この記事ではiPhoneに保険がいらない理由を説明しています。
iPhoneを新しく買ったけどAppleCareって加入した方が良いの?
結論から言ってしまえば、AppleCare+に加入するメリットはもうほとんどありません。
AppleCareが有効だったのはスマートフォンが今よりもっと安く手に入って、そもそもの加入費用が安かった時代だけで、今AppleCareに加入しようとすると正直本体価格の20%近くも取られ、かつ2年間しか保証してくれないので、コスパがとても悪いんですよね。
今回はそんなiPhoneなどの高額なスマホにそもそも保険がいるのかを解説してみたいと思います。
INDEX
iPhoneの修理費用は高額
先ずはそもそもiPhoneがもし壊れてしまった時のリスク(費用)がいくらぐらいかかるのか考えてみます。
以下の表はAppleCare+に未加入の場合のそれぞれのiPhoneの修理費用になります。
(AppleCare+保証対象外) | その他の修理 | 画面の修理 | バッテリー交換料金 |
---|---|---|---|
iPhone 12 Pro Max | 64,800 円 | 35,800 円 | 7,400 円 |
iPhone 12 Pro | 59,800 円 | 30,400 円 | 7,400 円 |
iPhone 12 | 47,800 円 | 30,400 円 | 7,400 円 |
iPhone 12 mini | 42,800 円 | 24,800 円 | 7,400 円 |
iPhone 11 Pro Max | 64,800 円 | 35,800 円 | 7,400 円 |
iPhone 11 Pro | 59,800 円 | 30,400 円 | 7,400 円 |
iPhone 11 | 42,800 円 | 21,800 円 | 7,400 円 |
iPhone SE (第 2 世代) | 30,400 円 | 14,500 円 | 5,400 円 |
感覚的には画面修理以外の故障に関しては、ほぼ本体価格の半額ぐらいが修理費用になる感じですね。また画面修理も正直めっちゃ高いです。
AppleCare+が不要な理由
では、ここからはAppleCare+に加入する必要がないと断言できると理由を書いていきますね。
そもそもAppleCare+は高過ぎる
先ずはそもそもの値段をみてみましょう。
項目 (iPhone12) | 価格 |
---|---|
iPhone12 128GB | 90,800円 |
AppleCare+盗難補償 2年間 | 18,800 円 |
月額換算 | 約783円 |
iPhone自体の価格が9万円にも関わらず、AppleCare+の費用は約20%もの費用がかかります。
つまりもし同時加入した場合は11万もの費用がかかるわけですね。
+2万とか高過ぎる!!
月額に換算すると、約783円/月なんですが、折角スマホの料金プランを見直して値段を安くしているのに、結局保険でこれだけ増えてしまっては意味ありませんよね。
加入しても結局修理費用は払う必要がある
そもそもAppleCare+に加入していようが、未加入だろうが修理費用が発生するんです。
(AppleCare+ サービス料) | その他の損傷 | 画面の修理のみ | バッテリー交換料金 |
---|---|---|---|
全モデル | 12,900 円 | 3,700 円 | 0円 |
これをみて「めっちゃ安い!」と感じるか、それとも「え?AppleCare+でお金払ってるのにまた払うの?」と思うかですね。
因みに僕の印象はなんでまたお金払わなきゃならないの?って感じでした。
つまりもしAppleCare+に加入している状態で、「その他の損傷」と判断された故障をもし起こしてしまった場合でも、約3万近くは絶対支払う必要が出てきてしまうわけです。
iPhone 12の場合 | AppleCare+加入 | 無保険 |
---|---|---|
保険料 | 18,800円 | 0円 |
修理費用 | 12,900 円 | 47,800 円 |
合計 | 31,700円 | 47,800 円 |
一方無保険の場合はどうなるというと、約5万(iPhone12の場合)になります。
しかしここで注意して欲しいのは、AppleCare+の保証期間はたった2年間です。最近はiPhoneの高額化とともに、性能の頭打ちが出てきているので、正直スマホを2年以上使う人も増えています。
4年間ぐらい使う人も出てきているような中で、このAppleCare+の金額を例え払ったとしても3年目以降は結局無保険と同じ状態になってしまうんですよね。
バッテリー交換は簡単にはしてくれない
よくAppleCare+を加入している人が、AppleCare+をオススメする理由の1つが「無料のバッテリー交換」なんですが、実はバッテリー交換はいつでも無料というわけではないんです。

AppleCare+のページのハードウェア保証の小さな注釈をよくみてみると、こう書いていることがわかります。
保持容量が本来の容量の80%未満になった場合のバッテリー修理サービス
つまり80%未満になっていない端末の場合は、バッテリー交換はしてくれません。
因みにバッテリーの容量の確認の仕方は「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態」から以下のように確認することが可能です。

僕の端末の場合はちょうど約1年程度経過した状態で、96%になっていました。
2年間の間でバッテリーの状態が80%未満になることは全員がそうなるわけではないということ認識しておくべきです。
85%の場合は交換はしてくれないですし、80%未満になったときに2年間を超えていた場合は折角のAppleCare+の無料バッテリー交換はもう対応してくれないんです。
1年間はメーカー保証が入っているので破損以外は補償してくれる
AppleCare+に加入しなくても、iPhoneを買った人は全員1年間のメーカー保証が自動的に付帯しています。
もちろん保証内容はAppleCare+には劣りますが、破損以外の故障に関してはこのメーカー補償で無料修理してもらうことが可能です。
破損以外と言っているのは、つまり「通常の利用状態で状態が壊れてしまった」というような場合です。
落として画面割れを起こしたとかはもちろん無理で、どちらかというとハード不良のような故障のみが対象です。
スマホ保険の価値は?
しかしAppleCare+などのスマホ保険に全く意味がないのかと言えば、そういうわけではないと思っています。
保険というのもそもそも万が一に備えるものになるので、高額なスマホを補償してくれるという意味では保険が無意味ということは必ずしもないと思っています。
例えば無保険の状態で、盗難・紛失が起きてしまった場合には費用は全額自己負担になります。つまり単純にiPhoneを書い直す必要が出てきます。
しかしスマホ保険に加入していれば、保険で再購入費用を保証してくれますね。
さらにどんなにスマホケースで厳重にスマホを保護したとしても、熱や経年劣化、無意識のスマホの取り扱いによる内部故障などは必ず発生します。
保険金額に関してもAppleCare+以外にもiPhoneに保証がつけられるスマホ保険というのもたくさんあります。そういった保険であれば、月額300円程度でかけられる手軽な保険もあるので、値段もかなり抑えることが可能になっています。
スマホ保険が必要なのはこんな人たち
ではそもそもスマホ保険というものはどんな人に必要なのかを考えてみます。
仕事などで外出先で頻繁に使用している人
先ずは外出先でスマホを日常的に頻繁に使用しているような人はスマホ保険をかける意味があります。
仕事で利用しているスマホは元々会社が保険をかけているかもしれませんが、同時に持ち歩いている個人用のスマホに関しては同じリスクがあるのにも関わらず保険は入っていないケースが多いです。
例えば車で移動している人であってもポケットから落としてコンクリの地面に落として画面が割れるななんてことは普通に起こりえます。
逆に普段の仕事がオフィスワークでほとんど室内で過ごすような人の場合はあまりスマホ保険に価値を感じないかもしれませんね。
過去何度も画面割れで壊している人
あとは過去の実績ですね。
スマホの画面を何度も壊す人って結構いるんですよね。多分そういう人は普段の扱い方に問題がある場合もありますし、普段の生活の中でどうしてもやってしまっているようなことが原因なんです。
画面割れの前科が何度もあるような人であれば、スマホ保険で備えておく意味は十分あるかと思います。
逆に今まで一度もスマホを壊したことなんてないと断言できる人はスマホ保険は不要ですね。
どうしても入るなら携行品保険を活用したスマホ保険がオススメ
ここまであまり要らないんじゃないかという感じでスマホ保険を解説してきましたが、それでも何か入っておかないと不安だなと思う人にオススメなのは携行品保険を活用したスマホ保険になります。
携行品保険は、AppleCareや損保系のスマホ保険と違って、保険の対象範囲がものすごく広く、なんと持ち歩いている家財全て*になります。(*一部対象外あり)
つまりスマホはもちろんのこと、タブレット、スマートウォッチ、パソコンなどのモバイルデバイスはもとより、カメラやもしくは財布なども保険のカバー対象となるので、通常のスマホ保険と比べれコスパは比較にならないぐらい良いんです。
セゾンカードデジタルならスマホアプリで最短5分でクレジットカードとスマホ保険が申し込めちゃう!
月額300円で、スマホを含むモバイルデバイス全てを携行品保険でカバーできるので、AppleCare+や損保系の保険と比較しても、コスパ最強のスマホ保険!!!
まとめ
今回はiPhoneにAppleCareなどのスマホ保険が不要な理由を解説していきました。
AppleCare+が正しく機能していたのは、今よりももっと端末価格が安かった時代で、今のように端末価格が高くなってしまった場合には、保険料が高くなりすぎてコスパが悪くなってしまったせいなんですよね。
個人的にはユーチューバーたちが、PV数稼ぎでAppleCare加入したスマホの画面を割りまくったり、転売目的で2年ギリギリで故意に画面を割って新品に取り換えるなどの行為が増えてしまったせいなんじゃないかと思っていますが・・・
では、皆さんご参考あれ。
Comments