スマートホーム向けWiFiルーターの選び方:ハイパフォーマンス?中継器?メッシュWiFi?接続台数とカバレッジがポイント

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先日ルーターが原因不明の不調となりまして、この機会に久しぶりにルーターを買い換えることにしました。

ルーターってどうやって選んでますか?兎も角、最新ハイパフォーマンス機買っておけばいいっていう話もありますが、今回はもう少し突っ込んだ形で、カバレッジ(無線が届く範囲)や接続端末数などを考えて、どういう点に気をつけるべきか、何を買えばいいのか、そして何が一番効率的かというところを書いて行きたいと思います。

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スマートホームに求められるWiFiルーターの要件とは?

我が家では、スマートホーム実現のために、普通の家よりは多くの数の家電がWiFiなどに繋がっています。パソコン、スマホは勿論のこと、プリンター、テレビ、レコーダー、更にはPhilips HueやらeRemote・・・・と結構たくさん繋がっています。これらの機器であれば、そこまでルーターに対して特段必要な機器、制限はなかったのですが、先日導入したばかりのダイソンの扇風機やルンバのスマートホームの登録の時には、その時自宅で使っていたELECOMのルーターとの相性が悪く、色々と試した挙句にルーターを交換する羽目になってしまいました。

そこで私が考えるスマートホーム向けのルーターとして必要な機能は以下のような感じになると思います。

  • 同時接続台数15台以上
  • 余計なセキュリティ機能が入っていないこと
  • 何かあった時のためのサポート窓口が充実していること
  • 部屋中隅々まで無線が届くこと
  • 2.4GHz/5GHzのデュアルバンド以上の対応をしていること

一般的な家庭用WiFiルーターは、基本的に接続台数が10台程度になっていることがほとんどです。そのため、何台まで接続できるのかということはスマートホーム向けのルーターでは重要になってきます。

今後増えてくるIoT(Internet of Things)の時代になれば、当たり前の如く家電がインターネットに繋がるので、我が家のように上手く繋がらないというようなトラブルも増えてくると思います。因みに我が家の問題は、ルーター側にユーザーの触らない設定部分が、ルンバ・ダイソンクラウドと相性が悪く、結果的に全く繋がらない状態になってしまいました。

セキュリティの面では、家電をある程度は制限しなければならない一方、セキュリティを厳しくなりすぎると使えない機能が出てくるという教訓でしたね。

スマートホーム向けのオススメルーター

では、実際のところ、どのルーターであればいいのかってところを、実際の機種を基に紹介していきたいと思います。

ルーターの選び方としては、大きく接続台数接続範囲、そして性能で選んで行きます。これは各家の状況によっても変わってくるので、ご自身の自宅の状況から良いものを選んでくれれば良いと思います。

接続台数~15台まで・2LDKマンションタイプ

この接続台数の規模であれば、基本的に各社ルーターの中で比較的に高性能のものであればスマートホーム向けのルーターとして使えると思います。

このレンジでオススメのルーターはこれになります。因みに我が家では現在このルーターを使用しています。

このルーターのオススメのポイントとしては、以下の点になります。

  • 接続台数18台まで
  • 余計な外部アンテナがないので、インテリアに溶け込むデザイン(シャンパンゴールド)
  • Baffaloの安心のサポート体制
  • パラメータが細かくいじれるようになっており、余計な設定入っていない

接続台数18台の目安ですが、基本的に台数が増えがちな照明をZigbeeやBluetoothなどを使っているモデル、つまりPhilips Hue BridgeやIKEA Tradfri Gatewayのようなホームハブを使っていれば、十分収まる数だと思います。

接続台数~15台まで戸建2階建てタイプ

次に接続台数が同じですが、もう少し家のサイズが広くなるケースですね。この場合だと、ルーターのパフォーマンスだけではなく、接続範囲(カバレッジ)を確保する必要があります。カバレッジを確保する場合にできる方法は、中継器を使う方法(親機/子機タイプ)と、メッシュWi-Fi使う方法(全て親機)の2種類ありますが、このサイズの家であれば、メッシュWi-Fiを使うのは、コストが大きくなり、機能的にもオーバースペックですね。

そのため、オススメの方法としては中継器を使うモデルの方がコストメリットがあると考えます。

中継器については、今回紹介しているもののような専用中継器ではなくても、ルーターの一機能として中継機能が入っているものもありますので、そちらも使えることには使えます。

しかし中継器を選ぶ場合に注意したいのは、中継器には親機と同じメーカーのものを使うようにした方が後々トラブルが少ないです。何故だかわかりませんが、メーカーの相性というのものは絶対発生してしまうもので、サポートセンターに問い合わせても、同メーカーのものでないとわかると急に塩対応になるケースが多いです。

ワタシの過去の経験からも余っているものを仕方なく使う以外では、中継器は同じメーカーのものを使いましょう。

また中継機を使う場合には、メッシュ機能が入っていない子機を2個以上使うことは止めておきましょう。中継機能は中継のために無線バンドを一つ使ってしまうので、中継器が増える度に帯域が減っていき、速度も遅くなっていってしまいます。

メッシュWiFiはこのような劣化・制限がなくなり、メッシュWiFiを10台〜程度まで増やすことも可能になっています。因みにBaffaloのD2133HPモデルの場合は、独自のメッシュ機能を使っているのでこのような制限はないのですが、デュアルバンドまでしか対応していませんので、中継のために常に1バンド消費してしまうことを考えると、やはり3台以上の中継は止めておいたほうが良いでしょう。

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接続台数〜30台まで・4LDKマンションタイプ

ここからのモデルは、ヘビーユーザー向けのモデルになります。一般的なルーターの接続台数が10台程度になっていることを考えても、これらのモデルは40台以上繋がるモデルになっています。少々オーバースペック感はありますが、4LDKマンションタイプであれば、メッシュWiFiを使うかどうかは悩むところですよね。

部屋の構造にも寄りますが、開けた間取りであれば今回紹介するモデルでも十分だと思います。

この2つのモデルの違いは、最大通信速度の違いになりますが、正直接続距離が長くなればなるほど、スピードが遅くなることを考えると、そこまで早いモデルを選択してもあまり意味はありません。せいぜい同じ部屋でのスマホ・PCでの速度が上がるだけで、他の部屋からの接続スピードに関しては大差ないと思います。

これはどういうことかと言うと、少し細かくなるんですが、無線の帯域と劣化の関係があります。通信スピードが早い理由は、主に2つあります。高周波数であることと、無線波の幅(20MHz~160MHz)。そして高周波であればあるほどかつ、幅が大きければ大きいほど、通信速度は大きくなりますが、その分無線の劣化も増えることになります。そのため、最大通信速度は接続距離に反比例すると言うのが無線の原則になります。

MIMO3x3時のベストエフォート(理想最大速度)

接続台数〜30台まで・戸建3階建タイプ

接続範囲(カバレッジ)も接続数も増えてくると、ここからのモデルはメッシュWi-Fiタイプが必要になってきます。中継器を使ってしまうと、3台以上の接続になると通信速度も劣化していき、2台だけだと接続範囲(カバレッジ)を確保できなくなってくるレベルになってきます。

Baffaloのこのモデルは、独自メッシュWi-Fi技術を採用しており、親機/子機モデルではありながら、最大10台まで増設可能です。接続できる最大端末数は27台となっていますが、家庭で使うWiFi端末数を考えるとかなり十分な量だと思っています。かつ、安心のBaffalo製なので、使い慣れた設定画面やサポート体制を考えれば、使用に十分なレベルになっていると思います。因みに、中継器増やしても最大端末数は27台のまま増えないので注意してください。あくまでも親機が性能上限になります。

また親機のアンテナの形が少し特徴的ですが、出っ張っている部分のアンテナが指向性(一方向に飛んでいく)になっているので、4K TVなどの安定した高速通信が求められる部分に関しては、個別にこのアンテナを使うと言うことになるようです。

因みに独自のメッシュWiFiと言いましたが、メッシュWiFiは一応WiFiアライアンスで、802.11sという規格あるにはあるんですが、他にもWiFi SONと言う技術規格もあったりで、ほとんどメーカーでバラバラの規格を使っており、ほぼみんなが独自規格と言っていいです。

元々はどこのメーカーのメッシュWiFiも繋がって、WiFiネットワークを作れることが目標だったんですが、結局同じメーカーのものしか繋がらないと言う状況になっています。

接続台数30台以上・戸建3階建タイプ

このタイプは、国内メーカーでの対応はなく、全て海外メーカーのものしかありません。そしてもちろん全てメッシュWiFiタイプになります。対応しているメーカーとしては主にTP-Link(台湾)とNetGear(アメリカ)の2つになります。因みにメッシュWiFiのパイオニアのGoogle WiFiもありますが、正直スペック的に見るとGoogle WiFiを選ぶのはデザインぐらいしか、メリットがなくなってしまいましたね。

このレベルでのメッシュWi-Fiで比較するポイントしては2つ。トライバンド(5G(2本)+2.4GHz(1本))かどうか、そして接続形態が親機/子機モデルか、全て親機のモデルか。

まずはトライバンドのポイントですが、メッシュWiFiの接続速度がある程度確保されていないと結局は中継した先での速度が落ちてしまうので、メッシュWiFi間の接続で1バンド占有して使うことになります。もしデュアルバンドしか対応していなかった場合にいは、メッシュWiFi間の接続に1本使ってしまうので、スマホや、PCとの端末との接続で最大速度を出すことができなくなるわけですね。

そしてもう一つは、親機/子機モデルなのか、全て親機モデルなのかどうかです。例えば、BaffaloとNetGearは親機/子機モデルを採用しており、一つの親機からの独自のメッシュWiFi技術で専用中継器を使ってネットワークを形成していきます。対して、Google WiFiやTP-LinkのメッシュWiFiは全ての端末が同じ機能を有しているので、メリットとしては高度なネットワーク制御ができること。デメリットとしては、ルーター機能は中継端末では使わないのにも関わらず搭載してしまっているため、価格が高いと言うことですね。機能的な差分は正直よくわかりませんが、使わない機能を搭載していると言う点では、特に親機/子機モデルでもいいんじゃないかとも思いますね。

メッシュWiFiとは?

今更の部分かもしれませんが、メッシュWiFiってそもそもなんなの?ただの無線中継器とは違うの?ってところを簡単に説明しますね。

中継器は単に無線波を増幅させているだけです。そのため、増幅した無線波と、元々親機から出てくる無線の波が干渉したり、スマホなどの接続端末が、親機からの無線波と、中継器からの無線波の間を上手く行き来することができないケースが発生します。

一方メッシュWiFiは、全ての無線波はスマホの接続端末から見るとあくまでも一つのWiFiネットワークとして認識されるので、シームレスな接続が可能になります。更には中継器と違って、10台程度まで中継端末を増やすことができますから、どんな大豪邸でも対応ができますね。

左がメッシュWiFi、右が中継器。中継器の場合は、SSIDがそれぞれ異なってしまうことを示している。

スマートホームでは何台の接続台数が必要なのか?

接続台数を気にするときに実際どれぐらいの端末が同時に接続する可能性があるのか考えてみましょう。ざっくり書き出しても、15台程度になるんじゃないかと思っています。

  1. PC 1台目
  2. PC 2台目
  3. スマホ 1台目
  4. スマホ 2台目
  5. タブレット
  6. TV
  7. プリンター
  8. レコーダー
  9. ホームハブ(Hue Bridge/Tradfri GW) <= ここに照明が繋がる
  10. 赤外線センサー
  11. 温湿度センサー
  12. ルンバ掃除機
  13. ダイソン扇風機
  14. スマートロック
  15. ネットワークストレージ
  16. スマートブラインド

但し、スマートホームで数が多くなる照明に関しては、ホームハブなどが存在し、その接続がZigbee/Bluetoothなどの規格を使っておらず、全てWiFi接続になっている場合は、一気に接続台数が増えることになるので、注意してください。

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トレンドマイクロ スマートホームネットワークは必要か?

一部の端末では、トレンドマイクロ社とのコラボルーター、スマートホームネットワークの機能を持っています。例えば、ELECOMや、TP-Linkなどがそれに当たります。

スマートホームネットワークは何をしてくれるのかと言うと、主にペアレンタルコントロールと、QoS機能と、そしてアンチウイルス機能になります。一応触れ込みとしては、アンチウイルス対策ができていないスマホなどのために、ルーター側で不審な(わからない)接続を勝手にブロックすると言う機能です。

しかし逆にこれが原因で、問題を引き起こす可能性もあります。正直スマート家電と呼ばれる端末の通信は不審なのかそうでないのかと言う部分は、まだまだはっきり切り分けできていないような気がします。事実ELECOMのルーターに関して言えば、先日ダイソンアプリと、ルンバアプリが一切繋がらなくて、そしてそれはスマートホームセキュリティ機能をOFFにしても、変わりませんでした。

この機能自体はとても面白いんですが、まだまだ機能として未成熟な部分になっており、一度問題が起きると問題が切り分けが難しい部分にもなってしまいます。

そういった経験からも、個人的には現時点では特にスマートホームセキュリテイの機能は不要だと思っています。勿論数年後になったら、もう少し機能として完成してくるかもしれませんね。

購入前の注意点

ルーターの購入について見落としがちな注意点を簡単にまとめておきますね。

WiFiの設定って各社特徴があるんですよね。凄く細かく設定できるやつと、簡易的な画面しかないもの一長一短あるんですが、そういう中でも私がメーカーに求めていきたいと思うことはことは、こんな感じです。

サポート体制が整っているか?

ある程度は仕方がないんですが、やはりどうしようもならなくなったときにメーカーに問い合わせしたくなるものですよね。そんなときには、ぐぐることもそうですが、メーカーに問い合わせさせてくれるというのはとても心強い窓口になります。

各社のサポート体制をまとめてみました。

BaffaloELECOMNECTP-LinkNETGEAR
電話受付××
メール受付×
FAX受付××××
チャット受付××××
FAQ

海外メーカーは予想通りですが、どこもサポート体制はほぼメールだけですね。しかし酷いのは国産メーカーのELECOMのメール対応無しのFAX受付ですね。一体どこの家にFAX送信機なんてあるんでしょうかね。メールで受付をしないというのもわけわかりません。以前に電話したときには、ナビダイヤルに接続された挙句に、「ただいま混み合っているので掛け直してください」と流れて、音声が流れてしまい、繋がることも待つこともできず単にナビダイヤル分の通話料を取られただけでした。

一方、やはりサポート体制で飛び抜けているのはBaffaloですね。正直ルーターと言えば、NEC Atermかバッファロー AirStation と言われた時期もあったぐらいで、安心のメーカーの一つですよね。

海外メーカの場合は、使えない場合に自分でネットで調べて解決するか、サポートにメールで問い合わせて見ることしかないので、設定できるか自信がない方は、海外メーカーは選ばない方が良いです。

設定が簡易になり過ぎていないか?

これは特にELECOMや小さな新興ルーターメーカーに言えるんですが、初心者向けに設定を一番簡単にして、使いやすくしています。これはとても初心者にとっては、設定する箇所が少なくて良いことなんですが、一方で、スマートホームなどのシステムを構築しているような人にとっては、ルーター側で設定できることが少なすぎて、かつ何をルーター側でデフォルトで設定されているかがわからず、ハマる可能性があります。

細か過ぎるとよくわかならないし、簡易過ぎると、使えないという難しい部分ですが、スマートホーム構築という意味では、現時点ではELECOMのルーターはオススメしません

まとめ

今回はスマートホーム向けのルーター選びについては纏めてみました。WiFiルーターってかなり重要ですよね。正直ルーターが繋がらないことほど、現在社会に置けるストレスはやばいですよね。なんせインターネットが全く使えなくなるわけですし。またルーターって不可解な不具合を起こすことが結構多いです。そのためにも実績のあるルーターを選ぶというのも一つの重要な基準の一つですよね。

最後に今回オススメしたルーターを並べておきます。

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