ついに関東も梅雨入りしましたね。
1年の中で最もワタシが嫌いな季節になりました。
基本的に我が家の場合は、年中気温を快適にしたいので、冬は暖房、夏は冷房が付いているのですが、この梅雨の季節というのはとても厄介です。
気温はそこまで高く無いのに、湿度がやたらと高いのでともかく不快なんです。
冷房を一気に下げてしまえば、涼しくはなるのですが、この季節は外気温よりも温度を下げるとなると涼しいというよりもむしろ寒くなってしまうこともあるので、本当に温度調節が難しいです。
そんな時に結構便利なのが、扇風機/送風機(サーキュレータ)になるわけなんですが、扇風機って何故かなかなかスマート化進んでいないIoT家電の1つなんじゃ無いかと個人的には思っています。
進んでいない理由としては2つあって、
- 安全性の問題(遠隔で羽が回るので)
- そもそも安いアナログデバイスが多く新規に買う人がいない
というのがあり、最悪ボットデバイスがあればなんとなくスマート化できてるように見えるんじゃみたいな感じで市場にそもそも選択肢が少ないというのがあります。
実は我が家には以前買ったDysonの羽根の無い扇風機があるのですが、これが唯一のIoT扇風機みたいなものでした。しかしダイソンってめちゃくちゃお高いんです。
各部屋に1個ずつ置くようなものでも無いので、それならアナログ扇風機でいいやと思ってはいたんですが、今回随分と面白いものを見つけてしまいました。
ということで、今回はSwitchBotからスマートサーキュレーターをゲットしましたので、早速レビューしていこうと思います。


SwitchBot スマートサーキュレータの外観
先ずは外観からチェックしていきたいと思います。
箱で届いた感じを見ると、結構な大きさだと感じたのですが、箱から出して設置してみるとそこまでじゃ無いかなという感じです。

外観は高さがないので、送風機/サーキュレーターって感じになりますね。
ただ見た目は個人的にはスタイリッシュな感じがしていて結構好きです。

サイズ感ですが、350 x 320 x 320 mm になるのですが、絶妙に少し大きいって印象を受けますね。
ただあまりにも小さすぎると結局風量が出ない、音がうるさくなりがちなので、これぐらいのサイズがちょうど良いんでしょうね。

稼働範囲ですが、水平方向に90度、垂直方向に90度動かすことができます。

裏面はこんな感じになります。

同封品で、赤外線で操作ができる物理リモコンが付いています。

ただこのリモコンはちょっと微妙ですね。
見た目という質感という、少し安っぽい感じがします。

最近のSwitchBotではらしからぬデザインのような気がしていますね。
ボタンは全て丸みを帯びたゴム製で、少しダサいかなという印象です。
とはいえ、SwitchBotデバイスの操作は基本スマホで行いますし、さらにはオートメーション設定でほぼ自動化させるつもりなので、実際のところをこれを使うことはあまりなのかもしれません。

電源ですが、一番下の底面部分にACケーブルもしくはUSB-Cケーブルを差し込むことで、給電させることができます。
因みにAC電源でもUSB-Cでもどちらでも給電が可能です。そもそも何で2つあるのかは、謎ですね。
おそらくですが、SwitchBot サーキュレーターというのはSwitchBotがかなり初期の頃に発売したものがあるのですが、そのデザインや機能をベースに今回作り直しているんじゃないかと思っており、そのためデザインに古さが残っていたり、何故か基盤にAC電源とUSB-Cの両方が使えるみたいになっているんじゃないかと思いました。
以下で早速使ってみました。
一旦扇風機としては普通に使えますね。
因みに一応対応する部屋の広さとしては30畳ということなので、かなりパワフルに使えそうですね。
SwitchBot スマートサーキュレータの特徴
それでは、ここからは実際に使ってみていくつか特徴を確認していきたいと思います。
水平90度 + 垂直90度の3D首振りで立体的に空気を循環
アナログな扇風機っていわゆる水平方向の首振りだけですよね。
なんとこいつ垂直方向にも同時に首振りして空気をぐちゃぐちゃにかき回してくれるんです。
この首振り感はすごいですね。今までの扇風機に慣れていると、かなりぐにゃぐにゃ回転しているように感じられます。
バッテリー内蔵だからクローゼットで洗濯物を乾かすことも楽ちん
またこのデバイスの面白いところは、なんとバッテリー内蔵なんです。
持ち運びの時にはサーキュレータ上部分に指を引っ掛けて持ち歩くことができます。

なので、このように電源ケーブルを抜いても全く問題なく動作してくれます。
因みに動作時間ですが、おやすみモード(1段階)で動作させておけば最大50時間も動作するそうです。
ナイトライトにもなるので寝室に便利
そして、このデバイスのもう一つ良いところが間接照明が下部に設置されており、なんと常夜灯を点灯させることで、ナイトライトとしても使えます。
この機能は特に寝室に設置したりする時にはかなり重宝しますね。
SwitchBotシリーズと連携させてホームオートメーションを実現
やはりSwitchBotのデバイスにする意味といえば、これが一番大きいですよね。
今回のこのスマートサーキュレーター自体の性能も素晴らしいものになっていますが、やはりシリーズ各種のセンサーや赤外線リモコンと一緒に自動化させることで、高級感のあるスマートホームを体験できるというのは、SwtichBotならではと言えそうです。


我が家での使い方
今回はどう使おうか悩んでんですが、やはり寝室においてナイトスタンド兼サーキュレータとして使用することにしました。
なので、自動化設定としてはこんな感じです。
- 毎日21時に寝室の温度チェックし、27度以上だった場合に、寝室のエアコンをONにし、同時に常夜灯、サーキュレータを首振りでオンにする
- 毎日7時にエアコンを止める、サーキュレータをオフにして、カーテンを開ける

これでまた我が家の自動化がまた1つ進んでしまいましたね。




SwitchBot スマートサーキュレータの気になるところ
ここからはちょっと使っていて気になった点を紹介していきたいと思います。
電源ケーブルはもう少し抜きやすいと良いかも
先ずは電源ケーブルの部分になります。
この部分は結構設計的には悩ましいと思うんですが、このサーキュレータは持ち運びができるという触れ込みのデバイスなんです。
にも関わらず、いざ持ち運ぼうとするときにケーブルをいちいちしっかりと抜くのが実は少し面倒です。
特に電源ケーブルは太めで、ずれ防止のために爪のあるので、抜くとなるとちょっと面倒です。


何を重要視するかになりますが、”持ち運びもできる”ぐらいであればこのままでも良いのかもしれませんが、もう少しスマートに非接触型の充電スタンドみたいなのがあっても面白かったかなと思っています。
羽根部分にはその内埃が溜まりそう
そしてこれは全サーキュレーター共通の問題ではあるんですが、このタイプのサーキュレータは確実に埃が羽根に固まってこびりつきます。
ここはもうしょうがない部分ではあるので、もう細かな手入れをする以外の方法ありませんね。
羽根掃除の仕方は、横のネジを外して、カバー外しておきます。


そうすると羽根が直接露出しますので、あとはここを定期的に埃を取ってあげるしか方法はなさそうですね。


他社スマートサーキュレータとの比較
ここからは他社のIoT機能がついたサーキュレーターとの比較表を作成して確認していきます。
SwitchBot スマートサーキュレータ | Dyson 羽の無い扇風機 | +Style 扇風機 | |
---|---|---|---|
イメージ | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
サイズ | 350 x 320 x 320 mm | 764 x 248 x 248 mm | 通常:350×350×875mm 小型:350×350×560mm |
重量 | 約3.35 kg | 約 5.69 kg | 約 3.3 kg |
首振り・角度調整 | 左右 90° 上下 90° | 左右 350° 上下 15° (手動のみ) | 左右 120° 上下 31° |
静音性 | min:約22 db | min : 約 23.8 db max:約 48.6 db | min:約30db max:約55db |
バッテリー稼働時間 | 小機能運転時:約50時間 | 小機能運転時:約30時間 大機能運転時:約2時間 | |
ナイトライト | |||
スマートホーム | Google アレクサ Appleホーム(Matter) | Google / アレクサ | |
総評 | 値段と機能のバランスが最も良い。デザインもオシャレなのでスマートサーキュレータとしてはこれが一番おすすめ。 | 小さな子供がいる家庭やデザイン性はこれが一番良いと思うが、機能的にはいまひとつ。その割に値段は超高額。 | 見た目は完全に扇風機。値段もそこまで安いわけでもないので、あまり選択肢には上がりづらいかも。 |
購入先 | Amazon | Amazon | Amazon |
まとめ
今回はSwitchBot スマートサーキュレータについてレビューしてきました。


- 3D首振り対応で効率的な空気循環
- バッテリー内蔵だからどこでも持っていける
- ナイトライトで1台2役
- SwitchBotシリーズと連携させてホームオートメーションを実現
- 頻繁にケーブル抜き差しするには少し面倒
- 埃は溜まりやすいデザイン
全体的に、そもそもスマートサーキュレーターというジャンル自体あまりないものではあるので、もしこのカテゴリのデバイスが欲しいのであれば、今のところはSwitchBot一択かなという感じです。
とはいえ、SwitchBot の場合色々なスマートデバイスがある上での、サーキュレータという感じなので、これ単体で買うというよりもハブデバイス(ハブ2、ミニ、シーリングライトプロ)と組み合わせてエアコン操作を自動化させた上で、サーキュレータも一緒に稼働させるというのが良いのかなと思っています。
今の梅雨の季節にこそ、必要なデバイスであることは間違いないので、是非みなさん参考にしてみてください!
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