EaseUS Vocal Remover(ボーカルリムーバー)って聞きなれない単語ですよね。
このソフトウェアは一言でいうと、楽曲からボーカルの音声と音楽を分離して別々のファイルにできるソフトになっています。
最近では、SNSで「#歌ってみた」や「#cover」といったタグで、アマチュアや中高生といった一般の素人であっても、楽曲がバズることってありますよね。
以前であれば、専用の機材や生のバンドがいないと、こういった原曲をカバーするのって難しかったですが、今では、簡単にAIが分離してくれるので、より音楽を発表することが身近になっているようです。
また、SNSに発表するつもりがなくても、お気に入りの曲で個人としてカラオケの練習をしたい、とかインストゥルメンタル(instrumental)として楽しみたいといった場合にも最適です。
それでは、早速レビューしていきたいと思います。
EaseUS Vocal Remover(ボーカルリムーバー)でできること
さて、ボーカルリムーバーの特徴を見ていきたいと思いますが、まずは実際に分離した結果を聞いてみましょう。
まずは、ライセンスフリーのこちらの原曲を聞いてみてください。
この曲をEaseUS Vocal Remover(ボーカルリムーバー)を使ってボーカルと楽曲に分離した結果が、こちらです。
- Vocalの音声だけ抽出
- インストゥルメンタル(楽器音)だけ抽出
シンプルにはっきりと分離されているのがわかりますよね。音声と楽曲をきれいに分けることは結構難しいようなのですが、大体、アカペラの曲とインストゥルメンタル(楽器音)になっています。
EaseUS Vocal Remover(ボーカルリムーバー)には以下のような特徴があります。
- 2倍の分析速度で解析
- YouTubeなどのリンク(URL)からも、ファイルからも解析可能。
- オンラインでWebブラウザ、iOS、Androidのアプリに対応
- MP4, MOV, MP3, WAV, M4A, FLACなど、様々なファイルの形式をサポート
また、無料でも分離は可能なのですが、ダウンロードは1日1ファイルという制限があるようです。まずは、分離の性能をご自分の耳で試してみてから購入というのも手ですね。
EaseUS Vocal Remover(ボーカルリムーバー)でのボーカル抽出の手順
ここでは、ボーカル抽出とインストゥルメンタル(楽器音)の分離を実際にやっていきたいと思います。手順は非常に簡単なので、迷うことはないですね。
オンライン上で試すことができるので、以下のリンクから実際に試してみることができます。
まずファイルから分析する場合は、以下の点線の枠にファイルをそのままドロップするだけです。
「ファイルを選ぶ」をクリックすると、OS上のエクスプローラーが立ち上がるので、そこからファイルを選択することも可能です。
右上のオンラインサイトのリンクをクリックすると、リンクを入力する画面になるので、
YouTubeやSoundCloudなどのリンクを貼り付けることもできます。
無料ユーザーの場合には以下のように順番待ちが表示されますが、有償ユーザの場合には、以下の画面は表示されないですね。
しばらくすると、以下の処理画面となり、6分の楽曲で体感3分程で、あっという間に終わります。
解析が終わると以下の画面でボーカルとインストゥルメンタルを聞き比べることができます。
有償ユーザの場合は右側のダウンロードマークを選ぶとダウンロードが開始されます。
画面にも書かれていますが、ここでダウンロードしておかないと、ファイルは自動的に消されてしまいますので、ご注意を。
ダウンロードしたファイルは元のファイル形式と同じmp3になっているので、聞き比べて確認することができます。
ちなみに、無料ユーザの場合には、ダウンロードボタンを押しても、以下の画面が表示されるため、ダウンロードできませんでした。
EaseUS Vocal Remover(ボーカルリムーバー)の注意事項
ここではEaseUS Vocal Remover(ボーカルリムーバー)の注意事項も紹介しておきます。
著作権侵害には注意を
個人で楽しむ分には楽曲を分離することも可能ではあると思うのですが、特にSNSに公開する場合などには、その楽曲の著作権侵害に当たらないかを確認する必要があります。
編曲や替歌、訳詞などにより著作物を改変する場合、著作権(財産権)だけでなく、改変の仕方によっては、著作者人格権の一つである同一性保持権(著作者の意に沿わない改変を受けない権利)の侵害になることがあります。
詳細はJASRACのサイトなどで個人の責任において確認の上、法令に準じて楽曲を使用するようにしましょう。
まとめ
今回はEaseUS Vocal Remover(ボーカルリムーバー)を紹介してきました。
Vocal Removerは、今なら月額2,090円から使うこともできます。利用の仕方はいろいろ考えられると思いますが、プロの音楽家の方も、カラオケを練習したいなどの一般の方も、高機能なAIを使ったクラウドサービスをサブスクで気軽に始めることができるので、是非ためしてみて頂ければ、と思います。
それでは、皆さん是非参考にしてみてください。
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