Surfaceが我が家に来てから、もうそろそろ2ヶ月ほど経つんですが、かなりお気に入りです。軽いし、早いし、オシャレだしって正直Mac bookとSurfaceならどっちにしようかと悩んでしまうぐらい、最高なWindows PCです。Windows派の人であれば、買って間違いない感じですね。
https://simple-was-best.com/surface-pro-7-review/
今回はWindows 10からの導入されたWindows Helloという機能について書いていきたいと思います。おそらくWindowsを使っている人はWindows 10に変えてから、なんとなく存在は知ってるけど、どうやって使えばいいのかわからない人もいると思います。
この記事では、Windows Helloとは何のなのか、そして使用するために必要なデバイスを紹介しています。
Windows Helloの特徴
Windows Helloは生体認証(顔認証 or 指紋認証)
結論から書けばWindows 10にしたからといって、全てのパソコンでWindows Helloが使えるようになってないので、注意してください。名前が少々ややこしいというかイメージしづらいのが原因だと思うのですが、Windows Helloとは、iPhoneなどのスマートフォンでも使われている生体認証を使用したログイン方法のことです。
Windows Helloでサポートされているログイン方法は以下の2種類。
- 顔認証(赤外線)
- 指紋認証
そのため、Windows 10だからと言って全てのパソコンで使える訳でもなく、パソコン自体がこれらの認証方法をサポートできるデバイス(カメラや指紋リーダー)が必要となります。
認証のスピードは1秒以内
Windows helloの凄さはなんと言ってもその認証スピード。一般的なWindows 10のログイン方法は、以下の4種類。
- PIN認証
- ピクチャー認証
- Window helloの顔認証&指紋認証
PIN認証は通常のパスワードでのログインですよね。ピクチャー認証はあまり使っていないかもしれませんが、予め設定した写真の位置をクリックしてログインする方法です。これらは、パソコンを開いた後にマウスもしくはキーボードで操作する必要があるので、どうしてもログインにするのに多少の時間がかかってしまいますよね。
実際は〜5秒とかそんな程度なので、気にならないのかもしれないのですが、一度Windows Helloを使ってしまうとその楽さにハマることは確実ですよ。ちょうどiPhoneで指紋認証が流行って今やスマートフォンに当たり前の機能になったのと同じように、パソコンへのログインも生体認証を使い始めると戻れないような気がします。
暗闇でも顔認証ログインは可能
iPhone Xが発売された時に暗闇でもログイン出来るのかというのは一時期話題になりましたよね。夜寝る前に布団の中でスマホを・・・的な。家にあるSurfaceでも暗闇の中、Windows Helloの顔認証が動くのか確認したところ、問題なくログインできました。
でもこれをやった後に、そもそも暗闇の中でパソコンをやることなんてないからあんまり確認した意味ないな、と気づいたことは内緒です。
顔認証に失敗する場合には追加登録をすれば改善する
顔認証を使用する際には、認証用の顔を撮影する必要があります。iPhoneとは違ってこの撮影回数は1回だけサクッと終わってしまうので、結構拍子抜けするんですが、精度としてそんなに悪くない気がします。基本的には、メガネをかけいようがいまいが、赤外線カメラで顔の凹凸を確認しているので、認証には問題ないはずです。
但し、認証精度を高めるためにも、眼鏡をかけている顔を「Windows Hello(顔認証)」に設定している場合は、眼鏡を外した状態を追加登録することで、眼鏡の有無にかかわらず顔を認識できるようになります。
それ以外でも、認証制度が悪いなと感じた場合には、認証用の顔を追加登録をすることで、認証制度が高まりますので、試してみてください。
一般的なWeb会議用のフロントカメラは使えない
ここでSurface以外のWindows 10のパソコンを持っている人に注意して欲しいのですが、通常のフロントカメラは、Skypeなどのために自分の顔を写すためだけについています。自分のPCにフロントカメラがついているからと言って、自分は使えると安心しないでください。
Windows Helloで使用されている顔認証方式は単に平面の映像だけを認証しているものではなく、iPhoneと同じように赤外線センサーを使用して映像の深度、つまり顔の彫りの深さ等も確認して、顔を立体的に確認しています。更には、眼球の虹彩も同時にチェックすることで、なりすました写真などでのログインができないようになっています。
因みにWindows Hello対応のWeb Camを見てもらうとわかるように、通常のカメラに加えて、赤外線カメラも搭載していることがわかります。
Surfaceも全面真っ黒でわかりづらいのですが、フロントカメラ部が2つのカメラが搭載していることが見えるはずです。
そのため、Windows Helloの顔認証を使う場合には、Windows Hello対応のカメラが内臓もしくは外付けしたパソコンが必要となる訳です。Surfaceについては勿論内臓されていますが、他メーカーの場合は、対応状況はマチマチです。もし新しく買うパソコンでWindows Helloを使いたいと思うのであれば、この点には注意してください。
マルチアカウントは自動で識別する
パソコンによっては、家族で共用している家もいるかと思います。一般的な認証の場合は、まずアカウント選んでパスワードを入力するといった流れになると思いますが、Windows Helloの場合は、認証時にシステムの方でユーザーを認識して、自動で自分のアカウントでログインしてくれます。
これはかなり便利な機能です。うちの家も、妻と二人で使うこともあるんですが、アカウントの切り替えはどちらがパソコンの前に座ったかで、あとは勝手にログインするだけです。
動的ロック機能でパソコンを保護する
またWindow Helloを使用した場合には、”動的ロック”と言う機能を使うことができます。この機能は予めWindows Helloを設定しておいたパソコンと、Bluetoothデバイスとをペアリングしておいて、そのBluetoothデバイス(例えばスマートフォン)がパソコンから一定の距離に離れBluetooth接続が切れた際に、パソコンをロックする機能です。
PC またはタブレットから離れたときにそのデバイスをロックし忘れた場合に、Windows Hello では PC とペアリングされているデバイスを使って、ユーザーが Bluetooth の範囲から出た直後に自動的にそのデバイスをロックすることができます。
この機能をセットアップするには、Bluetooth を使用して電話と PC をペアリングし、設定の [動的ロック] をオンにする必要があります。 また、関連付けられている Windows Hello コンパニオン デバイスを使用して、PC やタブレットをロックすることもできます。動的ロックを管理する方法
1. Windows 10 PC で、[スタート] > [設定] > [アカウント] > [サインイン オプション] の順に選択します。
2. 次に [動的ロック] の下で、[その場にいないときに Windows でデバイスを自動的にロックすることを許可する] の順に選択します。
3. 動的ロックのセットアップには、2 つのオプションがあります。
・お使いの電話と PC をペアリングするには Bluetooth を使用します。 Bluetooth を使用してデバイスをペアリングする方法をご覧ください の順に選択します。
ペアリングされると、電話を持って PC から離れると、Bluetooth の範囲から出た約 1 分後に PC が自動的にロックされます。
・Windows Hello コンパニオン デバイス アプリを使用して、動的ロックを構成します。 このアプリは Microsoft Store で入手できます。
指紋認証失敗は3回まで
指紋認証ですから、正直手が汗ばんだり指当たる角度が悪かったりなど認証失敗は起きてしまうんですが、その場合3回以上認証失敗した場合は指紋認証ロックがかかってしまうので注意してください。
生体認証のロック
生体認証に 3 回失敗した場合には、使用した生体認証(顔認証 or 指紋認証) にロックがかかり PIN を入力しないと解除されません。多要素ロックの設定をしている場合には、追加要素の認証が成功してデスクトップ画面が表示されないと、生体認証が再度認識されません。例えば、「PIN/顔」+「PIN/指紋」と設定した際に、指紋認証に 3 回間違えてロックがかかり、PIN にて解除した場合には、PIN にて認証したことになりますので、「顔」もしくは「指紋」にて追加の要素で認証する必要がありますが、「指紋」はロックがかかっているため、「顔」を使用して認証する必要があります。
Microsoftサポートチームブログより
Windows Hello対応デバイス
主なWindows Hello標準サポートPC
Windows Hello顔認証に対応したパソコンを以下にピックアップしてみました。
まだまだ顔認証に対応しているパソコンがありません。量販店で購入する場合には、店員にはちゃんとWindows Helloの顔認証が使えるパソコンが良いと言わないと案内してくれず、他のキャンペーンPCなどに誘導される可能性もあるので注意してください。また単にWindows Helloとだけ言うと、今度は指紋認証のパソコンに案内されてしまうと思います。
因みにその他のWindows Hello対応PCはMicrosoftのウェブサイトでも調べられます。
外付けタイプのWindows Hello対応カメラ
Windows Hello標準サポートのパソコン以外でも、外付けタイプのカメラをつけることで、Windows Helloを使用することができます。
今回調べる限りでは、Windows Helloに対応した顔認証赤外線カメラは、以下の2つ(マウスコンピュータ/Kaysuda)しか見当たりませんでした。因みにマウスコンピューターのものはMicrosoftのページでも紹介されていたものです。
こちらは特にデスクトップに使用すると便利だと思います。デスクトップPCの場合にUSBタイプの指紋認証だと、指が届きませんしね。
Windows Hello指紋認証対応デバイス
指紋認証対応のデバイスは顔認証のものと比べると結構多いですね。中の部品の値段の違いなのか、赤外線カメラが面倒なのかはよくわかりませんが、Windows Hello = 指紋認証という感じで宣伝しているメーカーも多いです。
顔認証と指紋認証どっちがいいかは個人の好みにはなると思いますが、個人的には顔認証のログインのスピードが早いんじゃないかと感じていますし、何よりも外見の見た目として余計なボタンがないのでスッキリ見えるとい利点はあると思います。
USB外付けタイプ指紋認証デバイス
どちらかと言うと気軽にWindows Helloを使いたい人はこちらの指紋認証の方がいいかもしれません。外付けタイプのカメラは正直結構かさばりますし、デスクトップPCであればまだいいですが、ノートパソコンには実装しずらいですしね。
なのでノートパソコンタイプであれば、こちらがオススメです。
因みにSurfaceの場合は、顔認証が標準サポートしていますが、指紋認証を更に追加して利用したい方は、別途指紋認証用のデバイスを購入する必要があります。しかしSurfaceであれば、純正の指紋認証用のキーボードがあるので、多少値段が張りますが、ただでさえ少ないUSBの口を減らさないために、こちらが使うのがオススメですね。
但し、Surfaceの場合は、顔認証があるので、敢えて複数認証を持ってる必要もないのかなとは個人的には思いますが。
まとめ
今までPINでのログインに何の不自由も感じていなかったのですが、一度使い始めるともう戻れませんね。今ではPINでのログインをほとんどしなくなってしまったせいで、たまに顔認証に失敗した時に、パスワード何だっけなぁとなってしまうこともありますね。それはそれで気をつけないといけないんですが。
以下まとめです。
- Surfaceを購入したのならMUSTで使うべき
- 後付けであれば、デスクトップタイプであれば顔認証、ノートパソコンなど指紋認証が便利
- 内蔵タイプであれば、顔認証サポートのパソコンの方がオススメ
- マルチアカウントのパソコンであれば、使いやすさを更に実感できる
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