スマートデバイスの中で唯一手を出していなかったのが、実はカメラになります。
というのも、スマートホーム用のカメラは、値段もかなり高く、また他のスマートデバイスとの連携も弱いものが多い(独立系メーカー)ので、導入するには結構ハードルが高いように感じていました。
今回紹介するSwitchBot(スイッチボット)の屋内カメラは今まで感じていた面倒臭さを解消し、手軽に誰でも使えるようなスマートホームカメラになっているのではないかと思います。
それでは早速始めていきましょう。
SwitchBot(スイッチボット)とは?
SwitchBot(スイッチボット)とは、中国初のスマートデバイスを手がけるSwitchBot社のスマートホームデバイスのシリーズ名称になります。
当初はボット(指ロボット)製品のみを販売していましたが、2021年9月現在ではカーテンや加湿器、さらには照明までと、家中の家電を操作できるようなラインナップを揃えるまでになりました。
SwitchBot(スイッチボット)屋内カメラでできること
SwitchBotの屋内カメラのスペックは以下の通りになります。
画質 | 1080P HD |
撮影角度 | 水平107度|垂直57度 |
音声入出力 | 内蔵マイク&スピーカー |
センサー | 動体センサー、光センサー |
映像保存 | ・スマホ(ハブミニが必要) ・MicroSD(最大128GB、別売) ・クラウド(専用契約) |
動作温湿度 | -15~45度、≦ 95% |
接続方法 | Wi-Fi 2.4GHz |
サイズ | 58 x 58 x 34mm (HWD) |
重量 | 73.7g |
それでは、このカメラで何ができるのか具体的に見ていきましょう。
モーションセンサーカメラとして使える
先ずはこのカメラは単体でも、動体検知(人体検知)センサーが搭載されています。
そのために通常に使ってもHD画質で表示できるカメラとして使用できるのですが、動体検知も同時にしてくれるので、動体検知センサーと連携させて他の家電を操作することも可能です。
また光センサーも同時に搭載されていますので、例えば明るい時はカメラをON/OFFにしておくみたいな操作も可能です。
ナイトビジョンモードで暗闇でも見える
また暗闇での撮影でも、ナイトビジョンモードが自動で起動し、高画質で撮影することが可能です。
ほとんど画質劣化がないと言っていいぐらいの見やすさです。
Amazon Echo Show / Google Nest Hubに表示可能
SwitchBot屋内カメラは、アレクサおよびGoogleから操作が可能です。
Echo Showのようなモニターがついたタイプのスマートスピーカーであれば、リビングのEcho Showに寝室の映像を再生するようなことが可能です。
映像をMicroSDもしくはクラウドに保存することができる
再生される映像は、基本的には見ているだけの時は録画されないのですが、MicroSDカード(別売)を差し込んで使えばそこに録画することも可能です。
またそれ以外にもクラウドストレージを別途契約して使用することも可能です。(月890円もしくは年8,900円)
特に防犯カメラ用途として使用する場合には、映像の録画は必須になります。
外部の人間が触れないような場所に設置するのであれば、SDカードでも良いですが、SDカードを抜かれれしまえば録画できなくなってしまうので、その場合はクラウドストレージを契約する必要があります。
屋内カメラを試してみよう
それでは早速SwitchBot屋内カメラを試してみましょう。
外観をチェック
内容物は以下のような感じです。
- 屋内カメラ
- 台座
- 電源ケーブル+USB変換プラグ
- その他アクセサリ
因みにAmazonでは台座付と、台座無しの2つか選べるようにはなっていますが、必ず台座はあった方が良いです。
台座があるとカメラに角度をつけて設置することもできますし、壁に貼ったりする時も便利です。
台座は、カメラの下につけることもできますし、裏側につけることもどちらも可能です。
但し、電源ケーブルが裏側に直角に刺さることになるので、設置場所によって台座の付け方を工夫する必要はあるかもしれません。
カメラ(台座込)の重量は73.7gとかなり軽量です。
壁に両面テープで貼るような時にはあまり重いとすぐに剥がれて落ちてきてしまうので、100g以下の重さになってくれているのは、とてもGOODなポイントですね。
セットアップしてみよう
ここからはセットアップをしてきましょう。
先ずはSwitchBotアプリをインストールしましょう。まだアプリをインストールしていない人は以下からインストールできます。
SwitchBot
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最初にアプリを立ち上げる場合には、先ずはSwitchBotアカウントを作成する必要がありますので、作っていきましょう。
アプリを立ち上げたら右上の+マークをクリックしてデバイスを追加していきます。
SwitchBot屋内カメラの接続は、Wi-Fi 2.4GHzになるので、事前にWi-Fiパスワードを調べておきましょう。
パスワードの入力が終わると、スマホの画面に表示されるQRコードをカメラに読み込ませるという操作をします。
なかなか面白い設定方法ですね
これでSwitchBot屋内カメラをアプリに登録することができました。
SwitchBot屋内カメラの使用例
ここからは具体的に屋内カメラの使用例について、いくつか説明していきます。
ベビーモニター/見守りカメラとして使う
先ずはこの使い方が一番多いのではないかと思いますが、子供が小さい場合にはベビーモニターとして、もしくは高齢の家族がいる場合には見守りカメラとして使用することができると思います。
使い方としては、目を離している時にだけアプリを立ち上げて映像を再生しておく方法になるかと思います。
一応動体検知(人体検知)をすると、スマホに通知がくるように設定することはできるのですが、若干ラグがあるので、それよりも割り切って目を離している時はスマホで映像を表示させておくという方が便利な気がします。
パナソニックのベビーモニターとの比較
ベビーモニターとして使用するのであれば、我が家にあるパナソニック製のベビーモニターとも比較してみたいと思います。
先ずはサイズ感の違いはこんな感じになります。
項目 | パナソニック KX-HC705 | SwitchBot 屋内カメラ |
---|---|---|
サイズ | 123×77×69mm | 58×58×34mm |
重さ | 221.1g | 73.4g |
接続方法 | DECT 1.9 GHz | Wi-Fi 2.4 GHz |
画素数 | QVGA | HD |
パナソニックのベビーモニターも正直にいえば、そこまでは重くはないのですが、SwitchBotのカメラと比べると3倍以上の重さになるので、やはり壁に両面テープで貼るには重すぎですね。
またモニターの画質に関しても、SwitchBot屋内カメラの画質がHDに対して、パナソニックはQVGAですから、スマホ画質とガラケーぐらいの違いがあります。
パナソニックのベビーモニターは、撮影角度を自由に変えられる利点がありますが、SwitchBot屋内カメラはカメラ自体の角度は固定です。
但し、その代わりそもそも撮影範囲の画角が対角130度とかなり広く、画質も良いのでむしろSwitchBot屋内カメラの方がより広い範囲を撮影することができるといえます。
防犯カメラとして使う
その他の使い方としては、防犯カメラとして使用する方法があるかと思います。
こちらも別売になりますが、開閉センサーと組み合わせて使えば、例えば窓が開いた時、もしくは玄関のドアが開いた時に自動的にカメラを録画モードを起動するなんて設定をしておけば、万が一にも泥棒が自宅に侵入した時の保険として活躍するかもしれません。
SwitchBot屋内カメラで気になるところ
ここではSwitchBot屋内カメラの気になる部分をいくつかピックアップしていきます。
外出先からライブ映像を確認できる?
SwitchBot屋内カメラの映像は、一応外出先からも映像を確認できるはずです。
但し、我が家の環境のせいかもしれませんが、何度か試しましたが、毎回以下のように「ビデオストリームの取得に失敗しました」と表示されてみることができませんでした。
考えられるのは、宅内ルーターのセキュリティが何かを邪魔しているか、もしくはHD画質のストリーミングに耐えられるほどのアップリンク(上り方向)の帯域がないのどちらかかと思います。
※特に我が家の場合は、JCOM回線を使っているので、上り帯域がかなり狭いので。
まとめ
今回はSwitchBot屋内カメラについて、レビューしていきました。
- コスパが良くて高画質なスマートカメラ
- ベビーモニターとして便利
- モーションセンサーとしても使える
- 外出先からのストリーミングが帯域次第
我が家ではすでにベビーモニターとしてパナソニック製のものを使ってはいたのですが、今回このSwitchBotのカメラを使ってみたら、思いの外画質が綺麗で、かつ使いやすいと感じました。
もちろんパナ製ベビーモニターの方が便利な点もあるのですが、それよりも何よりも画質の良さ、画角の広さというのが、とても便利に感じますね。
用途や何を撮影するのかに使い分けるというのが良いと思いますが、それにしてもこの値段で、この使い勝手の良さが実現できるのであれば、やはりかなりお得な製品だと言えると思います。
皆さんも是非お試しください。
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