我が家では、実はNature Remoをたくさん持っており、各部屋に1台ずつ設置するという使い方をしていたので、Nature Remo mini 2が販売されてからもそのまま第一世代を使い続けていました。
正直機能的にそこまで変わるものでもないし、今までのものが普通に使えていたというのもあったのですが、今回部屋の模様替えに伴い、Nature Remoの設置場所の関係で、もう少し飛距離が欲しくなってしまいました。
なので、ついにNature Remo 2 Premiumを導入することにしていましたので、発売から遅ればせながらもNatureの新製品レビューをしていきたいと思います。
Nature Remo mini 2 Premiumはマットでおしゃれな1台
Nature Remo mini 2 Premium(ネイチャーレモ ミニ2 プレミアム)のカラー展開は、Nature Blue(濃紺)とBlack(黒)の2色展開になります。
今回僕が購入したのは、Blackモデルになります。
カラーの感じもそうなんですが、表面も単なる安っぽい黒というよりも、少しざらついた質感になっており、まさに高級感漂うようなモデルですね。
個人的にもこの指紋のつかない手触りはお気に入りです。
同封物は、Micro USBケーブルのみというとてもシンプルな内容でした。
欲をいえば、USB Type Cケーブルに統一してほしかったところですね、充電ケーブルのように取り外しするようなものでもないので、そこまで気になることはありません。
Remo miniとの違いは?
Remo mini 2 Premium(プレミアム)の購入を検討する際に、おそらくほとんどの方が一緒に探していると思うのがRemo mini 2だと思います。
我が家の場合は、Remo mini(第一世代)を持っているので、これらも併せて機能的な比較表を作ってみました。
Remo mini 2 Premium | Remo mini 2 | Remo mini (第一世代) | |
---|---|---|---|
モデル番号 | Remo-2B2 Remo-2N2 | Remo-2W2 | Remo-2W1 |
カラー展開 | Black Nature Blue | White | White |
赤外線の強さ | ◎ Remo 3の1.5倍 | ○ Remo 3と同等 | △ Remo mini 2の半分 |
内蔵センサー | 温度 | 温度 | 温度 |
赤外線の強さはシリーズ最強
Remo miniの赤外線の強さに関しては公式サイトに「Remo mini 2が従来モデルの2倍」と記載されていますし、実際に我が家で使っている限り、確実にRemo mini(第一世代)は、Remo 2よりも赤外線の到達距離は低かったです。
推測になりますが、おそらく赤外線の強さが違うので、壁などの反射をしにくいのがRemo mini(第一世代)だったのだと思います。それでも対象家電と見通しが取れている場合には、特に問題なく使えていたので、要は設置場所次第ということだったのだと思います。
Remo mini 2とRemo mini 2 Premiumに関しては、赤外線の到達距離は約1.5倍とされています。
これも設置方法によって測定方法が異なってくると思うので、一概に言えませんが、直接見通しが取れているような設置方法なのであれば、通常のRemo mini 2で問題ないかと思いますが、壁や家具などに反射させて操作したいのであれば、Premiumモデルを使う価値はあるかと思います。
我が家の場合で言えば、コンセントの位置の関係で、レコーダーの後ろ側の壁にしかRemo miniが設置できなかったので、Premiumモデルにすることで無事レコーダーも操作できるようになりました。
ブラック/濃紺モデルがあるのはPremiumだけ
正直Premiumモデルを選ぶ理由として一番多いのが、実はこの色なのではないかと思います。
Remo mini 2では、主に白い壁に設置することを想定しているので、壁紙に馴染むようにWhiteモデルでも全く問題なかったのですが、部屋によっては白い色というのが全く馴染まない部屋もあると思います。
今回我が家で設置した場所も黒ベースのテレビ台に設置することにしましたので、ここに白いモデルのNature Remoは確かに合わないと思います。
Nature Remo mini 2 Premiumでできること
Nature Remo mini 2 Premiumでできることは、基本的にハードスペック(赤外線の飛距離)が違うだけで、Remo mini 2と全く一緒です。
- スマホからリモートで赤外線リモコン操作が可能
- スマートスピーカーとの連携が可能
- 温度センサーと連携した自動化が可能
因みにRemo 3の場合は、上記に加えて湿度センサー、人感センサー、照度センサーが搭載されている他にも、Qrio Lockやmorn’in +のような他のスマートデバイスとBluetoothを使って連携させることが可能です。
Nature Remo自身は確かにいろんなことができるようになりますが、個人的には単純にスマホからテレビや照明を操作できるというのが一番便利だったりします。
家のそこらじゅうにリモコンが転がっているのって、正直見た目にも良くないですし、子供の格好のおもちゃになってしまいますしね。
またオートメーションを組み合わせれば、寒くなったら暖房をオン、暑い時には冷房をオンなんて自動化を設定しておくとめちゃくちゃ生活が便利になりますしね。
あとはもちろんGoogle NestやAlexaなどのスマートスピーカーとの連携も毎日使う便利な機能な1つですね。
Nature Remo mini 2 Premiumをセットアップしてみよう
セットアップ方法に関しては、Remo 3やRemo mini 2のほぼ全く一緒になりますが、簡単にセット方法を紹介していきます。
※因みにRemo 2やRemo mini(第一世代)のセットアップよりも格段に簡単になっていました。
先ずは以下のアプリをインストールしておきましょう。
Nature Remo
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Remo mini 2 Premiumの電源ケーブルを刺した状態で、アプリからデバイスの追加と、Remo mini 2を選択すると、あとはアプリ側でデバイスを検出します。
ちゃんとPremiumモデルなので、真っ黒のデバイスイメージが表示されていました。
あとはいつも通り、Wi-Fiのセットアップをしてあげれば完了になります。
因みにSSIDを選択する際には、必ず2.4GHz帯のものを選ぶようにしましょうね。(例:Buffaloの場合は、Buffalo-G-XXXXのように間がGになっているもの)
これでセットアップが完了です。
前のモデルに比べると、めちゃくちゃ簡単になっているのが個人的に感動です。
Nature Remoアプリに気になるところ
ここではNature Remo miniに限らず、Remoアプリ全体で気になるところをいくつかピックアップしておきます。
カスタムボタン配置が使いづらい
Nature Remoは、テレビやエアコンの場合は、メーカー別のテンプレートがあるので、とても簡単にリモコンを取り込むことができるのですが、テンプレートがないものに関しては基本的にボタン1つずつ作成していくようなスタイルになります。
我が家の場合、パナのレコーダーがあるのですが、テンプレートで読み込めなかったので、以下のようにボタンを1つずつ作っていきました。
これ自身はまだ許せるのですが、面倒なのは上ボタン、下ボタン、再生、早送りなど、ボタンの表示位置がめちゃくちゃだととても使いづらくなってしまうことです。
可能であれば、カスタムボタンにもう少しバリエーションが欲しいものです。
連携できるデバイスが少ない
Nature Remoはやはり赤外線リモコンに特化したスマートホームデバイスですから、リモコンとして使う分にはとても使いやすいです。
ただし、スマートホームというと赤外線リモコン以外にも照明があったり、カーテンがあったり、鍵、空気清浄機、加湿器、各種センサーなど、たくさんのデバイスが存在しており、これを連携できるというのがスマートホームも楽しみとも言えます。
しかしNature Remoの場合、Remo 3モデルのみが、スマートロック「Qrio Lock」そして、めざましカーテン「mornin’ plus」と連携できるのみで、その他には通常の状態では連携することができません。
無線LAN再設定ボタンが裏側にあること
最後に引っ越しやルーターを頻繁に変えるような人にとって、とても使いづらい機能なのですが、Nature Remoの無線LAN設定を変えるためには、機器本体の裏側にあるリセットボタンを押す必要があります。
これが特に我が家のようにRemo本体に両面テープを貼っている人にとって、苦痛な作業な訳で、毎回毎回テープを剥がして、リセットして貼り直すという手順になるので、とても面倒なんです。
個人的には無線LANの再設定ぐらいアプリ側でどうにかできないものかなと思っています。
SwitchBotハブミニとの違いは?
Nature Remoを購入する際におそらく一度は検討するだろうデバイスがSwitchBotシリーズのハブミニかと思います。
我が家ではSwitchBotハブミニも同時に使用しているので、いくつか違いをピックアップして起きたいと思います。
Nature Remo mini 2 Premium | SwitchBotハブミニ | |
---|---|---|
製品画像 | ||
赤外線飛距離 | ◎ | ○ |
対応センサー | 内蔵センサー 温度 湿度(Remo 3) 人感(Remo 3) 照度(Remo 3) | 以下、全て別売り 温度 湿度 人感 照度 開閉 |
連携家電 | △ | ○ |
リモコン画面 | ○ | ◎ |
操作精度 | ◎ | ○ |
センサーとの連携方法の違い
Nature Remoの場合は、センサーは全て内蔵になります。
その分本体の値段もSwitchBotよりは高いのですが、その分センサーとの連携に関する遅延がほとんど発生しません。SwtichBotの場合は、シリーズにある各種センサーとなんでも連携することができるのですが、それらは全てインターネット経由で実行されるものになっているので、ネット環境によっては実行されなかったり、数msの遅延が発生します。
実際センサーと連携させる場合には、自動化が目的だと思うので、自動化するものといえば、基本的にエアコンが一番多いかと思います。
そのためエアコンだけを自動化したいという人であれば、Nature Remo miniの方が個人的にはおすすめです。
リモコンの画面カスタマイズ
Nature Remoのリモコンカスタマイズが微妙だということは前述でも書きましたが、SwitchBotの場合は、リモコンのテンプレートが多数用意されているので、Nature Remoよりは見た目が使いやすくなっています。
操作精度がNature Remoの方が良い気がする
そして最後になりますが、実際両方使って見て、心地よく操作できているなと感じるのは、正直Nature Remoなんですよね。
リモコンに関しては、SwitchBotもNature Remoもほぼ全く同じことができるのですが、ボタンを押して実際に操作できる成功率や、遅延などの操作性を感覚的に比較すると、個人的にはNature Remoの方が使いやすいと感じています。
そもそもSwitchBotハブミニの場合は、赤外線リモコン付SwitchBotデバイスハブになるわけですから、赤外線リモコン1本で製品を作っているNature Remoの方がリモコン機能に関して洗練されていると言っても良いのかもしれませんね。
まとめ
今回はNature Remo mini 2 Premiumに関して、レビューしていきました。
- シリーズ最強の赤外線到達力
- ブラック/濃紺カラー
- カスタムボタン配置が使いづらい
- 対応アプリが少ない
- 再設定時が面倒
正直今過去のモデルを持っている人であれば、今回僕のように設置場所を変えるような必然性が出ない限りは買い替えなくても十分使えるとは思います。
ただやはり見た目のオシャレさというのは自宅に家電を設置する際の大きなポイントになりますし、赤外線飛距離の拡張というのは、設置個数の削減にも繋がるので、それだけでもPremiumモデルを買う価値はあるかと思います。
それでは皆さん参考にして見てください。
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