前回富士登山でのオススメルートを紹介しましたが、今回は少しsWbっぽいITを絡めたライフハックなお話になります。
どうもTK(@digiline_)です。
前回富士山に無事登頂を果たせたわけなんですが、その際に思いがけず見つけたサービス?があったので、そちらを紹介したいと思います。
https://simple-was-best.com/%e5%af%8c%e5%a3%ab%e7%99%bb%e5%b1%b1%ef%bc%9a%e3%81%93%e3%82%8c%e3%81%8c%e4%b8%80%e7%95%aa%e6%9c%80%e9%80%9f%ef%bc%86%e6%9c%80%e6%a5%bd%e3%83%ab%e3%83%bc%e3%83%88%e3%81%8b%e3%82%82%ef%bc%9f%e5%af%8c/
登山道混雑状況リアルタイムビーコンとは

そもそもこれって何のこと?ビーコンって何?



先ずはビーコンとはってところなんだけど、これはBluetoothを使った技術で、物理的なセンサーを使うことで数10cm単位で場所、ビーコンの位置がわかるというものだよ。



ふむ。位置がわかると何がいいの?



簡単に言えば登山状況の見える化とその情報の共有化できるってこと。
どういうサービスかというと、一人一人の登山客に物理的なビーコンを配布して、そのビーコンを持ったまま登山してもらうというものになります。ビーコンを使った構成としては、登山客が持つセンサー(送信機)と、各通過地点に設置されているセンサー(受信機)で構成されているものです。最近は、マラソンのタスキの中に仕込んでおいて、マラソンランナーのタイムを各ランナー毎に記録してくれるというものもあります。
実際の富士山で使用されているビーコンはこんな感じです。


そもそもなんでこんなものがあるのかというとなんですが、これは実は富士山チャレンジという民間の企業が実施しているトライアルプロジェクトになります。元々の活動の趣旨としては、平成26年に起きた御嶽山の噴火の際に、意識が高まった登山客の多い山に対する災害対策および運用データを使った人流解析という意味合いがあります。
このビーコンは、取得したデータをクラウドプラットフォーム上に送信して、今どこの地点に誰(どのビーコン)が、どれぐらい居るのか、何時にどの地点を通ったのかが全て記録されています。更に、取得されたデータは、ビーコンIDのリンクを共有することで、登山客の家族・友人などに共有することができるので、家族としても、自宅から登山状況・安否を確認することができるというわけです。
2018年のトライアルでは以下のリンクで登山状況および混雑状況を確認することができました。2019年がどうなるかはわかりませんが、わかり次第UPDATEします。


富士山の登山状況・混雑状況って?


実際どういうものが見えるかというと、下のものが実際私が登山した時のものです。
これと同じものが、リンクを共有した家族・友人もしくはSNSでリンクをクリックした人が見れるというわけです。
個人的には、これすごい便利だと思っていて、自分の記録にもなるので登山中に見返すことも出来る(富士山はほとんどスマホの電波が繋がります)し、更にはSNSにもシェア出来るし、家族の連絡用にもなるしで、これは特に海外から来た外国人とかにもウケるじゃないかと思いました。
どうやったら手に入る?
このプロジェクトは、2018年の時点ではあくまでもトライアルの扱いでした。一応プロジェクトの見込みとしては、2020年には正式にリリースとのことですが、その際に有償で実施されるのかどうかはわかりません。
なかなか面白いサービスであるし、人流解析や防災の意味合いもあるので、出来れば登山客には自己負担なしで今後も続けて欲しいですね。もちろん盗難や、返却を忘れるなどのことも発生するかもしれないので、その対策も考えないとならないかもいけませんが。
2019年は、引き続き実施されるかもしれないので、分かったらまたUPDATEしたいと思います。
さて、前置きが長くなりましたが、ビーコンの手に入れ方は、2018年時点では各登山口の五合目に、ビーコンの配布・回収スタッフが居ますので、欲しそうな目で見ていると声を掛けてくれるかもしれないし、もしくはスタッフに下さいと言えばくれると思います。














詳しい配布・回収場所は、以下になります。
まとめ
サービス的にはとても面白いものになっていると思います。登山客としてのメリットと、山小屋管理側のメリット、そして行政としての安全面のメリットもあるので、IoTとアクティビティの融合という観点では、成功と言えるんじゃないでしょうか。
今後どうなるかは正直わからないんですが、2020年までは無償トライアルの形で続けて欲しいですし、それ以降もどうにか自己負担がないような形で事業化を目指して欲しいと、1ユーザーとして望んでいます。
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