自宅をホテルのようなオシャレな照明にしたい、ゲーミング部屋で没入感を出すような雰囲気にしたい。
そんな人にはスマートテープライトがオススメかもしれません。
スマートテープライトであれば、発色は自由自在に変えることができますし、さらにスケジューリング、音声操作、音楽連動など自宅の照明をワンランクアップさせることができます。
今回はTP-Linkから発売されているスマートWi-Fiテープライト「Tapo L900-10」を試用することができましたので、実際に使ってみてその使用感や他社製との違いなどをレビューしていきたいと思います。

TP-Link(ティーピーリンク)とは?
先ずはTP-Linkとは?というところから始めていきますが、正式にはTP-LINK Technologies Co., Ltdという名前の会社で、中国のハイテク産業都市でお馴染みの深圳に拠点を置く会社になります。
主に小規模な店舗や、個人向けのネットワーク機器を製造・販売している会社になります。
特徴としては、コスパの良いWi-Fiルーター、メッシュWi-Fiを数多く販売していることですね。
TP-Link製品については、以下の記事にてまとめています。

Tapo L900 スマートWi-Fiテープライトの外観
それでは早速外観から確認していきましょう。

Tapo L900には、5mと10mの製品があるのですが、今回はL900-10なので10mのタイプになります。
そのためLEDテープも5mのものが2本入っています。

そのほかの同封物を確認していくと、まずはコントローラーデバイス。
10mタイプのものはコントローラーに5mを2本指すような形になります。気をつけたいのは、10mが1本というわけではなく、5mが2本になります。(5m — コントローラ — 5m)
LEDテープライト自体と延長するようなケーブルは現状Tapoにはないので、コントローラーの電源を取る位置を少し気をつける必要があります。

そのほかは電源ケーブルと、クイックスタートガイド、3Mの両面テープに入っています。

3Mの両面テープは、以下のようにコントローラーの裏面に貼ることができるので、これでコントローラーを壁などに固定することができますね。

そのまま電源を入れてみましたが、結構綺麗に発色してくれます。

Tapo L900のポイント
Tapo L900のポイントやできることなどをいくつかピックアップして紹介していきます。
調光・スケジュールが自由自在
まずはスマートWi-Fiテープライトという名前の通り、スマホでテープライト自体の色や明るさを自由に操作することができます。
発色は最大1600万色ということになっており、白・青・赤・ピンク・オレンジ・赤・緑・紫など自分が出したいと思う色であれば、基本的ほぼ全て変えることはできます。
また点灯/消灯スケジュールを自由に設定することも可能です。

以下の動画で色をいくつか変えてみたので、発色の感じを確認できるかと思います。
アレクサ/Googleアシスタントから操作できる
Tapoシリーズは、アレクサ(Echo show)やGoogleアシスタント(ネストハブ)のような、スマートスピーカー/スマートディスプレイからの操作ができます。
基本的にTapo L900の場合は、コントローラーもしくはスマホで操作することになるのですが、やはり音声で操作できるようになるのは何かと便利です。

他社製の人感センサーと連携できる
Tapoシリーズでは、2024年11月2日時点では人感センサーは販売されていないのですが、アレクサ対応になっているので、アレクサアプリから対応デバイス同士を連携させることができます。
SwitchBotからアレクサ対応の各種センサーが販売されているので、これらと連携させれば簡単に人感センサーと連携させることができます。

アレクサでのオートメーション設定には、まずは以下のアプリをDLして初期設定を終わらせておく必要があります。
設定方法は、アプリを開いて「その他」→「定型アクション」から設定していくことができます。
今回はSwitchBot人感センサーが反応したら、Tapoスマートテープライトを点灯させるようなアクションを作ってみました。

https://simple-was-best.com/switchbot-sensors-all/

Tapo L900をセットアップする
それではTapo L900のセットアップをしてみましょう。
アプリをインストール
先ずは初めてTapoシリーズを使う人は、Tapoアプリをインストールしましょう。
アプリを開くと、ログイン画面が出てきますが、こちらも初回ログインの方は先ずはサインアップ(登録)から始めましょう。

これでアカウント作成できました。
それではTapo L900をアプリに追加していきます。アプリを開いて、右上の「+」マークからデバイスを追加しましょう。
スマートテープライトは、「テープライト」のカテゴリにあります。

アプリの指示通りに、付属品類を全て接続した状態で、TapoのWi-Fiに接続していきます。
少し設定がトリッキーなのですが、スマホのWi-Fi設定画面にいくと、「Tapo_Light Strip_xxxx」のようなSSIDが出てくるのでこちらからTapoデバイスに接続します。

Wi-Fiに接続できれば、Tapoデバイスはペアリングが完了するはずです。
あとは自宅のWi-Fiの設定を進めておきましょう。
Tapo L900の接続は2.4GHz帯しかサポートしていないので、接続するSSIDはBuffaloであれば「Buffalo-G-xxxx」、そのほかのメーカーでも似たような感じで「G」が入っているものが多いです。
因みに5GHz帯のものは「xxxx-A-xxxxx」となっている場合が多いです。

Wi-Fiの設定が完了したら、あとはデバイスに名前をつけてあげましょう。
この名前がアプリでも、アレクサでも表示される名前になるので、他のものと被らないように注意しましょう。

これで設定は完了になります。
設定の最後には、ファームウェアを最新のものに上げておくことも忘れずにやっておきましょう。

デスクに取り付けてみよう
早速デスクに取り付けてみたいと思います。
テープライトの取り付ける場所は基本的には間接照明のような使い方になるので、デスクであれば裏側に貼るような形の方がいいですね。
下の写真はわかりやすいように正面の側面に貼っています。
Tapo L900はテープライトの裏面は3Mの両面テープが貼られているので、こういった形で貼るにはとても便利で簡単です。

テープライト本体は、比較的に端子が丸出しになっているので、極端な角度で折り曲げたりすると内部が断線したりしまうので、設置の際には少し注意してください。

今回はデスクの裏側面に貼ってみました。
青色にすると結構雰囲気が出るので、ゲームや没入感を高めたい時にはなかなか面白いかもしれませんね。

普段使いには白色にするのも見た目はかなり綺麗かと思います。

スマートテープライトを点灯させた際のデスク全体のイメージはこんな感じになります。

正直テープライトなんて、なにかの意味があるのだろうかと思っていましたが、使ってみると確かに使うと雰囲気がかなり出るので、なんというかテンションを上げるという意味ではかなり面白いデバイスだと思いました。
これ以外でもベッドの足元を照らすようにしたり、カーテンボックスの裏につけたりすることで、間接照明として使うことができます。


Tapo L900の気になるところ
それではTapo L900で少し気になったところについて、いくつか紹介していきたいと思います。
切った残り部分は再利用できない
先ずは他のスマートテープライトでもよくあることなのですが、Tapo L900は長さを調節した後の残りのライトは再利用することはできません。
そのため、2mだけ使ったとしたら、残りの3mはゴミになってしまいます。

配線の耐久性は良さそうだが、取り扱いは慎重に
またTapo L900のテープライトは、基本的には端子が剥き出しに近いです。
以前使ったSwitchBotのスマートテープライトと比べると、気持ちTapoの方がしっかりしているかなと思いますが、やはりそもそも端子が剥き出しなので、直角に曲げたり、捻ったりすると断線してしまい、断線した先のライトは一切使えなくなってしまうので、注意しましょう。
因みにHueリボンの場合は、かなりしっかりとしたカバーがついているのですが、あちらはその分お値段も倍以上するので、この値段帯で考えればTapo L900は十分なのかなと思っています。
https://simple-was-best.com/hue-ribbon/
他社製品との比較
他社製のテープライトとスペックで比較してみました。
Tapo L900 | SwitchBot テープライト | Philips Hue テープライト | |
---|---|---|---|
イメージ | ![]() | ![]() | ![]() |
調光 | 1600万色 | 1600万色 | 1600万色 |
接続方式 | Wi-Fi | Wi-Fi/Bluetooth | Zigbee/Bluetooth |
長さ | 10m, 5m | 5m | 2m, 1m(延長) |
リモコン | × | ○ | ○ (別売) |
保証期間 | 3年間 | 1年間 | 1年間 |
価格 | 3,600〜 円 | 2,480 円 | 9,800 円 |
Tapo L900は値段からすると、必要十分といったところでしょうか。スマートライトで有名なPhilips Hueの場合はしっかりと作りになっていますが、Zigbeeハブが必要ですし、さらにお値段も倍以上します。
SwitchBotと比べると多少値段が高いですが、その分作りはしっかりしており、さらに保証期間が3年間とかなり長くなっているので、ここら辺は好みにレベルに近いかもしれませんね。
https://simple-was-best.com/swtichbot-led-tapelight/
まとめ
今回はTP-LinkのスマートWi-Fiテープライト、L900-10についてレビューしていきました。

- 調光・スケジュールが自由自在
- アレクサ対応家電との連携がGOOD
- 切った残り部分は再利用できない
- 配線の耐久性は良さそうだが、取り扱いは慎重に
TP-Linkと言えば、昔はルーターのメーカーかなと思っていましたが、最近はスマートカメラや、ライト、テープライトなどとスマートホームデバイスが徐々に増えてきましたね。
公式サイトによる、Tapoセンサーというものも今後日本でも展開されそうな予感もしていますし、今後ルーターを起点としたスマートホーム連携などもされるかもしれませんね。
今後の展開が楽しみですね。
それではみなさんぜひ参考にしてみてください。

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