今回は、AI機能がフル搭載されたスマートAIカメラ、Tapo C225についてレビューしていきたいと思います。
TP-Linkのスマートカメラと言えば、やはり多種多様なラインアップが特徴ではありますが、今回のようなAIを前面に出した製品は初めてなんじゃないかと思っています。
ところで、最近はChatGPTから始まり世間はAIブームといった感じですね。
AI(人工知能)なんて言っても、正直よくわからないというか、結局はコンピューター認識しているだけなんでしょなんて穿った見方をしてしまうわけなんですが。
ということで、今回は流行りのChatGPTを使って村上春樹風に、この記事を進めてみたいと思います。
私たちはいつでも、自分たちが守られているという安心感を求めている。
でも、それって、実はどこか虚しいものじゃないか。
そんなことを思いながら、ある家庭に導入されたスマートAIカメラ。
それは、見守り、防犯、ペットのチェックという3つの役割を担う。果たして、そのカメラがもたらすものとは……。

それでは、早速レビューしていきますね!笑


Tapoシリーズとは?
Tapoとは、TP-Linkが展開するスマートホームシリーズの名称になります。
スマートホームデバイスのラインナップとしては、まだカメラ、Wi-Fi電球、プラグと最近発売になったロボット掃除機がありますが、その中でも特にスマートカメラのジャンルに関しては他社と比べても飛び抜いて多いメーカーになります。
またTP-Link自身に関しても、主に小規模な店舗や、個人向けにコスパの良いWi-Fiルーター、メッシュWi-Fiを数多く販売している会社として有名ですね。
TP-Link製品については、以下の記事にてまとめています。


Tapo C225の外観|業務用カメラのような出立ち
先ずは外装から確認していきます。
今回のレビューするTapo C225ですが、今までのTP-Linkのスマートカメラとは、見た目がかなり違いますね。
TP-Linkの屋内スマートカメラといえば、もう少し丸っこいイメージでしたが、今回は丸というよりも、円筒という感じですね。


内容物をチェックしていきます。
内容物は、Tapo C225本体、電源アダプタ、それと天井付けするための取り付け台+ネジ+台紙になります。


サイズ感は、結構大きい印象を受けますね。
以前のモデルにはくびれた部分があったからかもしれませんが、今回のモデルはずっしりと重みを感じます。


背面にはスピーカー穴がありますね。


裏面(下部)はこんな感じです。


天井に取り付けるには、別途取り付台を天井にねじ止めした上で、以下のような感じでぶら下げます。
(カチッと音が鳴るところまで回します。)


本体のサイズですが、実測値で、高さ112mm、径80mmですね。




SDカードは、以前と同じようにレンズを真上に上げると、出てきます。
以前のモデルは256GBが最大でしたが、今回からは4GB~512GBのSDHCまたはSDXCカード(SDカードには非対応)まで対応するようになっています。


因みに前面のボタンを押すと、プライバシーモードに移行し、物理的にレンズが隠れる仕様になっています。
ソフト的に処理するよりもカメラに関してはこちらの方が安心ですね。


Tapo C225の特徴とは?
それではここからはTapo C225の特徴をいくつかピックアップして紹介していきます。
AI検知機能&自動追尾機能
まず初めにですが、このスマート”AI”カメラの一番の特徴は、やはりAI機能になりますね。


以前のモデルでもAI検知機能一部が入っていた気もするのですが、Tapo C225に関しては、標準的にAI検知をサポートしています。
- 人物検知
- ペット検知
- 車両検知
- 赤ちゃんの鳴き声検知
- ガラスの破損検知
- 犬の鳴き声検知
- 猫の鳴き声検知
- ライン通過検知
いくつかの機能も試してみましたけど、これは本当にすごいですね。
駐車場で「車両検知」機能を使ったり、留守の自宅に「ペット検知」なども使うなど、単なる動作だけを検知するのではなく”何”が動作したかまで検知するのは、使える幅が広がりそうですごいです。
「ライン通過検知」機能は、一般的に人数カウントなどで使われているような精度になっていると思いますので、使い方次第では、防犯や子供の見守りなどにも使えそう。
動作トラッキング(自動追尾)に関しても、画角内に入った対象物を素早く追うような動作になっているので、ペット検知と組み合わせて使えば、自宅のペット(爬虫類など)の見守りなんかにもうまく使えそうです。
ほぼ真上(下)まで対応するパンチルト
そして個人的には結構びっくりしたのは、視野角の増大です。
Tapo C210 | 水平:360° 垂直:114° |
Tapo C225 | 水平:360° 垂直:149° |
以前のモデルの場合でも、垂直方向114度とほぼほぼ死角はなかったとも言えるのですが、それでも天井に取り付けた際に真下は死角になっていました。
今回のモデルは、レンズが物理的に真上(天井の場合は真下)に来るので、今回のスマートカメラであれば本当の意味で死角はありませんね。
Tapo 旧モデルとの比較
ここでは、Tapoシリーズの他のスマートカメラとの比較をしてみます。
スペックで比較
今回の新製品の進化のポイントは、ハードウェア的な進化とソフトの進化の2種類になっており、まさに大型アップデートといった感じですね。
ハード面に関しては、4MP画質、940nmのLEDライト、そして最大512GBのSDカードサポート。
ソフト面に関しては、AI検知機能といった形です。
画質で比較する
それでは、ここではTapo C225とC210、そしてC200の画質を実際の撮影画像で比較してみます。
先ずは画質のシャープさを確認してみます。
正直に言えば、C225が一番画質というか、ピントがあっていないような感じですね。


次は斜めの線の場合ですが、やはり同じくぼやけてしまっています。


次に人形を撮影してみました。


暗闇での撮影になります。


結果としては、正直に言えばC210 = C200 > C225という感じでしょうか?
ハード面のスペックだけで言えば、C225が4MP、F1.6±5%のはずなんですが、実際の映像を見ると、一番画質が粗いですね。



なぜだろう?
Tapo C225のちょっと気になるところ
ここではTapo C225のちょっと気になるところをいくつか確認していきましょう。
近くがピンボケ?しやすい
旧モデルとの比較でもやはり感じましたが、思ったよりも画質が上がっていないのが、一番に気になるところですね。
AI検知機能を使っているから処理速度の上げるために敢えて解像度を下げていたりするんでしょうかね?
ただ正直普段使いする中で、そこまでの超画質は求めることは少ないといえば少ないので、ある程度どこに何があって、どういう風に動いているかを判別できれば十分だったりするかもしれませんね。
まとめ
今回はTP-LinkよりTapo C225についてレビューしていきました。


- AI検知機能
- 動作トラッキング
- 最大149度のパンチルト
- 512GBのSDカード対応
- 画質に関しては今一つ
AI検知機能に関しては、今まではともかく何かの動作検知するという感じでしたが、AI検知を用いることで、より条件を絞って精度高く検知ができるようになったという感じですね。
いくつかの検知機能はまだベータ版になってはいますが、それでもちょっと使ってみたく機能にはなっているように感じます。
また自動追尾の機能に関しては、ペットや赤ちゃんの見守り機能としても活躍してくれそうですね。
それでは、みなさん是非参考にしてみてください。
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