この記事では、楽天モバイルをeSIMで申し込みをし、その後iPhoneでeSIMを登録し、サブ端末として使用する設定方法を解説します。
楽天モバイルの新プランの解説を以前の記事にて行いましたが、早速実際の申し込み方法と、eSIMの設定方法などを詳しく解説してみたいと思います。
楽天モバイルへの申し込み手順
先ずは楽天モバイルの公式ページに向かって、上部の「お申し込み」もしくは中段にある「新規/乗換(MNP)お申し込み」をクリックしましょう。楽天モバイルの場合は、料金プランは1つしかないので、2021年2月時点で申し込む場合には、全てRakuten UNーLIMIT Vプランになります。
因みに2021年4月以降は、Rakuten UN-LIMIT VIに自動的に移行されることになるので、注意してください。UN-LIMIT V→VIに変わることで、いくつかの条件が変わることがあります。
次はオプションを選択する部分になりますが、今回は特に何も追加でオプションは付けません。
そして手持ちのiPhone 11 ProにeSIMとして登録するつもりなので、SIMカードタイプはeSIMにしておきます。
因みにこの時点で、どういうプランになっているかのサマリが表示されるのですが、以下のような感じです。
今は現在は月額980円になってるよ
その後は、申し込みを新規/乗換(MNP)もしくは新規で電話番号を選択するところがありますが、特に電話番号に思い入れはないのですし、そもそもサブ回線なので、どんな電話番号でも構いません。
因みにスマホを一緒に購入するか、プランのみを申し込むが表示されますが、「プランのみ」で申し込みます。
端末は前述の通り、手持ちのiPhone 11 Proを使用します。
プランのみを申し込みの場合は、以下のようなアラームが出ますが、問題ないのでそのまま進みましょう。
あとは約款などの同意事項を進めていけば、申し込み完了です。
その後のeSIMの開通手続きなどは、my楽天モバイルアプリ実施することになります。
因みにウェブサイト上は5分程度で開通するということになっていましたが、正しくは、郵送による住所での本人確認が終了しないと開通することはできません。
通常は申し込み後2−3日で到着するということでしたが、今は楽天モバイルへの申し込みが殺到している関係で、1週間ほどかかりましたが、無事上記のような「eSIM版 START GUIDE」が到着します。
正直こんなマニュアル送付する意味なんてあるのかな?と思ったりもしたんですが、使用するのは実は裏面にあるQRコードだけ。
これをカメラで読み取ることで、my楽天モバイルアプリが起動し、本人確認がされる仕組みになっています。
楽天モバイルのeSIMをiPhoneに設定してみる
ようやくこれで、楽天モバイルの回線が開通したので、さっそく手持ちのiPhoneにeSIMを登録していきましょう。
設定はパソコンを開いてmy楽天モバイルのブラウザ版からやりましょう。
というのもスマホからアクセス使用とすると、以下のようなQRコードが表示されるのですが、スマホでこれを開いてしまうと、QRコードが読み取れません。
パソコンでmy楽天モバイルポータルにいくか、もしくは他のスマホでmy楽天モバイルアプリにログインするようにしましょう。
このQRコードをeSIM対応のスマホでカメラアプリなどで読み取ればeSIMプロファイルがインストールされます。
簡単に手順を紹介しておきます。
最初の設定では、楽天回線に名前を付けましょう。デフォルトでは、「副回線」となっていると思いますが、ちょっと後々わかりづらいので、今回僕の場合は「楽天回線」と名付けました。
その後は、音声電話をどちらの電話番号を使うか、データ通信をどっちの回線で使うか、iMessageやFacetimeでの回線選択がありますが、今回僕の場合はサブ回線を日常利用することはないので、全て主回線にしておきました。
残りはそのまま進めていけば設定は完了です。
因みに主回線と楽天回線の切り替えはあとで「設定」>「モバイル通信」からも設定変更可能なので、ここではあまり悩まず進めていけばOKです。
そして忘れちゃいけない設定があり、「楽天回線」を選択し、「音声通話とデータ」を開いてください。
そして、iOS14であれば、以下のようにLTEにチェックを入れて、VoLTEにも忘れずにチェックを入れてください。これを入れないとau回線にローミングできなくなります。
そしてもう一つAPNも手動で設定してあげる必要があります。
同じように「モバイルデータ通信ネットワーク」を開いて、手動でAPNをrakuten.jpにしてください。(モバイル通信とインターネット共有の両方)
そして最後に忘れてはいけないのが、Rakuten Linkの設定です。
Rakuten Linkを使用した場合のみ、国内通話が無料となりますので、必ず設定しておきましょうね。因みにeSIMプロファイルをインストール後でないとこの設定はできないので注意しましょう。
設定は特にありません。eSIMプロファイルをインストール完了した後にRakuten Linkを開けばそれで設定完了となります。
これで全ての設定は完了となりました。
因みにちゃんと設定が完了していれば、スマホ左上の部分の表示が以下のように2つのアンテナが見えるようになっているはずです。
楽天モバイルの速度の実力は?
折角なので、Speedtestアプリを使って楽天モバイルの速度を試してみたいと思います。
以下がほぼ同時刻で測定してみた結果です。
なんというか、正直最初に楽天モバイルでの速度をみたときには意外とこんなもんで使えなくもないかな?とも思ったんですが、その後ドコモの速度をみると圧倒的ですね。
やはり楽天モバイルはカバレッジも、速度もやはりドコモのような大手メインキャリアに比べるとまだまだと言った印象です。
今回の僕の場合は、あくまでも主回線(ドコモ)を持った状態でのサブ回線なので、なんとも思いませんが、メイン回線で楽天回線を使うという場合には多少回線速度などは我慢が必要になるかもしれませんね。
【体験談】大丈夫か!?楽天モバイル?申し込み準備がパンクして申し込めなくなっている
ここでちょっとだけ、今回楽天モバイルに申し込んでみて、???になった状態を紹介してみます。
【1つ目:my楽天モバイルアプリが開かない】
いきなりこれかとびっくりしましたね。
ちょうど最後の楽天モバイルへの駆け込み申し込みが殺到しているらしく、どこ窓口も混雑で申し込みができない状況が続いているそうです。
そういう状況は知っていたのですが、まさかアプリでもこの状態になるとは、笑ってしまいました。
因みにこの状態は数時間後には解消されました。
【2つ目:問い合わせチャットが何故か英語】
これは勘違いしないで欲しいのは、僕のスマホの言語設定は日本語です。
もちろんアプリの言語設定はデフォルトですし、言語設定もありません。
何故でしょうかね?
実はチャット窓口は英語しかないだったら、びっくりですが、ともかくこんなことにも遭遇してしまいました。
楽天モバイルはやはりトラブル続きだということは聞いていましたが、正直ここまで酷いとは思わなかったですね。今回僕の場合はeSIMで0円回線として使うので、特に文句も言うこともありませんが、やはりこれをメイン回線で使うというと、イライラしてしまうかもしれませんね。
【3つ目:楽天モバイルでiPhoneはテザリングできない?】
またちょっとだけ注意点ですが、今回のやり方で楽天モバイルを手持ちのiPhoneなどにeSIMにして副回線としてテザリングをしようとすると、「インターネット共有」のボタンがなくなることに気付きました。
理由は調べてもはっきりとした回答がどこにも書いてないのですが、現状iPhone eSIMではテザリングをデフォルトでは対応できていません。
理由はいくつかありそうですが、一番簡単な理由としてはそもそも楽天モバイルではiPhone自体が「動作保証対象外」の端末になります。
my楽天モバイルのチャット問合せで、原因を聞いてみてはいるんですが、以下の通り回答されてしまっており、これ以上の追求は難しそうです。
iPhoneにつきましては、楽天回線対応製品外となります。
楽天回線対応製品以外は、当社の動作保証対象外となります。また、ご利用いただける機能であっても、OSやソフトウェアの更新等により、機能のご利用が制限される場合があります。ご利用はお客様ご自身の判断でお願いします。
推測になりますが、テザリング自体は楽天モバイルの指定する端末ではできるということなので、iPhoneとの動作試験をやっていないということなんでしょうね。
しかし自分で設定することで、テザリングができるようになるので、詳しくは以下の記事で解説しています。
https://simple-was-best.com/rakuten-esim-apn/
まとめ
今回は楽天モバイルをサブ回線として、手持ちのiPhoneにeSIMで設定してみました。
結果としては一切初期費用もかかることなく、国内通話無料のサブ回線をGETしてしまいました。RAKUTEN UN-LIMIT VIIから0円回線では無くなってしまったのは残念ですが、それでも980円で国内通話無料回線と考えれば、まだまだ格安サブ回線と考えることもできます!
では、みなさんご参考あれ!
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