みなさんは、Magsafeに対応したモバイルバッテリー使っていますでしょうか?
iPhoneの充電がなくなりそうなときに、ケーブルを持ち歩かずに充電でき、その上、磁石でピタッとiPhoneの背面に張り付いてくれるので、とても便利ですよね。私も数年前から使っていますが、家でも使うことが多く、利用機会がかなり多いです。
今ではANKERさんやApple純正のものなど、色々なタイプのMagsfe対応のモバイルバッテリが発売されています。
さて、今回のMagsafeモバイルバッテリは、なんとあのMOFTさんが手がけたモバイルバッテリということで、私も興味津々です。MOFTといえば、超薄型でデザインも美しい、ノートPCやタブレットのスタンド、スマフォの背面につけるSnap-onスタンド&ウォレットが有名です。
特にスマフォの裏にMagsafeでつけられるSnap-onスタンド&ウォレットは見たことあるよ、という人も多いと思います。
早速レビューしていきたいと思います。
外観
まずは、開封~外観を確認していきます。
同梱物はSnap バッテリーパック×1、Snap-on スマホスタンド×1、Type-Cケーブル×1、説明書になります。
外観はヴィーガンレザーになっています。ヴィーガンレザーって何?って思ったのですが、要するにヴィーガン=動物性の皮を使っていない、サステナブルでエシカルな素材という事だそうです。SDGsですね。
触った感触は、手になじむスベスベとした触り心地で、柔らかく確かに皮のような感触です。このMOFTのロゴはすごくしゃれた感じに見えます。
カラーはウィステリア(薄い紫)、ブラック、ブルー、ブラウンの4色展開です。私はiPhoneのケースが黒なので、ブラックを選びました。
ですが、ウィステリアの色、とてもいいですよね。もし、iPhoneがパープルだったら、私はウィステリアもいいなーと思います。またモバイルバッテリとしては、これまでにない色味なのでとてもおしゃれだなーと思いました。Ankerさんでも最近パープルなどの色の機種を出していますが、正直この色の方が断然好みです。
こういうところ、さすがMOFTさんだな、と思います。いっそiPhoneごとアップデートしたくなってしまいます。
ちなみに、すでに発売されているSnap-onスタンドの方は13色もカラバリがあって、どれもとても趣味の良い色味が揃っています。いつも持ち歩いていて、周りの人の目に触れることも多いiPhoneと、そのアクセサリはもはやファッションの一部と言えると思います。
MOFT Snap-On スマホスタンド-Magsafe対応
- ウィステリア
- メイプルオレンジ
- スプラウトグリーン
- ヴィクトリアブルー
- ウィンディブルー
- クラシックヌード
- サンセットオレンジ
- ハローイエロー
- ディープブルー
- ナイトブラック
- シエナブラウン
- アッシュグレー
- パープル
今のMOFT Snap-onスタンド、長く使って気に入っているけど、汚れてきちゃったな、、、という方はこの機会に新色のウィステリアで、Snap スタンドパワーセットにしてみるのも面白いかもしれません。
さて、本体の外観に戻りますが、左側に電源ボタンがあり、押すと、充電の残容量をLEDが光って教えてくれます。25%ごとに一つのLEDが光るので、今は、25%~50%の残量だということがわかります
また、付属のUSB-Cケーブルは7ピンタイプのマグネットタイプとなっています。
スペックは下記の通りとなっています。
Snapバッテリーパック | スペック |
---|---|
容量 | 3400mah |
入力 | USB-C 5v/2a |
出力 | USB-C 5v/2a |
ワイヤレス充電 | 7.5w / 5w |
サイズ | 98.6 x 65.8 x 12.3mm |
重量 | 120g |
対応機種 | iPhone12/13/14シリーズ全機種 |
Snap-on スマホスタンド&ウォレット | スペック |
---|---|
サイズ | 95.5 x 64.5 x 6mm |
重量 | 42.5g |
内蔵マグネット個数 | 16個 |
実際に使ってみる
Magsafe充電、iPhoneとの相性
私のiPhone mini12に貼り付けてみたいと思います。磁石の強度はかなり強いです。簡単に外れることはなさそうです。上部がカメラに干渉してしまうこともなく、下の部分がはみ出るということもありません。
問題なく、Magsafe充電できています。
Ankerから出ている、スタンドが付いたモデルとポップソケッツのモデルの622が出ていますが、mini系のiPhoneだと下にはみ出してしまうのです。使用には問題ないのですが、見た目があまりよくないですよね。
MOFTのSnapバッテリーパックはiPhone miniシリーズ でカバーをつけたサイズの大きさに「ぴったり」に計算してこの大きさになっているのだと思います。横も縦もぴったりです。
ちなみに裸のiPhoneの場合だと、すこーしだけはみ出ますが、もちろん充電に支障はないですし、見た目もこれなら問題なさそうです。
パススルー充電
Snapバッテリーパックはパススルー充電に対応しているので、バッテリを電源につないで充電したまま、MagsafeでiPhoneを充電することができます。iPhoneの充電を優先しながら、バッテリも充電できます。
ケーブル出力充電
また、USB-Cのポートから通常のモバイルバッテリのように給電することもできます。
Snap-onスマフォスタンドとの併用
他のMagsafeモバイルバッテリーにはこれまでなかった機能は、SnapバッテリーパックにSnap-onスマホスタンドを貼り付けることができます。モバイルバッテリの背面に吸着できるようになっています。
これによって、スマフォを充電しながら、これまでのSnap-onスマホスタンドの機能そのままに、縦横にスタンドさせたり、Magsafeフロートモードで浮かせて動画をみたり、といったことが可能になっています。
もちろん、クレジットカードなどのカードを入れておくことも可能です。
ANKERとの比較
ここでは、手元にあるANKERのPowerCore Magnetic 5000と比較してみたいと思います。
写真で比較
側面でみると、Anker PowerCore Magnetic 5000 より、約4mm薄いです。縦横のサイズでは、若干Anker PowerCore Magnetic 5000より大きいですが、iPhone miniにもぴったりはまる大きさなので、問題ないと思います。
ロゴマークはANKERのほうが目立っていますね。見た目にこだわる方は左のMOFTの方がシックだと思います。
比較まとめ
ここでは、先行販売されている、とApple Magsafeバッテリーも含めてANKER PowerCore Magnetic 5000、3製品の比較をしてみたいと思います。
デザイン
デザインでは、好みももちろんあると思いますが、AppleのMagsafeバッテリに関しては、Appleらしくない凡庸なデザインだと言う声もあります。MOFTのヴィーガンレザーに覆われたモバイルバッテリはやはり上品でこだわりを感じる部分があり、MOFTに軍配が上がると思います。ANKER製品も悪くはないですが、機能重視かな、と思います。あと、黒以外の色は、ちょっと中途半端かな、と感じます。
機能性
AppleのMagsafeバッテリは唯一、軽量でサイズも小さい事が優位点かな、と思うのですが、その分充電容量も小さく、この点が機能性の点数を下げています。MOFT Snap onスタンドパワーセットは充電容量もまぁ、繋ぎとしては十分かなと。機能もAnkerと変わらないか上回っていると思います。
コスパ
価格はSnap-onスタンド単体だと約4,280円なので、MOFT モバイルバッテリは約5,590円相当だと考えると、決して高くはないのかな、と思います。ちなみにモバイルバッテリ単品で買うこともできるのですが、その場合は約6,490円となってしまいます。しかしながらやはり7.5W出力対応のモバイルバッテリでは、結構お得に感じます。
製品名 | ANKER PowerCore Magnetic 5000 | Apple Magsafeバッテリー | MOFT Snap onスタンドパワーセット |
---|---|---|---|
製品イメージ | |||
デザイン | △ | 〇 | ◎ |
機能性 | 〇 | △ | 〇 |
コスパ | 〇 | × | 〇 |
カラー | ブラック、ホワイト、パープル、ミントグリーン、ネイビー | ホワイト | ウィステリア、ブラック、ブルー、ブラウン |
サイズ | 9.3 x 6.2 x 1.6cm | 9.6 x 6.4 x 1.1cm | 9.86 x 6.58 x 1.23cm* (9.55 x 6.45 x 0.6cm) |
重量 | 約132g | 約115g | 120g* (42.5g) |
容量 | 5,000mAh | 約1,460mAh | 3400mAh |
出力 | 5W | 7.5W | 7.5W / 5W |
ケーブル充電 | 〇 | × | 〇 |
パススルー | 〇 | 〇 | 〇 |
価格 | Amazon | Amazon | 公式 |
MOFT Snap スタンドパワーセットの気になるところ
ここではMOFT Snapスタンドパワーセットを使ってみて気になった部分を解説していきます。
iPhoneをフル充電するには容量不足
手持ちのANKER PowerCore Magnetic 5000と充電時間を比較してみたのですが、iPhone 12mini (2,227mAh)を 0%からワイヤレスで充電してみたいと思います。
最初の充電の速さでは、MOFTバッテリーパックのほうが早いですが、2時間5分ほどでバッテリーパック側の充電が尽きてしまい、フル充電までは行きませんでした。
経過時間 | ANKER PowerCore Magnetic 5000 | MOFT バッテリーパック |
---|---|---|
0分 | 0% | 0% |
10分 | 15% | 20% |
20分 | 23% | 29% |
30分 | 30% | 37% |
1時間 | 51% | 59% |
1時間30分 | 69% | 73% |
2時間 | 86% | 84% |
2時間30分 | 97% | – |
2時間50分 | 100% | – |
因みにMOFTのバッテリーパックが、3400mAhということになっていますが、一般的にワイヤレス充電に関しては伝送の過程で20~30%の電力を失われると言われています。
仮に3400mAhが理想的にフル充電だったとしても、最大3400mAh x 70%(ロスは30%と仮定)とした場合でも、2,380mAhになるわけですから、iPhone 12 mini (2,227mAh)がギリギリフル充電できるぐらいのレベルと考えられます。
とはいえ、今回iPhoneケースを挟んでおり+自然放電している可能性を考えると、順当な結果とも言えるかもしれませんね。
ここは少し気になるところですが、使い方次第かなと思います。
まとめ|
今回はMOFT Snap onスタンドパワーセットをレビューしてきました。良かったポイントと気になった部分をまとめるとこのようになります。
- デザイン性ではこれまでで一番
- バランスの取れた、十分な機能
- 充電しながらSnap-onスマフォスタンドも使える
- フル充電までは電力容量が足りない
Anker製品のデザインも悪くはないと思うのですが、今回MOFTの機器を触ってみると、断然デザインが良くて、ずっと使っていたくなる感じでした。
それでは、皆さん是非参考にしてみてください。
コメント