基本的に僕自身は車はレンタカー・カーシェア派なんですが、車自体はぼちぼち乗ります。
その際に、スマホも充電もしますし、カーナビを使いつつもGoogleの渋滞情報も一緒に見ながら使う時があるんですが、そんな時にスマホの置き場所というのに少々悩む時があります。
そもそも最近の車は、Apple Car Playついているから、そもそも一緒に見る必要がないと思うかもしれませんが、正直Car Playは便利ではあるものの、カーナビ単体としてみた場合にはまだまだだと思っています。
この前も首都高でApple Car Playを使っていたら、無事に道を間違えました。
特に高速の分岐周りが最新の国内の交通事情を反映しているわけではないので、”なんとなく”になってしまうんですよね。
餅は餅屋で、ナビはカーナビが一番です。
また海外で車をレンタルする時にも、海外のレンタカーはカーナビはついてないものを多いので、そんな時にはスマホのGoogle Mapが便利なんですよね。
そんな時にも、スマホの画面を見つつ、充電もするとなると、こんなデバイスが便利だったりします。
ということで、今回はワイヤレス車載充電器として、米国カルフォルニア初のガジェットメーカー、Satechiから販売開始されたQi2 ワイヤレスカーチャージャーについてレビューしていきたいと思います。
ともかくSatechiと言ったらメタル感
それでは、早速開けていきます。
同封品は、こんな感じです。
本体と、シガーソケット、そしてUSB-Cケーブルです。
やはりSatechiと言ったら、「アルミ削り出し」ですよね。
とはいえ、実は今回のこのデバイスは、アルミ削り出しのように見えますが、実はプラスチック素材になっています。
「おいおいSatechiなのに、プラスチックかよ」
なんて言いたくなるかもしれませんが、特に今回のようなエアコン吹き出し口に取り付けるタイプのカーチャージャーの場合、自重でずり下がってしまったり、そもそもエアコン吹き出し口が重みで壊れてしまう可能性もあるので、軽い方が正解だと思います。
スマホを取り付けてみた感じはこんな感じになります。
貼り付けられる重さとしては、800 ~ 878 gとなっていますので、ちゃんとMagSafe対応のケースを使っていれば問題ないと思います。
因みにあまりにも強力にくっつきすぎると逆に使いづらいので、これぐらいがちょうどいいんじゃないかとも思っています。
同封品のシガーソケットになります。
Satechiのシガーソケットですが、いつもデスク周りにあるものが車載製品になっていると思うと、ちょっと感動しますね。
またもちろんUSB-C出力になります。
まだまだUSB-C出力のUSBポートが普及していないことを考えると、これだけ1つ持っていても悪くはないかと思っています。
レンタカーの場合忘れそうですが
早速車に取り付けてみました。
かなり安定しているような感じがしますね。
スマホも貼り付けてみましたが、特に問題もありません。
因みにケースはMagSafe用のものをつけています。
吸着力も少なくともMagSafeケースであれば、全く問題にならないと思います。
Qi2規格だからiPhoneで最大15 W 給電
またこの充電器で重要な点は、Qi2対応ということですね。
いくつか販売中のワイヤレスカーチャージャーも見てみましたが、iPhoneで15W給電できるQi2対応のものはこれだけでした。
因みにAndroidであれば、一部の端末でQiで15W対応しているものもありますが、iPhoneの場合はQi2出ないと15Wにならないので注意してください。
ズリ下がりサポートが便利
またこれは地味に便利というか、なんで他のカーチャージャーにはないのかわからないのですが、取り付け部分にズリ下がりサポートがついているのが特徴です。
これのせいで、少し大きくなっている部分はありますが、これがあるとないとでは、安定感が全然違います。
気になるところ
ここからは、実際に使ってみて気になった部分をいくつかピックアップして紹介していきます。
20 W 給電が必要
先ずは、基本的なところですが、本製品の15W給電を実現するためにはもちろんですが、15W以上、メーカー推奨では20W以上の給電が必要になります。
付属のシガーソケットは最大22 Wまでの出力をサポートしているので、これを使えば間違いはないのでしょうが、シガーソケットを既に別用途で使っている、もしくは使いづらい場所にある場合にはUSBポートを使う場合もあると思います。
車についているUSBポートは車種にもよりますが、一般的には5W程度の出力のものが多いです。
それを使った場合には、充電速度についても同じように5W以下、実質2.5W程度の一昔前の充電速度しか出ない可能性があります。
因みにですが、シガーソケットポートの最大出力はなんと1500Wまで対応。ただし、車バッテリー全体で150W以上は使えないようになっているそう。
充電器単体で見れば少々高い
Satechiは元々米国カルフォルニアのメーカーなので、いつも若干高めなんですが、特に最近は円高の煽りを受けてかなり高額化しています。
Satechiは、最近こういったガジェットメーカーのなかで中国勢が多い中、数少ない欧米系のガジェットメーカーでおしゃれさと高級感が売りなのですが、それでも少々高いかなとい印象です。
ただSatechiはApple純正と同じようにアルミ削り出し製品が多いので、ともかく見た目にこだわりたい人にはおすすめの1台です。
ワイヤレス車載充電器の比較表
同じようなMagSafeでの磁力で貼り付けられるカーチャージャーとの比較表を作成してみました。
Satechi ワイヤレス カーチャージャー | Belkin ワイヤレス車載充電器 | UGREEN MagSafeワイヤレス車充電器 | Spigen カーマウント充電器 | |
---|---|---|---|---|
イメージ | ||||
充電規格 | Qi2 | MagSafe | Qi | Qi |
iOS出力W | 15W | 15W | 7.5W | 7.5W |
吸着力 | 878 g | 不明 | 1600 g | 1200 g |
ズリ下がりサポート | ||||
冷却機能 | ||||
価格 | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon |
総評 | 唯一のQi2 15W対応。ズリ下がりサポートも便利。 | 唯一のApple公式MagSafe対応充電器。その分価格が最も高い。 | 最も価格は安い。コスパよく車載充電をしたいならこれでもいい。 | 冷却機能が新しい。その分出力を使ってるからこその最大12Wなのかと。 |
どれが良いか一長一短ですね。
機能的に選ぶか、見た目で選ぶか、車載というおしゃれに気を使う空間で使う以上、そういう部分にこだわってもいいのかもしれませんね。
まとめ
今回はSatechiからのQi2対応のワイヤレスカーチャージャーについてレビューしていきました。
- iPhone Qi2対応で最大15W
- ズリ下がり防止バーが便利
- メタル感のおしゃれさ
- 多少値段は高め
この製品のポイントは、上のまとめでも書いた通りですね。
高速充電ができて、おしゃれで、使いやすいということであれば、今回調べた中ではこれが一番な気がします。
値段だけで見れば中華勢のものを使ってもいいかもしれませんが、こだわりの車内での充電器として使うのであれば、今回のSatechiを検討する価値はあると思います。
それでは、ぜひみなさん検討してみてください。
コメント