今回はちょっとニッチかもしれませんが、最近買ったSurface用に個人的には最適なマウスだと思っているこのMicrosoft Surface モバイルマウスをレビューしたいとおもいます。
前の記事でも書いたんですが、やはりSurfaceの1番の特徴は、その重さもそうなんですが、むしろ際立つのはその薄さ!キーボードを含めても1.5cm未満です。
比較の為に隣に置いているのは、東芝Dynabookなんですが、もうノートパソコンってか、本当にノートブックの薄さですよね。そうなると今度は、電源やマウスなどを含めた総重量・総物量ってのが持ち運ぶ上でキーポイントになると思っています。出来るだけ軽く、薄く。そして勿論、普段から持ち歩く時に邪魔しないオシャレなデザインのマウスというのを選びたいですよね。
自宅にあるMac用のApple Magic Mouseと比較して、全体的にMicrosoft Surface モバイルマウスをレビューしていきたいと思います。因みにMicrosoft Modern Mobile Mouse(モダンモバイルマウス)という名前に変わっていますが、公式サポートにも問い合わせたところ、この2つは色のラインナップだけが違う同商品だそうです。
因みにSurface Pro 7のレビューは以下になりますので、併せてどうぞ。
https://simple-was-best.com/surface-pro-7-review/
外観
先ずは外観ですが、とてもシンプルな見た目をしています。余計なものを飾らず、スッキリとした印象を受けます。表面はプラスティックのサラサラとした手触りになっており、光沢が出ない用に表面は加工されているので、汚れが付きにくく、また指紋などを残りづらいようになっています。
ホイール部分は、Magic Mouseとは違い、物理ホイールになっていますが、決して安っぽい感じではありません。素材はおそらくアルミ風のものになっており、それだけに高級感のある形になっています。たまにホイール部分にゴムがついたモデルもありますが、このマウスはアルミ切り出しのデザインになっているので、それがまたスタイリッシュな仕上がりになっています。ホイールを回した感じは、物理ホイールなのでここは特に普通のものを同じですね。
カラー展開
Surface Mobile mouseの色展開は、バーガンディ、プラチナ、コバルトの3色展開になっています。これの色は、Surface Go用キーボードの色の展開と同じになっており、同じ色のキーボードのものと併せて買うと統一感があって良いですよね。因みにこのマウスは、前述の通り、元々はSurface Go用に発売されたマウスになります。なので、Goのような小型PCと一緒に持ち歩く為にマウスもコンパクトに作られているというわけです。
また名前違いのMicrosoft Modern Mobile Mouse(モダンモバイルマウス)は、グレイシア(薄いグレー)、パステルブルー、ミント、ピーチ、ブラックとなっています。機能的には全く一緒なので、なんで名前を変えたのかわからないんですが、多分Surface以外にも使って欲しいという理由なんでしょうね。
あまり大きなマウスや、ボタンがたくさんついているゲーミングマウスは、持ち歩くというよりは、家でオフィスでどっしり使いたいという方もいるでしょうが、個人的な好みとしては、机に一緒に置いた時に邪魔にならない、主張しすぎないこのぐらいサイズ感が私は好みです。
スペック
インターフェイス | Bluetooth® 4.01/4.1/4.2 |
無線周波数 | 2.4 GHz 周波数帯 |
無線範囲 | 戸外で 33 フィート (10 m)、通常のオフィス環境で最大 16 フィート (5 m) |
ボタン | 4 個のボタン: 左、右、ホイール、電源 (長押しでペアリング ボタン) |
機能 | 縦スクロールとホイール ボタン クリック用メタル ホイール コンピューターにマウスを簡単にペアリングするクイック ペアリング (Windows 10 April 2018 Update 以降でサポート) |
カスタマイズ可能な機能3 | XY 解像度調整 ホイール ボタン機能の再割り当て 左クリックと右クリックの入れ替え ホイールのカスタマイズ バッテリ レベル レポート |
スクロール | Microsoft 独自の BlueTrack™ Technology Windows 10/8.1 |
互換性 | デバイスは Bluetooth® 4.0 以上をサポートする必要があります (注: 多くの Apple および Windows 7 デバイスは Bluetooth® 4.0 をサポートしていません) |
重量 | 78 g (単 4 アルカリ電池 2 本を含む) |
バッテリ | 単 4 アルカリ電池 2 本 (同梱) |
バッテリ駆動時間 | 最大 12 か月 (典型的な使用で) |
保証 | 1 年間 |
本体サイズ | 107.20 mm x 60.30 mm x 25.80 mm |
Bluetooth 4.x対応
スペックで少し気になったのは、Bluetoothがv4.2までのサポートというところですよね。Bluetoothとしての最新の規格は、”一応”v5.0になっています。なんで”一応”と付けたかというとですね、Bluetooth 5.0は確かに規格としては最新なので、最新のものが使いたいという欲求は確かにあります。しかしですね、じゃーそもそもBluetooth 5.0って何が変わったのよというと、到達距離が伸びたということと、送信データ量が増えたという部分なんですね。
これって普通にノートパソコンを使う場合に、両方ほとんどメリットはないですし、マウスという利用方法を考えれば、あまり要らないですね。個人的には、確認する上で一番重要なのは、Bluetooth 4.xであるか否かですね。
なんでBluetooth 4.xじゃないとダメというと、4.x規格からBLE(Bluetooth Low Enegy)の機能がサポートされるようになりました。一般的に無線というのはかなり電力を使うので、例えばWiFiの機器は電池じゃ動きません。正確には1日は動くけど、数週間だなんてほとんど動きません。こういうモバイル機器にとって、バッテリーの大きさもそうですが、電力効率という方がよっぽど重要なんですよ。数日で電池を交換するマウスなんて要らないですしね。
なので、Bluetooth 3.x以前は勿論WiFiなんかよりは全然電池は持ちますが、今買う、もしくは今使っているマウスが3.xのものなのであれば、買い直すことで結果的に電池を節約できますね。そもそもSurface Pro 6自体がBluetooth 4.1しか対応してないので、兎にも角にもこのスペックで十分ということですね。
電池の格納方法
また個人的にちょっとびっくりだったのが、電池の格納部分ですね。下の写真が電池の格納しているところなんですが、一見どうやって開けるんだろうなと思ったら、下の部分を押すんですよね。引っかかりみたいな機構はないので、恐らく磁石でくっ付いているんだと思います。余計なパーツがないのも印象が良いですよね。引っ掛けて折るということもないですし。
vs Mac Magic Mouse
ここからは、あまり比較してもしょうがないだろと言われるかもしれないんですが、うちにある二つを並べるととてもデザインというか、使い勝手が似ているので、今までWindowsでオシャレなものがないからMagic Mouseを使おうとしていた人に見て欲しい、そんなパートになります。(そんな人いないかな?笑)
(念のためですが、今回比較しているMagic MouseはMagic Mouse第一世代になります。但し外観、サイズ感、重さはあまり変わらないので、Magic Mouse 2も同様だと思います。)
ほぼ同じサイズ感
外観は、驚くほどにMagic Mouseによく似てるなと思いました。サイズ感といい、持った感触といい、とてもそっくりです。ただMagic Mouseは、Mac特有のパッチパネル式の触覚センサーマウスになっているので、物理ホイールがないことと、タップや横にスライドをするなどすることで、単なるシンプルなマウス以上のことができるようになっています。
薄さに関しては、ほぼ同じと言って良いですね。横幅、縦幅もほぼ同様です。個人的な感覚でも使った感じはあまり両者に違和感はないですね。
重量はSurfaceモバイルマウスの方が軽い
重さに関しては、Surfaceモバイルマウスが79 g(実測)、Magic Mouseが110 gになっていたので、この点はモバイルマウスの方が良いですね。Magic Mouseは持った感じはかなりズシッと詰まったような印象を受けます。色々な機能が入っているから仕方がないと言えばそうですが。
また電池に関しても、Surfaceモバイルマウスは単4電池2本のところ、Magic Mouseが単3電池2本なので、その分の重さもありますよね。確か記憶では単4も単3も電圧は変わらないので、単4でも動くはずなんですがね。それだけMagic Mouseは機能が多いので、電力量が必要なのかもしれませんね。
Bluetoothが繋がらなくなった時は再ペアリングをする
このSurface mobile mouseはとてもシンプルでいいんですが、一つわかりづらいところが、裏側の電源/ペアリングボタンになります。このボタンで電源とペアリングの二つの用途を兼ねているので、注意してください。
Surface Mobile Mouse をオンまたはオフにする
Surface Mobile Mouse の底面に、電源および Bluetooth ペアリング用の共通のボタンがあります。このボタンを 1 回押すと、マウスの電源がオンまたはオフになり、ボタンを長押しすると、マウスが Bluetooth のペアリングの検出モードになります。
金額
Surface モバイル マウス
プラチナはほとんど見た目はライトグレーに近いので、Surface Pro 6 Blackとあれば、プラチナが一番合わせやすい色になっていると思いますよ。
比較として、Apple Magic Mouse 2の値段はこんな感じです。
まとめ
- シンプルで使いやすいデザイン
- スタイリッシュな見た目
- 持ち歩きに便利
- カバンの中で電源ボタンが勝手に押されてしまうかも
マウスとしての機能・用途を追求した1台になっているので、Surface専用というよりもモバイル用途のマウスとしてぴったりだと思います。薄さに関しても、かなりコンパクトに設計されているので、カバンに入れた時に邪魔にならないものになっています。
Magic Mouseと比較すると多機能ではないですが、その分重さは軽く、それでいてスタイリッシュになっているので、持ち歩きという意味ではむしろこちらの方が良いかもしれません。
また余計な機能もないということと、デザインに関しても他を邪魔しないものになっているので、ビジネス用途向けとしても問題なく使え、値段もそこまで抑えられているので、もし今のマウスが大きくて使いづらいなどがあれば買換え検討に値する、そんなマウスになっています。
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