IFA 2025(ドイツ・ベルリン)にて、SwitchBotは「Embodied AI(体現されたAI)」をテーマに、多彩な新製品群を発表しました。
AIを活用したスポーツ支援ロボットから、家庭向けのペット型AI、スマートホームの中枢となるAI Hubまで、生活の幅広いシーンを網羅するラインアップです。
発表された主な新製品
■ ACEMATE(AIテニスロボット)
世界初となるAI搭載のテニスロボット。
デュアル4KカメラとAIアルゴリズムにより、プレイヤーの動きを追跡し、0.15秒以内に反応。360度自在に移動しながら球出しやラリーを再現できる。速度やスピン、ネット越えの高さまで解析し、専用アプリでフィードバックも可能。


■ KATA Friends(AIペットロボット)
ふわふわの見た目をしたペット型AI。
オンデバイスLLMとクラウドVLMを組み合わせ、喜怒哀楽を表現。生活習慣を学び、感情豊かな反応を返すことで、家庭に癒やしとパートナーシップを提供。


これは公式には何も書いていませんが、おそらく日本の癒し系ロボットメーカー、ラボットのOEMなんだろうと思います


■ SwitchBot AI Hub
スマートホームの新しい司令塔。
カメラやセンサーと連動し、「家で起こったことをテキストで要約」したり、「スマホがどこにあるか探す」といった検索まで可能。
Matter対応で他社製品との連携も強化され、最大100デバイス接続に対応。







個人的には一番気になっている機能です!
AI HubのUX開発と、将来の日市場への投入も期待ですね
■ AI Art Frame
E-Inkカラー電子ペーパーを用いたアートフレーム。
スマホアプリから写真やテキストを送信し、AI生成アートやユーザー作品を壁に飾れる。最大2年間稼働する省エネ設計。


Keypad Vision Pro:手かざし認証対応のスマートキー。
静脈認証対応 手のひらをかざすだけで解錠。
個人ごとに異なる血管パターンを使うため、偽装が難しく高セキュリティ。
- 複数の解錠方法 静脈認証のほか、PINコード・NFC・物理キーなど、状況に応じて使い分け可能。
- スマートホーム連携 SwitchBot Lock Ultra と組み合わせれば、Matter対応のスマートホームに統合できる。
- 使いやすさ 手が濡れていても認証が可能で、指紋認証より安定している点がメリット。
- 価格帯 海外では約100ドル前後、日本価格は未定。


これは、現在の顔認証パッドでもソフト変更で対応して欲しいところですが、多分ハード自体が違うんでしょうね。
また日本での投入は未定です。
■ その他の新製品
- Home Climate Panel & Smart Radiator Thermostat:室温調整を自動化するスマート環境デバイス。
- Candle Warmer Lamp:炎を使わずキャンドルを楽しめるランプ。
- Standing Circulator Fan:スマホ操作対応のサーキュレーター。






まとめ
今回のIFA 2025発表でSwitchBotは、従来の「便利なスマートホーム」から一歩踏み出し、「人間と感情的に関わるAIデバイス」へ進化する姿勢を鮮明にしました。
特に「ACEMATE」や「KATA Friends」のように、日常生活だけでなくスポーツや癒やしといった新しい領域へ踏み込むことで、SwitchBotが描く“未来のスマートライフ”が具体的に見えてきました。
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