ホームオートメーション(自動化)をしたいのであれば、必ず必要になるのがセンサーになります。
というのも、スマートホームというのは、「センサー」と「操作部分」が必ず対になって動作するものなので、もしオートメーション を設定したいのあれば、センサーを追加して、自宅をさらにグレードアップさせたいですね。
今回紹介するのはお手軽スマートホームデバイスとして有名なSwitchBot(スイッチボット)シリーズの温湿度計について紹介していきたいと思います。


SwitchBot(スイッチボット)とは?
SwitchBot(スイッチボット)とは、中国発のスマートホームメーカー、SwitchBot社が販売するブランド名称になります。
スイッチボットシリーズ関しては、以下の記事にてまとめていますので、併せてどうぞ。

SwitchBot温湿度計でできること
ここからはSwtchBot温湿度計で実施できることについて紹介していきます。
先ずは前提として、スイッチボット温湿度計は単体で使うというよりも、ハブミニと組み合わせて使用することがほぼ必須の製品です。(理由は後述します)
そのため、ここで紹介するできる機能は、全てハブミニが必須になるので注意してください。


温湿度を記録できる
先ずは基本機能である温度と湿度の記録になります。
温湿度計はスマホと連携して、温湿度データを時系列で保存することができます。
計測したデータは、画面上で確認できるだけでなく、スマホと連動してデータを閲覧することが可能です。

取得したデータは履歴データとして外部にCSVファイルとしてエキスポートすることも可能です。
またそれ以外にも温度アラート、湿度アラートの設定の可能なので、指定した閾値を超えるとユーザーに通知をしてくれるようになります。

これらの機能は温湿度計だけで使える機能になります。
エコアンと連携して温度の自動調節
ハブミニ と一緒に連携することで、温湿度計で計測したデータを基に、エアコンを操作することが可能です。
例えば我が家の場合は、部屋の温度が27度を超えたら自動的にエアコンの冷房をONに、逆に24度以下になったらOFFにするようになっています。こうしておけば自動的に部屋の温度が25~26度程度に保つことができ、快適な空間温度をキープすることが可能です。
加湿器と連携して湿度の自動調節
またSwitchBot加湿器と連携すれば、湿度の自動調節も可能です。
夏であれば冷房のつけ過ぎにする乾燥、冬の乾燥を防ぐためにスイッチボット温湿度計で計測したデータを基に加湿器に操作をすることが可能です。
例えば、湿度40%になったらON、湿度70%以上でOFFなど、自動的に部屋の湿度を常に最適な数値に維持することができますね。


SwitchBot温湿度計を試してみる
それでは、早速スイッチボット温湿度計を試してみましょう。
外観チェックしよう
温湿度計の同封物は以下のような感じになっています。

- 温湿度計本体
- 単4電池 2本
- ステンレスプレート
- スタンド
- 取り扱い説明書
ステンレスプレートに関しては、壁掛け用に使用します。温湿度計の裏は磁石になっているので、ステンレスプレートを壁に貼り付けることで、温湿度計を壁に貼ることが可能になります。

サイズ感と重さは、54 x 54 x 24mm, 約72gになります。
持った感じは若干詰まった感じの印象を受けますが、持ち歩くようなものではないので、重さは気にならないでしょう。
先ずはセットアップ
それでは早速セットアップしていきます。
先ずはSwitchBotを初めて使う人であれば、アプリをインストールしましょう。
その後、SwitchBotアカウントを作成してください。

それでは早速アプリに温湿度計を登録していきます。
温湿度計の背面にあるボタンを長押しすると、液晶部分のBluetoothマークが点滅するようになります。あとは案内に従って名前を登録すれば、ペアリングは完了です。

これは基本的なセットアップは終了です。
スマートスピーカーとの連携
温湿度計はデフォルトの状態では、スマートスピーカーとの連携ができません。
温湿度計とスマートスピーカーを連携するためには、SwitchBotアプリの温湿度計デバイスの設定から、クラウドサービスをONにしてあげる必要があります。

あとは、各スマートスピーカー側からSwitchBot Smartと連携してあげる必要がありますが、本操作にはハブミニが必要となるので注意してください。
因みにスマートスピーカーと温湿度計を連携すると、以下のような音声コマンドが可能になります。
「OK, Google. リビングの温度を教えて」
他のスマート温湿度計との比較
ここでは少し他社の温湿度センサーとSwitchBotを比べてみましょう。

Eve Degreeとの比較
先ずはElgato社のEve Roomとの比較になります。

サイズ感としては、ほぼ両者とも変わりません。スイッチボット の方が厚みはありますが、これも使用時にはほぼ気にならないものと言って大丈夫です。
Eve Roomとの大きな違いとしては、以下になります。
モデル | SwitchBot 温湿度計 | Eve Degree |
---|---|---|
サイズ | 54 x 54 x 24 mm | 54 x 54 x 15 mm |
重さ | 約72 g | 約50 g |
他家電との連携 | SwitchBotシリーズ Googleアシスタント Amazonアレクサ | Eveシリーズ Apple Homekit |
表示内容 | 温度 湿度 | 温度 |
壁掛け方法 | 磁石 | 引っ掛け |
これはどちらかがいいかというよりも他の家電との連携をどうするかによると思います。Apple Homekitにまとめたいのであれば、Eve Degreeにした方が楽だとは思いますが、スイッチボット の場合はシリーズが豊富なので、より簡単に連携できると思います。
因みにSwitchBot温湿度計も、ちょっとプラグラミングの知識があれば、Apple HomeKitに対応することも可能です。
Nature Remoとの比較
Nature Remoは赤外線リモコンになりますが、ハブミニ +温湿度計という使い方であればよく比較される商品かと思います。
Nature Remo 3の場合は、製品単体で各種センサーが内蔵されていますが、SwitchBotの場合はハブミニ 自体にセンサーは入っていないので、別途温湿度計を購入、設置する手間が発生します。
但し、SwitchBotはシリーズが豊富なので、各家電との連携を考えるのであれば、SwitchBot温湿度計の方が便利かと思います。
SwitchBot温湿度計の気になるところ
ここからはSwitchBot温湿度計に気になるところについていくつかピックアップしていきます。
部屋ごとに温湿度計が必要になる
先ずは温湿度計は、設置した部屋の状態した取得することはできません。
そのため各部屋に応じた操作をしたいのであれば、各部屋に1つずつ温湿度計を設置する必要がでてきます。
但し、値段もそこまでするわけではないので、割り切って揃えるのもいいかもしれません。
単体では単なる温度計
SwitchBot温湿度計は、単体でできることはあまりありません。
それこそ単体だと単に温度と湿度が確認できるだけのデバイスです。
SwitchBot温湿度計を活用するのであれば、最低でもハブミニ を同時に買って、エアコン連携をしたり、カーテンと連携したりするというのが一般的になるかと思います。

まとめ
今回はSwitchBot(スイッチボット)温湿度計について紹介していきました。

- 単体で温湿度を表示できる
- スマホから記録を取れる
- SwitchBot/アレクサデバイスと連携できる
- 単体で使うには少し物足りない
今までは温湿度計としてEve DegreeとNature Remoを使っていましたが、やはりSwitchBotシリーズでまとめるのであれば、確実にこちらの方が便利かと思います。
もちろんApple HomeKitでまとめたり、別のスマートホーム シリーズを使う場合は別の選択肢もありますが、誰でも簡単にという意味ではやはりお勧めの1台になるかと思います。
皆さんもぜひお試しあれ。


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