ロボット掃除機って、もはや一家に一台の時代ですよね。
「掃除が楽になるのはわかるけど、どれを選べばいいか迷う…」
「ルンバのような有名ブランドは高価だし…」
「でも、安価なモデルは性能が心配…」
こうした悩みを抱えている方に、今回レビューするTapo RV30 Max Plusは非常におすすめです。
特に、
- 吸引力の強さ(5300Pa!)と水拭き機能
- ゴミ収集ステーション付きで、最大70日間ゴミ捨て不要
- アプリで詳細な掃除設定が可能
といったメリットを兼ね備えながら、価格は比較的リーズナブルなんですね。
まさに「高機能ながらもコストパフォーマンスに優れたロボット掃除機」なロボット掃除機、それでは早速、Tapo RV30 Max Plusレビューしていきます!

Tapoシリーズとは?
Tapoは、世界的なネットワーク機器メーカーである「TP-Link(ティーピーリンク)」が展開するスマートホームブランドです。
TP-Linkといえば、Wi-Fiルーターやネットワーク機器で有名ですが、近年はスマート家電にも力を入れており、特にTapoシリーズは高性能かつ低価格で、コストパフォーマンスが良いと評判です。
ロボット掃除機以外にも、スマートプラグ、監視カメラ、スマート電球など、多様なスマートホーム製品を提供しており、Tapoアプリで一括管理できるのが大きな特徴です。

Tapo RV30 Max Plusの外観について
こちらが配送時の外箱になります。

「Max Plus」という名前から、大きな箱で届くのではないかと想像していましたが、実際は予想よりもコンパクトでした。
今回発売される製品シリーズは以下の通りですが、この記事では最上位モデルの「Tapo RV30 Max Plus」を取り扱います。
- Tapo RV20 Max
- Tapo RV30 Max
- Tapo RV20 Max Plus
- Tapo RV30 Max Plus
主な違いは以下のようになっています。
- 「Plus」が付いているモデルには、自動ゴミ収集機が付属
- マッピングシステムの差異
- RV20 MagSlim LiDARナビシステム
- RV30 LiDAR + IMUデュアルナビシステム
- ロボット掃除機本体の厚さ
- RV20 は83mm
- RV30 は100mm
詳細なスペック比較については、以下の記事をご覧ください。
中身はこんな感じになっています。

- 自動ゴミ収集機(充電ドック)
- (ゴミ収集用紙パック×1、クリーニングブラシ×1)装着済み
- 電源コード
- ロボット掃除機本体×1
- (サイドブラシ×1、HEPAフィルター×1)装着済み
- モップ+モップ取付用パーツ
- メインブラシカバー(予備)
- 取扱説明書
- User Manual(取扱説明書 英語版)
- 保証書
- Quick Start Guide
設置した様子は、このようになります。

サイズに関しては、ロボット掃除機本体が330 × 330 x 100mmとなっています。
この大きさは、一般的なロボット掃除機と比較して標準的です。厚みも比較的薄いとされているルンバの9.2cmより8mm高いですが、こちらも標準的な範囲かな、と思います。

手持ちのロボット掃除機(Roborock S5 Max)と比較すると、RV30 Max Pusの方がわずかに小さいです。

現在のところ、色は黒一色のみです。

シンプルなデザインで、どんな部屋にも調和しやすい印象です。
裏側はこんな感じになっています。こちらも特に気になる部分はなく、一般的なロボット掃除機として十分な機能を備えていると感じます。

ブラシの形状も一般的な形でむしろ、安心できます。
1、2回掃除を試したところ、髪の毛なども簡単に取り除くことができました。

正直なところ、外観、サイズ感、メインブラシ、タイヤなどの機能は特筆すべき点はなく、標準的なロボット掃除機として安心できる構造だと感じました。
RV30 Max Pusで特筆すべきは、後述する強力な吸引力や、センサーによる細やかな制御でしょう。
主要なスペックは以下のようになっています。
項目 | 内容 |
---|---|
本体サイズ | 330 × 330 × 100 mm |
ゴミ収集ステーションサイズ | 228 × 164 × 330 mm |
吸引力 | 最大5300Pa |
バッテリー | 2600mAh |
ゴミ収集ステーション | 最大70日間ゴミ捨て不要 |
マッピング/ルート | LiDAR + IMUデュアルナビシステム |
障害物回避 | あり(LiDAR) |
Alexa・Googleアシスタント連携 | 〇(音声操作可) |
アプリ対応 | Tapoアプリ(エリア指定・進入禁止エリア設定可) |
Tapo RV30 Max Plusのお手入れ・交換時期
本体のダストボックスとウォータータンクは一体型となっています。


フィルターは上部の蓋の中に収められています。
下部の蓋を開けるとゴミの収集スペースになっています。ゴミ収集機(充電ドック)があるので、こちらは一時的な収集スペースですね。


消耗品のお手入れ・交換頻度は以下のようになっています。
パーツ | お手入れ頻度 | 交換頻度 |
---|---|---|
ダストボックス | 適宜 | ー |
フィルター | 週1回 | 3~6か月 |
メインブラシ | 2週間に1回 | 6~12か月 |
メインブラシカバー | 2週間に1回 | 6~12か月 |
サイドブラシ | 月1回 | 3~6か月 |
紙パック | ー | いっぱいになったら交換 |
モップ | 使用毎 | ー |
ローラー | 適宜 | ー |
車輪 | 月1回 | ー |
センサー | 月1回 | ー |
充電コネクタ | 月1回 | ー |


Tapo RV30 Max Plusでできること
強力な吸引力(5300Pa)&水拭きもこれ一台で
強力な吸引力
Tapo RV30 Max Plusの最大吸引力は5,300Pa。これは一般的なロボット掃除機(2,000~4,000Pa)と比較しても、かなり強力な強さですね。
ロボット掃除機の吸引力はPa(パスカル)という単位で表されます。Pa値が大きいほど吸引力が強いことを示します。
この強力な吸引力のおかげで、フローリングのホコリや髪の毛はもちろん、カーペットの奥に入り込んだゴミやペットの毛までしっかり吸い取ることができます。
設計や掃除の効率も重要でTapo RV30 Max Plusの5300Paという吸引力は十分、強力な吸引力です。

ちなみに手持ちのロボット掃除機(Roborock S5 Max)は、2000Paという吸引力です。
それでもそこまで不満というわけではなかったのですが、実際に手持ちのロボット掃除機で掃除した直後にTapo RV30 Max Plusで掃除したあとのゴミがこれだけ取れました。

汚くて驚きです。
「こんなにゴミ残ってたの!!」と思います。
水拭き性能の実力
Tapo RV30 Max Plusは、吸引と水拭きを同時に行える2-in-1タイプのロボット掃除機になっています。しかも、カーペットを認識して、そこは水ぶきしないでくれる機能も備えています。
✅ 食べこぼしの汚れやベタつきをしっかり拭き取る
✅ 水拭きの水量をアプリで調整できる
✅ カーペットを認識し、水拭きを自動でオフにする
ロボット掃除機を使った後にクイックルワイパーやモップでお掃除なんて、正直面倒ですよね。そんな人には、この水拭き機能がめちゃくちゃ便利!
水ぶきモードで使用する場合は、キャップを開けて、水を注ぎます。


モップは1枚、最初から付属されているので、そちらを背面に取り付けます。

あとは、いつものお掃除と同じようにスタートするだけで、床がピカピカ、サラサラにきれいになります。
高精度なマッピングと効率的なナビゲーション
LiDAR搭載で正確なマッピング
LiDAR(Light Detection and Ranging:ライダー)とは、レーザー光を使って物体との距離を測定し、周囲の環境を3Dマッピングする技術のことです。
最近では、ロボット掃除機だけでなく、自動運転技術やドローン、測量、軍事用途など幅広い分野で活用されています。
高性能なロボット掃除機には、このLiDAR式が搭載されています。
また、暗い部屋でもしっかり動いてくれるのも、LiDAR搭載の強みですね。

一般的なロボット掃除機にあるカメラ式マッピングだと暗所では精度が落ちることがありますが、Tapo RV30 Max Plusは暗い場所でも安定して動作します。
また、「Tapo IQ+ Smart Cleaning™」という賢い複数のセンサーと高度なアルゴリズムがあるので、落下防止や障害物回避、自動充電なども効率よく行えます。
段差にも対応
ドアの段差やカーペットなど、最大約2.2cmの高さまで乗り越えることができます。

搭載されたセンサーにより、十分な高さがないスペースを自動で回避し、家具を傷つけたり、ロボット掃除機がはさまってしまうことを防いでくれます。

Mesh Grid™技術を活用し、空間に合わせた最適なルートで、効率よく隅々まで清掃を行います。
以下は実際に、我が家で作成されたマップと清掃を行なってみた結果です。短時間で非常に効率的なルートで無駄なく清掃してくれました。
また、清掃中、障害物に引っかかって、止まってしまう事もありませんでした。


「Tapo RV30 Max Plus」はアプリの充実度も高く、スケジュール設定はもちろん、音声コントロールやバーチャルウォールの設定などの設定も可能です。


ゴミ収集ステーション付きで70日間ゴミ捨て不要
「正直、ゴミ捨ての手間がなくなるのが一番嬉しい!」という人も多いはず。
Tapo RV30 Max Plusは、掃除が終わると自動でゴミを収集してくれるので、手間なし!
自動動ゴミ収集機は、購入時から3L紙パックが1枚装填されています。
紙パックを捨てるときは、取り出すために紙製のスリッドを引き上げると、同時に紙パックの穴を塞いでくれるので、そのまま、ポイっと捨てるだけです。


まったく手も汚れないし、埃が舞い散る心配もありません。楽ちんです。
特に家族に小さな赤ちゃんや気管支系が弱い方がいると、部屋の匂いや空気は気になりますが、これならストレスも少ないのではないでしょうか。

詳細なカスタマイズ、3Dマッピング機能など高機能なアプリ
アプリが高機能で、音声での操作や3D マッピング機能等、便利な機能が豊富です。機能の一例を以下に記載します。
- チャイルドロック
- おやすみモード
- オーダーメイド清掃
- スマートアクション
- 消耗品の交換通知
- マップに家具を追加
- 3Dマッピング機能
- カーペットの設定
- Siriショートカット
- Home Scren ウィジェット
- 音声操作(Alexa/Google)
オーダーメイド清掃・ルームカーペットの設定
Tapo RV30 Max Plusはお部屋に応じて、掃除の回数、吸引力の強弱、水拭きの要否など、細かく設定できることもかなり便利です。


スマートアクション・Siriショートカットの設定
Tapoアプリは元々、スマートホームアプリとして設計されているので、在宅・外出時などに応じて、お掃除の開始を設定できたり、iPhoneのSiriショートカットから掃除の開始を指示したりすることもできます。


マップに家具を追加
高機能なマッピング機能ですが、さらに家具なども配置でき、例えば、ダイニングテーブルの周りから掃除を開始するなどといった、細かい指示も指定することができます。



せっかく作ったマッピングはロックして複数保存しておくことができるので、家具の配置や、間取りなどが変わってしまっても勝手に更新はされないので、大丈夫です。


3Dマッピング機能はワクワクする。
タブレットのTapoアプリからのみにはなりますが、Tapo RV30 Max Plusは3Dマッピング機能というものがあります。
トータルホームオートメーションといいますか、全てのTapoのスマート家電をこの鮮やかな画面で管理することができるんですね。

各階層や部屋に応じた設定を他のスマート家電とも連携しながら、設計することができるので、なんだか夢も広がり、楽しいですよね。

実際に3D ビューで部屋を俯瞰しながら、家具の配置なども考慮して、作成してみましたが、最適なスマートホームの設計ができそうです。

家具や部屋の大きさなども細かく設定して、あらゆる角度から見ることもできるので、もうメタバースですよね。

3Dマッピングの作成は手書きかまたはロボット掃除機による作成かを選ぶことができるようです。


Tapoアプリを設定しよう
アプリのインストールとアカウント作成
以下でアプリがダウンロードできます。






接続されたら、今度はWi-Fiに接続します。接続できるのは、IEEE 802.11 b/g/n、 2.4GHzのみとなっています。








あとはファームウェアアップデートのスケジュール設定とロボット掃除機の音声を選択します。日本語では男性か女性かになります。


Alexaアプリとの連携をしよう。
音声でロボット掃除機を操作するにはAlexaアプリにTapoスキルを連携する必要があります。






これでAlexaアプリからもロボット掃除機の操作ができるようになったので、音声での掃除開始も可能になりました。

Tapo RV30 Max Plusの気になるところ
自動ゴミ収集機(充電ドック)の音は注意
これは、他の自動ゴミ収集機能付きのロボット掃除機も同様ですが、自動ゴミ収集機(充電ドック)でゴミを吸い上げるときは結構な音がします。
おやすみモードの設定中には自動排出はされないので心配ないですが、仕事中やリビングのリラックスタイムなどにこの音はちょっと驚いてしまいます。
ただ、以下のように家の広さなどに応じて自動収集の頻度を設定できたりします。

また、自動排出をOFFにしてしまえば、急に大きな音を鳴らすことはなくなります。
その場合には、手動でTapoアプリの「空にする」ボタンか本体のホームボタンを押してダストボックスをいっぱいにしないようにする必要があります。
まとめ
今回、Tapo RV30 Max Plusをレビューしてきましたが、いやぁ、当たり前と思っていたロボット掃除機にもいろんな進化があって、正直びっくりしました。
しかもこれだけの高機能なロボット掃除機が6万円台だなんて。
Tapo RV30 Max Plusの特徴をまとめると、以下になります!

- 吸引力の強さ(5300Pa!)&水拭きも
- ゴミ収集ステーション付きで70日間ゴミ捨て不要
- アプリで掃除を細かくカスタマイズ可能
- 自動ゴミ収集機(充電ドック)の音は注意
高性能かつコスパ最強のロボット掃除機を探しているなら、は間違いなく「買い」です!めちゃめちゃいいので、おすすめです。
それでは、皆さん是非参考にしてみてください。
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