折りたたみ式スマートフォンのGalaxy Z Flip / Galaxy Z Foldは、そのユニークなデザインと高い機能性から人気を集めています。
しかし、折りたたみ機構やディスプレイの構造上、故障や画面割れが起こりやすいという懸念もあります。
そもそも画面を折るという結構思い切った構造をしているので、特にヒンジの部分や、画面割れ、また落下時での故障なども多く報告されているようです。
とはいえ、デザインとしては面白味のあるものであることは間違いないので、うまく壊さないように使っていく、もしくは万が一のことも考えて、保証なども検討したいものです。
今回は、そんなユニークな折りたたみスマホ、Galaxy Z Flip / Galaxy Z Foldの故障や画面割れのリスクや、修理費用の保証について解説していきたいと思います。
Galaxy Z Flip / Galaxy Z Fold の故障例
先ずは、Galaxy Z Flip / Galaxy Z Foldの故障や画面割れのリスクは、大きく分けて以下の2つが挙げられます。
折りたたみ機構の故障
Galaxy Z Flip / Galaxy Z Foldは、折りたたみ機構を採用しているため、落下や衝撃によってヒンジやフレームが破損する可能性があります。
また、折りたたみ機構を頻繁に使用することで、ヒンジの摩耗や故障が早まる可能性もあります。
特に折りたたむヒンジ部分から内部の液晶が割れていくという症状が多いようです。
また画面同士を勢いよく叩きつけるように形になっているので、そのせいでさらに画面が割れていくということもあるみたいです。
ディスプレイの故障
Galaxy Z Flip / Galaxy Z Foldは、柔軟なディスプレイを採用しているため、落下や衝撃によって画面が割れる可能性があります。
また、ディスプレイの折りたたみ部分にほこりやゴミが入り込むと、画面に傷や故障が発生する可能性があります。
Galaxy Z Flip / Foldに関しては、正直開いている時はいいのですが、閉じた時の厚みが比較的大きくなる傾向があります。
そのため、できるだけスリムに使用したいと思うユーザーは、スマホケースなしで利用したりしますし、そもそもiPhoneに比べてケースの種類が少ないので、気に入ったデザインが見つからないまま裸で使うということが原因ですね。
Galaxy Z Flip / Galaxy Z Fold はどこで修理できる?
Galaxy Z Flip / Foldの修理先については、基本的に購入先が通信事業者になるか否かで問い合わせ先が異なります。
NTTドコモ・au・ソフトバンクでの購入の場合
この場合は、基本的には携帯ショップに持ち込んでの修理になります。
特にドコモでは対象店舗は限られるのですが、Galaxyリペアコーナーという店頭当日修理ができる店舗も存在しているので、部品の在庫次第ではありますが、当日持ち込み・当日修理も可能です。
因みに実際の持ち込みには事前予約が必要なケースもあります。
SIMフリーもしくは中古、楽天モバイルからの購入の場合
この場合は、通信事業者でのリペア受付はできないので基本的にはメーカーに直接修理を依頼する必要があります。
基本的には以下のカスタマーサポートに連絡の上、引き取り修理になります。
Samsungカスタマーサポートセンター 0120 – 363 – 905
(年中無休 9:00 ~ 20:00、製品別の音声ガイダンス選択)

もしくは、Galaxy Harajuku (原宿)のみですが、店頭修理ができる場所も都内に1つだけ存在しているので、こちらに持ち込んでの修理も可能です。

実際の利用には事前予約が必要になります。
Galaxy Z Flip / Galaxy Z Fold の修理費用
Galaxy Z Flip / Galaxy Z Foldの修理費用は、故障の原因や部品の種類によって異なります。
以下は、Galaxy修理センターでの修理価格例になります。
Model | ディスプレイ交換 | バッテリー交換 | リアケース交換 |
---|---|---|---|
Flip シリーズ | ~ ¥55,000 | ~ ¥12,000 | ~ ¥13,000 |
Fold シリーズ | ~ ¥100,000 | ~ ¥26,000 |
特にGalaxy Z Foldに関してはディスプレイ交換だけで約10万円程度かかるようなので、恐ろしいですね。
但し、これもあくまでも目安になるので、ディスプレイの交換に加えて、基盤も交換なんてことになってくると、修理費用は一気に膨れ上がって、〜17万などの見積もりも出ることがあるそうです。
Galaxy Z Fold3 5G SC-55Bの場合 (ドコモの保証外での修理代金例)
修理内容 | 実費修理代金例(税込) |
---|---|
ディスプレイ修理 | 82,170円 |
内蔵電池交換 | 12,650円 |
基板修理 | 54,340円 |
修理上限額 | 172,590円 |
ここまで来ると、もう他の買った方が安いですね。
Galaxy Z Flip / Galaxy Z Fold の保証方法
先ずそもそもですが、Galaxy Z Flip / Galaxy Z Foldは、購入日から1年間のメーカー保証が適用されます。
通常考えられる利用においての故障が起きた場合や、もしくは自然故障の場合は、保証期間内であれば無償で修理を受けることができます。
ただし、落下や衝撃などのユーザーの過失による故障や、保証期間外の故障の場合は、有償での修理となります。
Galaxy Z Flip / Galaxy Z Foldの保証方法として、考えられる方法としては以下が存在します。
メーカー保証
先ずは、メーカー保証があります。
基本的にGalaxyシリーズのデバイスに関しては、購入から1年間のメーカー保証が付帯しています。
自然故障および通常利用内での故障・破損であれば、無償で修理を受けることがあります。
ただし、ユーザーの過失による落下、水没、画面割れ、盗難、紛失などに関してメーカー保証の対象外になります。
キャリア保証
キャリア保証は、NTTドコモ・au で提供している保証(保険)になります。
結局は裏側ではサムソンが受けているだけになりますが、これらの保証の良いところとしては、普段使っている携帯ショップでの受付ができたり、携帯の通信料金と合算して請求ができるというメリットがあります。
保証される内容は同じにはなるのですが、とはいえそれぞれのキャリア独自で若干料金が異なってくるので注意が必要です。
キャリア | 名称 | 月額保険料 | 免責額 | 備考 |
---|---|---|---|---|
NTTドコモ | smartあんしん補償月額コース | 825円~1,100円 | 5,500円~12,100円 | 1年に2回まで |
au | 故障紛失サポート (with Cloud) | 1,309〜1,573円 | 3,300円〜8,800円 | 1年間に3回まで |
スマホ保険など
その他にも保険会社などが独自で提供するスマホ向けの少額短期保険などもあり、こちらについては様々保険会社から多くのプランが出ています。
保険料、保証内容ともにかなりばらつきがありますが、基本的にキャリア保証と比べても圧倒的にコスパの良いものになっています。
保険と聞くと、「いらないもの」「無駄もの」というイメージが多いかもしれませんが、Galaxyのような修理代金が最大17万円にもなるのであれば、保険対象の家電の1つになってきたと考えてもいいかもしれません。
スマホ保険には、クレジットカード付帯保証や、加入型の保険など、さまざまな保証方法があります。自分に合った保証方法を選ぶことが大切です。


当サイトオススメの保証方法
モバイル保険なら3台まとめて月700円

スマホ保険としては、いろいろな保険がありますが、その中でも当サイトオススメなのは、モバイル保険になります。
この保険のポイントは月700円で最大3台まで同時に補償できるというところです。
月700円と聞いてしまうと、そんなに安くない?と思ってしまうかもしれませんが、イヤホン以外にもスマホやパソコン、ウェラブルデバイスなどを含めて最大3台まで1つの契約でカバーできてしまうので、実質的には1台あたり230円程度の負担で済むと考えると、コスパはなかなか良いですね。

Galaxy Z Flip / Fold であれば修理費用が高額になる可能性も高いので、基本的には主端末として登録しておき、その他のウェラブルデバイスなどの修理費用が安い端末を副端末として登録しておくことがオススメです。
まとめ
Galaxy Z Flip / Galaxy Z Foldは、折りたたみ機構やディスプレイの構造上、故障や画面割れのリスクがあります。
故障や画面割れを防ぐためには、落下や衝撃から端末を守る対策をしっかりと行うことが大切です。
とはいえ、普段からポケットに入れて持ち歩いていくものですから、キャリア保証やスマホ保険などに加入しておくことで、万が一の故障・破損・事故の際にも安心ですね。
Galaxy Z Flip / Galaxy Z Foldを安心して使用するために、ぜひ参考にしてみてください。
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