前回、EaseUSのVoacal Romover(ボーカルリムーバー)をレビューさせていただきましたが、今回はEaseUS VoiceWaveという「ボイスチェンジャー」をレビューしたいと思います。
ボイスチェンジャーって、昔はそれは、誘拐電話みたいなイメージあったかもしれないですが、今では、オンラインチャットやゲーム実況などいろいろなシーンで活用の幅が広がっているのです。
今回は、インストール手順から、実際に使ってみてどうだったか、気になるポイントまでお話しします。

EaseUS VoiceWave(ボイスチェンジャー)でできること
ボイスチェンジャーの特徴を見ていきたいと思いますが、まずは実際にボイスチェンジの性能を聞いてみていただければと思います。
まずは、ライセンスフリーのこちらのオリジナルの音声を聞いてみてください。
次に、EaseUS VoiceWave (ボイスチェンジャー)を使って、いろいろな音声を実際に試している様子がこちらになります。
どうですかね、非常に多種多様な音声チェンジに対応しており、試してみたい気持ちになりますよね!
EaseUS VoiceWave(ボイスチェンジャー)は、ボイスチェンジャーとしていろんなことができます。
主な特徴は以下の通りです。
- 多彩な声の変換 男性から女性、さらにロボットや、キャラクターの声まで、さまざまな声に変換できます。配信や録音で個性的な表現ができます。
- リアルタイム処理 声の変換をリアルタイムで行えるので、ゲーム実況やオンライン通話の時に便利です。友達と遊びながら声を変えるのは、すごく楽しいですよ!
- エコーやリバーブ(残響)などのエフェクト 声を変えるだけじゃなく、エコーやリバーブなどのエフェクトも追加できるので、さらに表現力がアップします。
- ユーザーインターフェース デザインが直感的で、初心者でもすぐに使えます。複雑な設定を覚えなくても、楽めます。
- 複数プラットフォーム対応 ゲームや配信ソフトと連携できるので、いろんな環境で活用しやすいです
また、無料でも4つのボイスエフェクトやリアルタイムのボイスチェンジには対応しているので、実際に試してから購入できるのはありがたいですね。

EaseUS Vocal Remover(ボーカルリムーバー)のインストール手順
動作環境は以下のようになっています。
カテゴリー | 要件 |
---|---|
対応OS | Windows 10 (64 bit OS) / Windows 11 |
入力形式 | ビデオ: mkv, mp4, avi, flv, m4v, mov, rm |
オーディオ: mp3, m4a, m4b, m4r, rm, wav, wma, ogg, flac, ape, acc | |
出力形式 | ビデオ: mkv, mp4, avi, flv, mov |
オーディオ: mp3, m4a, m4b, m4r, rm, wav, wma, ogg, flac | |
プロセッサー | Intel i3以上のマルチコアプロセッサ、2GHz以上 (HDの場合、Intel第6世代以上が推奨) |
RAM | 4 GB RAM (HDの場合は8GBが必要) |
グラフィックス | Intel HD Graphics 5000以降、NVIDIA GeForce GTX 700以降、AMD Radeon R5以降。2 GBのvRAM (HDの場合は4GBが必要) |
ディスク | インストールのために少なくとも7GBの空きハードディスク容量が必要 (HD編集にはSSDが推奨) |
インターネット | インターネット接続は、ソフトウェアの登録およびオンラインサービスへのアクセスに必要 |
まずはEaseUSの公式サイトに行って、VoiceWaveをダウンロードします。

ダウンロードが終わったら、そのファイルをダブルクリックしてインストーラーを開きます。

インストーラーが立ち上がったら、使用許諾契約に同意して「次へ」をクリック。
インストール先の選択画面が出るので、特にこだわりがなければそのまま「インストール」を進めましょう。

インストールが終わるまで数分待つと、「完了」ボタンが表示されます。
それをクリックすれば、VoiceWaveが起動します。

起動すると、まずデバイスの選択をします。
ご自分の環境で使用するマイクとヘッドフォンを選択しましょう。

最初に無料で使用できる標準的な4つのボイスエフェクトを選択することができます。

次にPro版のライセンスを購入している場合にはライセンスをアクティブ化します。

以下のような画面でProと表示されて入れば、全ての機能が使えるライセンスが適用されています。

EaseUS VoiceWave(ボイスチェンジャー)の多彩なボイスエフェクト
ここでは、様々な機能があるVoiceWave(ボイスチェンジャー)の機能を簡単に紹介していきたいと思います。
リアルタイムの音声チェンジャー
まずは、リアルタイムのボイスチェンジができます。
この声の種類はなんと、100種類以上。おそらくですが、システムアップデートなどで今後も増えたりするのではないかと思います。

一部紹介すると、
AIボイスでは、世界的な政治家や有名サッカー選手、、、

日本人には馴染み深いアニメのキャラクターなども、、

AIボイスチェンジャーではダウンロードが必要になります。

その他、標準で用意された以下のような多彩なパターンもあります。ここに表示しているだけでも一部になります。
人間

ロボット

ゲーム

キャラクター

ホラー

アニメーション

デバイス

祭り(イベントですかね。。)

リバーブ(共鳴や反響)

これだけあれば、お気に入りのボイスエフェクトでオンラインゲームなどで個性的な演出をすることができそうですよね。
響板(サウンドエフェクト)
響板と表示されますが、いわゆるSE(サウンドエフェクト)や音響効果も多種多様な音源が揃っています。

音響のカテゴリーだけでもこんなにあります。

聞いてるだけでも楽しく、これも自分の配信などでエンターテイメント性を高めることができそうです。
ファイル音声チェンジャー
事前に録音した音声や、実際に録音してから音声編集をかけることもできます。
リアルタイムな配信でなければ、一度録音した音声を確認しながら、落ち着いて編集をかけられるので、この機能は非常に便利だと感じました。

音声研究所(パラメータ調整)
ここでは、様々なエフェクトのパラメータを自分好みに細かく調整ができます。
やはりオリジナルの声によっては、どうしても期待しているキャラクターの声にならない場合があるので、そこは自分好みに調整するのが良いと思います。

設定
先ほどの環境に合わせてオーディオやマイクの設定もこの画面で変更できますし、以下の画面で、ショートカットの割当も可能です。
マイクのオンオフやボイスチェンジのオンオフは特にオンラインなどでショートカットキーで簡単に変更できると嬉しいですよね。

EaseUS VoiceWave(ボイスチェンジャー)の他のアプリとの連携
EaseUS VoiceWave(ボイスチェンジャー)は様々なアプリのボイスチェンジャーとして連携することができます。
カテゴリー | アプリ名 |
---|---|
ゲーム実況ソフト | OBS Studio |
Streamlabs OBS | |
XSplit | |
NVIDIA ShadowPlay | |
Twitch Studio | |
コミュニケーションアプリ | Zoom |
Microsoft Teams | |
Discord | |
Skype | |
Google Meet | |
録音ソフト | Audacity |
Adobe Audition | |
Reaper | |
GarageBand | |
音楽制作ソフト | FL Studio |
Ableton Live | |
Logic Pro X | |
Cubase | |
その他 | VLCメディアプレイヤー |
Virtual DJ |
それぞれのアプリの連携手順は、こちらをクリックするとブラウザが立ち上がり、オンラインマニュアルが表示されます。

英語ですが、ブラウザの機能で日本語化すれば簡単です。

Discordの場合だと以下のように表示され、「Input Device」としてVoiceWave Microphoneを選択します。

それぞれの設定手順についてはマニュアルを参照してみてください。
EaseUS VoiceWave(ボイスチェンジャー)の気になる事
ここではEaseUS VoiceWave(ボイスチェンジャー)の気になることも紹介しておきます。
日本語は若干、違和感がある
多種多様な機能が、豊富なので、若干わかりにくい表現もたまにある印象です。
「インポート/エクスポート」が「輸入/輸出」になってしまっていたりという感じです。
でも、まぁギリギリ意味わかるので、使用には問題なしかな、と。そのうち改善されるまで待ちましょう。
音質のバラつき
変換後の音質にはちょっとバラつきがあるかもしれません。
多彩なキャラクターや有名人の声が豊富なのはとてもうれしいのですが、あんまり似ていないな、と思うものもあったりするので、ここは改善してほしいなと正直思います。
まとめ
今回はEaseUS VoiceWave(ボイスチェンジャー)を紹介してきました。
全体的に見て、EaseUS VoiceWaveはボイスチェンジャーとして非常に使い勝手の良いツールです。インストールもスムーズで、直感的に使えるので、初心者でも安心して始められます。多彩な声の変換機能やリアルタイム処理は、特に配信やゲーム実況を楽しむ方にとって魅力的です。
もちろん、音質のバラつきや価格面、サポート情報には改善の余地がありますが、それでも多くのユーザーにとって価値あるツールであることは間違いありません。興味がある方は、ぜひ試してみてください。新しい声の体験が待っていますよ!
それでは、皆さん是非参考にしてみてください。
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