去年更新したMacBooKPro( M1 Pro )、本体にHDMI、SDポートが復活してだいぶ使いやすくなってはいますが、家で使っていて、どうしてもUSB-A端子やLANケーブル直差しをしたい!ってことがあるんですよね。
また、ディスプレイの端子の向きがMagsafe端子と逆なので、外部ディスプレイと接続するとき、ケーブルが左右から出るのでデスクの上のケーブルがちょっとゴチャつくなぁ、なんて思っていたのです。
そこで最近Satechiからちょうど良いUSB-Cハブが発売されたので使ってみました。
それでは早速レビューしていきたいと思います。
M1 Pro / M1 Max MacBook Proに対応した直付け型USB-Cハブ
Satechi USB-C PRO ハブ Max はM1 ProやM1 Max MacBook Pro用に最適化された直差しの 8in1 USB-Cハブ。
現在M1 ProやM1 Max MacBook Proに最適化された直挿し用のUSB-Cハブは同じSatechiのUSB-C PRO ハブ Mini以外ほぼ無い(当サイト調べ)ため、唯一の直差し対応ハブといえます。
商品パッケージ前より。
商品パッケージ後ろより。
搭載ポートは、USB-C×2(USB4、USB3.2Gen1)、HDMI(4K60Hz)、USB-A(5Gbps)、SD、MicroSD、LANポート(ギガビット対応)、3.5mmオーディオジャックと8ポート一体型のハブとなります。
このうち、USB-C×2、3.5mmオーディオジャックは接続で塞いでしまうので、正味5ポート分増設できることになりますね。
試しに、手持ちのSDカード(SanDisk Extreme PRO 170MB/s )で、本体SDXCポートとSatechi USB-C Proハブ Maxと、別に持っていた他社製USB-Cハブ(HIDISC製)で読み出しスピードテストを行ってみました。
読み出し速度 | |
---|---|
Mac本体 | 1分 14秒 |
Satechi | 1分 18秒 |
HIDISC | 3分 30秒 |
ほぼMac本体と変わらない読み込みスピードと優秀な結果。
Satechi USB-C Proハブ Maxのポイントは?
ここではSatechi USB-C Proハブ Max のポイントを解説していきます。
M1 Pro / M1 Max MacBook Proに対応している。
先ほども書きましたが、なんと言ってもM1 Pro / M1 Max MacBook Proに対応している直差しのUSB-Cハブであること。
今までの2021年モデルのM1 Pro / M1 Max MacBook Proは、充電用ポートとして、新たにMagsafeが新設されたのでそれまでの直差し系USB-CハブではMagsafeポートを塞いでしまうんですが、これは塞がないように作られています。
しかも、本体側のポートを一つも塞がないように作られているのも好感度です。
映像出力可能なUSB4ポート+HDMIポート付き
映像出力が可能なUSB-Cポートが付いているハブって実は結構貴重です。
しかも、HDMIよりも高画質な5K60Hz出力が可能。実際5Kディスプレイをもっている方は少数派かと思いますが、今後の拡張性があるのはいいことですよね。
また、HDMIポートがついているのもポイント。M1 Pro / M1 Max MacBook Proには本体にもHDMIポートがついているんですが、例えば、外部ディスプレイを2台つけたい時に、お手軽にHDMIケーブルで2台繋げられます。
ディスプレイ2台はいらないよって場合も、Magsafe側と同じ側にHDMIポートを設置できるので、電源とディスプレイケーブルが同じ側に揃うので、デスク上の配線取り回しもスッキリさせることができます。
Macとの一体感
さすがMac用アクセサリーをたくさん作っているSatechiだけあって、Macとの一体感は抜群のデザイン。
これだけでも十分購入動機になりますよね。
Satechi USB-C Proハブ Maxの気になるポイント
ここではSatechi USB-C Proハブ Maxの気になるポイントをいくつかピックアップしておきます。
USB-AポートはAppleSuperDriveなどのCDドライバー接続に非対応
USB-Aポートは0.5A-5Vまでの出力とのことで、消費電力の大きなバスパワー型CDドライバーなどの動作には非対応とのことです。
CDドライブを使いたい場合は、電源を別に取るタイプのCDドライブにするか、USB-A to C変換コネクタなどを使用して本体のUSB-Cに接続するような対策が必要となります。
USB4とUSB-Cデータポート(5Gbps)の見分けがつかない。
スッキリしたデザインの反面、USB-Cポートの見分けがつかないというところが気になりました。
このハブはUSB-Cポートを指す場所により、USB4(PD100W、5K60Hz、40Gbps)のポートと、USB3.2Gen1(5Gbps)のポートが混在しているのに、本体に表記がないので、間違えて挿してしまうと本来の性能を発揮できない、なんてことになりかねません。
とはいえ、使っていくうちになれるとは思いますが。
音声ジャックのない下位モデルMacbookでは音声ジャックは動作しない
本体に付いている3.5mm音声ジャックですが、これは公式には2021 MacBook Pro 14/16インチでのみ使用できるとのことで、その他のMacBookProには接続をしても音声ジャックとしては使えないので、古いモデルのMacを持っていてハブを共用したいなんて時には注意が必要です。
ちなみに、3.5mmジャックは折り畳めます。
本体との段差が気になる
接続した時に、微妙に本体と高さがあっていないのが若干気になります。
これはLANポートの大きさに縛られているようで、こればかりはどうしようもなさそうです。
他製品(直差しUSB-Cハブ)との比較
現時点で同じコンセプトの他社製品がないので、同じSatechiのハブミニとの比較を行いました。
結果としては、欲しいポート(USB-Aだけか、もしくはその他も欲しいか)により、どちらを選ぶようになるかと思います。
商品名 | Satechi Pro ハブ Max | Satechi Pro ハブ ミニ |
---|---|---|
イメージ | ||
HDMI | 4K60Hz | – |
USB-Aポート | 1 | 2 |
USB-C PD充電 | MAX96W | MAX96W |
USB-C データポート | 1 | 1 |
LAN(ギガビット) | 1 | 1 |
SDカードリーダ | 1 | – |
Micro SD カードリーダ | 1 | – |
3.5mm音声ジャック | 1 | 1 |
金額 | Amazon | Amazon |
コメント | 考えうる全部入り。 将来性含めて悩んだら こっちの方が拡張性高い。 | USB-A×2が増設される。 最小限のポート構成。 USB-Aだけ欲しい場合はコスパ良し。 |
まとめ
今回はSatechi USB-C Proハブ Maxをレビューしていきました。
M1 Pro / M1 Max MacBook Proに対応しているほぼ唯一の直差しUSB-Cハブで、机の上をスッキリさせたいというニーズをとらえた商品と言えます。
こんな人はかなりフィットしているのではないでしょうか。
- 直差しUSB-Cハブ
- 外部ディスプレイとの接続に便利
- SDカードを2枚同時に使える
- LANポート(有線接続)が欲しい人は便利
- USB-AポートはAppleSuperDriveなどのCDドライバー接続に非対応
- USB4とUSB-Cデータポート(5Gbps)の見分けがつかない。
- 音声ジャックのない下位モデルMacbookでは音声ジャックは動作しない
- 本体との段差が気になる
それでは皆さん、参考にしてみてください。
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