テレワークが3年目となり自宅で働くことが当たり前になってきた今日この頃ですが、こうやって自宅での仕事を続けていると、オフィス環境をできるだけ快適にしたくなりませんか?
長い時間座ったままで作業していると、腰が痛くなったり、肩が痛くなったりもするので、定期的に軽い運動や立ったりすることが良いとされています。特に通勤することがなくなっているので、運動不足気味であることは間違いありませんしね。
今回は電動昇降式のスタンディングデスクで有名なFlexiSpotの「E8」を使うことができましたので、製品の特徴や実際に使ってみて感じた使用感などを中心にレビューしていきたいと思います。
スタンディングデスクが快適過ぎて、もう元のデスクには戻れそうにありません
FlexiSpot E8の外観
早速完成形から見ていきましょう。
今回私が頂いたのは、FlexiSpot E8 脚色ブラックで、天板は160cm x 70cm x 2.5cmのマホガニーになります。
我が家の場合は夫婦でテレワークをしている関係で、今までロングデスクに並んで仕事をするスタイルでしたので、今回サイズは160cmにして頂きました。
FlexiSpotの純正天板は、120cm〜160cmのラインナップになっているので、今回の160cmが最大のサイズになります。
160cmよりも大きな天板を使いたい場合には、最大200cmまで対応はしているので、別途自分でDIYで取り付けることも可能です。
デスクの奥行きも70cmあるので、パソコンを置いても手前にかなり余裕があります。
デスク脚の内容物は以下のような感じです。
昇降モーターの入った脚部分はかなり重いので注意してください。
デスク下の配線は、付属のケーブルトレーの中に入れて、綺麗に配線することが可能です。
ケーブルトレーの中は、以下のようにケーブルがたくさん通る形になります。
FlexiSpot E8の特徴
それではFlexiSpot E8の特徴をいくつか簡単に紹介しておきたいと思います。
自由に高さが変えられる便利さ
先ずは何よりも電動昇降式デスクというのは、正直初体験だったのですが、便利さがすごいです。
今までいくらガジェットを取り揃えても、なんだかんだオフィスデスクの方が広くて使いやすいなんて思ったこともあったのですが、自由に高さを変えられるというのは、思った以上に便利です。
通常のデスクの場合は、目線とパソコン、モニターの高さを調節するためには、ワークチェア(座面)の高さのみを調節することしかできないのが普通ですが、FlexiSpotであればデスク自体の高さを自由にミリ単位で調節することができます。
一般的に最適なデスクと座面の高さというのは、以下の2つの計算式で導き出せるそうです。
- 座面の高さ = 身長の1/4
- デスクと座面の差異 = 身長の1/6
以下で簡単に自分に最適な座面とデスクの高さを計算できるツールを作ってみました。
身長を入力
cm座った時の座面の高さ :
座った時の机の高さ :
立った時の机の高さ :
出てくる数値は、あくまでも目安なので実際に使ってみて±1cmぐらいの誤差の感覚になるかと思います。
デスクの昇降時の動作音はこんな感じになります。
最大200cmまで対応しており、天板DIYも可能
FlexiSpotのもう1つの特徴としては、天板の自由度が高いことです。
電動昇降式デスクというジャンルでは、正直FlexSpot以外にもいくつかありますが、基本的には天板と脚はセットになっており、天板だけを取り替えるような使い方は想定していません。
また幅のサイズも120cm程度とやや小ぶりなデスクがメインになっています。
FlexiSpotの場合は、自分で天板を自由に選んで、取り付けることが可能になっています。またサイズも最大200cmまでと、他社と比べて圧倒しています。
以下に大手メーカーとFlexiSpotとの比較表を作ってみました。
FlexiSpot E8 | YAMAZEN | アオリスオーヤマ DST-1200 | |
---|---|---|---|
商品画像 | |||
天板サイズ | 長さ 120-200cm 奥行 60-80cm | 長さ 120cm 奥行 70cm | 長さ 120cm 奥行 60cm |
昇降範囲 | 60 – 125cm | 71 – 117cm | 約72~120cm |
耐荷重 | 125kg | 80kg | 50kg |
天板DIY | ○ | × | × |
FlexiSpotは、耐荷重125kgまでありますから、他社のものと比べてもより大きなサイズの天板をのせることができます。
因みに今回組み上げてから試しに天板に大人1人が乗った状態で動かしてみましたが、何も問題なく昇降させることができました。
純正の天板は、大きく長方形天板、カーブ型天板、ハイグレード天板の3つから選ぶことができます。
タイプやカラーによって選べるサイズが異なるので注意して下さい。
長方形天板(120cm〜160cm)
カーブ天板(140cmのみ)
ハイグレード天板(120〜160cm)
もちろん自分で好きな木材を買ってきて、天板を自由に変えることができるのもFlexiSpotだけの特徴になります。
オプションアイテムの豊富さ
FlexiSpotでもう一つの便利なポイントは、純正オプションアイテムの豊富さです。
ワークデスクを考えると、どうしてもケーブルをどう隠せばいいか、キーボードの収納、デスクトップパソコンの置く場所などと、あれこれと考えていく必要があります。
もちろん純正でなくても使えるものも多いですが、やはり純正の方がサイズ感がピッタリだったり、色味があっていたりと何か便利なことは確かです。
個人的に便利だと思ったのは、PCケーススタンドはよく考えられたアイテムだと思います。
卓上台はデスクに空間的に使えるちょっとした台になるので、見た目にも立体感が出てくるので、便利に使えそうな気がします。
https://simple-was-best.com/flexispot-monitorarm-f8l/
E7との違いは脚の形状
FlexiSpotには今回のE8以前のモデルに、E7とE7 Proがあります。
サイズ感は前モデルと比べてもほとんど変わりません(若干は違う)が、1番の大きな違いは脚の形状になります。
E7/E7 Proの場合の脚形状は四角い支柱になっていました。しかしE8からは支柱が若干丸みを帯びたデザインになっています。
好みの問題にもなりますが、個人的にはE8の方が脚をぶつけてしまうことを考えても安全性も高く、見た目も良いかなと思っています。
E8
E7
そのほかの違いとしては、昇降時のモーター音がE8では静音になっていることや、パネルサイドにUSB充電ポート(E7 Proから)がついていることがあります。
E7 Proの場合は、脚フレームがコの字になっているので、静音性と支柱形状が気にならなければ、E7 Proを購入するということもありかと思います。
ただしそのうちE8 Proなんかも出てくるかもしれませんね。
個人的なお気に入りの使い方
ここからはFlexiSpotを実際に1週間程度使ってみて、個人的に気に入った使い方をいくつか紹介しておきます。
仕事の合間のリフレッシュ
先ずは仕事などでちょっと眠くなってしまった時や、気分転換したい時に気軽にデスクを上げて、スタンディングデスクとして使うことです。
ずっと座り続けていると、どんなに良い椅子を使っていたとしてもやっぱり背中が痛くなったりするものです。
また最近はテレワークが当たり前になっていて、運動不足気味ではあるので、たまにスタンディングデスクにして、脚を動かしながら仕事をするというのはなかなか良い気分展開になりますね。
子供に触られたくない時には上げておく
デスクの高さを自由に変えられるので、子供に触ってほしくないものをデスクの上に置いたままにしておいても、使っていないときはスタンディングデスクの高さにしておけば、子供が勝手に触らないようにしておくことができます。
因みに操作パネルは、チャイルドロックも搭載されているので、仕事の終わりにスタンディングデスクにして、チャイルドロックをかけておけば、子供にデスクの上をぐちゃぐちゃされることを防ぐことができます。
夫婦でちょうど良い高さに合わせて仕事ができる
我が家の場合は、夫婦でテレワークをしているので、FlexiSpotをロングデスクとして利用しています。
お互いの最適なデスクの高さで、揉めてしまうときでも、昇降式であれば、二人の中間をとった高さにしたり、それぞれが一人で使っている時などにも、自由に高さが調節できるという自由度は、本当に便利ですね。
FlexiSpot E8の組み立て時の注意点
ここからFlexiSpotの組み立ての注意点をいくつか取り上げておきます。
びっくりするぐらい重い!必ず2人以上で作業しよう
配送は、天板と脚と別々の梱包で届きます。
気をつけなくてはならないのは、めちゃくちゃ重いということです。
天板はサイズにも寄りますが、写真のものは160cmのものになるので、重さもかなりあります。
ただ実は天板よりも、スタンディングデスク脚の方が重いんです。
比較的コンパクトな梱包にも関わらずなんと36kgもあるので、男性でも一人で持ち上げるのはかなりきついというか、困難な重さです。
配送のラグビー選手みたいな方は、一人で運んでいました!
中身の脚部分もかなり重いので、一人で作業するとフローリングを傷つけたり、怪我をする可能性があるので、必ず2人以上で作業するようにしましょう。
電動ドライバーは必要?
組み立て時に電動ドライバーが必要かどうかですが、今回は僕は電動ドライバーは使っていません。
合った方がもちろん便利だとは思いますが、純正の天板を使う限りに置いては必須ではないです。
というのも、写真を見てみるとわかる通り、取り付け部分には予めに下穴が空いているので、場所さえ合わせてしまえば、付属の六角レンチで十分取り付けは可能です。
ただ一部下穴が空いていない部分もあるのでその部分に関して、キリなどを使って下穴を開けた方が良いと思います。
ただ天板を自分でDIYする場合には、電動ドライバーとドリルビットがあった方が絶対に楽だと思いますよ。
ケーブルの配線隠しは別途準備しよう
FlexiSpotは、電動昇降式デスクになるので、裏には結構ケーブルが配線されています。
一応付属のケーブル隠しもあるので、ある程度のケーブルはそこに収納することができるんですが、細かいところにケーブルの垂れ下がりが気になります。
大きくは、操作パネルから中央のケーブルトレーまでの部分(写真①)、裏のコントロールユニットから電源タップまでの配線(写真②)をどうにかしたいですね。
①の部分に関しては、ケーブルクリップをつけてケーブルの弛みを解消してあげることで綺麗に配線することができます。
②のケーブル配線に関しては、そのままだとかなり気になる部分になるので、ケーブルチューブを使うか、純正のオプションを購入するのも1つの案です。
その他、デスクモニターの電源ケーブルなどもそのままだとデスクの上に置くことになってしまうので、ケーブルトレーを使った方が綺麗に配線できますよ。
我が家の場合は自宅にあった以下のトレーを使っています。
https://simple-was-best.com/plus_garage_cable_tray/
因みに③のケーブルトレーは、組み立てマニュアルの写真と日本語がちょっとわかりづらいので、注意してください。
ネジを刺して固定するように見えるのですが、正確には「ネジのヘリに挟む」ように固定/吊り下げて、トレー自体が自由にスライドできるような締め方になっています。
FlexiSpot E8のみんなの口コミ・評判
まとめ
如何でしたでしょうか?今回はFlexiSpotの新製品「E8」についてレビューしてみました。
- 自由に高さが変えられる便利さ
- 最大200cmまで対応しており、天板DIYも可能
- オプションアイテムの豊富さ
- オフの時は子供の手が届かなくすることができる
- かなり重いので取り扱いには注意
- デスクからコンセントまでのケーブル隠しは別途必要
使ってみて感じたことは、本当にスタンディングデスクは便利ということですね。
アップルウォッチを使っていると、健康のために定期的に椅子から立つように言われるのですが、今までは無視するか、大きく休憩の時間を取るかしていましたが、FlexiSpotのスタンディングデスクを使い始めてからは、リフレッシュのために気軽にスタンディングで仕事をするのが当たり前になりました。
使い始めたら病みつきになりますよ
それではみなさん是非参考にしてみてください!
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