HDD内のファイルが突然、見えなくなったり、誤ってゴミ箱からデータを削除してしまったら?
まずは慌てず、HDDの削除領域に残っていないか、確認してみるのがお勧めです。
完全ファイルフォーマットなどで全領域を上書きしてしまうと、復元は難しいですが、逆に言うと、上書きする前であれば復元できる可能性は結構高いです。
その上で、破損せずにファイルを元の状態に戻せるのか、実際にソフトをテストしたいということがありますよね。
そんな場合に、無料ソフトがあればと思う方はぜひこの記事を参考にしてみてください。実際に私も半年前にあきらめていたフォーマットしていたデータの一部が復旧できました!
今回は、復元ソフトで有名なTenorshereの「Tenorshare 4DDiG無料版」についてレビューしていきたいと思います。
HDDの消したデータを復旧できるフリーソフトはある?
先ずはそもそもフリーソフトで、HDDのデータ復旧ができるのかということを考えてみたいと思います。
おそらくこのページに辿り着いたあなたはなんらかしらのデータを間違って消してしまって、ともかく一刻も早くどうにかしたいと思っている人だと思います。
プロに依頼すると時間もかかるし数十万もかかる可能性があります。またソフトだけ購入しても、使えるのかどうかわからないのに、いきなり数万円も払えない。
そんな不安もあると思います。
以下の記事でもHDD復旧できるフリーソフトを比較していますが、本当の意味でフリーでデータ復旧できそうなのは今回紹介するTenorshare 4DDiGだけのようですね。
無料版で復元できるのは、2GBまでのようですが、それでもともかくすぐに間違って消してしまったファイルを元に戻したいという場合には、試す価値はありそうです。
Tenorshare 4DDiG無料版 データ復元の特徴
まずは、4DDiGデータ復元の特徴を紹介しておきます。
フリーで復元できるハードディスクデータの種類が豊富
4DDiGのデータ復元ソフトは、復元できるデータの種類が非常に豊富です。
写真、動画、音楽、メッセージ、連絡先など2000種類以上のファイル形式やストレージデバイスに対応し、データを復元することができます。
復元率が高い(98%)
データの復元率が高く、98%のデータ復元ができます。
実際に使用したところ、数年以上前のデータも復元できました。
削除されたファイルの復元はもちろん、HDDなどの外部デバイスの復元や、パソコンに認識されないUSBメモリの復元、パソコンのクラッシュによって損傷したデータの復元、暗号化ドライブからの復元も可能です。
シンプルな操作感
4DDiGデータ復元は非常にシンプルな操作で、直感的に使えます。完全削除してしまったデータでも、スキャンすれば、簡単にプレビューできてしまうのは、正直、ちょっと驚きですね。
たった数ステップで、復元できてしまいます。
自分でHDDデータ復旧し、さらに画像や動画の修復が可能
残念ながら、復元に成功してもファイル自体が破損していれば、元通り再生が難しい場合もあります。
その場合にも4DDiGデータ復元にはAIで、画像や動画の修復する機能がついているので、あきらめなくて大丈夫です。
AIによる画像修復はここ数年の進化が目覚ましく、特に4DDiGの技術力には目を見張るものがあります。詳細は以下の記事も参考にしていただければと思います。
Tenorshare 4DDiG無料版でデータを復元する方法
まず初めに、「4DDiGデータ復元 無料版」のインストール方法を紹介します。
以下のURLから無料版をダウンロードして、ソフトウェアを起動します。
URL:https://4ddig.tenorshare.com/jp/free-data-recovery.html
特に、インストールは余計なソフトウェアなどがインストールされることもないので、そのまま、進めていけばよいでしょう。
5分程で、インストールが終わります。
最初の起動時にチュートリアルが表示されますが、以下のメニュー画面が表示されます。
2GBまでの無料復元量を取得
それでは、とりあえず、ライセンスを購入する前に無料復元を試してみたいと思います。
最初の時点で500MBまでは復元可能ですが、SNSにシェアすることで2GBまで復元することができるようです。
右上のシェアマークからお好みのSNSを選択します。
Twitterでは、以下のような画面になるので、そこからPostするだけです。
元の画面に戻ると、以下のように1.5GB追加になったようです。
スキャンしてデータをプレビューしてHDDを復元
それでは、実際にSDカードに保存したデータの復元を行ってみたいと思います。
まずはSDカードの中身を確認して、ファイルを完全削除してみます。
ファイルは何もない状態になりました。
ここから復元を試していきたいと思います。
4DDiGの画面からSDカードの対象ドライブにカーソルを合わせると、スキャンのマークが表示されます。
スキャンを選択します。
どのファイルタイプをスキャンしたいか聞かれますが、ここではすべてを対象としています。
しばらく待つと、スキャンが完了します。1.8GBで5分くらいなので、HDDの場合は、容量にもよりますが、30分以上は見ておいたほうがよさそうです。
すると、すでに「紛失した」データのスキャン結果が表示されますので、右下の復元を選択します。
復元の保存先を聞かれますが、一般的には復元元とは、別のドライブを選択するほうがいいでしょう。今回はデフォルト選択されているCドライブを選択します。
ファイル修復について聞かれますが、「復元のみ」を選択します。
復元が開始されます
無事に1.2GBのファイルが復元されたみたいです。無料復元量は残り274.4MBのようです。
復元ファイルを見るを選択すると、復元したドライブのドライブレター(今回はEドライブ)のフォルダが作成されているので、そのフォルダを開きます。
見事に、先ほど削除した写真だけではなく、過去のファイルについても復元できていました。
ちなみに無料の復元容量がなくなると、以下のように表示されます。
キャンセルを選択しても、無料枠の部分では、ちゃんと復元を完了してくれます。
まとめ
今回は4DDiGのデータ復元ソフトを紹介してきました。4DDiGのデータ復元の製品版は、月額5,980円/月から購入することもできます。
私も実は、半年以上前にHDDのデータが消えてしまい、あきらめていたのですが、今回無料枠を使ってHDDをスキャンしてみたところ、まだデータの一部が残っていることが判明しました!
もう見た目上は新たなファイルで半分近く上書きしているので、期待はしていなかったのですが、意外に残っていることがわかりました。
おまけに2GBの無料枠で、本当に戻せるかどうかは試すことができるので、今回の「4DDiGのデータ復元 無料版」の存在は本当にありがたかったですね。
ファイル復旧ってそうそう何度もあることではないので、ぜひ無料版で試してみて、復旧できそうであれば製品版を購入してみるというのが良いのではないでしょうか?
それでは、皆さん是非参考にしてみてください。
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