こんにちは!DIY初心者や日曜大工に挑戦したい皆さんに向けて、今回は「カーテンボックス」の我が家の自作プロジェクトをご紹介します。
我が家は賃貸なんですが、リビングの窓には後付けできるバーチカルカーテンを使っています。これ自身は僕自身もめちゃくちゃ気に入っているんですが、通常のカーテンレールに吊り下げている関係で、カーテンレールがガッツリと見えてしまうんですよね。

どうにかいい感じに隠せないかなとずっと思っていたのですが、今回ついに重い腰を上げて自作することを決意しました。
注意すべきポイントとしては、
- 既に重さのあるバーチカルカーテンをレールに吊り下げているので、これ以上重くするのは危険。そのため、できるだけ軽いカーテンボックスにしないといけないこと。
- オシャレな見た目にしたいこと
- 間接照明を設置したい
因みに我が家で使っているバーチカルカーテンは以下です。
結果から先に伝えておくと、結構いい感じになったんじゃないかと思います。
市販品では味わえないオリジナルデザインと使い勝手の良さ、そしてコストパフォーマンスの高さが魅力ですね。
この記事では、採寸から材料の選定、設計、施工の工程を細かく解説し、実際のビフォー&アフターの写真も交えながら進めていきます。
ぜひ最後まで読んで、あなたも自作にチャレンジしてみてください!
採寸と下準備 ~正確なサイズで失敗を防ぐ~
まずは、カーテンボックスを取り付ける場所の正確な採寸から始めましょう。
正確な採寸は、施工後のフィット感や仕上がりに大きく影響します。
以下のポイントを参考にしてください:
- 複数箇所の採寸: 壁面や窓枠、天井などの複数の場所から測定し、誤差を最小限に抑えます。
- 余裕を持ったサイズ: 後から微調整できるよう、若干の余裕を持たせた採寸を行いましょう。
- 必要な道具: メジャー、定規、鉛筆、マスキングテープなど、正確な採寸に必要な道具を準備します。
図面ですが、手書きでもいいんですが、draw.ioというサイトで結構簡単に書くことができるので、パソコンに慣れている人であれば、手書きよりも早いかもしれません。
ということで今回はこんな図面を起こしてみました。

採寸結果をノートにメモ、もしくは図面として、簡単なスケッチを描いておくと、後の設計段階で役立ちます。
ここでの下準備が、最終的な仕上がりに直結するため、丁寧に行いましょう。
特に間違えやすいのは、木材の厚みを考慮しないまま木材を準備してしまうことです。厚みは準備するネジにも関係してくるので、注意しましょう。
材料の選定 ~必要な工具と木材リストのご紹介~
ここでは、基本的な工具と材料、そしておすすめの木材について詳しくご説明します。
- 基本的な工具: のこぎり、カッター、ドリル、サンドペーパー、定規、鉛筆、クランプなど。
- 材料リスト:
- 木材
- 木工用接着剤
- ネジ・釘(必要に応じて複数サイズ)
- 塗装やニス用のブラシと塗料(オプション)
材料選定時は、工具の使い勝手や、作業環境に合ったサイズ・形状のものを選びましょう。実際の現場に合わせた材料リストを事前に用意することで、作業がスムーズに進みます。
特にドライバーなどは、電動ドライバーを一個持っているとめちゃくちゃ便利です。
我が家では、Boschの小型コードレスドライバーを持っています。正直パワーは今ひとつなんですが、今回は硬い木を使う予定はないので、これで十分です。

また木材にネジを打ち込むときには、ドリルにした下穴を開けておくと失敗も少なく簡単に打ち込むことができるので、おすすめです。
今回はやわらかい木材を使ったのですが、それでもドリルで下穴を開けておくことを結構安心です。
このドリルに関してはプロ向けのものではないんですけども、パワーの足りなさは感じるものの、ほぼこれで大丈夫です。
またこのBOSCH IXOシリーズであれば、ドリルアタッチメントっていうのもあるので、もしこのドライバーを使う予定の人は、このドリルアタッチメントについても一緒に買うことをお勧めします。


木材の選び方 ~我が家はバルサ材を選んだ理由~
自作カーテンボックスで特に重要なのは、木材の選定です。
私が選んだバルサ材は、その比重が小さく軽量で、初心者でも扱いやすいのが魅力です。
バルサ材はもともと釣りルアーの材料や、模型などに使われる木材で、とても軽くて加工が簡単というメリットがあります。
本当に木材なのか疑うぐらい軽い反面、指で強く摘むと凹むぐらい脆いです。
他の木材との比較
木材にはさまざまな種類があり、それぞれ特徴が異なります。
比較的軽量で扱いやすい木材としては、バルサのほかに「スギ」や「ファルカタ材」があります。例えば、スギは日本で最も馴染み深い木材の一つで、軽量かつ耐湿性が高く、自然な木目が美しいため、和風インテリアに特におすすめです。
また、ファルカタ材は比重がやや高めですが、加工性が良く適度な強度があるため、個性的で耐久性のあるカーテンボックス作りに向いています。
他の人のブログでもよく見るのは、ファルカタ材を使っている人が多い気がしました。あまり聞き慣れない木材ですが、ホームセンターに行くと比較的簡単に見つかりますし、結構大きな木材も手に入ります。
一方で、今回僕が採用したバルサ材はルアー・模型に使われることが多いということで、あまり大きな塊がないのが問題ですね。
主な木材の比重比較表
以下は、主な木材の気乾比重(乾燥時の重さ)を比較した表です。木材選びの参考にしてください。
軽さに関しては、比重の数値が小さいものの方が軽い(=中身がスカスカ)ということになります。
樹種 | 気乾比重 | 特徴・用途例 |
---|---|---|
バルサ | 0.15〜0.20 | 極めて軽量、カッターで切れるぐらい加工が容易。 主にルアーや模型作成に使われる。 DIY初心者向け。 |
キリ | 0.19〜0.30 | 軽量、湿気に強い。家具や小物に多用。 |
ファルカタ | 0.37 | 比較的軽量で加工性が良い。 家具やDIYに人気。 |
スギ | 0.38 | 軽量、柔らかい質感、湿気に強い。和風家具や建材に適する。 |
タモ | 0.62〜0.71 | 重くて硬いが、強度と耐久性が非常に高く、高級家具に適する。 |
木材選びは、見た目の好みや使用目的、加工のしやすさ、コストなど総合的に考えて決定するとよいでしょう。
特に初心者には、軽量で加工が容易なバルサやスギ、ファルカタ材などがおすすめです。
施工アフター ~完成!オリジナルカーテンボックス登場~
木材の切り出しと組み立て中の写真を撮るのを忘れてしまったんですが、カーテンボックスは、こんな感じになりました。

ちょっとこのままだと、少し白すぎるので、オイル塗装もしてみました。
ありもののオイルフィニッシュを使った&バルサ材は着色がかなりはっきり出るので、予想よりもかなり濃くなってしまいましたが、これはこれでいい色ということで。

ということで、オイル仕上げが完成した見た目がこんな感じになりました。

このままでも十分格好いいんですが、今回は間接照明にもしたかったので、以前レビューしたSwitchBotテープライトを使ってボックスを間接照明化したいと思います。

正直今回は単純にテープライトとして動作してくれれば良かったので、若干オーバースペックではあるんですが、ピンク色の間接照明にすることもできるということで、これを設置したいと思います。


ということで、間接照明も設置完了したので、これで本当に完成です。
以下はビフォーアフターで写真を重ねてみました。
やはりカーテンボックスがあると、見た目が全然違いますね。
設置に関しては、本当に置いてあるだけになっているのですが、安定感も大丈夫そうですし、そもそもバルサ材のおかげで万が一落下したとしてもほぼ無害と思えるぐらいの強度です。
むしろ落下してきて心配なのは、下にいる人よりもカーテンボックス自体のような気がします。
まとめ&今後のアイデア ~挑戦する楽しさを実感しよう~
今回のカーテンボックス自作プロジェクトを通して、採寸から設計、施工までの一連の流れを詳しく解説しました。
- 軽量で扱いやすいバルサ材ならではの美しい仕上がり
- シンプルながらもオリジナルデザインの実現
- 取り付け後の収納力アップと利便性の向上
バルサ材の軽量さや加工のしやすさを実感しながら、DIYならではの試行錯誤の面白さを再確認できたのではないでしょうか。
作業中のちょっとしたコツや注意点を守ることで、初心者でも十分にクオリティの高い仕上がりが得られます。
これからも、家具や収納アイテム、インテリアの自作に挑戦してみることで、さらに生活空間を自分好みにアレンジする楽しさを広げてください。
あなたの挑戦記や疑問点、改善アイデアなど、ぜひコメント欄でシェアしてください。
次回も皆さんと一緒に、DIYの魅力を深堀りしていきたいと思います!
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