以前外出先でのAppleWatch充電用にと、AnkerのPortable Magnetic Charger(ポータブルマグネティックチャージャー)を購入したのですが、当時のレビュー(以下)にも書いている通り、ケーブルレスというお手軽さゆえに隣のポートを潰してしまい、外泊時などに他のガジェットの充電ができないという悩みがあったんですよね。

そこで最近Satechiからちょうど良さそうな充電器がありましたので早速使ってみました。
それでは実際に使ってみて感じた使い勝手などレビューしていきたいと思います。

18cmケーブル長の外出先専用AppleWatch充電器
純正は1m、これはケーブルとしてはかなり短めの18cmです。
確かに、普段使いの机の上などの充電ドック用としてはかなり短いです。
ですので、この商品コンセプトは明確に2台目の充電器需要を狙ったコンセプト商品と考えられます。
Satechiでは、以前レビューしたAnkerと同じようなケーブルレス仕様の充電器も出していますが、この商品はあえてケーブルありの構成としており、「短いケーブルの充電器が欲しい」という声が一定数あったようで、オプションで短い延長ケーブルが出ていました。
今回のものは、「それなら最初から短いケーブルをつけてしまえ」という、ケーブルレス充電器の改良版と考えられますね。

Satechi USB-C マグネット充電ケーブルのポイントは?
ここではSatechi Apple Watch用 USB-C マグネット充電 ケーブルのポイントを解説していきます。
ケーブルの長さが絶妙
なんと言ってもケーブルの長さが絶妙です。
18cmと普段使いには間違いなく短すぎる長さ。

試しに、USB-Cアダプターに差した状態ですが、この長さでは壁からぷらんと垂れ下がってしまいますね。

なので、このように、PCなりiPadのUSB-C端子からの充電だったり、USB-Cハブや机の上のコンセントから、数ポートあるUSB充電用アダプターなどからの充電を想定した場合にピッタリの絶妙の長さということになります。

一部のiPadからの充電が可能
これはUSB-Cの利点なのですが、一部のUSB-C端子モデルのiPadでは、充電だけでなく給電もできる仕様になっていますので、iPadから直接充電することができ、受電用のUSB-Cアダプターを何台も持ち歩かずともiPadだけ受電できていればApple Watchも充電できてしまいます。

マグネットもそこそこ強い
試しにぶらーんとさせてみましたが、全く問題なし。
磁力も問題なしです。

Satechi USB-C マグネット充電ケーブルの気になるポイント
ここではSatechi Apple Watch用 USB-C マグネット充電 ケーブルの気になるポイントをいくつかピックアップしておきます。
Apple Watch Series7での高速充電に非対応
Apple Watch series7は、高速充電機能がついていますが、この充電器は非対応となりますので注意が必要です。
試しにどのくらい違うのか、6割程度の残容量の状態でApple Watch serie7の45mmモデルで充電を始めてみましたが、1時間半ほどで満充電になっていたように思います。
私の使い方では体感でそれほど違いは感じられませんでしたが、例えば、コンプリケーション多めの文字盤でランニングの計測を多用していて、毎日の残容量が3割切るような使い方をされているような方だと、お風呂の間に満充電とはいかないので、ちょっとイライラするかもしれませんので、その点だけ注意です。
若干厚い
若干ですが、本体が厚いです。
ケーブルレスタイプが厚さ1.1cmでしたが、これは2cmです。純正と比べても倍の厚みがあります。
全体としてコンパクトなので気になりませんが。
ケース一体型のバンドなんかをつけている方なんかは、逆にこのくらい厚みがあった方が使いやすいかもしれません。

価格が若干高め
他製品や純正と比較しても若干高めです。
Sateciとしては、ケーブルレス仕様が約4,600円で、仮にこれにオプションの延長ケーブルをつけると+700円の合計5,300円となるので、それよりはこちらの方が安いという値付け感なんだろうかと思います。
質感としては、編み込みのケーブルにアルミの色味や質感も良く裏側にゴムパッドがついており滑り止めが効くようになっているなど、作り込みも丁寧な印象で割と高級感があります。
この金額を高いと見るか、安いと見るかは人それぞれだと思いますが、私的には、十分アリだと思います。
他製品との比較表
外出先で使用する2台目需要とした場合の他製品との比較を行いました。
候補としては、同じくSatechiのケーブルレスモデル、AnkerのPortable Magnetic Chargerと、卓上タイプのもの、それと純正充電器の全5製品での比較となります。
今回の評価の重要ポイントとしては、
- ① 高速充電にはこだわらない
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普段使いというよりは、外泊先で、食事やお風呂の間の時間で次の日使える分(6~7割)充電できていれば良いと割り切る。
- ② 持ち運びしやすい大きさ、重さであること
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言わずもがなですね。
- ③ 他のポートを潰さない形状であること(外泊時に充電することを想定)
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ケーブルレスタイプの欠点ですね。抜き差しは面倒なのでできるだけやりたくないです。
- ④ ケーブルが短い、もしくは巻き取り構造であること
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純正充電器もいいんですが、外泊先の小さめの机の上だとケーブル結構邪魔なんですよね。
結果としては、Satechi Apple Watch用 USB-C マグネット充電 ケーブルが最も適しているという評価になりました。

あくまでもDIGI LINE的なランキングです




まとめ
今回はSatechi Apple Watch用 USB-C マグネット充電 ケーブルをレビューしていきました。
サイズ感がとてもコンパクトで、ケーブル短めということで、外出時の持ち歩きにとてもフィットした商品と言えます。
こんな人はかなりフィットしているのではないでしょうか。


- 旅行や出張が多く、2台目の充電器が欲しい
- 持ち歩くガジェットがそれなりに多く、多ポートのUSBアダプターを使っている。(ケーブルレスだと隣ポートを塞いでしまう)
- それなりに信頼性のある商品が欲しい。(MFi認証品)
- Apple Watch Series7での高速充電に非対応
- 若干厚い
- 価格が若干高め
それでは皆さん、参考にしてみてください。


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