今回はたくさんのスマートデバイスを取り扱っているSwitchBotシリーズから「ボット」を試してみました。
SwitchBotと言えば、まさにこの指ロボットデバイスの先駆けとも言えるメーカーですね。
それでは早速レビューしていきたいと思います。


SwitchBot(スイッチボット)とは?
SwitchBot(スイッチボット)とは、中国深圳発のホームデバイスメーカーが取り扱うスマートホームシリーズ名称になります。
ボット(指ロボット)以外にも赤外線リモコン、加湿器、照明、各種センサーと家中のデバイスが全てSwitchBotで揃えられてしまうほど、シリーズ製品が充実していることが特徴です。
SwitchBotの他デバイスについて以下の記事にて詳しく説明していますので、併せてご覧ください。

シンプルだけど、ちょこんとかわいいSwitchBotボット

SwitchBotボットのカラー展開はホワイトとブラックになります。
壁ボタンに設置する場合は白の方が馴染みやすいですし、逆に家電の色が黒っぽい色であればブラックの方が目立たなくて良いですね。
質感はザラザラとして感じで、安っぽい感じがないのもGOODなポイントです。
同封物は以下の通りです。
- 本体
- 3M両面テープ(本体用予備1枚、スイッチシール2枚)
- 取扱説明書

SwitchBotボットの電池はカバーを開けたところにあります。

CR2という電池を使っているようですね。電池交換の際にはCR2の3V用の電池に交換しましょう。

SwitchBotボットのできることは?
SwitchBotボットを使ってできることについて、いくつかピックアップして紹介していきます。
物理ボタンを押すことできる
SwitchBotボットは、いわゆる”指ロボット”と呼ばれるジャンルのスマートデバイスになります。
できることはシンプルに言えば、スマートホームに対応していないようなアナログなデバイスの物理ボタンを「押す」ことです。
動作はとてもシンプルなんですが、使い所によってはとても便利に使えます。
因みに動作種類は以下の2つから選ぶことができます。
- 「押すモード」:ボタンを「押す」動作
- 「スイッチモード」:ボタンを「押す」動作と「戻す」動作

物理ボタンの種類によって使い分けることになりますが、我が家の場合であれば「押す」モードは空気清浄器のボタンに使い、「スイッチ」モードは壁の照明ボタンを押す用途に使用する感じになります。
因みに「スイッチ」モードの場合は、ボットを戻す動作のためにボタンを「引き上げる」必要があります。
この際には同封されている専用の両面テープと組み合わせて使うような形になります。
それ以外にも設定では、長押し時間を調整して、数秒間押しっぱなしにするような動作も可能です。
これを使えば、例えば「物理ボタンをX秒間押しっぱなし」のような動作をSwitchBotボットにさせることができます。
SwitchBotシリーズのセンサーと連携することができる
SwitchBotボットと他のスマートホームデバイスとの一番の違いは、やはりシリーズデバイスとの連携の簡単さです。
SwitchBotシリーズには、温湿度・人感・開閉などのさまざまなセンサーが存在しており、それらのデバイスを組み合わせて使用することで、複雑な条件の家電自動化を実現することができます。
例えば、我が家の場合であれば人感センサーと組み合わせて、部屋に人が入ったことを検知して、自動で壁のスイッチを押して電気をつけるような自動化をしています。
https://simple-was-best.com/switchbot-sensors-all/

スマートスピーカーからの操作が可能
Google NestやAmazon Echoなどのスマートスピーカーから音声でSwitchBotボットを操作させることが可能です。
事前に設定が必要になるのですが、Google Home/Alexaに端末名を登録して、以下のようなコールメッセージで操作が可能です。
- OK, Google. 加湿器を消して
- アレクサ. キッチンの電気をつけて
操作には別途ハブミニが必要になるのですが、ハブミニの値段も比較的お手頃なので、SwitchBotシリーズを購入するのであれば、セットで導入することをお勧めします。

SwitchBotボットを取り付けてみよう
それではセットアップをしてきましょう。
先ずはSwitchBotアプリをインストールしましょう。まだアプリをインストールしていない人は以下からインストールできます。
最初にアプリを立ち上げる場合には、先ずはSwitchBotアカウントを作成する必要がありますので、作っていきましょう。

アカウントが作成できたら、早速アプリにSwitchBotボットを追加していきます。
特に電源ボタンのようなものはなく、電池を入れるだけで電源が入るようになっています。
SwitchBotボットの電源が入った状態でアプリを立ち上げると、SwitchBotボットはBluetoothデバイスとして検出されるようになります。
それ以外には特に設定はなく、ボットの名前と設置する部屋などを決めれば終了です。

SwitchBotボットの取り付け方法
SwitchBotボットの取り付け方法は大きくは2種類あります。
- パターン1:物理ボタンの位置にそのまま貼り「押す」モードで使用する
- パターン2:付属シールを使って「スイッチ」モードで使用する
操作したい物理ボタンの種類に応じて、設定で変えてみましょう。
因みに「スイッチ」モードでは、設定でスイッチのON/OFFを切り替えることができます。つまりボットが押された状態をONとするのか、OFFにするのかを選べるということです。
背面のシールは3Mのこんな感じの強力な両面テープが貼っています。基本的には一度つけると剥がせない感じになるので注意しましょう。
スペアの両面テープは1枚ずつ入っているので、万が一位置を変えたくなったら、一度までなら大丈夫です。また3Mの両面テープ自体は普通に単体でも購入できるので、賃貸の方であればすぐに剥がせるタイプの方が便利かもしれません。
この製品は物理スイッチを正確に押す必要があるので、位置決めに関しては慎重に、また位置が決まるまでは両面テープで貼りきらないように注意しましょう。

SwitchBotボットを操作してみる
それでは早速SwitchBotボットで家電を操作してみましょう。
今回は空気清浄機のボタンを自動化させてみたいと思います。
さらにアプリ側でスケジュール設定をすれば、毎朝8時になったら空気清浄機を自動でONにするみたいなことも可能ですね。

またそれ以外にもSwitchBotシリーズの温湿度計と連携させて、「温度がXX度以上ならON」「湿度がXX%以下ならOFF」のような設定も可能です。
照明ボタンと連携させるのであれば、人感センサーx SwitchBotボットの相性も良さそうです。
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SwitchBotボットの気になるところ
ここでは実際にSwitchBotボットを使ってみて感じた気になるポイントもいくつか解説していきます。
押せないボタンがある
SwitchBotボットは、内部のモーターを使ってボタンを押すようになるのですが、ボタンが硬かったりすると、ボタン形状によっては跳ね返されてしまったり、SwitchBotボット本体が台座から外れたりする場合があります。
我が家の場合でも一部の空気清浄機で使おうと思ったら、ボタンが押し込めないという状況になってしまいました。
上の場合は、ボタン自体が硬いのと、かなり深くまで押し込まないと反応しないようなボタンになっていたので、SwitchBotボットには使えないということになりました。
因みにSwitchBotボットでボタンが反応しない場合には、付属のスイッチシールを貼って数ミリかさ増ししてみたり、もしくは3Mのクッションゴムをボタンに貼る方法もあります。

但し、この方法でもモーター自体の力が強くなるわけではないので、こういうものを使っても全く動作しないという可能性はあります。
因みに上の空気清浄機でも試しましたが、残念ながら反応するようにはなりませんでした。(多分てこの原理のようなものを作ればいけるかもしれません)
スイッチモードの場合、手動での操作ができなくなる
正直これが一番デメリットかもしれませんが、「スイッチ」モードで壁の照明ボタンに設置すると、手動での操作ができなくなってしまいます。
というのもスイッチモードにする場合には、スイッチシールと一緒に使うことになると思うのですが、ボットのアームが下がっている状態で、手動でボタンを押そうとしても、そもそも動きません。
そのためSwitchBotボットを設置したボタンを操作したい時には、アプリを使って操作するようにするか、もしくはSwitchBotリモートボタンを使って操作するしかありません。

まとめ
今回はSwitchBotボットについてレビューしていきました。

- 物理スイッチをスマートデバイス化できる
- 押せないボタンがある
- 手動で操作できなくなる(スイッチモードの場合)
指ロボットというとてもシンプルな動作である一方で、自宅の中には意外とこのスイッチ1つを押すだけ自動化できるというものが多いのも事実です。
また今回は試しませんでしたが、マンションのオートロックをSwitchBotボットで解錠するなんて荒技をしている人もいるそうなので、こんな小さなボットで出来ることは他にもまだまだたくさんありそうですね。
ぜひ皆さんも試してみてください。


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