最近のスマートフォンやノートPCでは、バッテリー容量が1日の利用には十分であることが多くなってきました。しかし、それでも外出時や会議中などでバッテリー残量が気になることがあります。
以前は5000mAhのモバイルバッテリーを使用していましたが、最近のデバイスのバッテリー容量が大きくなり、5000mAhではフル充電が難しい場面が増えてきました。
さらに、ノートPCを充電する際には、出力が40W以上でないと充電ができないことがあり、バッテリーはあっても充電できないという状況が発生していました。
そんな中、UGREENからコンパクトでありながらハイパワー出力に対応したモバイルバッテリーシリーズが2024年8月に国内発売開始されました。
今回の新製品シリーズで個人的に注目、驚いたのは、48000mAhの超大容量モバイル?バッテリーですね。
ここまで大きいと果たしてモバイルバッテリーと呼べるのかわからないのですが、ポータブル電源に近いですね。
特に1泊2日キャンプ程度であれば、大型の電化製品を持っていかない限り、この電源だけで賄える絶妙なサイズだと思います。
製品名 | 価格 (税込) | 販売ページURL |
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Nexode モバイルバッテリー 12000mAh 100W | 9,980 円 | Amazon |
Nexode モバイルバッテリー20000mAh 130W | 13,980 円 | Amazon |
Nexode モバイルバッテリー 25000mAh 200W | 19,580 円 | Amazon |
Nexode モバイルバッテリー48000mAh 300W | 29,980 円 | Amazon |
今回は、同シリーズ内で最もコンパクトで容量が抑えられたモデルである12000mAhについて、その実力をレビューしていきます。
UGREEN Nexode モバイルバッテリー 12000mAh|思ったよりも大きい
それでは、早速外観から確認していきたいと思います。
モバイルバッテリーというと、一般的には薄く平べったくなる方向になるイメージが強いのですが、このデバイスは逆に長方形な感じのデザインです。
厚みも結構ある感じになります。
カタログスペックになりますが、約4.55x4.6x11.5 cmとなり、厚みは4.6cmになります。
裏面には滑り止めも付いているので、基本は寝かせて使うことを想定しているのでしょうかね。
入出力ポートは、USB-C(In/Out)とUSB-A(Out)の2ポートになります。
入力充電速度に関しては、最大65Wになっているので、急速充電も対応しています。
重量に関しては、計測してみましたが、308.4 gと、ほぼカタログ通りの重さですね。
350ml缶ぐらいの重さという感じです。
表面には、LCDディスプレイがついており、簡単な残容量が確認できます。
またUGREENのマスコット的な感じで度々出てきますが、絵文字のような表情でデータ残量も確認できます。
Nexode 12000mAhの実力と使い方
やはりこのデバイスの特徴はハイパワーであることですね。
モバイルバッテリーから充電するにしても、いくら軽いとはいえ、長い時間充電ケーブルを挿しっぱなしにするのは面倒です。
自宅にいるのと同じような速度で急速充電できるのであれば、それが一番便利だと思います。
1つ注意ですが、出力W数に関しては、単ポート接続の場合と同時接続で出力が変わります。
出力(USB-C) | 100W Max( 5V3A、9V3A、12V3A、15V/3A、20V/5A) |
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出力(USB-A) | 22.5W(5V/3A、9V/2A、12V/1.5A、10V/2.25A) |
合計出力 | 20W Max |
今回最大100W出力を試すために、MacBook Proに単ポート接続をさせて充電させてみました。
無事にMBP側でもしっかりと100W入力として認識されていることがわかりますね。
因みにiPhone14に刺して充電してみたのですが、平均的には13-15W程度、瞬間的に20Wまで給電W数が上がることは確認できました。
因みにiPhone14もしくは15 も同じだと思いますが、この12000mAhをフル充電で使った状態で、約1.5回程度満タンにできるといった感じの電源容量ですね。
このデバイスのこれが気になる
2ポート同時充電にする場合は10Wが最大出力となる
特徴でも書きましたが、このデバイスで最大100W出力をさせるためには、必ずUSB-Cを単ポートで利用する必要があります。
同時充電のような使い方をしてしまうと、出力が10Wずつになってしまうため、特にノートパソコンなどを充電する場合には充電自体ができなくなってしまいます。
他社10000mAhクラスのモバイルバッテリーとの比較
今回は、10000mAhクラスのモバイルバッテリーと本製品を比較してみました。
UGREEN Nexode 100W | UGREEN PB502 30W | Anker Power Bank 30W | Anker PowerCore 25W | |
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イメージ | ||||
電力量 | 12000mAh | 10000mAh | 10000mAh | 10000mAh |
単ポート出力 | 100 W | 30 W | 30 W | 25 W |
合計出力 | 20 W | 20 W | 24 W | 15 W |
重量 | 約 309 g | 約 180 g | 約 220 g | 約 194 g |
価格 | Amazon | Amazon | Amazon | Amazon |
総評 | 100W出力対応している唯一のモバイルバッテリー。スマホだけじゃなくノートパソコンでも使いたいと思っている人はこちら。 | スマホだけであればこのデバイスの方が軽い&安いのでおすすめ。 | Ankerでまとめたいならこれも選択肢には入る。 | スペック的には一番中途半端ではあるものの、小型というニーズであればこれも良し。 |
やはりこのデバイスの特徴はなんと言っても100W出力に対応していることですね。
そもそもノートパソコンに12000mAhだと満タンにはできないのですが、それでもちょっとした外出時の緊急用の電源としては十分使用に耐えうると思います。
まとめ
今回はUGREENのモバイルバッテリー、Nexode 12000mAhについてレビューしていきました。
- 12000mAhの大容量モバイルバッテリー
- 100W急速充電可能
- トリクル充電可能
- 2ポート同時の場合は10W/10W
- 10000mAhクラスのモバイルバッテリーの中では少々重い
やはり10000mAhクラスのモバイルバッテリーが、一番容量的にも重量的も手頃なサイズなんじゃないかと思っています。
そんな中このデバイスの特徴はやはり100W出力ができる中容量モバイルバッテリーという位置付けだと思いますので、スマホだけじゃなく、ノートPCにもガンガン使いたいというユーザーに適した一台なんじゃないかなと思います。
それでは、ぜひ皆さん参考にしてみてください。
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