ついに手に入れてしまいました。今回買ったのは「Chromecast with Google TV」です。
以前のChromecastはスマートテレビデバイスというよりも、単にスマホ・パソコンの映像をキャスト(投影)するだけのデバイスだったんですが、第四世代にして初めて物理リモコンが搭載されるのに加えて、Chromecast自体にVODアプリをインストールできることにより、自宅のテレビを手軽にAndroid TVがすることができるようになりましたね。
今回はそんな僕のようにChromecast with Google TVを購入した・購入しようとしている人向けに、セットアップ方法からオススメの初期設定のポイントを紹介したいと思います。
Chromecast(第三世代)から何が変わった?
先ずは簡単に第三世代からのできることの変更点ですが、以下にまとめてみました。
変更点 | Chromecast (第三世代) | Chromecast with Google TV |
---|---|---|
音声リモコン | × | ○ |
電源OFF | × | ○ |
スマートホーム操作 | × | ○ |
キャスト | ○ | ○ |
単体起動 | × | ○ |
こうしてできることベースで比較してみると、正直Chromecast with Google TVとChromecast(第三世代)はほとんど別物であることがわかりますね。
そもそも”with Google TV”と書いてありますが、実際のところ内部で走っているのは”Android TV”そのものになるので、今までChromecastで出来ていたものはそのままに、Android TVでできることが全てできるようになっています。
機能変更の1番の違いは、やはりリモコンの有無ですね。
今まではChromecastを操作する場合には、スマホもしくはGoogle Nestスピーカーなどから操作する必要があったわけなんですが、これが意外と面倒であることが多く、小さい子供などが一人で操作出来ないという欠点もありました。
Google的にはリモコンなんて邪魔なだけだと、以前どこに書いてあった記事をみたことがあるんですが、結局のところある程度リモコンがあった方が便利なんですよね。
このリモコンがあるおかげで、今まで常時スクリーンセーバー状態だったChromecastの電源を切れるようになり、スマートホームも操作でき、スマホ無しでリモコンだけで単体起動できるようになったわけですね。
リモコンは丸っとしたデザインで手に馴染むような感触です。ボタンも少なくとてもシンプルな感じですが、Apple TVのような静電式ではなく、ポチッと押す感じの物理ボタン式です。
因みに最初に入っている電池は、真っ白な電池が入っています。
また使っていて、1番の利便性を感じるのはやはり単体起動ができるようになったことだと思います。”with Google TV”と名前が入っている通り、Chromecastの中に、要はAndroid TVがそのまま移植されています。
そのためAndroidで見れていた動画配信アプリ(VOD)であれば、基本的に全てChromecast with Google TVでアプリをインストールすることが可能になっています。
以下Chromecast with Google TVでの対応アプリの抜粋になります。
アプリ対応 | |
---|---|
Youtube | ○ |
Youtube Kids | ○ |
NetFlix | ○ |
Prime Video | ○ |
Disney + | ○ |
hulu | ○ |
U-NEXT | ○ |
AMEBA | ○ |
TVer | ○ |
FOD | ○ |
GYAO! | ○ |
Paravi | ○ |
dTV | ○ |
dアニメストア | ○ |
TELASA | ○ |
DMM.com | ○ |
TSUTAYA TV | ○ |
Rakuten VIKI | ○ |
製品仕様
以下が、Chromecast with Google TVの技術仕様になります。
Chromecast with Google TV | |
---|---|
本体サイズ | 162 x 61 x 12.5mm |
重量 | 55g |
カラー | スノウ(白) サンライズ(赤) スカイ(青) |
有線LAN | 無し |
音声リモコン | 有り |
解像度 | 4K HDR (2160p, 60fps) HDR10、HDR10+、Dolby Vision |
WiFi | 802.11ac (2.4 GHz / 5 GHz) |
ちょっと嬉しいポイントは、Wi-Fiが5GHzもサポートしていることですね。こういったスマートホームデバイスは2.4GHzしかサポートしていないことが多いんですが、Chromecast with Google TVは5GHzも接続可能です。
2.4GHzだけだと、Bluetoothや電子レンジと干渉しやすかったり何か不便なんですよね。もちろん5GHzの方が飛距離は短くなりますが、自宅の中であればそこまで気になりませんしね。
セットアップをしよう
早速セットアップしていきましょう。
本体を取り出したら、テレビのHDMIに差し込んで、電源ケーブルを差し込みましょう。あとはテレビの入力切替で、差し込んだHDMIに切り替えるだけです。
Chromecast with Google TVとリモコンをペアリングする
HDMIに入力切替すると、先ずはChromecast with Google TVとリモコンのペアリングを実施する必要があります。
リモコンのペアリングは画面の指示に従って、「戻る」ボタンと、「ホーム」ボタンを同時押しするだけになります。
リモコンのペアリングが完了すれば、本体の設定に進みますが、これ以降はGoogleホームアプリで実施しますので、以下のアプリをスマホにインストールして進めてください。
Google Home
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Googleホームアプリで初期設定をする
Googleホームアプリを開いたら、左上の「+」マークを開くと、管理画面を開くことができますので、ここからデバイスの追加をしていきます。
このあと、いくつかWi-Fiに接続したり、テレビのQRコードをカメラで読み取るように指示がありますが、特に難しくはないので、画面の指示通りに進めていけば良いでしょう。
VODアプリをインストールしよう
VOD(ビデオオンデマンド)アプリをインストールする方法は2つあります。
1つ目はGoogleホームアプリ追加時に、インストールするサービスをいくつか選択して、初回にインストールする方法。
しかしこの方法だと、アプリ内で表示されるサービスが少ないので、ここで全て選択する必要も特にありません。
もう一つは、Google TVを起動して、「アプリ」タブを開いて、インストールする方法です。
こちらの方がアプリの量が圧倒的に多いのと、アプリ検索もできるので、こちらで進めるのが楽ですよ。
あとは自分が契約しているVODサービスをインストールしていきましょう。我が家の場合は、プライビデオと、Disney+を契約しているので、ここはインストールしておきます。
それ以外にも子供用にYoutube Kidsなどもインストールしておきます。
その他にもhuluやNetflixなどもあるので、VOD契約を既に持っている人であれば、こういうスマートテレビデバイスは本当にオススメですよ!
AmazonプライムをChromecastで視聴する
Amazonプライムアプリをインストールすると、ユーザーログインとデバイス登録をする必要があります。
ログインユーザーはプライム会員のものを使うとして、もう一つのデバイス登録というのは、Chromecast with Google TVをAmazonプライムアカウントに登録するということになります。
以下のような画面で認証コードが出てくるはずです。
この認証コードをプライム会員のアカウントで、Prime Videoに登録しましょう。
https://www.amazon.co.jp/mytv
https://simple-was-best.com/amazon-prime/
Disney+をChromecastで視聴する
Disney+は、Googleホームアプリでの初期インストール時に表示されていなかったので、てっきりキャストだけの対応になるのかと思ったんですが、Chromecast with Google TVではちゃんとアプリでインストール可能です。
こちらも同じようにテレビに表示される認証コードを以下URLでDisney+アカウントにログインして、入力しましょう。
https://disneyplus.jp/activate
https://simple-was-best.com/disneyplus/
リモコンをカスタマイズして使いやすくしよう
さて、最後にChromecast with Google TVにハマるためのリモコンカスタマイズをしていきます。
これはなんのために必要かなんですが、Chromecast with Google TVのリモコンって、なぜかデフォルトでアプリを呼び出すショートカットがYouTubeとNETFLIXだけサポートしているんですよね。
YouTubeは良いとして、契約していないNETFLIXがこんな一番良いポジションを占有しているのはとても邪魔です。(NETFLIX LOVEの方ごめんなさい)
てことで、今回は「Button Mapper」というユーザー補助アプリをChromecast with Google TVにインストールして、ボタンをカスタマイズして、他のアプリを呼び出せるようにしていきます。
Button Mapperのインストール
Chromecast with Google TVの「アプリ」タブから、「アプリを検索」をクリックして、Button Mapperと入力して検索しましょう。
すると、こんなアプリが出てきますので、これをインストール。
インストール完了すると、以下のような画面が出てきますので、「OK」をクリックしましょう。
Button Mapperの設定
ここからはButton Mapperの設定をしていきます。
前述の操作で、「OK」できていない方、もしくは後ほど設定を変えたい方は、先ずはChromecast with Google TVの設定を開きましょう。
設定の開き方は、Chromecast with Google TVの一番右にリモコンを進めると以下のように通知バーが出てきますので、ここから設定画面を呼び出すことが可能です。
あとは、「システム」>「ユーザー補助」>「Button Mapper」を開いて、Button Mapperを有効化し、設定を進めましょう。
因みにButton Mapperではホームボタンや、他のボタンもカスタマイズできますが、あまりやりすぎると、どのボタンがどういう操作ができるのかわからなくなるので、程々にしておきましょう。
今回は僕の場合は、YouTubeボタンとNETFLIXボタンだけをカスタマイズしていきます。
Button Mapperの設定が開けたら、「+ボタンを追加」をクリックしましょう。
次の画面では、「ボタンを追加」と出てきますが、ここは実際にカスタマイズしたいボタンを押す必要があるので、YouTubeボタン(189)とNETFLIXボタン(190)を押して追加しましょう。
ボタンのカスタマイズは、以下の3つの動作にそれぞれ割り当てることが可能です。
- 1回押し(ワンタップ)
- 2回押し(ダブルタップ)
- 長押し
それぞれ動作を割り当てることができるので、1つのボタンで3倍の操作性を出すことができるということですね。
それぞれ別々のアプリを開けるように設定していくには、「アクション」>「アプリケーション」を開きましょう。
すると、インストールされているアプリを選択できるようになっています。
あとは自分が好きなアプリを選択できるようにカスタマイズしていきましょう。
僕の場合は、左のYouTubeボタンの方は、YouTube/YouTubee Kids/YouTube Musicでまとめてみました。
右ボタンは、NETFLIXは契約していないので、Prime Video/Disney+としてみました。
一点だけ注意なんですが、NETFLIXボタンの方はなぜか、NETFLIXの呪いがかかっているので注意してください笑。
なんなのかというと、どうやらNETFLIXボタンは長押しするとデフォルトでNETFLIXが起動するようになっているみたいで、僕の環境の場合は「長押し」になんのアプリを設定しても、設定していなくてもNETFLIXが起動するという摩訶不思議現象が起きてしまいました。
もしかするとNETFLIXにログインできれば、この現象は起きないのかもしれませんが、僕はNETFLIXを契約していないので、試すことができませんでした。
どなたか現象再現、もしくは心当たりのある方教えてください。
Chromecast リモコンで気になるところ
最後にちょっとだけChromecastのリモコンで使いづらいところを教えておきます。
Prime Videoで早送り・巻き戻しが遅い
Chromecastで映画をみているときに、数分単位じゃなくて、一気に半分のところから観たいとかあるんですよね。
特に子供に観させる時とかは、最初から見せてしまうと、2時間動かなくなってしまうので、あえて残り30分のところから開始させたいとか。
そんなときにChromecastリモコンで早送りをするには、右ボタンを長押しすればできます。
しかしこの早送りのスピードがどうやらアプリによって違うようで、Disney+であれば、長押しでかなりの速度で先にいくことができるんですが、Prime Videoであると、10秒単位でしか進んでくれないので、一気に飛ばしたいと思うときにはちょっとイライラします。
但し、この早送りのスピードはアプリに依存しているので、今後改善させるかもしれませんね。
音量ボタンは赤外線操作になるので少しややこしい
Chromecastの音声リモコンは、基本的にBluetoothで本体と連動しているので、電波が届いている限り部屋のどこからでも操作ができます。
但し、音量ボタンといくつかの操作だけは例外として、赤外線での操作になります。
以下の音声リモコンの技術仕様にもそのことが記載されています。
なので、音声ボタンを操作をするときだけは、テレビの赤外線受信部に向けて操作しないと反応しないと注意しましょう。
マニュアルがほとんどないのでわかりづらいのですが、壊れているわけではないですよ
※読者からのコメントを頂き、本注意点を追加しました。
まとめ
今回は「Chromecast with Google TV」の初期設定とリモコンカスタマイズの方法を紹介しました。
- 見た目もおしゃれなリモコンがGOOD
- 家電の音声操作もこれ一台
- 音量ボタンは赤外線操作になるので少しややこしい
正直あまりVODを契約している方ではなかったんですが、プライムビデオ とDisney+だけで物凄い量になってしまって、これだとテレビの前に1日どころじゃなく過ごせてしまいそうです。
またPrime Videoをイマイチ活用しきれてないなーとおもっていたのでChromecastを手に入れたことで、一気に活用の幅が広がりそうです。
皆さんもChromecast with Google TVで毎日のテレビ生活が激変しますよ!是非お試しください!
https://simple-was-best.com/chromecast-apple-tv/
コメント
コメント一覧 (4件)
テレビの制御を赤外線ではなくHDMI CECでの制御にしてやればBTの到達範囲で制御出来ますよ
(最初テレビのメーカー設定操作する以前から操作出来ました)
https://support.google.com/chromecast/answer/7498991?hl=ja
コメントありがとうございます。
我が家のSony ブラビアではHDMIのCEC設定はされていましたが、やはり音声は赤外線でしか制御できませんでした。
少し古い型なので、最近のテレビならできるんですかね?
僕も最近購入したんですが、側面の音量調整のボタンを押しても反応しません。主さんはそんなことないですか??
僕も最初なんか反応悪いなと思ったのですが、調べてみると、音量は以下の通り、赤外線での操作になるので、テレビの赤外線受信部に向かって操作しないと、動作しません。
https://store.google.com/jp/product/chromecast_google_tv_specs?hl=ja
> 赤外線(テレビ、サウンドバー、レシーバー制御用)