実は今までマガジンアプリを契約していたんですが、最近はめっきり雑誌をゆっくり読むような時間もないので、契約はしてるけど、全く読んでないという状態だったので、思い切って解約してしまいました。
その代わりと言ってはなんですが、前々から少し気になっていたKindle Unlimitedを契約したんですが、これがなかなか良かったんです。
というのも、雑誌アプリだと基本的には雑誌だけしかみれず、雑誌って正直あんまり情報量がないんですよ。ちょっとした合間にパラパラ読めるっていうのが雑誌の利点ではあるものの、雑誌に載っている情報って、正直周回遅れになっているケースが多く、雑誌で情報収集するぐらいなら毎日ネットニュースを徘徊していれば基本的には最新トピックぐらいはわかるんですよね。
それよりも、情報収集という観点で考えると、ブロガーとしては如何に深く、着眼点が面白い文章を読みたくなるわけでそういう意味でも、「雑誌<書籍」の方が適してるんじゃないかと思っています。
ということで、最近毎日少しずつ書籍を読み進めているんですが、やっぱりスマホだと正直重いんですよね。
もちろんコンパクトではあるので、持ち運びには便利なんですが、画面が小さい割に重量感があるので、片手でゆっくり本を読むということを考えると、若干オーバースペックなんですよね。
やはり「本を読む」ことに集中するのであれば、読書専用のデバイスで読んだ方が、ストレスなく知識獲得できるじゃないかと思います。
Kindleが読める電子書籍リーダーといえば、もちろんKindleですよね。
ただ僕自身も今回電子書籍リーダーを探してみて感じたのは、いろいろ種類が合ってよく分かりづらいということ。
なので、半分自分のためではありますが、自分にとってどのKindleが適しているのかを一緒に考えていきたいと思います。
Kindle 電子書籍リーダーとは?
先ずは基本的なところではあるんですが、そもそもKindle ってなに?というところだけサラッと確認しておきます。
Kindle(キンドル)とは、Amazonが運営する電子書籍サービスになっており、Amazon ECサイトなどで電子書籍を購入し、その書籍をそのままKindleアプリで読むことができます。
Kindleというのは、電子書籍サービスそのもの名称になるので、同サービス内で色々な名称があるので、混乱しないように注意してください。
Kindle | Amazonの運営する電子書籍サービス名 |
Kindleアプリ | iOS / Android / MacOSでインストールできる電子書籍リーダーアプリ |
Kindleデバイス | Kindle専用の電子書籍リーダー |
Kindle Unlimited | Amazonの電子書籍読み放題サービス |
Kindle デバイスごとの比較表
早速になりますが、Amazonから販売されているKindleリーダーについて以下にまとめてみました。
説明はともかくスペックだけ確認したい方はこちらの表をご確認ください。
Kindle (無印) | Kindle Paperwhite | Kindle Paperwhite シグニチャー | Kindle Oasis | Kindle Scribe | Kindle (無印) キッズモデル | Kindle Paperwhite キッズモデル | |
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製品画像 | |||||||
サイズ | 157.8 x 108.6 x 8.0 mm | 174 x 125 x 8.1 mm | 174 x 125 x 8.1 mm | 159 x 141 x 3.4-8.4 mm | 196 x 230 x 5.8 mm | 158.8 x 114.4 x 13.6 mm (キッズカバー含む) | 175.5 x 129.2 x 13.5 mm (キッズカバー含む) |
重量 | 158 g | 205 g | 207 g | 188 g | 433 g | 256 g | 321 g |
世代/hah発売年 | 11 世代 (2022年) | 11 世代 (2021年) | 11 世代 (2021年) | 10 世代 (2019年) | 1 世代 (2022年) | 11 世代 (2022年) | 11 世代 (2021年) |
カラー | ブラック、デニムブルー | ブラック、ライトグリーン、デニムブルー | ブラック、ライトグリーン、デニムブルー | グラファイト | タングステン | 本体:ブラック ブックカバー: サブマリン、スペースホエール、ユニコーンバレー | 本体:ブラック ブックカバー: エメラルド、ブラック、ロボットドリーム |
画面サイズ | 6 インチ | 6.8 インチ | 6.8 インチ | 7 インチ | 10.2 インチ | 6 インチ | 6.8 インチ |
画質 | 300 ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi | 300ppi |
ストレージ | 16 GB | 8GB/16GB | 32GB | 8GB/32GB | 16GB/32GB/64GB | 16 GB | 8GB/16GB |
充電ケーブル | USB-C | USB-C | USB-C | microUSB | USB-C | USB-C | USB-C |
フロントライト | LED 4個 | LED 17個 | LED 17個 | LED 25個 | LED 35個 | LED 4個 | LED 17個 |
ワイヤレス充電 | |||||||
バックライト 自動調整 | |||||||
色調調節ライト | |||||||
自動画面回転機能 | |||||||
防水性 | |||||||
ページ送り機能 | |||||||
手書き機能 | |||||||
LTEモデル | |||||||
限定保証 | 1年間限定保証 | 1年間限定保証 | 1年間限定保証 | 1年間限定保証 | 1年間限定保証 | 2年間限定保証 | 2年間限定保証 |
広告有りオプション | |||||||
購入先 | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon |
Kindle のデバイスごとの特徴
それではここからは、各デバイスごとの特徴をピックアップして紹介していきます。
Kindle (無印)
先ずは基本のKindle(無印)になります。
機能としては最もシンプルで、単に本を表示することができることに特化したリーダーになります。ただし、全デバイスの中で最も軽い特徴もあるので、持ち運びが多く、とにかく軽いのが欲しいという方であれば、こちらがおすすめです。
Kindle Paperwhite
次は、Kindle Paperwhite(ペーパーホワイト)になります。
サイズが一回り大きいというのと、防水であるという点になります。そのほか色調調整のライトもあるので、紙っぽい色調の方が好きという方についてはこちらがおすすめです。
防水性能に関してですが、IP8等級になっており、ガジェット系の防水性能の中ではかなり高めです。水深2メートルまでの真水で最大60分、水深0.25メートルまでの海水で最大3分まで耐えられる性能を持っているので、お風呂に入りながら本が読みたいというのであれば、こちらがおすすめです。
ただ防塵性能については公開されていないので、例えば砂浜のようなところで端子の中に砂に入り込むようなことがあると故障の原因になるので、注意してください。
Kindle Papterwhite シグニチャーエディション
次はKindle Paperwhite シグニチャーエディションになります。
なんでシグニチャーというのかはよくわかっていないのですが、一般的に高級モデルという意味合いがあるそうです。
Paperwhiteとの大きな違いはワイヤレス充電とバックライトの自動調節機能です。
ワイヤレス充電については、規格としてはQiに対応しているので、専用ドックを使わなくても使用は可能ですが、立てかけて充電したいというニーズがあるのであれば、そこまで値段も高くないので専用充電ドックを購入することをお勧めします。
バックライトの自動調節機能は、周りの明るさを基に光度を調節してくれる機能です。自分で手動で調節することこともできるので、実質的な違いとしては、やはりワイヤレス充電したいかどうかですね。
Kindle Oasis
次は、Kindle Oasisになります。
このデバイスが全Kindleの中でも最高スペックと呼ばれるモデルになります。
一番の特徴としては、物理ボタンの有無になります。
物理ボタンがあるかないかで、書籍の読むスピードが断然違くなり、片手で操作しやすいというメリットがあります。
また重量に関しても、これだけ多機能になっているのにも関わらず、何故かPaperwhiteよりも軽い約 188 g。
防水性能やライト自動調整も全部入っていうことなしのデバイスではあるものの、唯一悩ましいのはその値段かもしれませんね。
Kindle Scribe
次のモデルは、販売されている中では一番新しいモデルになる、Kindle Scribeです。
一番の特徴は、Kindleリーダー唯一の書込み機能がついていること。
本を読んでいるときに、自分が気になった部分を自分の文字で書くと、タイピングするよりも吸収率が高いという話がありますよね。
自分なりの考えとか、メモを都度書き込みたいというのであれば、Kindle Scribe一択になります。
とはいえ、他のモデルよりも大分重いということと、値段が高いので、手書きだけのこの金額を払うかは悩ましいところです。
Kindle (無印) キッズモデル
ここからはキッズモデルになります。
キッズモデルには、無印とPaperwhiteをベースとした2モデルが出ていますが、ハード的な違いは基本モデルと変わりません。
異なる点は、以下になります。
- 広告なし
- Amazon Kids+ 1年間サブスクリプション
- ブックカバー
- 2年延長保証付(事故補償)
広告については、キッズモデルに関してはデフォルトでオフになっているのですが、Amazon Kidsアプリを修了すると、広告が戻るようになっているようなので、注意してください。
またAmazon Kids+は通常年間9,800円(プライム会員は年間4,800円)になっているのですが、Kindleキッズモデルの場合は1年間は無償でついてきます。子供向けの書籍や、世界の歴史などの本が読み放題になっているサービスなので、1年間だけだとしてもかなりお得なサービスだと言えそうです。
Kindle Paperwhite キッズモデル
次はPaperwhiteのキッズモデルになります。
子供向けには、無印とPaperwhiteのどちらが良いかなんですが、個人的にはPaperwhiteの方が良いと思っています。というのも子供の場合、お風呂やプールで読むわけではないんですが、テーブルの上で飲み物をこぼす率が高すぎると思っています。
色調調整機能なども考えると、Paperwhiteの方がお得なモデルだと言えそうです。
Kindleデバイスの選び方
ここまで色々なKindleデバイスを解説してきましたが、ここからはあなたに合ったKindleデバイスの選び方を解説していきます。
広告なし or 広告あり?
Kindleを購入するときに、「広告あり」「広告なし」の2つのモデルがあるんですが、これってよくわからないですよね。
しかも広告なしモデルの場合は、2,000円高くなっていることもあるので、どちらにしようか悩む人も多いかと思います。
大きな違いは、画面ロック中に広告が表示されること、そして画面ロック解除時に広告をスワイプしないといけないということです。(さらに画面下におすすめ表示が残る)
これらの動作が苦にならないというのであれば、広告ありでも良いですが、たかが2,000円で広告なしでストレスなく読みたいというのであれば、個人的には「広告なし」がおすすめです。
データ容量はどれがいい?
データ容量ですが、8GB/16GB/32GBといくつかオプションがあるモデルもあります。
8GBで漫画であれば、おおよそ130冊程度を端末内に保存ができ、16GBであれば260冊というような感じです。
端末内に保存できなくても、正直その本を読む最初のときに本データをダウンロードできますし、さらにはWi-Fiが使えるところであれば、特に端末に必ず保存しておきたいという本の数はそこまでないんじゃないかと思っています。
なので、個人的なおすすめは「8GB」で十分かと思っています。
お風呂で使うならPaperwhite
次にどのモデルを選択するかになります。
これはどのぐらい読書に時間をかけているかにも依存するのですが、値段だけで見れば確かに無印が一番安いです。
Kindleを始めて使うというユーザーで、とにかく軽いものを使いたいというのであれば、正直無印でも十分だと思っています。
ただ色調調整や、防水機能ぐらいは合っても良いかなと思うので、そういう意味でもPaperwhiteが程よいモデルだと思っています。
シグニチャーにするとワイヤレス充電ができますが、ここは好み次第かなと。ただシグニチャーモデルにすると、値段がガッツリ上がるので、いきなりこのモデルから始めるには少々覚悟が必要です。
また同様に、Kindle Osasisについても物理ボタンやLTE機能があるとはいえ、正直電子書籍リーダーとしてこの値段を払うのは結構覚悟のいる金額帯です。読書のヘビーユーザーであれば、元が取れるかもしれませんが、そうでなければ、使わなくなった際のダメージがでかいかと思います。
なので、まず迷ったらPaperwhiteぐらいが程よい選択肢だと思います。
手書きをしたいならScribeだけど
最後に若干番外編にはなりますが、Kindle Scribeについてですが、これに関してはどうしても手書きで書き込みたいというのじゃない限り、値段的にも選ぶ価値はないかと思っています。
どうしても手書きがしたいのであれば止めませんが、Kindle Scribeの場合は5万円程度かかる高級端末になるので、これを選ぶぐらいなら、iPadの安い端末を買った方がお得なんじゃないかと思っています。
Kindleリーダーのデメリット
ここでは、Kindleそのもののデメリットについても解説しておきます。
動作が重い
先ずは実は的な部分ですが、Kindleはあんまり動作性が良くないです。
E-inkを採用しているので、iPhoneのようなヌルヌル感というよりも、画面の再描画が繰り返されるような感触です。
iPhoneのKindleアプリをイメージして、Kindle端末を購入すると、その操作性の悪さに幻滅すると思います。
単語を調べたり、下線を引いたりなんかもできますが、E-inkというディスプレイの仕様上、動作性は重いという事は認識しておいた方が良いです。
白黒のみ
また良くも悪くもの部分ですが、Kindleは白黒のみです。
雑誌を読みたいと思っても、白黒の雑誌なんて、大衆雑誌ぐらいしか楽しめなさそうです。
「本を読む」ことに特化しているデバイスなので仕方がないかもしれませんが、本を以外(雑誌など)を読むにはあまり適したデバイスとは言えません。
万が一壊れた時は?
先ずそもそもになりますが、AmazonではKindleデバイスの修理は受け付けていません。
基本的に保証期間内で壊れた場合には、新品での交換対応のみになります。
通常は1年間の自然故障のプランが入っていますが、もし延長保証を追加したいということであれば、別売りオプションで最大2年まで保証してくれるプランもあるので、こちらも一緒に加入を検討してみてください。
因みにですが、当サイトでもモバイル保険や携行品保険のような形で、まとめてカバーできるかという確認をしていますが、基本的に外部保険については「修理費用補償保険」と言って、修理にかかった費用を補填するというスタンスになります。
そのため、Kindleの場合は修理をしていない=できないので、「修理不能証明書」のようなものを出してくれれば、あるいは保険でカバーできるかもしれません。
しかし、個人的にはAmazonの端末はセール中などを利用すれば、40%近くオフになることもありますので、保険でどうこうというよりも、気になるようであれば1,000円追加して延長保証を。
そうでなければ、壊れたらセールに合わせて購入するぐらいで良いと思っています。
僕のおすすめはKindle Paperwhite 8GB 広告なし
ここまで色々見てきましたが、個人的にKindleデバイスで一番のおすすめは「Kindle Paperwhite 8GB 広告なし」かなと思っています。
やはり色調調整と防水性という点は、欲しいなと思いますし、一方でワイヤレス充電を導入するほどは使いこなせる自信がないというのと、やはり値段を考えるとシグニチャーエディションも高いよねと。
あとはどの程度読書に割り当てられる時間が自分の中にあるか次第だと思いますが、予算が許すのであれば、シグニチャーエディションももちろんおすすめですよ。
まとめ
今回はKindle電子書籍リーダーについてのモデル別の特徴や、選び方などをまとめてみました。
僕自身も電子書籍リーダーをどれにしようかなと悩んでいたので、今回この記事を書くにあたって、自分の一番合うデバイスが明確になったかなと思っています。
それでは皆さんも、ぜひ参考にしてください。
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