ahamo(アハモ)の発表の中で、ドコモ光とのセット割が適用されないという話がありました。おそらくドコモユーザーのほとんどはドコモ光を契約しているんじゃないかと思うんですが、そのセット割が無くなったら、正直キャリアの縛りもなくなるし、もっと安い光回線を探すことができるんじゃないかとか思ったりしませんか?
少なくとも僕はそう思いましたんで、ちょっと考察がてら、どうすべきか考えてみたので、紹介してみたいと思います。
ドコモ光の料金は?
先ずはそもそも今の料金を確認してみましょう。
ドコモ光の料金表
定額プラン | 月額料金(マンション) | 月額料金(戸建て) |
---|---|---|
1ギガ タイプA 対応プロバイダ | 2年定期契約 4,000円/月 (契約期間なし:月額5,000円/月) | 2年定期契約 5,200円/月 (契約期間なし:月額6,700円/月) |
1ギガ タイプB 対応プロバイダ | 2年定期契約 4,200円/月 (契約期間なし:月額5,200円/月) | 2年定期契約 5,400円/月 (契約期間なし:月額6,900円/月) |
1ギガ 単独タイプ | 2年定期契約 3,800円/月 (契約期間なし:月額4,800円/月) | 2年定期契約 5,000円/月 (契約期間なし:月額6,500円/月) |
金額は、マンションタイプでおおよそ4,000円前後、戸建てタイプでおおよそ5,000~5,400円弱になっていますね。定期契約をしない場合にはもう少し値段が上がることになりますが、おそらくほとんどの方は定期契約はされているんじゃなかと思います。
しかしモバイルの2年縛りが実質撤廃された中で、光回線の2年縛りが残っているのはなんででしょうかね。
2年契約縛りが残っている場合には解約料がかかる可能性も
ドコモ光で解約金として発生する可能性があるのは3つです。
ドコモ光の解約金 | 戸建て:13,000円 マンション:8,000円 |
工事費の残債支払い | 0円〜18,000円 |
プロバイダの解約金 | 約5,000円 |
定期契約をしているユーザーは、基本的に契約更新月の前後中に解約しない限りは解約金がかかる可能性があります。ドコモ光の場合、24ヶ月~26ヶ月中に解約しないと解約金が発生し、戸建てで13,000円、マンションで8,000円になります。
また開通工事費を一括で支払っていない場合には、残債の一括支払いなどが求められる可能性があります。例えばドコモ光の場合、工事費15,000円〜18,000円を分割払いとして契約した人は注意が必要です。
例えば18,000円を24回の分割払いにしている場合には、9ヶ月目で解約すると、残りの15ヶ月分(24-9)を解約時に一括で支払う必要が出てきます。(およそ11,250円)
さらには、ドコモ光で契約しているプロバイダの解約金も別途かかることになり、大体約5,000円程度かかることがありますが、詳しくは各プロバイダに問い合わせしてください。
光回線の選び方
光回線というとかなりたくさん乱立しているような状況で正直わかりづらいんですよね。ここで光回線の選び方のポイントを説明します。
基本料金はどこもほぼ同じ
契約する際の1番のポイントはやっぱり最安値であることですよね。
しかし正直今の価格競争の中で、値段はもうあまり変わらなくなっているのが現状です。あったとしても数十円レベルの差になっており、基本料金で各社を比較するのは難しくなっています。
基本料金はどこも大体戸建て5,000円前後、マンション4,000円前後になっています。そのため、比較すべきポイントは基本料金以外のポイントをみると良いです。
スマホとのセット割りを活用しよう
現在光回線の利用を検討するのであれば、確実に気にしておきたいのが、スマホ料金とのセット割です。
スマホ契約回線 | 光回線 | 割引内容 |
---|---|---|
ドコモユーザー | ドコモ光 | スマホ回線から一人当たり〜1,000円割引 |
ソフトバンクユーザー | ソフトバンク光 NURO 光 | スマホ回線から一人当たり〜1,000円割引 |
auユーザー | auひかり ビックローブ光 So-net光 | スマホ回線から一人当たり〜1,000円割引 |
楽天ユーザー | 楽天ひかり | 初年度1年間無料 |
その他格安SIMユーザー | ビックローブ光 NURO 光 | スマホ回線から一人当たり〜1,000円割引 |
各社ほぼ割引率を合わせているようなが現状ですが、それでもスマホのプランと合わせた方が圧倒的にお得なことは変わりません。
因みに割引されるのはあくまでもスマホの料金からの割引となり、光通信回線の方は値段が変わらないことに注意してください。
キャッシュバック特典を使ってトータルコストで検討しよう
そして光回線の新規契約・乗り換えで最後にチェックしたいポイントは、キャッシュバック特典になります。
基本料金 | 96,000円 (4,000円 x 24ヶ月) |
工事費 | 18,000円 |
キャッシュバック特典 | △15,000円 |
2年間のトータルコスト | 99,000円 |
キャッシュバック特典とは契約時にある程度の現金でキャッシュバックされるという生々しくもとてもお得なサービスですね。このキャッシュバックというのは大抵条件がついていて、11ヶ月契約月以降に申請できるとか、最低利用月数が決まっていたりします。
それでも2年間としてのトータルで比較検討することで、一番お得なサービスを見つけることができますね。
因みにキャッシュバック特典で一番お得なのはNuro光もしくはSo-net光になります。
光回線 | キャッシュバック金額例 |
---|---|
NURO 光 | 現金43,000円など |
So-net光 | 他社の違約金還元と併せて 最大116,000円割引 |
オススメの光回線3選
それでは本題に入りますが、ahamo(アハモ)ではドコモ光のセット割がなくなることが判明しましたね。
そのため、ある意味でドコモの縛りが無くなった状態です。つまり他にも探してみれば最安値が見つけられるんじゃないのかというのが今回の記事の趣旨ですよね。
他社のキャリア系回線(au光/ソフトバンク光/楽天ひかり)でスマホセット割を適用させる
先ずは第一に検討したいのは、家族内でスマホ回線をまとめていないユーザーです。例えば夫がドコモで、妻がauみたいなケースです。
一時期スマホを家族でまとめるとお得なキャンペーンが各社から出ていたので、今はあまりいないのかも知れませんが、もし家族内で別のスマホ回線を持っている、もしくはこれを機に他社に乗り換えても良いというユーザーの場合は、他のキャリア回線を使ってスマホセット割を使用した状態で、他社の光回線を契約するのも良いと思います。
1年間限定と割り切ればRakuten UN-LIMIT + 楽天ひかりが、初年度1年間無料なので、もちろん最安値!2年目以降も月額3,800円となっているので、今後の使用感次第だが、値段だけ見れば楽天がぶっちぎりに安い
Nuro光・So-net光で高額キャッシュバックをゲットして乗り換え
もしくは順当にキャッシュバック特典を使って、乗り換えるというのも良いと思います。
光回線 | キャッシュバック金額例 | スマホセット割 |
---|---|---|
NURO 光 | 現金43,000円など | ソフトバンクユーザーなら月額1,000円割引 |
So-net光 | 他社の違約金還元と併せて 最大116,000円割引 | auスマートバリュー適用で最大月額1,000円割引 |
特にNuro光であればソフトバンク、So-net光であればauというようなスマホセット割も適用できるので、前段で紹介したキャリアの乗り換えと併せて高額キャッシュバックをゲットするのも良いと思います。
So-net光のキャッシュバックは、他社の違約金還元(最大5万円)とキャッシュバック(30,000円)、工事費無料(24,000円)、auスマートバリュー割引を組み合わせたもの
他社よりも工事費を高くしているのは、工事費残債縛りをしているためなので、よくそこは理解した上で申し込もう
やっぱりドコモ光
そしてもちろんドコモ光を使い続けるという選択肢もあると思います。
ahamo(アハモ)でドコモ光を使うというメリットは、実は「ドコモ光セット割」だったりするんです。
例えば、離れて暮らす家族がもしドコモ回線を使っているのにも関わらずドコモ光を使っていなかった場合、もしあなたの自宅でドコモ光を契約すると、「ファミリー回線」として認識されるので、離れて暮らす家族のスマホ料金に新たに割引(みんなドコモ割+ドコモ光セット割)がされるというメリットがあります。
項目 | 自宅 | 実家など |
---|---|---|
基本プラン | ahamo | ギガライト |
光回線 | ドコモ光 | その他光 (例 J:COM) |
みんなドコモ割 | × (カウント対象) | ○ |
ドコモ光セット割 | × (カウント対象) | ○ |
またそれ以外にもahamoで始まった「dカード特典」を考えると、「dカード GOLD」での支払いであれば、ahamoとドコモ光は10%OFFになるとも言えるので、そのままドコモ光を使い続けるという選択もあるかと思います。
コメント