今回はスマホ保険に新しいサービスが追加されたとのことで、早速調べてみました。
その名も「スマホの保険証」になります。
運営会社は、株式会社ギアとなっており、アイサポなどリペアショップから始まった会社が運営するスマホの保険になるようですね。
結論から最初に書いておきますと、「なかなか面白いポイントを攻めてるスマホ保険」と言えますね。
それでは早速詳しく解説して行きたいと思います。
「スマホの保険証」のポイント
それでは「スマホの保険証」について、ポイントとなる部分をピックアップして行きましょう。
同時に5台まで補償してくれて月900円

先ずは何よりも最大5台まで月900円で保証してくれるという補償内容ですね。
月900円と聞くと、若干高いように感じますが、同時に5台(主端末1+副端末4)まで保証するわけですから、1台あたりは180円/月と考えることもできます。
この値段で最低限の保証をしておきたいと考えるのであれば、他のスマホ保険と比べても最安値級と言えるでしょう。
スマホ以外も補償できる

「スマホの保険証」の保証対象の機器は、実はスマホだけではありません。
正確には、「Wi-FiやBluetooth機能搭載の無線通信が可能な機器」が登録可能な端末となっています。今ではほとんどのガジェットデバイスが無線通信は対応しているものが多いので、そういった意味では、スマートフォンはもちろんのこと、スマートウォッチ、タブレット、携帯ゲーム機、ノートパソコン、デジタルカメラなど、ほとんど全てのガジェットが補償対象になります。
家族のスマホ補償をまとめられる
また登録できる端末は、契約者のものでなくてもOKで、家族の端末であれば、補償対象となります。
最大5台(主端末1+副端末4)まで登録することができるので、スマホだけで絞ったとしても、家族全員分の端末補償は可能と言えそうです。
「スマホの保険証」の気になる部分
逆に「スマホの保険証」で気になるところがないか考えてみました。
副端末の補償が弱い
これが「スマホの保険証」の中で一番気になるところだと思いますが、保証範囲が主端末として登録したものと、副端末とでは金額及び範囲が全く異なります。
主端末 | 副端末 | |
---|---|---|
最大補償額 | 10万円 | 3万円 |
紛失 | ○ | × |
盗難 | ○ | ○ |
特に補償額の部分は、主端末が最大10万円になっているところ、副端末では3万円となっています。
最近のスマホはどんどん高性能になっている一方で、修理金額も高くなっています。特に基盤関係の修理となってしまうと、5〜6万円かかるのも珍しくありません。
そういう意味では副端末の最大3万円の補償内容は少し不安な点ではありますね。
一方で、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチなどの修理額が3万円以内で収まるようなものを副端末として登録しておき、金額が一番かかりそうなスマホやパソコンを主端末として登録をするような運用も良いかもしれません。
補償額は年間10万円が限度
1契約あたりの最大の年間の補償額が主端末及び副端末合わせて10万円ということになっています。
つまり1年間のうちに、何度も修理に出すような事態になってしまうと、それ以降は補償がされないというわけですね。
特にカバンごと紛失した、事故で見回り品が全て壊れたなんてことが起きてしまうと、被害額は一気上がってしまうわけですから、そういう意味でも年間10万円というのは、少し悩ましく感じてしまいます。
年の途中で、上限に達してしまうと、それ以降は正直お金を払っても補償されないわけですから、解約することになってしまいますね。
発売から5年以上経過したものは補償登録できない
登録できるデバイスは基本的には中古でも問題なく登録することができます。
但し、あまりにも古すぎるようなものは登録できません。
具体的には「発売から5年以上経過しているものは対象外」ということになっています。因みに、登録時時点では問題なかったが、登録を続ける中で5年以上経過してしまったものに関しては補償対象ということになっています。
メルカリ、ヤフオクで購入したものは補償外
そして最後に補償される中古品の中には、個人間取引で購入したようなものは補償されないことになっています。
今ではSNSやメルカリ、ヤフオクなどでスマホやカメラを購入する人も多いと思いますが、「スマホの保険証」ではこういったデバイスに関しては補償されません。
中古品を補償させたい場合には、正規のお店もしくは販売店での保証がついているようなもの(例えばカメラのキタムラなど)であれば、登録は可能です。
「スマホの保険証」と他のスマホ保険を比べてみる
それではスマホの保険証と他のスマホ保険を比較してみましょう。
以下が当サイトでもオススメしている比較的にコスパの良いとされているスマホ保険との比較表になります。
スマホの保険証 | モバイル保険 | セゾン保険 お買い物安心[Y] | |
---|---|---|---|
保険料 | 900円 | 700円 | 300円 |
補償可能台数 | 主端末1台 副端末4台 | 主端末1台 副端末2台 | – |
補償対象 | 無線機器 | 無線機器 | 携行品全て |
中古品保証 | △ 5年以内のものに限る* | × 新規取得した日から 1年未満のもの* | ○ |
補償限度額 | 年間10万円 (副端末は3万円/台) | 年間10万円 (副端末は合計3万円) | 1事故10万円 |
免責額 (自己負担) | 修理費用の30% (上限1万円) | 0円 | 1,000円 |
保証する損害例 | 画面割れ 水没 紛失(主端末のみ) 盗難 | 画面割れ 水没 盗難 | 画面割れ 水没 盗難 |
こうやって比較してみると、「スマホの保険証」は実にちょうど良いというか、ニッチなエリアを攻めてきているなと感じましたね。
月額900円となると少し高いかな?と感じてしまいますが、最大5台までを最低限保証するという意味合いでは、悪くないのかもと感じますし、また何よりも「紛失」を保証してくれるのは「スマホの保険証」のみになります。
ただ一方で、やはり免責額(事故発生時の自己負担額)の高さが気になるとところになります。
通常のスマホ保険での免責額が0円〜3,500円程度(当サイト調べ)になっていることからすると、修理額の30%(上限1万円)というのは若干高いかなと感じました。
▶︎ 当サイトでのモバイル保険についての詳しい紹介はこちら | 公式サイトへ
▶︎ 当サイトでのセゾン保険についての詳しい紹介はこちら | 公式サイトへ
みんなの口コミと評判
ここではSNSで見かけた「スマホの保険証」についての口コミをまとめてみました。
まとめ
今回はスマホの保険証について紹介して行きました。
最後にポイントをまとめるとこんな感じになるかと思います。
やはり全体的な所感としては、他者がサポートできていないポイントをうまくカバーしているなと感じますが、月900円という金額はやはり少々高めに感じるのと、5台同時とはいえ副端末の補償額が低めなのは気になるところです。
但し、家族のガジェットデバイスをまとめて補償し、尚且つ副端末を高額なものにしないで、3万円以内で抑えられるのであれば、十分コスパの取れる可能性のあるスマホ保険なのではないかと感じました。
それではみなさん、ぜひ参考にしてみてください。
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