2023年も残すところ1か月ですが、年末ということで月々掛かっている固定費としてサブスクリプションサービスの見直しを考えている方も多いかもしれません。
中でも音楽のサブスクリプションサービスを使っている人は多いと思いますが、実は聴いている曲はほとんどいつも同じで、あんまり新しい曲は聞かないなぁ、という人いませんか？
また、複数のMusicプレーヤーを使っていて、DRM保護されたApple Musicの曲も他のプレーヤーで聴きたい、といった方も多いと思います。
そんなあなたにお勧めしたい、MuConvert Apple Music変換ツールはなんと、Apple Music、オーディオブック、ポッドキャストなどを手軽く高品質なMP3、M4A、AACなどに変換できる信頼性の高いソフトです。
このソフトがあれば、音楽はダウンロードできるので、サブスクリプションサービスの契約は一旦、解約することができるかもしれません。
3分以内の楽曲であれば、無料で変換することもできます。
Apple Musicのサブスクって？
Apple musicのサブスクリプションサービスとは、月約1,000円払うことで、1億曲以上の曲が聴き放題ができます。
- 学生 ¥580/月
- 個人 ¥1,080/月
- ファミリー ¥1,680/月
iPhoneなどのAppleデバイスを購入すると、3ヶ月〜6ヶ月無料のサービスが付いてくるので、利用したことのある方も多いかもしれません。
ただし、、このApple Musicの音楽ファイルには、DRMという著作権保護のための技術が設定されています。
そのため、Apple Music を解約すると、Apple music の楽曲にアクセスすることはできなくなります。
ダウンロードした曲も聴けなくなり、iCloud ライブラリから消えてしまいます。
また、このDRM保護のためにApple musicで購入した曲であってもApple music以外のプレーヤーでは聴く事ができないのです。
MuConvert Apple Music変換でできること
MuConvert Apple Music変換の機能について、いくつかピックアップしていきたいと思います。
お気に入りのApple Musicを全て変換
まずは、基本的な機能ですが、先ほども記載しましたが、Apple musicの音楽ファイルはこのDRM保護がかかっているm4pというファイル形式になっていますが、今回のMucConvert Apple Music変換では、DRM保護のかかっていないMP3、M4A、AACなどに変換できます。
変換すれば、好きなプレーヤーで好きな時に聴くことができるということです。つまり、Apple Musicを解約しても、変換した曲は聴き放題ってことですね！
元の音質を維持、10x以上の高速変換
MuConvert Apple Music変換ソフトは最大320Kbpsの出力品質に対応しているため、変換されたApple Musicを劣化せずに元の高音質のままに維持できます。
私も聞いてみましたが、まったく音質は変わらないのではないか、という感想です。
また、最大で10倍速以上に変換できるとのことで、変換の為に膨大な時間が掛かるということもなさそうです。
実際の MuConvert Apple Musicで変換手順
それでは、MuConvert Apple Musicを使って、実際に変換してみたいと思います。
インストールするPCは下記のバージョンに対応しています。32bit版のWindowsには対応していないので、注意が必要です。
- Windows: Windows 7 以降の64bit版が必要
- Mac: Mac OS X 10.12以上
インストールが完了すると、ライセンス認証を求められるので、購入の際に指定したメールアドレスとライセンスコードを入力します。
ちなみにここで「Continue Trial」を選択すれば、29日間に限り、3分以内の楽曲を変換することができます。
アクティベイトが成功すると、ポップアップが表示されます。
Web版のApple Music画面が表示されますが、デフォルトでは、英語版になっているので、画面下の「Japan」を選択して、「Continue]を選択します。
次に右上のサインインからApple Musicサブスクリプションサービスに加入しているApple IDでサインインします。
2ファクタ認証を求められるので、Appleデバイスに送信された6桁のコードを入力します。
これでログインできました。好きな曲を表示したら、右上の赤いマルの＋ボタンを押下します。
これで変換リストに楽曲が追加されました。変換したい曲のチェックボックスを選択して、右下の変換ボタンを押します。
数秒～数分で、変換が完了し、右の変換完了のタブに「2」(変換完了数)という数字が表示されます。
変換完了のタブを選択すると、問題なく変換されたようです。
出力フォルダを表示すると、ちゃんとダウンロードされています。
ID3情報(トラック番号やアルバムタイトルなど)の情報もきちんと入っているので、整理もしやすいですね。
これでApple Musicの音源をMP3ファイルに変換できたので、どのプレーヤーでも再生することができます。
またこのApple Musicから抽出したMP3ファイルをCD/DVDに焼けば、個人用のファイル保管としても利用が可能です。
DRM解除って違法じゃないの？
まずは、この手のストリーミングサービスについて気になるのが、違法性についてです。
公式サイトの見解
Apple musicの音楽ファイルはこのDRM保護がかかっているm4pというファイル形式になっていますが、今回のMucConvert Apple Music変換では、DRM保護のかかっていないMP3、M4A、AACなどに変換できます。
ただし、ダウンロードした曲は、有償で販売したり、友人にあげたりなど、個人での利用の範囲を超えると、これは著作権違反になると記載されています。
MuConvertは仮想サウンドカードを作成して倍速録音することでApple Musicの曲をダウンロードするという仕組みなので、 DRM保護を解除しておらず、DRM違法問題に触れる心配は必要はありません。
著作権について
著作権法では、以下のように私的利用の範囲で複製することが認められています。
（私的使用のための複製）
第三十条 著作権の目的となつている著作物（以下この款において単に「著作物」という。）は、個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること（以下「私的使用」という。）を目的とするときは、次に掲げる場合を除き、その使用する者が複製することができる。
著作権法
ただ一方で、技術的保護手段を回避するような行為に関しては、違法として認識されています。
DRM保護をされているということは、基本的に技術的に保護されている著作物として認識されるので、これのDRM保護を技術的な手段によって解除するという行為自体は違法だと考えられます。
二 技術的保護手段の回避（第二条第一項第二十号に規定する信号の除去若しくは改変その他の該当信号の効果を妨げる行為（記録又は送信の方式の変換に伴う技術的な制約によるものを除く。）を行うこと又は同号に規定する特定の変換を必要とするよう変換された著作物、実演、レコード若しくは放送若しくは有線放送に係る音若しくは影像の復元を行うことにより、当該技術的保護手段によつて防止される行為を可能とし、又は当該技術的保護手段によつて抑止される行為の結果に障害を生じないようにすること（著作権等を有する者の意思に基づいて行われるものを除く。）をいう。第百十三条第七項並びに第百二十条の二第一号及び第二号において同じ。）により可能となり、又はその結果に障害が生じないようになつた複製を、その事実を知りながら行う場合
著作権法
この手のサービスは、ソフト内に仮想的にサウンドカードを作成し、それを擬似的に再生および録音することで、DRM保護を解除することなく、音楽ファイルを作成しているような状態です。
では、この手段が著作権法で言う「技術的保護手段の回避」にあたるのかどうかですが、かなりグレーな部分かなと思っています。
私的な録音であっても、著作権者の利益を損なう行為として特定機器や特定記録媒体のメーカーなどの協力を得て、その価格に補償金を上乗せするということをしているようですが、このメーカーが対象となっているかどうかはわかりません。
AppleMusicの利用規約では？
Apple Musicの利用規約上は、以下のように記載されており、私的利用など関係なく複製/コピーすることが禁止されています。
– コンテンツや本サービスのいかなる部分もスクレイピング、コピー、測定、分析、または監視を行うために、ソフトウェア、デバイス、自動プロセス、または類似もしくは同等の手動プロセスを使用することはできません。
Appleメディアサービス利用規格
つまり利用規約上は完全にNGということですね。
利用は自己責任で
以上まとめると、こんな感じです。
- DRM解除は違法だが、擬似再生録音の手段においては著作権的にグレー
- 補償金を払うスキームをメーカーが行なっているかどうかは不明
- Apple Musicの利用規約はNG
例え、著作権的にグレーだったとしてもApple側からサービス停止のみならず、訴訟リスクの可能性は否定できないため、本ソフトの利用に関しては自己責任とするようにしてください。
また個人利用の範疇を超えた場合、例えば違法サイトへのアップロードや、友人内のファイル共有に関しては完全に著作権法違反とされるため、ご注意ください。
まとめ
今回はMuConvert Apple Music変換を紹介してきました。
MuConvert AppleMusicは、月額 税込1,680円から使うこともできます。
Apple Musicのサブスクを解約して、これまでのお気に入りのプレイリストや楽曲をこの機会に、一つのプレイヤーにまとめたいとか、AppleMusicで購入した楽曲などがあれば、MuConvert AppleMusicで一度、全部ダウンロードしてみる、という方法も良いかもしれません。
CloudBeatsなどのクラウド再生に対応した音楽プレーヤーであれば、再度変換されたMP3ファイルをクラウドに上げておけば、iPhoneなどの領域を取ってしまう心配もありませんしね！
ただ上にも書きましたが、当サイトとして本サービスの利用を推奨しているというものではなく、サービスレビューという形で内容を中立的に確認しています。
利用に関しては、くれぐれも自己責任の判断で行なってください。
