みなさん、書画カメラって知ってますか?
最近では、会社の研修や教育では、集合ではなくリモート開催が当たり前になってきたと思います。
集合研修だったら、ホワイトボードを使って構成図やプロセス、フローなどをその場で、説明したりしますが、リモートの場合、少し悩みますよね。
そんな時、書画カメラがあると、デスクの上からの視覚で、俯瞰撮影ができ、リアルタイムに、手元の資料や紙に図を書きながら説明ができます。
また、昔、学校の授業であったOHP(Over Head Projector)のように、実際の紙媒体や実物モデルを投影できるので、プレゼンやリモート授業の実験などでも活用されています。
今回のJVU250 書画カメラ機能搭載 フルHD Webカメラは、通常はリモート会議用のWebカメラとして使え、さらに書画カメラの機能も搭載したユニークな製品です。
それでは、さっそくレビューしていきます。
j5create社とは
j5createは、ユニークでデザイン性の高いPC周辺機器を豊富に展開する台湾の企業です。USB周辺機器を中心として、マルチハブ、充電器、Webカメラなど、多種多様な製品を、グローバルに展開しています。
使いやすい形に変形
まずは、開封~外観を確認していきます。
同梱物は、以下となってます。
- JVU250本体
- クイックインストールガイド
- 保証カード
赤いボタンが、オートフォーカスとマニュアルフォーカスを切り替えるボタンになっています。マイクも装備されています。また、USB-AとCを切り替えられるのもいいですね。
使わないときは、マグネット式のシャッターでピタッと閉じておけます。私は普段からレンズが自分の方を向いてると、なんとなく少し落ち着かないことがあるので、この機能はうれしいです。
可変式クリップが、ロボットのおもちゃみたいに色々な形に動きます。
この機能で、自立して、撮影することも可能です。どことなく面白い姿ですよね。
また、背面にカメラ用の三脚穴がついているので、手持ちの三脚などに取り付けることもできます。
モニタの上に取り付けるときは、可変クリップの引っ掛かりにつけて、乗せる感じ。
撮影中はオートフォーカスであれば、緑、マニュアルフォーカスであれば、オレンジのランプが光るのでわかりやすいです。
スペックは下記のようになっています。
JUV250の製品仕様 | |
---|---|
受像素子 | 1/2.9インチ CMOS センサー |
フォーカス方式 | オートフォーカス / マニュアルフォーカス |
LED表示 | オートフォーカス(AF):グリーン マニュアルフォーカス(MF):オレンジ |
有効画素数 | 1920(H) × 1080(V)、2百万画素 |
フレームレート | 1080p/ 720p/ 640p / 480p / 360p @ 30FPS |
画角 | 対角83.3度 / 水平75.4度 |
マイク搭載 | 全指向性マイクx1 |
圧縮方式 | H.264, MJPEG, YUV |
固定方法 | 可変式ユニバーサルクリップ |
プライバシー | マグネット式プライバシーシャッター |
操作ボタン/ノブ | ・押す:AFとMFモードに切替 ・3秒長押し:映像を180度回転 ・ノブ:MFモードで回してフォーカスを調整 |
JVU250 Webカメラの良いところ
次に、JVU250を実際にWebカメラや書画カメラとして使ってみて、良かったポイントをみていきます。
Webカメラ⇒書画カメラに簡単に切り替え
ノートPCに接続するだけでプラグアンドプレイで使用できるため、特別なソフトのインストールは必要ありません。
今回はzoom会議の想定ですが、以下の画面でカメラをJVU250のカメラに変更します。
これだけの設定で、Webカメラとして使用することができました。
次に書画カメラとして使用するため、JVU250 Webカメラの向きを下に向けてみます。
あれ、映りましたが、「DIGILINE」と書かれたメモが上下逆になってしまっています。。
ちなみに下に映るモニタが曲がっているのはWebカメラのせいではなく、曲面モニタなだけです。
そんな時は説明書にある通り、赤いボタンを3秒押して、上下を反転させます。
んー上下は変わったんですが、まだ左右がおかしいですね。
実はこれはZoomの仕様によるもので、この状態でも自分以外の相手にはちゃんと文字が読める状態で表示されているんです。
気になる場合は、以下の画面でマイビデオをミラーリングというところをオフにする(チェックを外す)と、自分の画面でもちゃんと読めるようになります。
今度は手元のメモがしっかりと映りました。ちなみにチェックをつけても消しても他の人への見え方は変わりません。
また、マニュアルフォーカスモードにすると、ダイアルを回すことで、ピントを合わせたり、ぼかしたりできます。
透明な被写体や超近距離などオートフォーカスが対応できない場合はマニュアルフォーカスに切り替えて手動でピントを調整することもできます。
ただ、通常はオートフォーカスモードだけで事足りそうですね。
リモート会議中にちょっと絵をかいて、説明する分にはこんな感じでよさそうですね。
デスクの上で書画カメラメインで使う
会議中に少し説明するだけなら、上の方法でよさそうですが、もっとじっくり1時間とか説明する場合には、モニタの上から、さっと外して、デスクの上で使うのもありです。
こんな感じでデスクの上で自立させて、使ってみます。
zoomでこんな感じで表示できます。これだと文字がもっと繊細にクリアに表示されるので、見やすいですね。
このままの状態で、カメラの向きを切り替えて、自分の顔に向けることもできるので、臨機応援に対応できます。
JVU250 Webカメラの気になるところ
ここではJVU250 Webカメラの気になるところを上げておこうと思います。
有線での接続
Webカメラの製品は最近では、結構Wi-FiやBluetoothなどで無線で接続できる製品が出てきていますが、残念ながら、JVU250は有線接続になります。
もし、無線だったらGoPro的な使い方もできてしまうかも。。と思ったりしたのですが。
ただ、無線の場合バッテリや、無線接続モジュールを搭載する必要があるので、きっと本体が重くなってしまうのかもしれません。そうなると、今のJVU250のように、手軽に書画カメラに切替というメリットがなくなってしまうので、これは仕方ないですね。
まとめ|
今回はJVU250 Webカメラをレビューしてきました。良かったポイントと気になった部分をまとめるとこのようになります。
- 使いやすい形に変形
- Webカメラ⇒書画カメラにすぐに切替できる
- デスクの上で書画カメラメインで使える
- 有線での接続
今では、ほとんどのPCやタブレットに高解像度のカメラがついているので、最近では、Webカメラって使うこと少ないですが、書画カメラについては、すごく面白いところに目を付けたな、j5createさん、という感じでした。
仕事柄、システム構成図とかを絵にかいて説明することが多いのですが、リモート会議中にさっと、書画カメラにして手書きで説明ができるのは、かなり便利でスマートですね。
在宅ワークのコミュニケーション手段も増えて、仕事の効率も上がるのではないでしょうか。
それでは、皆さん是非参考にしてみてください。
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