アクションカメラとして有名なInsta360ですが、普段から毎日アウトドでガンガン活動している人はともかく、ほとんどの人が旅行で使ったっきりで、あとはそのままタンスの中で死蔵されているケースが多いのではないでしょうか?
せっかくの本格的なレンズを搭載したカメラなのですから、普段の仕事でも普通にWebカメラとして使えたらもっと便利だと思いませんか?
実はAce Proは最新のファームウェアでは、Webカメラとして使用することが可能です。
今回はそんなAce ProをWebカメラとしての使い方と実際に使い心地などを紹介していきたいと思います。
Webカメラとしての利用方法
先ずはAce ProをWebカメラとして使用する方法ですが、単純にUSBでパソコンに接続して、電源を入れて、Webカメラモードを選択するだけです。
もしこの表示が出ないようであれば、Ace Proのファームウェアを最新版にあげてください。
おそらくver. 1.0.35 以上であれば、今回説明する機能が全て使えるようになっていると思います。
あとはミーティングアプリから使用するカメラとしてAce Proを選択するだけです。
Ace ProをWebカメラとして使用できるミーティングアプリ
以下が公式サイトのFAQで公開している使用できるミーティングアプリ一覧になります。
OS | Zoom | Tencent ミーティング | DingTalk ミーティング | DingTalk ライブ | Feishuミーティング | Microsoft Teams | Lifesize | Skype | PotPlayer | QuickTime Player |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Windows | ○ | ○ | ○ (Edge/Chrome) | ○ | ○ (Edge/Chrome) | ○ (Edge/Chrome) | ○ (Edge/Chrome) | ○ (Edge/Chrome) | ○ | – |
Mac | ○ | ○ | ○ (Safari/Chrome) | ○ | ○ (Safari/Chrome) | ○ (Chrome) | ○ (Chrome) | ○ (Safari/Chrome) | – | ○ |
因みに、ここに記載のないMacのFaceTimeでも使用してみましたが、特に問題なく使用できたので、単純にパソコンからAce Proを外部カメラとして認識することができていれば、問題なく使えそうです。
ファイス・スマートロックという自動追尾機能
そして少しユニークな機能としては、フェイス・スマートロックという機能になります。
この機能は、いわゆるiPhone/iPadで標準的にサポートしている自動追尾機能になります。
この機能を使うと、常に顔がカメラの中央になるようにカメラが自動的にズームインアウトすることになります。
ただあくまでも補助的な機能になるので、カメラを顔の撮影角度や距離によってはうまくいかない場合があるので注意してください。
解像度は4K…には思えない|1080P/30fpsで使用可能
以下は、Ace Proを使って、FaceTimeでコアラのぬいぐるみを撮影した画像です。
正直これが4K?という感じがあるのは否めません。
照明が足りないや、ピントがあっていないなど、色々問題はあると思いますが、とはいえAce Proのライカレンズを搭載しているとは思えないぐらい、ちょっと微妙な画質です。
おそらく1080P (FHD)ぐらいじゃないかな?
その後、公式サイトが更新されて、対応する画質が1080P/30fpsであることがわかりました。
ただ因みにWebカメラモードではなく、通常の撮影モード(4K)で撮影したぬいぐるみが以下になります。
この映像の場合は、そもそもピントが合っておらず、ちょっと微妙な感じです。
やはりアクションカメラになるので、ある程度の距離に離れたところから撮影した方がよりAce Proの実力が発揮できそうな感じでした。
とはいえ、アクションカメラ全般的に広角レンズになっているので、Webカメラとして使用する場合には少々画角が取れすぎる(家の中が見えすぎる)懸念もあります。
やはりWebカメラとして本格的に使用したいのであれば、Ace Proではなく、Insta360 Linkを使う方が良さそうですね。
因みにGoProの場合には、Webカメラ用のソフトがあるらしく、ソフト上で解像度を選択することが可能です。
ただし、GoProの場合においても、最大5.3Kの映像が撮れるにも関わらず、Webカメラとしての最大解像度は1080P(FHD)とかなり低めです。
要は、アクションカメラとしては5.3Kで記録できるけど、5.3Kでストリーミング撮影できるというわけではないということなんでしょうね。
まとめ
全体的に、「Webカメラとしても使える」だけで、Webカメラとして最適なデバイスではないことはよく理解しておく必要があります。
解像度もそうですが、Webカメラとして使うには解像度も低いですし、Webカメラに特化しているわけでもないので、正直ちょっとイマイチかなと。
ただとはいえ、冒頭にも書きましたが、タンスに死蔵させるのはもったなさ過ぎるカメラであることは間違いがないので、そういう意味では普段はWebカメラとして使用して、お出かけ時にはアクションカメラにもなるぐらいに思っていた方が満足度が高い使い方ができると思います。
それでは、みなさんぜひ参考にしてみてください。
コメント
コメント一覧 (2件)
はじめましてこんにちは
アクションカムのウェブカムモードについて検索していてこのサイトを見つけました。
GoProのウェブカムモードでは、手ぶれ補正が効かなくなるのですが、Insta360ではどのような挙動をするのでしょうか?
もし、手ぶれ補正が効くなら高い買い物ですが、購入も検討しようかなと考えています。
よろしければ教えていただけないでしょうか
こちらのコメントの元に試してみましたが、手ぶれ補正は入っていないようです。
試しにカメラを揺らしてみましたが、映像も同じようにブレました。
ただフェイススマートロックモードを有効化すると、多少手ぶれ補正が入るような感じになります。
基本的にウェブカムモードの場合は、固定で使う場合が多いのかなと思うので、そういう意味で手ブレ補正が
入っていないのかと思いました。