この記事では、格安SIMの一つであるビッグローブモバイルについてわかりやすく紹介しています。
もう格安SIM使ってますか?もしまだ大手の携帯キャリアの契約をしているのであれば、今支払っている金額から、月5,000円以上は安くなるかもしれません。
でもただ単に安くなるって言っても、通信速度が遅すぎて使い物にならなかったり、使いたい端末がなかったりしたくないですよね?
そういったホントに安くなるの?使いやすいの?どうすればいいの?と言った点を、一つずつわかりやすく解説して行きます。
ビッグローブモバイルとはどんな格安SIMなの?
料金プランは?

音声SIMとデータSIMの違いは、音声通話つまり電話回線を使った電話をするかどうかになります。もしビッグローブモバイルをメインに使う予定であれば、音声通話SIMを選ぶと良いと思います。
2台目でデータ専用SIMとして使うのであれば、もちろんデータSIMでも良いと思います。
データ使用量は音声通話SIMの場合は、1ギガ〜30ギガプランまで選ぶことが可能です。データ追加は+100MB毎に300円ですので、1GBで計算すると3000円とかなり割高になります。月の中でデータが足りなくならないように、なるべく大きめのプランを契約しておくことをオススメします。
またSIMのみのお申し込みだと、音声通話SIMのみ3GB以上のお申し込みの際、今なら1,200円割引×6ヶ月の適用で合計7,200円の割引が適用されます。さらにMNP転入なら+5,000Gポイント贈呈特典の併用となります。
ドコモ回線とau回線から選べる
ビッグローブモバイルは格安SIM事業者になりますので、自分の回線網を保有していません。そのため、実回線網を保有する他の大手通信事業者(ドコモ、au、ソフトバンクなど)から回線を借り受けることで事業を行っています。
これはどういうことかというと、大手事業者の対応エリア=ビッグローブの対応エリアということになるので、例えばドコモ回線で契約している場合には、ドコモの繋がるエリアであれば、ビッグローブも同じく使えるということですね。
ビッグローブの場合、ドコモ回線もしくはau回線のどちらから選ぶことができます。
ドコモとauのどちらが良いかという点については、好みの部分にもなってきますが、都心であればどちらもほぼ変わらないですが、一般的にドコモの方が地方に強いということは言われていますね。
自宅のインターネットも纏めてビッグローブに
ビッグローブという会社は、そもそも固定のインターネットを提供するインターネットサービスプロバイダーですから、勿論自宅への光回線の提供もしています。スマホ回線と自宅のインターネット回線と2重で別々のところで払うよりも、1事業者で纏めた方が同じものであるなら、できるだけ安く契約したいですよね。
更にはビッグローブはWimaxも提供していますから、自分の使い方に応じて自由に組み合わせ使用できるのもビッグローブの特徴です。
ビッグローブモバイルのメリット
エンタメフリー・オプションでYoutube/Apple Musicが無制限
ビッグローブの大きな特徴的なサービスとしては、このエンタメフリー・オプションが挙げられますね。以下の対象サービスを使用するデータに関してデータ使用量が無制限となるサービスになります。(2019年3月1日時点)
- Youtube
- Youtube Music
- Google Play Music
- Apple Music
- AbemaTV
- Spotify
- AWA
- radiko.jp
- Amazon Music
- U-NEXT
- Youtube Kids
- LINE MUSIC
- Facebook Messenger
- らじる★らじる
また以下の調べでは、音楽アプリを使用して1曲聞いた場合にどれくらいのデータを使用するかのテスト結果になりますが、おおよそどのアプリも3MB/曲程度かかるような感じです。
音質を下げる等で更にデータ使用量を圧縮することはできるでしょうが、この計算だと100曲聞けば、それだけで300MBのデータを使うことになりますね。


またYoutubeなどの動画の場合は、更に音声+映像データになるので、更にデータを使うことになります。Webでの調べに寄れば、HD720p画質で10分の映像を見たときのデータ使用量はおおよそ約180MB、1時間の動画であれば約1GBも使うことになりますね。


しかしこれらのデータが、エンタメフリー・オプションをつけることで無制限の視聴し放題になります。このプランは月480円という有料オプションではあるんですが、普段こういった動画などを見て、毎月データの上限になってしまっている人は、パケットプランのランクを落として、代わりにエンタメフリー・オプションをつける方がトータルで見ればパケット量が安くなる可能性があります。
データ繰越しが出来る
これも地味に嬉しいポイントですね。格安SIMはデータ使用量が安いので、大きいデータ契約をすることもいいんですが、たまたま使い切れない月も出てくると思います。そういったときに、翌月繰り越しができるのはとても助かりますよね。
シェアSIMで複数端末でお得に
所謂、個人でSIMカードを追加することになるんですが、これを家族で使えば大容量のパケットを家族全員で共有して使えることになるので、その分一人で使うよりもかなりお得になります。


例えば、親回線で30GBを契約して、家族4人で分けあって使っても一人頭7.5GBも使えるの十分すぎるパケット代金になりますよね。
プロバイダ30年の品質とサポート体制
ビッグローブというのは、ご存知かもしれませんが、元々NECのインターネットプロバイダとして、約30年前に出来た会社です。今はKDDIに事業が移管されましたが、通信業界の中では、老舗と呼ばれる事業者の一つになります。
またNECはサポートが手厚いことでも有名でしたので、ビッグローブも同じく品質とサポート体制には定評があります。サポートの受け方としては、電話もしくはメール、提携の店頭、チャットなどがありますね。
チャットに関しては、自動応答システムとの組み合わせにはなっていますが、かなり迅速に対応してもらうことができます。
無料の自宅訪問サポート(2019年3月31日まで)
またこういったWebでのサービスの申し方がよくわからない方や、設定の仕方がわからない人へのサービスとして提供しているのが、この自宅訪問サポートサービス。これがなんと完全無料で受けることができます。
予約が必要にはなりますが、全国どこでもビッグローブの担当者が指定の場所/自宅まで伺い、申し込みのサポートや、スマホの設定についてのサポートをしてもらえます。
これを無料でどこでもやってくれるというのは、コンシューマー事業を30年もやってきた老舗ならではのものだと思いますよね。
ビッグローブ光の同時契約で更にお得に


ビッグローブは、モバイル回線だけでなく、自宅の固定光回線の事業を提供するビッグローブ光も運営しています。ビッグローブ でSIMと光回線を同時に契約することで、回線料金が契約期間中ずっと300円引きになります。
ただでさえ、格安SIMなのでスマホ回線料金は格安なのに、光回線と同時に契約することで、安くなるのはありがたいですよね。ビッグローブ 光は、フレッツ光の回線を使って販売していますので、回線としての安心も高いですし、フレッツ光の回線を今使っているのであれば、一緒にまとめてしまった方がお得ですよね。
料金プランシミュレーション
以下シミュレーションの金額には全て別途プラン申込手数料3,000円(税別)、SIMカード準備料394円(税別)と毎月ユニバーサルサービス料がかかります。
また乗換えの場合には、転出元途MNP手数料2,000円(ドコモ)〜3,000円(au)が掛かります。
今使っているスマートフォンのままビッグローブモバイルに乗換えた場合


ドコモ:カケホライト5GB
au:スーパーカケホプラン 5GB
ビッグローブ での料金プランは、音声SIMかどうかを選んで、あとはギガ数を選ぶだけです。ドコモやauのように複雑な料金体系はなく、ワンプライスで契約することができます。上記比較はビッグローブ /docomo/auの3社で大体同じ条件で金額を比較したものになります。
ビッグローブ の場合は、一人で使用する場合に多い5~6GB付近での比較としていますが、そんなに使わないという方であれば、3GBの契約にすることで更に安く契約することも可能です。


この契約のまま2年間使い続けた場合の比較をすると、2年間で11万以上安くなるということになりますね。11万と言えば、かなりの大金ですよね。iPhoneも年々高くなってきているので、この分を端末取得費用に回した方がよっぽど効率の良い使い方になるかもしれません。
新しくiPhone 7を買って、ビッグローブモバイルに乗換えた場合


au:iPhone7 + データ定額5GB
ビッグローブ であれば、iPhone7も新規購入端末として選ぶことも可能です。しかし気をつけなればならないので、ビッグローブ でiPhoneを買おうとすると選べる端末はiPhone7のみ。かつ、契約するプランはスマホまる得プランに限定されます。
他のものと比べる少しお高めのプランにはなりますが、それでもauでiPhone7を買うよりかは幾分か安くなります。またビッグローブ で気を付けなればならないのは、ビッグローブ でiPhoneを購入した場合は、その後24ヶ月経過した後でも通常のセレクトプランに変更することができないという落とし穴があるので、気を付けてください。
そのため、ビッグローブ でiPhoneを使いたいという場合には、個別に中古のiPhoneを購入してから、ビッグローブ に乗り換えることをオススメします。それであれば金額は通常のセレクトプランを選択することが可能です。


家族3人でビッグローブモバイルに乗換えた場合


ドコモ:ベーシックシェアパック 15GBプラン + シンプルプラン
家族3人でビッグローブ を契約した場合の比較になります。家族でシェアができるのは、大手ではドコモのシェアパックがあるのですが、同じ程度の条件で計算した場合の金額は圧倒的にビッグローブの方が安いですね。
今回は家族プランとしてシミュレーションしていますが、一人でSIMを2枚持って、1枚をスマホ、2枚目をパソコン用のデータSIMなどのような使い方もできるので、その場合は更に音声SIMの900円からデータSIMの200円まで下げることが出来るので、圧倒的にビッグローブ の方が安くなってきますね。
ビッグローブ光を同時契約した場合


ドコモ:ドコモ光 割引
au:auスマートバリュー 割引
ビッグローブはビッグローブ光という光回線事業もやっていますので、ビッグローブモバイルと一緒に契約することで、月300円の割引を受けることが出来ます。ドコモやauも同じように自社の光回線を一緒に契約することで割引を受けることが出来ます。
割引額としては、ビッグローブ光よりも大きいですが、やはり元々の金額が違うので、光回線を含めてもそれでもビッグローブ の方が圧倒的に安いですよね。
通信速度シミュレーション
格安SIMの中でどのぐらいの速度なのか?
先ずは通信速度の比較ということで上記の比較を見てみると、正直なところを言えば、どの回線も大きな違いはないように思えますね。時間帯によっては多少の速度の早い遅いがあるので、一概にこの時間はこちらの格安SIMが早い、遅いとはなかなか言えないものがあります。あくまでも目安というレベルで参考にしてみてください。
次はドコモとauの回線の違いで見てみましょう。
ドコモ回線とau回線で速度の違いは?


オレンジ色がau回線のビッグローブ
ピンク色がdocomo回線のビッグローブ
上記図は、ビッグローブでのドコモ回線とau回線の比較になります。これもあくまでも目安にはなりますが、過去1週間(2/5~2/11)の平均で見ると、全体としてはau回線の方が早いようです。これは、ビッグローブ がどういう風にドコモとauと契約しているかにも依存してくるので、今後速度が変わっていく、ドコモ回線の方が早くなる可能性はありますので、注意してください。
BIGLOBE MOBILEのデメリットと乗り換えるべきではない人
大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)と比べて通信速度が落ちることがある
これは格安SIM全体の特徴・デメリットになるんですが、格安SIM事業者は総じてインターネット速度が、大手キャリアと比べて遅くなる場合があります。データ使用量の少ない時間帯はあまり実感することはないかもしれませんが、通勤時間帯や、お昼休みの時間帯など、多くの人が使う時間帯では、通信速度が一気に落ちる可能性があります。
これはそもそも大手キャリアと格安SIM事業者と思惑と契約形態の違いになります。
大手キャリアは、たくさんのデータパケット、動画・ソーシャルメディアを使って大きなデータ契約をさせたいので、ウルトラギガパケットなどと言って20GBなどの大きな契約をさせようとします。大きなデータを使ってもらうには、通信速度を上げて、どんどんデータを消費させたいわけですね。
一方格安SIM事業者は、大手キャリアから回線を借り受けているので、できるだけデータの瞬間使用量を平準化させて回線の使用料を減らそうとします。通常は回線はデータ量と、データの瞬間最大量で規定されますので、平準化させるということはそれだけ格安SIM事業者が大手キャリアに払うお金が減るわけですね。そのため、格安SIM事業者は総じてデータの使用量を平準化させる=データの通信速度が落ちる可能性が常にあるわけですね。
無制限カケホーダイがない
例えばドコモであれば、カケホーダイのプランを契約すれば、電話を何回でも何時間でも通話し続けることができます。そもそもLINEなどが普及している今では、あまり電話自体使わないという人もいるかもしれませんが、個人の仕事などでどうしても使わないとならない人や、お店などの固定回線に電話するときには使うことがありますよね。
更にはLINEなどの電話は一般的に音声品質が低い場合があるので、LINEで電話が聞こえない場合には通常の電話に切り替えることで解決することもあるので、やはり電話回線は欲しいですよね。
ビッグローブでは基本的にはドコモのようなカケホーダイはありません。しかし代わりにオプションとして、カケホーダイアプリの提供をしていて、これを使うことで無制限ではないですが、カケホーダイのような使い方をすることも可能です。
ネットワーク品質へのサポートがない
自宅でスマホの電波が弱い時がマンションの高層階のときや、電波の入りにくい1Fや、地下などではたまに起こると思います。そういったときにはドコモであれば、電波改善の依頼をかけることで、自宅にリピーター(無線中継器)やフェムトセルと呼ばれる小型の電波基地局を無料で設置してくれるのですが、格安SIM事業者はこういったネットワーク側のサポートをすることが残念ながらできません。
ですので、格安SIMを検討するときには、自宅などの使用場所でしっかり電波が届くことを確認してから契約するようにしましょう。
キャリアメールが使えない
通常キャリアメールと呼ばれる~@docomo.ne.jpや、~@au.com/~@ezweb.ne.jpなどのメールが貰えるのですが、ビッグローブではこういったキャリアメールを使うことはできません。
しかしドコモなどのような携帯キャリアメールは利用することはできませんが、 お申し込みの際に、BIGLOBEメールアドレス(WEBメール)を取得できますし、 また普段からgmail、Yahoo!メールなどWEBメールを使っている人はそちらをスマートフォンで設定することも可能です。
他キャリアからビッグローブへの乗り換え方法


他社事業者からビッグローブへ乗り換える方法は、とても簡単です。たったの2ステップにはなりますが、どこかの窓口で申し込むものではないので、自分で電話もしくはWEBから申し込みます。ただ申し込み自体はとても簡単ですので、これだけ頑張って自分でやってしまいましょう。
まとめ


さて、ここまでビッグローブモバイルを紹介していきましたが、如何でしたでしょうか?大手通信キャリア(ドコモ・au)と比べれば、圧倒的な安さを実現出来ることと、回線について注意しなければならない点はわかりましたでしょうか?
あとは乗換え手続きが多少面倒かなと思うところもあるかもしれませんが、やってしまえば簡単に出来ます。転出元(ドコモ・au・ソフトバンク)に電話でMNP番号を貰えば、あとはビッグローブで契約するだけですので、誰でもすぐ出来ますよ!
ビッグローブに乗り換えれば、誰でも月3,000~4,000円は安くなりますので、もし大手通信キャリアで2年間の更新のタイミングが来ているようであれば、是非ビッグローブを検討してみてくださいね。
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