Apple社は1月22日に、既に海外では利用可能だったAppleWacthの「心電図」アプリについて、ついに日本でも利用が可能になることを発表しました。
元々「心電図」アプリ自体に関しては、AppleWatch 4の発売当時から米国では使えていた機能だったんですが、日本ではこの心電図機能が医療機器に相当するものなのかどうかということが争点になっていたせいで利用することができませんでした。
しかし今回ついに日本でも「心電図機能」を利用できるようになったわけです。
心電図アプリはどのApple Watchで使えるの?
今回新しく対応することができるようになった心電図アプリですが、今まで発売された全てのAppleWacthで使えるようになるわけではありません。
対象AppleWatchは以下の機器になります。
Apple Watch シリーズ4以降
残念ながら、Apple Watch 3以前の機器や、2020年に発売されたApple Watch SEではそもそも心拍センサーのみがサポートされるようになっているため、ハードウェア的に対応ができないということになります。
また心電図アプリを使用するには、iOS 14.4以上とwatchOS 7.3以上にアップデートする必要があります。
Apple Watchシリーズ別センサーまとめ
歴代のApple Watchシリーズで対応しているセンサーをまとめてみました。
タイプ | 発売年 | 水深計 | 水温センサー | 皮膚温測定 | 血中酸素 濃度センサー | 常時 ディスプレイ | コンパス | 転倒 センサー | 電気式 心拍センサー | 気圧高度計 | 光学式 心拍センサー |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Apple Watch Ultra 2 | 2023年 | 常時 | |||||||||
Apple Watch 9 | 2023年 | 常時 | |||||||||
Apple Watch Ultra | 2022年 | 常時 | |||||||||
Apple Watch 8 | 2022年 | 常時 | |||||||||
Apple Watch SE (第2世代) | 2022年 | 常時 | |||||||||
Apple Watch 7 | 2021年 | 常時 | |||||||||
Apple Watch 6 | 2020年 | 常時 | |||||||||
Apple Watch SE | 2020年 | 常時 | |||||||||
Apple Watch 5 | 2019年 | ||||||||||
Apple Watch 4 | 2018年 | ||||||||||
Apple Watch 3 | 2017年 | ||||||||||
Apple Watch 2 | 2016年 | ||||||||||
Apple Watch 1 | 2015年 |
この中で心電図アプリを使用するのに必要なのは、電気式心拍センサーになります。
というのも、心電図アプリの機能は片方でApple Watchを装着し、もう片方の手でApple Watchを指で触れることで、心拍リズムを読み取る仕組みになっています。
そのため、電気式心拍センサーが取り付けられていないApple Watchシリーズでは、残念ながら心電図アプリは使用できません。
心電図アプリの使い方
心電図アプリを使うには、アプリを起動した状態で、デジタルクラウンに触れると、心臓を通る電気信号が測定されます。
30秒ほど測定すると、現在の心臓の状態を「心房細動、洞調律、低心拍数、高心拍数、判定不能」の5つ状態に分類して表時します。
測定された結果はiPhoneのヘルスケアアプリに自動で保存されることになります。
また保存された心電図の結果をかかりつけの医師などに見せて、Apple Watchで計測した心臓の状態を共有する使い方もできます。
あとがき
Apple Watchは毎年機能が新しくなっていってすごいですね。
最新のApple Watch 6では血中酸素濃度、心拍数、心電図まで測れるようになっているので、本当に医療機器だと言われても仕方がないぐらい多機能なヘルスケアウォッチになっているような気がします。
個人的に嬉しいのは2年前に発売されたApple Watch 4で心電図アプリのような新機能が対応できるようになったことですね。
Apple Watch 4の場合は、元々使えなかった機能が2年越しに使えるようになったわけですが、今後もこういったように既存センサーを使った新しい使い方みたいなものが、どんどんアプリとして出てきたらもっと面白くなりそうですね。
では、皆さんも参考にしてみてください。
コメント