションセンサーなどありますね。こっちは単体で買うよりも電球とセットで買うとかなり安く買うことも出来ます。

こちらはIKEAのTRADFRIとだけ連携するもので、このセンサー情報を使って他のHomekit対応の家電を操作するようなことはできないので注意してください。

しかしそうであっても値段を考えれば激安モーションセンサーですから用途を割り切って使う分には全く問題ないと思います。

電源プラグ

電源プラグはHomeKitアプリから、家電の電源毎にOn/Offするものになります。

これを使うことでスマート家電に対応していないようなアナログな家電であっても、スマート家電っぽくスマホから操作して使うことが可能です。さらには深夜時間帯は電源OFFにするなど時間やタイマーと連携させて家電を操作することや、繋いだ家電の消費電力などをモニターすることもできます。

この電源プラグを使うときに注意しなきゃならないのは、この機械はあくまでも電流を操作するだけなので、コンセントを刺した後に何か本体のボタンを操作するような、コンセントを刺すだけでは動作しない機器には使えないので、注意してください。

その他にはElgato社の出しているEve エネルギーというものもあります。こちらのモデルではEve Homeアプリ上で電力量なと確認できたりもします。

赤外線リモコン

赤外線リモコンは、どれも基本的にはAppleホームアプリには対応していません。なので、専用アプリから操作するような作りになっており、各メーカーの設定がプリセットされているような形になっています。

但し、後述するhomebridgeを使えばこちらも同じくHomeKitアプリに統合することも可能です。

Nature Remo miniという家電コントローラーになります。こちらの製品は赤外線の機能の他に温湿度センサーや、照度センサーが組み込まれているので、アプリ上からこれらのデータを見ることも可能です。

Link Japan社から発売されているeRemoteシリーズになります。一番シンプル製品はeRemote miniになっており、気軽に赤外線リモコンだけ始めたいという方であればこちらが入門機としておススメかもしれません。

因みに同じものが海外版として発売されており、こちらの方が若干安めになっています。但し、アプリが日本語じゃなかったりするんですが。homebridgeにつなぐと割り切れればこちらを使うこともおススメです。

スマートヒーター

ヒーター機能をもつスマート家電ではデロンギ社のマルチダイナミックヒーターなどもあります。おそらくスマートヒーターとして日本で購入できるのはこのモデルだけでAppleの公式サイトでもスマート空調コントロールといったジャンルの製品が多そうです。

因みに次の説明するDyson Pure hot+coolであればヒーターの使い方もできるのでそちらの方が多機能で便利かもしれませんね。

扇風機(スマート空気清浄機)

扇風機との連携をしたHomeKit製品は、まだあまり少ないんですが、その中でもhomebridgeを使うことで連携することができるのが、ダイソンのPure Hot + Coolですね。

温風/冷風扇風機に加えて空気清浄機の機能まで持っています。これ自体に温湿度&空気質センサーが搭載されているので、homebridgeを使用してHomeKitに統合すればこれらのデータをiPhoneで管理することもできます。

またhomebridgeを使わなくても、Apple Siriのショットカット機能を使えばホームアプリには追加はされませんが、iPhoneからSiriで操作をすることはできますよ。

ロボット掃除機

ロボット掃除機で有名なルンバもhomebridgeを使えば、Homekitに統合することが可能です。但しアプリで操作できるWiFi搭載モデルではないと接続できないので注意してください。

こちらもhomebridgeを必ず使わないとできないわけでもなく、AppleのSiriとショートカット機能とIFTTTを使うことでiPhoneから操作することは可能です。

どうすればホームアプリ を使えるの?

使い方はそんなに難しくはありません。Appleの公式ページでも紹介されているので、こちらも併せてご覧ください。

簡単に纏めると大きくは以下のような手順で進めていきます。先ずは前提条件としてHomeKit対応のアクセサリの電源を入れて、自宅のWi-Fiに接続されていることを確認しておいてください。

iPhone/iPadでホームアプリを立ち上げてアクセサリを追加をクリック

ホームアプリを立ち上げて、右上のアクセサリを追加をクリックするとQRカメラが起動するので、QRコードがある場合は、カメラで読み込んでください。もしくは直接番号を入力する方法でも大丈夫です。

こんなマークが機器本体もしくはパッケージに貼ってあるはず

アクセサリがiPhoneと同じWiFiネットワークに接続されていれば、これで問題なくアクセサリ追加が完了するはずです。もし上手くいかない場合は、WiFiルーターで複数のSSIDを持っている機種の場合は、アクセサリとiPhoneが同じSSID(2.4GHzもしくは5GHz)に接続するようにしてください。

またこういったHomeKit対応アクセサリは2.4GHzしか対応していないケースが多いので、5Ghzに接続しないようにしておく方が良いです。バッファローの場合は、Buffalo-G-XXXが2.4GHzのSSID、Buffalo-A-XXXが5GHzのSSIDにデフォルトでなっています。

Homebridgeとは?

ここまでAppleホームアプリはHomeKit対応のものでないとアクセサリ追加ができないと説明してきましたが、実は公式に対応していないものでもホームアプリに追加できる可能性があります。それがこのHomebridgeというソフトを使う方法になります。

実現には少しだけプログラミングの知識が必要になってくるんですが、Linux系OSの上にNode.jsと呼ばれるJavaScript系のコードで書かれているhomebridgeというソフトがGithubというコード公開サイトで公開されています。インストール方法は、Linuxを触ったことがある人であれば結構簡単に構築できます。

本サイトでも以下で色々な構築手順を纏めています。

このhomebridgeはGitHubで様々プラグインが有志により日々作成されているので、自分が持っている家電に関係するコードが公開されていないか見てみるのも面白いと思いますよ。本サイトでも面白そうなプラグインを発見したら、どんどんアップデートしていきたいと思っています。

最後に

今回はAppleのスマートホームアプリ、HomeKitについては紹介していきました。如何でしたでしょうか?因みに我が家では、照明は全てHomeKit対応にしていますし、テレビなどの赤外線リモコンもiPhoneで操作できるようにしています。

Siriで操作できるというのも便利ですが、何よりもホームオートメーション機能は便利ですね。毎朝電気を勝手につけてくれたり、家を出るときには照明を消してくれたりするので消し忘れなどもなくなりますよね。

スマートホームなんてまだ未来の世界なんて思っている方。もう手を伸ばせば実現できますよ、それ^^

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この記事を書いた人
Taka

スマートホーム x IT x 子育て。大手SIer勤務→ITアーキテクトの経験から面白そうな情報を発信していきます。独学でプログラミング勉強してWEBアプリ作ったり、Pythonいじったりしています。日曜プログラマ&エンジニアさんへタメになる情報をお届けします。

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