どうもTK(@digiline_)です。
先日何年かぶりに石垣島に行きました。その際に石垣島の地ビール(クラフトビア)を見つけたので、思わず全買いしてしまいました。正直滞在中に飲み切るには少し多めに買ってしまい後悔した部分はあるんですが、どれもなかなか面白い味だったので、沖縄・石垣島に行く際には、是非試してみて欲しいです。因みにTKは、ビール好きが高じて、趣味で世界のビール100銘柄以上飲んだことがあり、日本ビール検定を取るために一度勉強してたこともありました。(←結局取ってない)そういった過去の飲んだ銘柄などとの比較も含めて、今回の石垣島ビールをレビューして行きたいと思います。
石垣島醸造所
日本最南端のビール醸造所
として知られるクラフトビアメーカーになります。行くまでは知らなかったですが、まさかこんな所にクラフトビールがあるなんてってやつですよね。全体的なビールのタイプとしては、南ドイツの製法を使っているみたいで、小麦系のビールが多いです。個人的には小麦系のビールは寒い地方でよく作られているイメージがあるので、こんな南国で小麦ビールを作っているのは、珍しいですよね。銀河高原に対抗して、南国の小麦ビール醸造所とか銘打つのかしら?ただ、小麦自体は沖縄では取れないでしょうけど。
因みに醸造所は石垣島の西側に写真のお店と裏側に工場がありますが、筆者が訪れた際にはお店の方は閉まっていました。ただ、ガラス越しに見た感じでは、お店というよりも、作業場に近いような気がしましたので、ここでビールを買えたりするわけではなさそうなので、注意してください。
石垣島の地ビール(クラフトビア)
Marine Beer
石垣島ビールの中では、最も癖のない、正統派のラガービールになります。石垣島ビールの全体的な特徴としては、南ドイツのミュンヘナーヘレススタイルの製法で作られているせいか、ほのかな甘みの中に、ホップのスッキリとして香りが抜ける感じの味になります。因みに同じくミュンヘナーヘレススタイルのビールといえば、シュパーテンなどがあります。
南国で飲むビールというと、アジアのビールに代表されるような、シンハーやチンタオなどスッキリ系でゴクゴク行けるようなものが多いですが、このビールは、ちょうどギリギリのラインを狙ってる感じですね。炭酸も少なめで軽い感じなので、とりあえずという感じでガブガブ飲むタイプのビールですね。
<オススメ度>
★★★☆☆

ヴァイツェン
個人的に1番好きな味です。ヴァイツェンとは小麦のことです。特にヴァイツェンと名乗る為には小麦麦芽を原料の50%以上使用しないとならないという決まりがあります。小麦ビールの特徴としては、その小麦の甘さですね。美味しいパンを食べた時に、バターも何もつけていないのに感じる発酵&分解されて出来た糖の甘さを一番を感じることが出来るのが、ヴァイツェンだと思っています。因みに石垣島ビールのタイプは、色味からするとデュンケルヴァイツェンってことなりそうですね。
炭酸はこれも結構控えめに抑えられており、写真では泡泡な感じに撮れていますが、数分後には泡は無くなってしまいます。フルーティな香りと小麦の甘さ、そしてさっぱりとした炭酸。個人的な飲みやすさという点は、これが一番です。
<オススメ度>
★★★★☆

黒ビール

引用:https://ameblo.jp/yukiharuka21/entry-12336217175.html
所謂こっちがデュンケルというタイプのビールになりそうですね。デュンケルってのは”黒”って意味です。石垣島ビールは、ミュンヘナーヘレスタイプと言いましたので、おそらくこれもミュンヘンタイプの製法なのかなと思います。ジャンルとしては、ミュンヘナーデュンケルってことになりますかね?同じジャンルの銘柄としては、ホフブロイ デュンケルなどがあります。
味的には、一般的な黒ビールの味わいに近い気がしました。ローストされた麦芽を使っているので、ほんのり香ばしくほろ苦い感じの味です。マリンビールの黒ビール版ということ何ですかね。
<オススメ度>
★★★☆☆

ハイビール
このビールは相当癖のあるビールですね。石垣島の白百合という泡盛と石垣島マリンビールを1:4の割合で混ぜたアルコール10度のハイビールカクテルです。所謂ビアカクテルになります。飲み方としては、氷をグラスいっぱいに入れて、キンキンにした状態で、飲んでいきます。時間の経過と共に氷が溶け出して、ビール風味の水割りのような感じなっていきます。
使用しているビール自体はマリンビールなので、元々軽い感じでスッキリとした感じのものが、泡盛と割っていることで、更に軽いビール風味の水のような感じなっているので、ゴクゴク行くと危険なやつですね。韓国にも似たようなビールがあって、通称バクダンと呼ばれる、焼酎のビール割。方向性としては、そんな感じですね。飲みやすさとしては、水割りのような感じなので、飲み方には注意してください。
<オススメ度>
★★☆☆☆

限定オリオンビール
ここからは少しだけ番外編として、石垣島で見つけた限定のオリオンビールになります。オリオンビールは、言わずもがなの沖縄のビールですよね。全体的な特徴としては、軽い系のビールになります。似たような味ではバドワイザーとかですかね。
基本的に紹介する下の2つは、ビアカクテルというものになります。
島恵み
まず一つ目のものは、アセロラの酸味とスッキリとした味が特徴の”島恵み”になります。これは、実は沖縄限定かと思いきや、イオングループの限定品らしく、つい先日都内のイオンスーパーでも同じものを見つけてしまいました。まー、なのでとても買いやすいものとも言えますね。
味わい的には、ビアカクテルにはなっていますが、アセロラ果汁とオレンジピールなどが風味付けに入っているだけなので、かなり飲みやすいビールになっています。その分、苦味を抑えられているので、ゴクゴク飲むにはいいビールだと思います。
<オススメ度>
★★★☆☆
TOROICAL COLLECTION マンゴーのビアカクテル
次のは、マンゴービアカクテルになります。これは、結構ビアカクテル感が強めのビール?です。沖縄県産のマンゴーを使っていて、マンゴーの香りと甘さが特徴的で、ギリギリ甘ったるくないというような味わいになっています。ちょっとこれは、人によってはダメという人もいるかもしれませんが、個人的には、まーこれもアリです。
炭酸の少なめになっているので、昨今の強炭酸ブームからは離れていますが、その分飲みやすいとも言えますね。数量限定のものになりますので、お店で見かけたら、とりあえずGETして飲んでみてください。
<オススメ度>
★★☆☆☆
どこで飲める?
石垣島ビールは、元々生産量が少ないということもありますが、一応ウェブサイトに島内での取り扱い店の記載がありました。あとは、調べてみた感じ、いくつかはウェブから注文ができるようなので、旅行後にお代わりしたい時には是非どうぞ。
また島内での金額を見た感じでは、スーパーで買うのが一番安そうです。ホテル内や施設内で石垣島ビールを買うと、結構なマージンが乗っているので、お高く感じてしまいます。まー、それでも居酒屋では飲みたくなるので、飲んじゃいますけどね。
最後に
今回は石垣島のクラフトビールを紹介しました。南国の南ドイツ風ビールという不思議なジャンルを攻めている醸造所でしたね。ハイビールなんて攻め(飲み)過ぎて、ノックアウトされてしまわないように注意してくださいね。
旅先でのクラフトビールを飲むというのは、旅の一つの楽しみではありますので、皆さんも石垣島に限らず色々と探して見てくださいね。
では。
コメント