3-in-1のワイヤレス充電器とは、Apple Watch、Airpods、iPhoneなどのワイヤレス充電対応機器を1台の充電スタンドでまとめて充電できるものをいいます。
それぞれの充電ケーブル、アダプター、充電器を用意する必要がなく、見た目もすっきりできるのが魅力ですよね。
特にApple製品を並べて置くと統一感があって、気分が上がります。
今回は手軽に導入できる中華系3in1の製品と、安定した充電性能が魅力のAnkerの製品とを比較してみたいと思います。

Anker 333 Wireless Chargerのポイント
Apple製品3種の神器充電で机スッキリ
Apple製品だと、Apple Watch、Airpods、iPhoneの3種の神器を1台の充電スタンドでまとめて充電できます。
私の場合は、在宅ワークが主なので、仕事中は常にこの3種の神器を充電したまま、必要な時だけすぐに手を伸ばせる場所においています。
必要がなくなったら、また元の場所に置くだけで充電できます。デスクの真正面、モニタの下にあっても場所を取らず、ごちゃごちゃケーブルも見えないので、スッキリします。
安心のAnker製
充電性能はやはりAnker製品は間違いないと思います。
自分は、中華系3in1の製品も試したのですが、使えないことはないレベルではあったのですが、大事な充電関係でyやはり不安が残ったのが正直なところです。
Ankerの場合は18ヶ月保証 + 6ヶ月 (Anker会員登録後) もついているのでいざというとき安心ですね。
20W USB PD対応USB急速充電器が付属
3in1の製品では、20Wの電源アダプタとケーブルが付属されていない場合も結構あり、手持ちのケーブルが対応しているのか、持ってなければ何を購入するか、などを検討するのが結構煩わしいです。
Anker 333は標準で付属されているので、そこは迷うことがなく安心です。
20Wで折りたたみ可能で非常にコンパクトな充電アダプタなので、一つ持っていても損しないかな、と思います。
Anker 333 Wireless Chargerの気になるところ
気になるポイントも記載しておきます。
Apple Watch純正付属のUSB-Cケーブルが使えない
Anker 333 Wireless Chagerは自前のApple Watchのケーブルを3in1 の充電器に組み込んで使います。その本体の差し込み口がAタイプのUSBとなっているため、Cタイプには対応していません。
自分の場合は、USB-Aタイプの充電ケーブルが付属されていたので問題ないのですが、現在はApple Watchに付属されているのはUSB-Cタイプの充電ケーブルが主流です。
したがって、Apple Watch7以降の急速充電もできないことになります。
iPhoneの急速充電15Wに対応していない
iPhoneがサポートするワイヤレス充電規格「Qi(チー)」は、5Wと7.5W、10W、15Wの4つのパターンで出力する仕様です。
このAnker 333では、iPhoneだと7.5Wまでの充電性能なので、フル時間には結構、時間かかります。ここは、正直15Wに対応している製品を購入した方がよかったかも、とは少し思っていますが使い方次第かなと。
(下に紹介しているBelkinのWIZ009dqBK-Aは15W充電に対応していますね。)
Anker 333 Wireless Chargerと533との比較
安定して、信頼できる充電性能といえば、Anker製品の名前が多く上がりますよね。
代表的なものだと以下の製品が検討に上がります。
Anker 333 | Anker 533 Magnetic Wireless Charger | JPCHSO XY18U30-QC | |
---|---|---|---|
イメージ | ![]() | ![]() | ![]() |
価格 | ¥5,990 | ¥6,990(*) | ¥3,399 |
サイズ | 225×116×94 mm | 192×153×99 mm | 175×93×125 mm |
Magnetic充電 | 非対応 | 対応 | 非対応 |
充電性能 | 〇 | 〇 | △ |
デザイン | ◎ | ◎ | 〇 |
しかし、AnkerのMagnetic充電対応の533のほうは、今日現在、Amazonで売り切れのようです。
出荷されるまで待つか、迷いましたが、Anker533は333に比べて1,000円ほど高いこととと、デスクの上で充電する際にMagnetic充電である必要がないと思ったので、今回は見送りました。(むしろMagneticの方が、ぱっと手に取ることができない可能性もあるかなと)
また、Ankerの3in1に共通することですが、AppleWatchの充電には、Apple純正の充電ケーブルを使います。
ちょっと損な気もしますが、純正のケーブルを使える方が安心という面もあります。
開封から、設置
それでは開封していきます。
マットな質感で、無駄がないデザインだと思います。
USB-Cケーブル、コンパクトで折りたたみ可能な20WのUSB急速充電器も付属されているので、すぐに使用することができます。
手持ちのAnker PowerPort III Nano 20Wと比較しても少し大きいくらいで、折りたたみもできるので、持ち運ぶならこちらのアダプタが方がいいかもしれません。

次に本体裏側のふたを開けて、溝にAppleWatch用のケーブルを這わせていきます。USB-Aタイプしか対応していません。溝深くまでケーブルを入れないと、ふたが閉まりません。また、ふたが結構固いので閉めるのに少し、苦労しました。
最後に、付属の電源アダプタとUSB-Cケーブルで本体につないだら、これで準備は完了です。
充電してみます。

3個のデバイスが横並びで並んでいるのは、とても落ち着いていて、よい感じだと思います。幅はAnker533のほうに比べて少し大きいですが、奥行きは少なく、私のデスクではちょうどいいです。あと、Magnetic充電だと、少し高さがあるので、モニタの下にかかって邪魔になるかもしれません。
Anker 333 | 約 225 × 116 × 94 mm |
Anker 533 | 約 192 × 153 × 99 mm |
公式サイトの説明によると、ほとんどのスマホケースをつけたままでスマートフォンを充電することが可能とのことです。
横置きも問題なく、充電可能。

Apple Watchが着いたり消えたりすることもありません(下記の中華系3in1のレビュー参照)。
Amazonの説明によれば、「バッテリーセル保護や異物検知・温度管理などの優れた機能を搭載し、最大24か月の保証もある」とのことで、安心です。
【番外】中華系3in1ワイヤレス充電製品は使えるのか?
3-in-1のワイヤレス充電器のジャンルで見た目がよくて、有名なのは、Belkin WIZ009dqBK-Aや、Satechi ST-WMCS3Mなんかだと思います。


ただ、どちらも13,000円越えと、ちょっとお高い。。Amazonでは3,000円台から中華系3in1も安くたくさん売られており、私は一度、こちらのJPCHSOというメーカーのものを購入しました。
USB-C対応のアダプターもついていて、すぐ使えるのがいいです。

実際に使用していた時の様子がこちら。
それぞれの充電ケーブルや充電スタンドがあるよりも、見た目もすっきりしていて、最初はとても満足していたのですが、使用しているうちに、ある問題点が2つ浮かび上がりました。
- Apple Watchの充電マークが度々、着いたり消えたり表示される。
- 充電しながらビデオ会議をした場合、iPhoneが高熱で落ちることがある。
充電の品質という点では、これはメーカに問い合わせてみないと正直よくわからないところですが、普通に充電スタンドとして、充電する分には、あまり気にならない問題かもしれません。(②も充電とビデオ会議を同時にしなければ、高温で落ちることはない。)
ただ私の場合には以下の問題がありました。
- については、仕事中にAppleWatchの画面がパッとついたりすると、無意識に目が行ってしまい、集中力が削がれる。
- については、iPhoneの本体は、一定の温度を超えると、突然、「高温注意」という画面を表示して、しばらく使えなくなってしまうことがあります。
ビデオオンの会議などをiPhoneで行っていると、CPU処理が高くなり、本体が高温になります。加えて、Qi充電をしながらだと、高温になりやすく、この状態が起こるようです。
この状態になったことがある方は、わかると思いますが、ビデオ会議で自分がスピーカーとして、話している最中にiPhoneが落ちてしまうと、なかなか焦ります。
冷えればまた普通に使えることが多いと思うのですが、カンカンに熱くなったiPhoneは火傷しそうに熱いし、ちょっと爆発とかしないか、怖いです。
もちろん私の3in1ワイヤレス充電器の個体がよくなかっただけかもしれませんが、安定した業務環境を手に入れることは仕事のストレスを減らすことに直結するので、この充電スタンドを使うのは、仕方ないですがあきらめることにしました。
まとめ
今回は、3-in-1ワイヤレス充電器の中で、JPCHSOというメーカーの中華系3in1とAnker 333、 Anker533などを比較しました。

- Ankerの信頼性
- 3-in-1デバイス
- 20W USB PD対応USB急速充電器
- iPhoneの急速充電15Wに対応していない
- Apple Watch純正付属のUSB-Cケーブルが使えない
使ってみると、やはりAnkerの充電器に安心感が勝りました。また、Magnetic充電は、3in1充電器においてはデザインも機能も、「好み」の範囲であり、私にとっては必要なかったように思えました。
今回はとても良い買い物ができ、気に入っているのですが、強いて気になる点を挙げるとすれば、iPhoneの15Wのワイヤレス充電に対応していないところでしょうか。
特に80%以上ではなかなか上がらないような気がするので、この点はより上位のモデルが出れば試したいなぁ、と思います。
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