小さな子供がいる方には共感してくれると思うですが、毎度の食事後の我が家の床は相当汚いです。
食べかす、飲み物のこぼれ、さらには汚れた子供の足跡。
前々から掃除しなきゃなと思いつつ、雑巾を出して、床全体を拭くのは面倒だと思って、あまり手が回っていませんでした。我が家には拭き掃除付きロボット掃除機もいるので、たまに水拭きも動作させているのですが、正直ミドルクラスぐらいのロボット掃除機の拭きは甘い(弱い)んですよね。
そこで、今回はちょっと前々から気になっていた、いわゆる電動モップというやつを手に入れることが出来ましたので、実際に我が家で使ってみて、その掃除力、使い勝手を試してみたいと思います。

Neakasa PowerScrub IIの外観
それでは早速外観を確認していきたいと思います。
カラー展開はホワイトの1色のみです。全体的な本体素材に関しては、プラスチックな感じにはなっています。

本体の重さは、約4.7キロになっており、持った感じも確かに結構重さを感じます。
基本的には持ち上げることはないとは言え、台座に乗せるときや、2階に持って行くなどするときには少し重さが気になります。
モップに関しては、ダイソンの先端に似たような感じかと思ったのですが、もっと毛足が長く、触り心地はどちらかというと、ぬいぐるみに近い感じです。
赤く見える部分が、硬いファイバーブラシになっているので、このファイバー部分が床材の隙間に入り込んで、汚れをしっかりと掻き出してくれそうです。

アップにして撮ってみましたが、かなり気持ちの良い触り心地です。

因みに汚水タンクの仕組みですが、基本的にはゴミと汚れた水は全てこの汚水タンクに貯まることになります。そのため、掃除完了後の汚水タンクは正直めちゃくちゃ汚いです。
大きなゴミは汚水タンク内のトレイに貯まる仕組みになっていますが、セルフクリーニング後にはこの部分も濡れたゴミが溜まって正直あまり触りたくない感じになります。
ただ要は床を手で掃除するか、ここに溜めてまとめて取るかの違いではあるんですが。

汚水タンクの上部にはもう最近の掃除系家電でお馴染みのHEPAフィルターが使われていますね。
因みにこの部分も外せるので、汚水タンクの掃除の際には必ずここも一緒に外して掃除しましょう。

残りの同封物としては、台座(充電ステーション+乾燥トレイ)、と本体掃除用のブラシになっています。
本体のスペックとしては、以下の通りになっています。

Neakasaのできること
それでは、Neakasaを実際に使ってみて便利だと感じたポイントをいくつかピックアップして紹介していきたいと思います。
掃除をしながら、床拭き(乾拭きor水拭き)が可能
先ずは本製品の最初のポイントは、ゴミ掃除と拭き掃除が同時にできるという機能になります。
いわゆるロボット掃除機でも似たような機能を持ったものがありますが、10万前後のものであると、床を拭くというよりも、少し水に濡らした布を床に当て撫でているだけのような感じにもなっており、正直掃除力という意味ではあまり効果はないような気がしていました。
ミドルクラスのロボット掃除機の場合は、どちらかいうと表面の埃を水拭きできる程度なので、表面についた大きな汚れを拭くという使い方には適していないように感じます。(ハイエンドモデルはモップ付きも)
Neakasa PowerScrubの場合は、掃除機の先端がダイソンを彷彿とさせるような回転式のモップがついており、これにより床に落ちたゴミを吸い取りながら、さらに床を強力に掃除してくれることができます。
セルフクリーニング機能で自動でモップ部分をお掃除
そしてもう一つの便利な機能なのが、セルフクリーニング機能になります。
いくら水拭きで掃除ができたとしても、毎回モップを手洗いするとなると流石に面倒ですし、時短になってるような感じもしません。
Neakasa PowerScrubが他社と大きな違うのは、この毎回の掃除後の強力なセルフクリーニング機能です。
基本的に毎日の拭き掃除ぐらいであれば、ほぼこのセルフクリーニングで清潔に保てると思いますし、たまに洗剤で床掃除をすれば、セルフクリーニング時にはついでにモップも掃除してくれるわけですね。
我が家でも届いてからおよそ2週間程度、使っていましたが、セルフクリーニングのおかげでモップが雑巾臭くなることもなく、いつでも手軽にしっかりとした拭き掃除ができるようになりました。
因みに毎回のセルフクリーニングには、モップを取り外して乾燥させることで、清潔感を長く保つことができます。
中性洗剤を使うことでさらに洗浄力がアップ
Neakasaのもう一つのポイントは、タンクに直接洗剤を入れて、床掃除ができるということです。
入れられる洗剤は泡立ちの少ない中性洗剤ということになっていましたので、今回は我が家では「ウタマロクリーナー」を入れてみました、


因みに入れる量は、「ウタマロクリーナー」の場合はほんの少しで良いです。
後述しますが、泡立ちの良い洗剤をタンクに入れすぎてしまうと、Neakasaが泡だらけになるのでご注意を。

大型LEDスクリーンで電池残量が一目でわかる
そして最後は、ダイソンを彷彿させるような大型のLEDスクリーンですね。
正直これだけ大きいスクリーンが電池表示のためだけにいるのかとダイソンの時も疑問には思いましたが、大きいことで視認性がめちゃくちゃ良いことは確かです。
また電池残量についても、掃除機のような動作時間が1時間程度のデバイスの方が、急に止まってイラつくなんてことが起きないためにもしっかりと残量表示してくれるのは助かりますね。

実際の掃除力を試してみた
それではここからは、実際の吸引力ならぬ、掃除力を試してみていきたいと思います。
一般的なゴミ掃除
先ずは1つ目に準備したのは、一般的な埃ごみになります。

我が家のルンバから取り出した細かい埃ゴミですが、当たり前ですがこれが掃除できなきゃ、掃除機ではないですね。
ほぼ1回ストロークで綺麗になっています。また通常のダイソン掃除機と比べて、水拭き掃除も同時にしているので、ゴミも床も綺麗になっていると言えそうです。
子供の落書き
次はもう少し手強いというか、普通に雑巾で拭いてもめんどそうな、子供が描いた落書きになります。
これはクレヨンで描いたものになります。

この結果に関しては、個人的にはとても驚いたのですが、流石に1回では全て消えてませんが、2〜3回目以降からはほぼ消えています。
今回はタンクに洗剤を入れている効果もあるかもしれませんが、正直このレベルの汚れがNeakasaで綺麗になるのであれば、十二分に価値があるような気がしました。
こぼれた牛乳
そして最後は、こぼれた牛乳です。
我が家に関して言えば、こんな状況は日常茶飯事で、小さな子供のいる家庭ではほぼ毎日見る光景じゃないでしょうか?

これも当たり前ですが、あっという間に綺麗になりました。
牛乳は特に雑巾で拭くと、牛乳臭くなったりするので、掃除が色々と面倒なんですが、Neakasaはしっかりと水拭きで綺麗にしてくれていますね。個人的に感動だったのは、フローリングの床材の隙間に染み込んでいる牛乳もしっかりと綺麗にしてくれています。
Neakasaを使ってみて気になった部分
ここからは逆にNeakasa PowerScrub IIを実際に2週間ほど使って後に、気になった部分をいくつかピックアップして解説していきます。
掃除音が爆音
先ずは一つ目ですが、掃除音が結構大きいです。
ダイソンに関しても最初使った時はかなり大きな音がするなと思いましたが、Neakasaについてはそれ以上かなと思うところもあります。
夜、子供が寝た後にちょっとこれで掃除しようとは思えないぐらいの音量です。
また掃除時の音だけでなく、セルフクリーニング時の音もかなり大きいので、やはり夜、特に子供が寝た後にこれで掃除する気にはなりません。
汚水タンクは毎回掃除する必要がある
セルフクリーニング後の汚れた水は、汚水タンクに貯まることになりますが、基本的には汚水タンクに関しては毎回中身を捨てて、綺麗にする必要があります。
正直容量的には、おそらく4−5回分のセルフクリーニングぐらいはできるとは思いますが、そもそも牛乳などの汚れが混じった汚れた水の中に、さらに埃、髪の毛などが混じったかなり汚い水だと思います。
見た目にもそのままにしておきたくはないですし、あまり溜めすぎると、セルフクリーニング時に汚水タンクの隙間から水が飛び出てくることがあるので、必ず毎回中身の汚水と、ゴミを捨てるようにしましょう。
重いので取り回しに注意
そしてこれは使っていて、本当に思うのですが、本体が結構重いです。
Neakasaのローラー部分は掃除を開始すると、自動的に本体が前に進むような仕組みになっているので、前後に動かす場合にはほとんど気になりません。
重さが気になるのは、椅子の周り、家具の隙間など、細かい取り回しをしながら掃除をするときには、重さが気になります。
ただこれでも他社の同様の製品と比べれば軽い方らしいのですが、構造上タンクが2つ必要だったりするので、仕方がないのかもしれませんね。

洗剤をタンクに入れ過ぎるのはNG
そして最後にみなさん使用する際に本当に気を付けてほしいのですが、タンクに洗剤を入れる際には、必ず泡の少ない中性洗剤かつ、入れ過ぎにご注意ください。
というのも、普通に掃除をしているときには、洗剤を入れているとむしろ床が綺麗になって最高!となるのですが、問題はセルフクリーニング時になります。
そもそもセルフクリーニングは、台座についている洗濯板のような突起にモップを高速回転させる仕組みになっています。
そのため、この動作が強力な泡立て器になってしまうのです。
我が家の場合、量を気にせず中性洗剤の原液をタンクに突っ込んだところ、セルフクリーニングの際に台座が泡まみれになってしまいました。

さらには汚水タンクの中も泡まみれになってしまい、台座、タンク、モップなどを掃除する羽目になってしまいました。
洗剤を使うときには、泡が少ないタイプかつ少量だけ入れるようにしましょう。
まとめ
今回はNeakasa PowerScrub IIについて、実際に2週間ほど我が家で使ってみた後のレビューを紹介していきました。
今回使ってみて感じたところは、「電動モップというのは万能ではない。ただ確かに便利」ということでしたね。

- ゴミ掃除+床掃除が同時に
- セルフクリーニングで面倒なモップ掃除が自動に
- 子供の落書きも落とすしっかりとした掃除力
- 掃除音が比較的大きい
- 本体の重さが気になる
- タンクに洗剤を入れすぎるのは注意
自動洗浄ということで、確かに毎度モップを洗う必要はないのですが、汚水タンクに関しては中身を捨てて、ゴミを取って、モップを外して乾燥させて、、、という一連の動作は必要になります。
とはいえ、床をこれだけ綺麗に広範囲に掃除が手軽に出来ているということは紛れもない事実で、確かに時短にはなっているとは感じました。
そしてその実際の得られる効果と価格面というところを考慮すると、なかなか狭い家の人には手が届かないかなという印象です。
ただ小さな子供がいる広い家に住んでいるような人であれば、確実に時短家電かつ床を綺麗にすることができると思います。
それでは皆さんぜひ参考にしてみてください!

コメント