今回はクロネコヤマトから提供されている月額200円から加入できる「スマホもしも保険」について書いていきたいと思います。
スマホもしも保険はSNSなんかでも結構評判が良かったのですが、個人的によく理解できてない部分もあったので今回がっつりと確認してみましたので、詳しく解説していきます。
結論から最初に書いておくと「修理見積りから保険請求まで全部やってくれるスマホ保険」と言った感じです!
それでは初めていきましょう。
クロネコヤマトのスマホもしも保険のポイント
それでは先ずはスマホもしも保険の保障内容について、ポイントを確認して行きましょう。
月額200円から加入できるお手頃保険
スマホもしも保険で提供している保険のプランは以下の2種類になります。
特徴なのは、やはり月200円で加入できる少額のスマホ保険になります。
AppleCare+が月額700円近くすることと比較すると1/3以上安くなっていることがわかりますね。ちなみにスタンダードプランとライトプランの違いは、保障範囲の違いになります。
この金額であればとりあえず社用スマホに一括して保険をつけたり、子供のスマホに念のため保険をつけておくなんてこともできそうです。
引受会社はMysurance
このプランを見て、なんとなく見たことあるなと思った方は勘が良いですね。
スマホもしも保険は、実はMysurance(マイシュランス)が提供するスマホ保険と同じものになります。要はMysuranceのOEM版のサービスになりますね。
おそらくになりますが、この商品はMysuranceの保険代理店として、クロネコヤマトが登録されているものなので、保険商品自体は実質的にMysuranceと同じにものになります。
https://simple-was-best.com/mobile-insurance-descriptions/#Mysurance
修理から保険修理まで一括して任せられる
それではMysuranceを直接契約した方がいいんじゃないかと思うかもしれませんが、実は利用者のメリットとしては、Mysuranceよりもクロネコのスマホもしも保険の方が便利なんです。
Mysurance保険の場合は、基本的には修理金額を保障してくれる保険商品になるので、修理の見積もり取得や修理自体の手配などは全て自分でする必要があります。
修理してくれるお店を探すのも面倒ですし、見積書を取るためだけに故障端末を送ったり持っていったりするのもかなり面倒です。
スマホもしも保険の場合は、故障した場合にはクロネコヤマトに取りに来てもらったり、コンビニで発送するだけで、後の”修理”から”保険請求”まで全てクロネコヤマトが行ってくれ、さらにそれらの作業に関わる保険料の増額はありません。
そのため、Mysurance保険に入るぐらいなのであれば、スマホもしも保険に入った方がお得と言えます。
※ちなみにもちろん自分で修理業者に修理をお願いすることも可能です。
スマホもしも保険の気になるところ
それではここからはスマホもしも保険の気になるところをいくつかピックアップしていきましょう。
ライトプランの補償内容は限定的
月額200円で契約できるというのが売りのスマホもしも保険になりますが、200円で契約できるのはあくまでもライトプランになります。
ライトプランは、補償内容も「破損・汚損」のみになっており、例えばお風呂やトイレ、もしくは河や海に落として故障してしまうような水濡れは対象外になっていますし、盗難や紛失も保障されません。
ただ盗難・紛失に関して言えば、旅行中であればクレジットカードの保障でカバーできたりすることもできるでしょうからそこは割り切り次第かなと思います。
あと気になるのは、保険金額の上限が50,000円になっていることですね。
今の最新スマホの修理金額は年々上がっているので、修理だけでも50,000円以上かかることが普通になっています。
(AppleCare+保証対象外) | その他の修理 | 画面の修理 | バッテリー交換料金 |
---|---|---|---|
iPhone 16 Pro Max | 123,800 円 | 56,800 円 | 19,400 円 |
iPhone 16 Pro | 105,800 円 | 50,800 円 | 19,400 円 |
iPhone 16 Plus | 96,800 円 | 50,800 円 | 19,400 円 |
iPhone 16 | 87,800 円 | 42,800 円 | 19,400 円 |
iPhone 15 Pro Max | 114,800 円 | 56,800 円 | 15,800 円 |
iPhone 15 Pro | 105,800 円 | 50,800 円 | 15,800 円 |
iPhone 15 Plus | 96,800 円 | 50,800 円 | 15,800 円 |
iPhone 15 | 87,800 円 | 42,800 円 | 15,800 円 |
iPhone 14 Pro Max | 107,800 円 | 56,800 円 | 15,800 円 |
iPhone 14 Pro | 99,800 円 | 50,800 円 | 15,800 円 |
iPhone 14 Plus | 92,400 円 | 50,800 円 | 15,800 円 |
iPhone 14 | 83,800 円 | 42,800 円 | 15,800 円 |
iPhone SE (第3世代) | 44,000 円 | 19,400 円 | 11,200 円 |
ライトプランは格安SIMプランのみが対象
そしてライトプランで契約できる回線は何故かMVNOなどの格安スマホに限定されており、ドコモ・au・ソフトバンクなどのMNO回線を契約している端末は加入することができません。
正直なんでハード端末に関わることに、通信回線の種類が関係あるのか、個人的には全く理解できないのですが、何か裏でそういった取引があるのでしょうかね。
ちなみにMysurance保険の場合は、スタンダードプランであっても格安SIMプラン限定だったはずですが、スマホもしも保険の場合はライトプランのみが格安SIM限定になっているように見えます。
※最新プランの場合は契約制約が異なる場合があります。
保険金支払い上限(ライト10万円/スタンダード20万円)で契約満了
最後にちょっと微妙だなと思うのが、契約期間中に保険金の支払い上限に達すると、自動的に契約満了するという高飛車な契約項目が含まれています。
ライトであれば、上限10万円になりますので、1年間に2回iPhoneなどの高価な端末を壊してしまうと、それだけで10万円以上になりますから、そこで契約満了となり、契約更新することができなくなります。
そもそもそんな短期間に何度も壊す方がおかしいようにも思えますが、万が一という意味では契約できなくなるリスクがありますね。
他社のスマホ保険との比較
ここではスマホもしも保険と他社で提供されている保険を比較してみます。
スマホもしも保険とモバイル保険
先ずは月700円で3台まで同時に保障してくれるモバイル保険との比較になります。
種別 | モバイル保険 | スマホもしも保険 (スタンダード) | スマホもしも保険 (ライト) |
---|---|---|---|
月額費 | 700円 | 470円 | 200円 |
補償端末数 | 3台 | 1台 | 1台 |
故障 | ○ | ○ | ○ |
画面割れ | ○ | ○ | ○ |
水没 | ○ | ○ | × |
盗難 | ○ | ○ | × |
紛失 | × | ○ | × |
バッテリー交換 | × | × | × |
補償金額 | 年間最大10万円まで補償 【修理可能の場合】 主端末 最大100,000円 副端末(2台の合計) 最大30,000円 【修理不能/盗難の場合】 主端末 最大25,000円 副端末(2台の合計) 最大7,500円 | 一事故あたり最大10万円 (通算最大20万円まで) | 一事故あたり最大5万円 (通算最大10万円まで) |
自己負担額 | 0円 | 3,000円 | 3,000円 |
中古端末での加入 | × | ○ | ○ |
キャリア指定 | 制限なし | 制限なし | 格安スマホ/格安SIM専用※1 |
モバイル保険の場合は、月700円と高額にも感じますが、補償端末数が同時3台※2になるので1台に直せば実施的には1台当たり230円弱となっており、さらには事故時の自己負担(免責)も0円になっています。
スマホもしも保険のライトプランと比較すると、正に一長一短といった感じですが、補償金額が主端末と副端末で異なることが、少し特徴的になっているので、家族スマホならモバイル保険、社用スマホに使うならスマホもしも保険なんて使い分けができるかもしれませんね。
※2 主端末と副端末で補償金額が異なるので注意
スマホもしも保険とセゾン携行品保険
次は当サイトでも度々オススメしているセゾンカードの携行品保険との比較になります。
種別 | セゾン保険 | スマホもしも保険 (スタンダード) | スマホもしも保険 (ライト) |
---|---|---|---|
月額費 | 300円 | 470円 | 200円 |
補償端末数 | ー (携行品全て) | 1台 | 1台 |
故障 | ○ | ○ | ○ |
画面割れ | ○ | ○ | ○ |
水没 | ○ | ○ | × |
盗難 | ○ | ○ | × |
紛失 | × | ○ | × |
バッテリー交換 | × | × | × |
補償金額 | 1事故当たり10万円 | 一事故あたり最大10万円 (通算最大20万円まで) | 一事故あたり最大5万円 (通算最大10万円まで) |
自己負担額 | 1,000円 | 3,000円 | 3,000円 |
中古端末での加入 | ー | ○ | ○ |
キャリア指定 | ー | 制限なし | 格安スマホ/格安SIM専用※ |
セゾンカードの場合は、そもそも携行品保険と呼ばれる保険になっており、純粋にはスマホ専用保険ではないのですが、補償範囲の中にスマホも含まれているので、考え方によってはめちゃくちゃお得なスマホ保険と言えます。
ライトプランと比較すると、月額費こそ少々セゾンの保険の方が高くなっていますが、補償端末数が限定されないことや、補償範囲の広さ、補償金額の限度額、いずれをみたとしてもセゾン保険の方がお得のように見えます。
一方で、クロネコのスマホもしも保険の「修理見積りから保険請求まで一括してお任せ」なんていうサービスはないので、少々お金が掛かってもサポートの充実を重要視するのであればスマホもしも保険も良いと思います。
スマホもしも保険のみんなの口コミと評判
まとめ
如何でしたでしょうか?
今回はクロネコヤマトのスマホもしも保険について解説していきました。
個人的にはMysurance保険とほぼ一緒なので、解説する必要もないと思っていたのですが、今回しっかりとサービス内容を確認したところ、「修理見積りから保険請求まで一括してお任せできるスマホ保険」というメリットがあったわけですね。
個人だとそこまでメリットを感じない人も多いかもしれませんが、業務用のスマホに管理されている方にとっては余計なIT業務を削減できるという利点が一番大きかったりするわけですね。
それではみなさんぜひ参考にしてみてください。
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