今回はかなり久しぶりに無線ネタになります。
テレワークも毎日のことになってきていますが、ちょっと気になっているのが自宅のWi-Fi環境の悪さです。リモート会議でも通信が切れてしまったり、回線劣化によって音がよく聞こえなくなってしまったりと、頻発すると結構なストレスです。
なので、自宅のWi-Fi環境をどうにかしたいなと思っていたのですが、単純に高いルーターを変えば良いみたいな考えがあまり好きになれなくて、高いならちゃんと遠くまで届いて安定した接続ができるというところまで確かめたくなるものです。
たまにはモバイルコンサルタントっぽいネタになります
今回はそんな同じように自宅の無線環境に悩んでいる人に是非お薦めしたい「Wi-Fiミレル」というアプリになります。
Wi-Fiミレルのできること
Wi-Fiミレルとは、IO-DATA社が配布している無償のWi-Fi解析アプリになっており、一番の特徴とも言えるのはWi-Fiカバレッジの「ヒートマップ」が作成できることです。
ヒートマップとはあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、無線関係のカバレッジには欠かせない解析手法になります。
マップ上に測定地点ごとの無線電波強度(100~0)を測定し、マップ全体での電波状況を一目で把握することのできるツールです。
一般的に電波強度が80程度でれば、十分通信ができることを示しており、50程度であれば通信はできるけど速度は落ちていく、20以下になると通信が不安定になるといった具合です。
つまりヒートマップ上で黄色もしくは赤色になっているエリアは電波強度が十分ではないことを示しており、改善が必要であることがわかります。
Wi-Fiヒートマップの作り方
Wi-Fiミレルを使ったヒートマップの作り方に関しては以下のページの方が詳しく解説しています。
▶︎IO-DATA公式マガジン|wifiの電波強度や速度を測定できるアプリ「Wi-Fiミレル」の使い方
ただ操作は本当に簡単になので、誰でも直感的に操作することが可能です。
先ずは部屋やオフィス、店舗などの間取り図をスマホに取り込みましょう。物件情報や建築当時の間取り図などがあれば、写真を撮るかもしくはスキャンしたものを取り込めば綺麗に間取りが表示できると思います。
次はWALK TESTと呼ばれる手法で、アプリを開いたまま部屋を歩き回って、それぞれの地点でタップして計測していきます。
部屋中の無線環境が確認できたり、これでヒートマップの作成完了になります。
自宅のWi-Fi環境を視覚化してカバレッジを改善しよう
我が家の環境でも早速計測していましたが、結果としては2.4GHzであればカバレッジをある程度確保できているが、5GHzの場合は部屋の一部で接続が不安定になることがわかりました。
我が家の場合はWi-Fiルーターの位置も悪いので、対角線に位置する部屋が今回のようにカバレッジが取れなくなってしまうわけですね。
これでどこを改善しなくてはならないかが明確になったので、あとは対策を考えるだけですね。
Wi-Fiルーターの選び方に関しては以下の記事でも解説していますが、マンションであれば外部アンテナモデルするか、メッシュWi-Fiにするかになりますが、個人的には平面かつ、間に壁が多い間取りの場合は、メッシュWi-Fiの方が部屋中の通信環境が安定するように思えます。
https://simple-was-best.com/smarthome-wifi-router/
それでは皆さんも是非自宅のWi-Fi環境の問題を把握して、快適なテレワーク環境を整えてみてくださいね。
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