最近はテレビを見るユーザーがどんどん減ってきており、かつ今まで検索サイトとして一番使っていたGoogleやYahooなどの検索コンテンツを上回る勢いで成長している分野がYoutube/Twitter/Facebook、最近ですとInstagramやTikTokなどになりますね。
こういった分野でよく使われる広告が15秒以下のショートクリップになるんですが、15秒以下であればユーザーの邪魔にもならず、かつ文字で伝えるよりも動画の方がストレスなくユーザーに見てもらうことができるので、その後のクリック率の向上なども見込めますね。
今回はそんな需要がますます高まるショートクリップ動画を簡単に作成できちゃうFlexClipというWeb動画作成サービスを紹介していきますね。
FlexClipとは?
先ずはFlexClipとはなんなのかなんですが、簡単に言えばショートクリップ動画を簡単に作成できるWebサービスになりますね。iOSかMacで言うと「iMovie」のWebアプリ版のような感じだと思ってくれれば良いです。
Webサービスになるので、動画を作るのに当たって動画編集にありがちなハイスペックPCも要りませんし、パソコンを持ち歩く事なく、どこにいてもWeb上で簡単に動画作成できるのはなかなか面白いですね。
1分未満のショートクリップの作成が簡単にできる
FlexClipの1番の特徴は、ショートクリップ動画の作成が驚くほど簡単にできると言うところですね。
動画を作成する際には、0から構成を考えて作成しても良いですし、FlexClipで予め沢山のテンプレートが準備されていますので、自分で作りたいイメージにあったテンプレートを使って、テキストだけを入れ替えてもそれらしいショートクリップを作成することが可能です。
動画の長さは1分未満とかなり短いですが、SNSやCMのようなプロモーションで使用する場合にはユーザーは1分以上は動画を見ることはないので、意外とこれぐらいで十分だったりもします。
因みにもっと長いものを作成したいという場合には、有償アカウントであれば〜5分未満までなら作成可能です。
SNSでの広告/プロモーション利用に最適
ブログで使う場合には、例えば今回の記事のためにサンプルで作ってみた感じだとこんな感じに簡単な記事のプロモーション動画を作成することなんかもできちゃいますね。
【Google Home活用術】Google Homeを買ったら先ずこれだけはやっておくだけで満足度段違い! #デジライン https://t.co/vBSp7fzTFL pic.twitter.com/wOpwKiYp55
— TAKA@デジライン&保育園ネット (@digiline_) May 10, 2020
単なるリンクを貼るだけよりもショートクリップ動画があるだけでインプレッション効果も期待でき、事実単なるリンクだけ貼った場合のクリック率と動画の場合だクリック率は大きな差が出ますよ。
プレミアアカウントであれば高画質な動画も作成可能
FlexClipは基本的には無料アカウントで1分未満の低画質動画であれば簡単に動画を作成することができますが、有償アカウントと比べていくつか制限が発生します。
以下に比較表を作成しました。
機能 | FREE | BASIC | PLUS |
---|---|---|---|
用途 | SNS動画向け | アフィリエイト作成向け | 本格動画コンテンツ(Youtuber)向け |
解像度 | 480p SD | 720p HD | 1080p Full-HD |
作成可能動画数 | 1個 / Project | 5個 / Project | 無制限 |
最大プロジェクト数 | 12 | 50 | 200 |
ビデオの長さ | 〜1分 | 〜3分 | 〜5分 |
透かし | 無し | 自由に変更可能 | 自由に変更可能 |
FlexClipイントロ | 有り | 無し | 無し |
価格 | 無償 | 月払い:$4.99(≒550円) 年払い:$59.88 (≒6,590円) | 月払い:$7.99 (≒880円) 年払い:$95.88 (≒10,550円円) |
透かし(Watermark)というのは、ビデオクリップ内に次サイトのロゴなど入れる機能です。ワタシの場合は有償アカウントなので、左下に当サイトのロゴを入れています。

またFlexClipイントロというのは、動画がFlexClipで作成されたことを示す広告のようなものです。無償だとこれが必ずついてきてしまいますが、有償アカウントであればこれも削除することが可能です。
因みにこんなイントロが冒頭に入ります。
FlexClipでの動画作成方法
では早速FlexClipを使った動画作成方法を紹介していきます。
今回は以前投稿した以下の記事のプロモーション動画をFlexClipで作成してみます。
https://simple-was-best.com/google-home-config/
先ずはFlexClipのサイトからアカウントを作成しましょう。
はじめに
アカウントが作成できたら早速初めてみましょう。画面に左上に「Create By Template」テンプレートから作成と「Start From Scratch」スクラッチ作成の二つがあります。

今回はテンプレートから作成してみます。
スクラッチ作成とはテキストの設定や画像、音楽、Transitionなども全て0から自分で作成する場合ですが、自分でこだわりの動画を作る場合にはこちらも良いですね。但し、テンプレートから作成したとしてもテンプレートをベースに色々カスタマイズできるので結局はどちらも変わらないかもしれません。
テンプレートを選択

FlexClipでは、かなり沢山のテンプレートが事前に準備されています。海外向けのサービスなので、日本人っぽいデザインがないのは少し残念ではありますが、それでもInstagramなどに載せても負けないぐらいお洒落な感じになること間違いない無しのテンプレートが豊富です。
因みに今回は「How to」のテンプレートをベースにカスタマイズしています。
写真/動画をアップロードする
写真や動画は予めFlexClipで準備されたものを使用しても良いですし、自分で作成した画像を使ってもどちらでも大丈夫です。

今回は以前作成した記事をベースにしているので、写真などのコンテンツもそこから使い回す事にします。
テキストパーツを選ぶ
さて、画像やビデオのコンテンツが決まればあとはそれらしい文字を入れていくだけですね。FlexClipではデフォルトで沢山の文字効果(アニメーション)が準備されているので、それを使っていけば簡単にそれっぽい動画になります。
いくつか紹介していきますね。
Simple Text
単純に文字を動かしたり、枠線で囲ってみたりする文字効果です。とてもシンプルなので、どんな動画でも使いやすそうですね。
Dynamic Text
文字を大きく動かしたアニメーションを出せるのが特徴です。大きく目立たせたいスライドや、もしくはトップコンテンツとしても使用するのも良さそうです。
Overlay
画面を大きく覆うアニメーションです。トップページ などに使うと映えそうな感じになりますね。今回はこれをトップに使っています。
Widget
動画のなかにウィジェットっぽいものを入れられる機能なんですが、動画単品だと特にクリックできたりはするものではないので、CTA(コールトゥーアクション)の機能かと思います。
Logo/Intro/Outro
動画の最初や最後にコンテンツをアピールするのに使用するアニメーションですね。いくつか種類も用意されていて、かつどれも使いやすそうな感じなので、便利ですね。
SNSマークは単にマークが出ているだけでクリックできたりはしないので注意してください。Youtubeにはアノテーションなどの機能があるので基本はそちらを使った方がいいです。
Musicを選ぶ
あとは後ろに流す音楽ですが、これもFlexClipでかなり豊富に準備されているので、強い拘りがない限りはコンテンツに合った音楽を見つけることができると思います。

プロっぽい透かしを入れる(Basic/Plusアカウントのみ)

あとは有償アカウントだけの機能になりますが、動画にロゴマークなどを入れることでさらにプロっぽい仕上がりの動画にすることができますね。
完成した動画をExportする
今回はコンテンツのポイントごとにページを作成してみました。出来上がりとしてはこんな感じになっています。

あとは公開用に動画をダウンロードするだけです。
ダウンロード する場合の解像度もアカウントのタイプによって変わってきます。無償アカウントであると480pのみ、Basicだと720p、Plusだと1080pとあげて行くことができます。
Youtubeなどのコンテンツと組み合わせるようなことを考えている人の場合は、迷わずPlusアカウントを使うことをお勧めします。480pだとYoutubeで再生する動画としては小さすぎて画質が合わなくなってしまいます。

また冒頭にも書きましたが、無償アカウントの場合は動画のサイトにFlexClipイントロ(広告)が入りますので、これが煩わしいと感じるのであれば、有償アカウントへのUpgradeを検討した方がいいですね。
完成したショートクリップ動画
どうでしょうか?結構いい感じになっているように感じませんか?作成にかかった時間は最初なので少し戸惑いつつも30分もかかっていないと思います。
こんな簡単に本格的なショートクリップが作成できるのもなかなか面白そうですね。
残念なポイント
ここからは試用から感じた改善ポイントになります。
日本語コンテンツがほぼない
トップページ のみ日本語対応ができていますが、動画作成画面などは中身のほとんどが英語のみになります。
そこまで難しい英語は出てこないかつ、直感的に操作ができるようなものになっているので、日本語無しでも簡単に作ることはできますが、やはり日本語の翻訳があった方が使いやすいとは思いますね。
5分以上の動画作成には対応できない
FlexClipの1番のサービス上の制限なのですが、5分以上の動画作成ができないことです。例えばここまで色々できるのであれば、結婚式のムービー作成なんかもできるようになればいいと思うのですが、5分以上のコンテンツをFlexClipで作成することはできません。
そのため、Youtubeなどに組み入れる場合にはあくまでもパーツとして作成して、別ソフトを使って組み合わせるような使い方をするしかありませんね。
それでもショートクリップとして使う分には機能として必要十分なものは揃っていますので、SNSでの広告などでは活躍できそうですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はショートクリップ動画が簡単にWeb上で作成できるFlexClipを紹介してみました。記事のプロモーション用にサクッと作っておくような使い方であれば今後いろんな記事に使えそうですし、Twitter/Facebook /Instagram/TikTokなどのSNSとの相性も良さそうですね。
皆さんも是非使ってみてくださいね。