この記事では、急速充電デバイスで有名なVOLTME様より、急速充電器 Revo 30及び充電ケーブル(PoweLink)を試用させて頂き、その使用感やポイントなども紹介していきます。
今回はUSB-Cポート搭載の充電器ということですが、みなさんはデスク周りのポートは、まだUSB-Aを使っていますか?

USBアダプタはUSBタイプC派のTakaです。
USBの統一規格と言って、Type-Cケーブルが続々と出ていますが、とはいえスマートホームデバイスや、一部のデバイスでは依然としてUSB-Aや、もしくはMicro USBなんかも使われていたりなんかもしますよね。あとはAppleでは、まだまだライトニングケーブルなんか現役だったりしますしね。
本当の意味でUSB-Cが統一規格になるには、おそらくもう5〜6年かかってしまったりするのかもしれません。
値段が安く、それでいてコスパよく導入しやすいのであれば、デスク周りの全USB-C化にも活躍してくれそうなデバイスかもしれませんね。
それでは、早速レビューしていきます。




VOLTME(ボルトミー)とは?
VOLTMEは充電分野で20年以上の実績を持ち、大手製造元として多くの有名メーカーに製品を提供しているメーカーです。



あまり聞いたことはなかったのですが、おそらく生産委託みたいな業務をやっていたんではないかな?
同社の主要製品には、急速充電器、充電ケーブル、モバイルバッテリー、カーチャージャー、ポータブル電源など、充電に関する製品があります。
最近では、Revo 140W PD3.1という充電アダプタが、米国ラスベガスで開催されたCES(世界最大の家電展示会)において、Awardを受賞するなどしているので、品質や信頼性という意味では大丈夫と思えるメーカーです。
VOLTME Revo 30 & PowerLinkの外観
それでは早速外観からチェックしていきたいと思います。
先ずは外装ですが、シルバーの型押しされたデザインが特徴的ですね。


中身ですが、それぞれRevo 30(急速充電器)と60W対応のUSB-Cケーブルになります。


Revo 30にはUSB-A + USB-Cのタイプと、USB-C + USB-Cの2タイプがあります。
今回使用しているのは、USB-C 2ポートタイプのものになります。



USB-Cポートにまとめていってます!


重量は、実測値で53.4gになります。(カタログ値は約54gなので、ほぼ同じですね。)


次はサイズを測ってみます。カタログ値は、約43*36*33mmとのことですが、実際に測ってみたところ、ほぼその通りですね。




次は、充電ケーブルPowerLinkの方の、径の太さを確認してみます。
こちらも実測値になりますが、直径約4.2mmという感じです。





正直この太さに関しては、もう少し細いと嬉しかったですね。
VOLTME Revo 30 & PowerLinkの特徴
ここからは、VOLTME Revo 30とPowerLinkの製品のポイントをいくつか紹介していきます。
圧倒的コンパクト&軽量さ
先ずはRevo 30になりますが、その特徴は何と言っても圧倒的なコンパクトさです。
Revo 30は、第3世代のGaNチップ(窒素ガリウム)を使用しているので、充電器本体の発熱を抑えつつ、圧倒的な本体部の小ささを実現しています。
因みに手持ちにAnker Nano IIと737 Charger(GaNPrime)があったので、サイズ感を並べてみました。


Nano IIも買った当初はかなりコンパクトだと思っていたのですが、流石にRevo 30と比べると少し大きく感じますね。


因みに重さに関しても、Nano IIが約116gありますから、重さに関しても約半分程度という感じです。
しなやかなケーブル取り回し
次にPowerLinkに関してですが、一番の特徴は柔らかいシリコン製のケーブルということです。
一般的なiPhoneに付属しているUSB-Cケーブルと比べるとその柔らかさは雲泥の差です。


製品バリエーションは、60Wのものと、100W給電の1種類になり、カラーはブラック/グリーン/グレー/ブルー/ホワイトの5色展開です。
長さは、1mのものと1.8mになります。
100Wのものは現状だと正直ハイスペックゲーミングPCぐらいでしか活躍するところはないのですが、今後NASやモニターなどの電源もUSB-C給電になったりするんでしょうかね。
使ってみて気になったポイント
ここでは、VOLTMEの充電ケーブルを使ってみて気になった部分を解説します。
出力30Wなので、同時充電はスマホ向け
Revo 30は、2ポートの合計出力が30Wになります。
この容量だと、正直パソコンもMacBook Air程度でMacBook Proになってくると、充電用としては少し微妙なレベルになってきます。
さらに同時充電ということも考えても、30Wだとパソコンだけで使い切ってしまっており、もう一つのポートでスマホ充電という感じには使えないので、少々ポート数と出力という意味では中途半端なイメージです。
PowerLinkのケーブルには改良の余地有り
基本的には柔らかなケーブルではあるんですが、同様に柔らかなケーブルとして有名なAnkerのものと比べると少々柔らかさが物足りないかなという感じです。
とはいえ、セール中であればAnkerのものよりも500円近く安かったりするので、ともかく安い充電用のUSB-Cケーブルが欲しいという方であれば、これで十分ともいえます。
またケーブルのコネクタ部分ですが、もしかしすると個体差かもしれませんが、少なくとも私の手元に届いたケーブルの接合部は若干きつめでした。
MacBookやマウスなど複数のUSB-Cポートとの接続を試しましたが、いずれも少し抜き差しに力が必要な感じでした。
他社との比較
ここでは、急速充電器についてよく比較されやすい機種との表を作成してみました。
まとめ
今回はVOLTMEのRevo 30 及び PowerLinkケーブルについてレビューさせて頂きました。


- 圧倒的コンパクト&軽量充電器
- コスパ抜群
- 2ポート合計30Wという意味では少々物足りない
全体感としては、コスパの良いUSB-C充電器という意味では十分通常利用に使えるものかと思います。
携帯用、旅行用だけでなく、普段の自宅の電源タップをUSB-C化するなんて利用用途でも、この値段であれば簡単にできそうです。
それでは、みなさんぜひ参考にしてみてください。


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