簿記3級に合格しました!
今回はそんな簿記3級のネット試験を独学で2週間で取得する方法をお伝えしたいと思います。

因みに簿記3級は独学で十分取得可能な資格です。というよりも、受験者のほとんどが独学で勉強してきていると思います。
合格率も50%以上の資格なので、勉強すれば誰でも受かる試験です。
でも誰でも受かるからこそ、時間をかけずにさっくり取得したいですよね。今回はそんな簿記3級を取得する最短の勉強法をお伝えしたいと思います。
簿記3級受験のメリットとは?
初めに簿記3級の価値メリットについてお伝えしたいと思います。
会計はビジネスに必須能力

簿記3級というと、少しでもテキストを見た人であれば、借方・貸方の仕訳ばかりやるイメージがあって、一体なんの意味があるのかと思う人もいると思います。
少なくとも僕も新入社員の頃にも思っていましたが、会計なんてなんの役に立つのだろうかと思っていた時もありました。とりあえず若いうちには技術をちゃんと勉強するというやり方で間違ってはいないと思っていますが、ある程度の年齢・立場になってくると、会計の重要性に気づいてくる時があります。
特に副業が軌道に乗ってきて、個人事業主になった人であれば、開業して青色申告をしようという人も出てくるかと思います。青色申告をするためには、決算書類(貸借対照表と損益計算書)を作らないといけないのですが、そこで重要になるのが日々の仕訳になるのです。
そして仕訳ができるようになると、決算書類が作れるようになるので、企業が作成した決算書類の意味がよくわかるようになるのです。
このように簿記3級の仕訳を理解すると、個人事業主であれば青色申告に役立ち、会社に勤める社会人であっても、企業を客観的に評価するための決算情報を読み取れるようになるので、投資判断や経営判断に活躍する資格となるのです。
国家資格なので受験料が安い
簿記は、日本商工会議所が運営する国家資格になります。
資格というと、大きくベンダー系資格と国家資格と2分することができますが、一般的にベンダー系資格の場合は、有効期限があったり、受験費用が高額だったりします。そういう資格は持っていても全く周りから評価されないのにも関わらず、お布施のように企業に更新料を払う必要があったりと、若干の資格ビジネスのようなものもあります。
その点、簿記は日本商工会議所が運営し、毎年7万人以上も受験者がいる由緒正しき国家資格です。
受験料も3400円(税込)で、有効期限もありませんので、安心して受験できる資格というわけです。
ネット試験ならいつでも受験可能
また国家資格の場合は、試験日が年2回もしくは3回程度と限られているケースが多いなか、簿記に関してはいち早くネット試験(CBT)を初めており、わざわざ試験日を気にしなくても、会場が空いてさえいればいつでも受験することができます。
あとは個人的には筆記のような鉛筆でカリカリ書くよりも、ネット試験であればタイピングの方が楽というのもあります。もちろん例えネット試験であっても、仕訳は手書きで整理しないといけなくなりますけどね。
将来的には士業へのステップアップも可能

また簿記3級は、その後の簿記2級、1級へのステップアップにつなげることができます。
簿記1級ともなると、難関資格である税理士への受験資格もGETできるようになりますし、簿記2級以上を持っていれば、会社の経理部門への就職・転職も可能な資格です。
因みに税理士ともなると、定年なしの仕業として独立開業することもできますし、年収も比較的に高めです。
簿記3級取得に必要な時間と費用
簿記3級を取得するために必要な勉強時間と費用を話しておきます。
勉強時間は、どの程度集中してやるかにもよりますが、大体以下の通りです。
勉強期間 | 2〜3週間 (1日1時間程度で合計15時間) |
費用 | 6,000円〜 |
試験内容 | 全3問・60分 |
合格ライン | 70点以上 |
合格率 | 50%以上 |
初めの1週間で仕訳を勉強して、次の1週間で過去問を解けば十分独学で取得可能です。
費用に関しては受験料3,400円+書籍代2,000円程度の出費は考えておいた方が良いでしょう。
簿記3級ネット試験の勉強法
ここからは僕が実践した簿記3級の勉強法です。
因みに外部の講習、e-Learningなどは一切使っていませんが、もし独学だけじゃ不安だという方は、Youtubeで現役税理士の方が、丁寧に説明してくれているので、特にお金を払って勉強する必要は僕はないと思っています。
【1週目】無料アプリで仕訳に慣れる
簿記3級の勉強のポイントは、ずばり「仕訳」です。
仕訳が9割以上間違いなくできるようになれば、簿記3級は絶対受かります。
そのため、先ずは仕訳を徹底的に勉強しましょう。
簿記3級の無料アプリはいくつかありますが、問題数が少ないものが多いです。その中で僕がオススメなのは、以下の仕訳に特化した無料アプリです。
問題解説のテキストがあると理解度が早い
そもそも仕訳って何?というレベルの人は、いきなりアプリ問題から始めると流石に難易度が高いと思います。
まず初めに解説用のテキスト一冊を流し読みして、仕訳の流れ、勘定項目の位置などを大枠で理解してからアプリで勉強すると良いでしょう。

もちろん解説テキストを使わないで、完全無料でやりたいんだという人は、「簿記3級 独学」と調べればいくらでも勉強サイトは出てくると思いますし、Youtubeでも勉強することが可能です。
個人的にはテキストを流し読みする方が僕には合ってたので、勉強用のテキストは1冊あると便利ですよ。
【2週目】過去問を解く
仕訳を完全に理解できたら、あとは過去問をとくだけです。
仕訳がほとんどできるようになると、もう「簿記3級ラクショー」とか言いたくもなるんですが、一度過去問を解くと痛い目をみます。
なぜなら補助簿、決算整理事項が結構厄介だからです。
日本語をちゃんと理解して、ミスをなくすというのが、簿記3級のポイントです。
因みに簿記3級は国家資格ではあるものの、過去問についてはネットに公開されていません。なので、過去問に関しては自分で過去問テキストを購入するか、ネットで無料のものを拾うかになります。
僕のオススメは、以下のテキストです。
このテキストの何が良いかというと、ネット試験の模試が5回分ついてくるんです。

このネット試験模試というのが、本当にすごくて、本番試験と見た目も操作性も全くもって一緒なんです。
簿記のネット試験ってどんなのかわからなくて不安という人には、是非オススメしたいテキストです。
因みにどんな感じかというと、こんな感じになります。

本番試験も全く同じ画面イメージで出題されますので、これをやっておけば本番試験時も安心して進められると思います。
完全無料ネット試験サンプル模試一覧
もしくは絶対に過去問にもお金を払いたくないという人であれば、ネットにいくつかサンプル模試があるので、こちらを使うのも良いでしょう。
但し、問題パターンが限られていたりするので、個人的にはこれだけで本番試験を迎えるのは少し勇気がいるかもしれませんね。
まとめ
今回は簿記3級を2週間で独学取得した方法をお伝えしました。
簿記というのは、若い頃に取っておけと言われて、全く腰が上がらずにここまできたわけなんですが、個人的にはむしろ今良い歳になってきた人にこそ、簿記は重要です。
特に副業をやってみたいと思う人は、事業が軌道に乗り出すと、すぐに確定申告・税金という問題にぶち当たりますので、簿記3級は取っておいて間違いのない資格ですよ。
では、みなさんご参考あれ。
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