電動昇降デスクなどを取り扱うFlexiSpotより、高機能で、コスパ抜群なオフィスチェア「FlexiSpot C2」をレビュー用に提供していただきました。
普段は、中古で購入したエルゴヒューマンプロオットマンを使用しているのですが、いかんせん古く、自分には合っていない部分がある気がして、実際、かなり腰痛に悩まされています。
今回「FlexiSpot C2」の方は、お尻の部分が当たる座面がソファのようにフカフカで、かつ身体の状態に合わせて細かく調整できる機能が揃っていて、そこが特に気に入っています。
名品、マスターピースと呼ばれるようなオフィスチェアも世にありますが、最近では低価格で高機能なオフィスチェアが豊富に販売されているため、同じように悩まれている方は、こちらのレビュー参考にしてみてください。
- 古いワークチェアを最新の機能のワークチェアに新しくしたい。
- できるだけ自分の体に合ったワークチェアを求めたい。
- コストパフォーマンスにはこだわりたい。
FlexiSpot社とは
Flexispotといえば、電動昇降デスクなどが有名です。2016年に設立して以来、ヘルシー、エコライフ、インテリジェンス、エルゴノミクスを製品デザインの核とし、インテリジェント的な仕事、住宅環境の新時代をリードすることを⽬指しています。
「FlexiSpot(フレキシスポット)」という名前は、「flexible(柔軟性、適応性)」と 「spot((特定な)場所、点)」の造語ですが、その名前からもわかる通り、柔軟な作業環境や、健康でユーザーが自由な動きや姿勢の変更を可能にし、より快適な作業スポットを提供し続けています。
個人的には、電動昇降デスクやフィットネスチェアを使用してみて、身体のことを大切に考えてくれている会社だなぁーという印象を持っています。
FlexiSpot C2の外観
さっそく完成形から見ていきましょう。
カラーはブラックで統一されており、全体的にシンプルでどんな部屋にもマッチしそうな落ち着いたデザインです。
バックレストはS字型になっており、背中や腰と丁度よくフィットします。リクライニングは4段階で固定でき、最大130°まで倒すことが可能です。
大きさは比較的コンパクトで、ネットのレビューなどを参照すると、小柄な女性でも使用しやすいサイズ感だという印象を持っています。
FlexiSpot C2の座り心地
背もたれはメッシュ素材となっており、背中は風通しがよく、クッション性に関しても全く気になるところはありません。
座面の素材は、モールドウレタンで厚さは5㎝あります。
座面がウレタンであるおかげで、かなり座り心地がいいです。
私は、今まで使っていたエルゴヒューマンプロのメッシュの座面だと、お尻の血流が悪くなりやすいみたいで、腰痛などにも影響しています。
オフィスチェアC2でしばらく作業してみていますが、長時間使用してもソファのようにお尻が痛くなりません。
確かにメッシュに比べると、多少蒸れやすいというところはありますが、それでもやはり快適性が増した感じがしています。
あと、私はよく座面の上であぐらを組んで座っていることも多いです。メッシュだと、重心が不安定で落ち着かない感じがしますが、その点ウレタンは凄く座り心地が良く、安定しているのもいい感じです。
FlexiSpot C2の機能の詳細
オフィスチェアC2 の豊富な機能を見ていきたいと思います。主な機能をまとめると、以下の表のようになりますが、一つ一つ見ていきたいと思います。
バックレストの調節 | シンクロロッキング 最大130度までロッキング可能 4段階の固定が可能 ロッキング強弱調節機能 背もたれ調節 |
---|---|
調節機能 | 座面の高さ調節: 42cm – 50.5cm 座面の奥行き調節: 5cm 4Dアームレスト: 上下、前後・左右、水平回転が調節可能 2Dヘッドレスト: 上下・角度が調節可能 |
シンクロロッキングとは
ロッキング機能とは、リクライニングと同じように体の動きに合わせてチェアが動く機能ですが、この機能にも数種類あります。
シンクロロッキングとは、背もたれと座面が同調(シンクロ)しながら、適切な角度でロッキングできる機能を言います。
バックレストの4段階調節
リクライニングは座面の左下のハンドルで行います。時計回り(背もたれ側)へ回すと、オープン状態になるため、この状態で寄りかかると、背もたれが倒れます。
ただ、オープン状態のままだと、身体が起き上がると背もたれも同じように戻ってきます。
この状態で、4段階の好きな位置で反時計回り(前側)へハンドルを回すことで、固定することができます。
ハンドルは正直、174㎝の私の場合だと、座っている状態や130°に寝そべっている状態では、取りづらいです。身長によるところがあるのかもしれません。
ちょっと左に身体を傾けて手を伸ばす感じになります。
ロッキング強弱調節機能
ロッキングの強弱はオープン状態でもたれかかった時の体重のかけ具合です。ロッキングの強弱は座面右側のハンドルで調整します。
時計回り(背もたれ側)へ回すと、反発力が軽くなり、少し寄り掛かっただけで、バタンと倒れる感じです。
逆に反時計回り(前側)へハンドルを回すと反発力が重く(強く)なり、体重をかけて倒す感じになります。
背もたれ調節機能
腰痛持ちの方は特に気になるのが、ランバーサポートだと思いますが、オフィスチェアC2では、前後の背もたれ調節機能が付いています。
高価格帯のオフィスチェアでは、ランバー(腰)部分が独立して上下したりすることができました。
独立したランバーサポートは見た目はいいと思うのですが、正直そんなに効果あるかな、と思っています。シンプルな見た目にもなるため、個人的にはこちらのほうが好みです。
座面の高さ調節: 42cm – 50.5cm
さて、沢山機能があるのでどんどん行きます。
ガスシリンダー式の座面の高さ調節機能、これはオフィスチェアとしてはマストですね。
右側のハンドル奥に見えるレバーを押し上げるとオープンの状態になるので、この状態で、好きな位置でレバーを離します。
体重をかければ座面が下がり、お尻を上げれば座面が上昇します。
座面の奥行き調節: 5cm
座面の奥行きもレバーをずらすことで5㎝ずらすことができます。
背もたれ部分がS字になっているので、座面を奥にすると、お尻が前に出される感じになります。座面を前にすると、深く座ることができるので、これも人によって、自分に合った調節が可能なのは、嬉しいですね。
4Dアームレスト: 上下、前後・左右、水平回転が調節可能
4Dアームレストももはや定番、という感じがしますね。この辺もこだわる方はこだわるところかな、と思います。高さ調節とかはよく使いますので、やっぱりこの辺も「痒い所に手が届く」感じがしますね。
アームレストに手を置いた感じは適度な柔らかさがあり、心地いいです。
2Dヘッドレスト: 上下・角度が調節可能
最後にヘッドレストですが、上下と角度の2パターンで調節できます。
FlexiSpot C2の組み立て
それでは、組み立てについても見ていきたいと思います。梱包の段ボールは結構大きいですが、組み立て自体は結構簡単でした。
組み立ての前にこちらの組み立て動画を、サラッと見ることをお勧めします。
梱包されて来たダンボールを使ってうまく座面の裏側のネジを止められます。
私は気付かずに説明書だけ見て組み立てました。まぁ、それでも苦なくできますが。
部品も少なく、手順通りに作成すれば、15分くらいでできてしまいます。
FlexiSpot C2の気になるところ
ここではFlexiSpot C2の気になるところを上げておこうと思います。
キャスターのクオリティはそれなりかも
シンプルで高機能なFlexiSpot C2ですが、エルゴヒューマンプロに比べると、キャスターの滑り具合が、少しゴロゴロした感触を受けます。
動き始めの時、力をかけた方向と違う方向に滑ってしまう感じがあり、ちょっとだけ不便を感じました。
カラーは一種類のみ
これは、私はあまり気にならないのですが、ホワイト系が好みの方は困るかもしれないですね。
まぁあとから発売される場合もありますので、そこは期待して待ちましょう。
まとめ|
今回はFlexiSpot C2をレビューしてきました。良かったポイントと気になった部分をまとめるとこのようになります。
- デザインはシンプルで、どんな部屋にもなじむ。
- 多機能で、様々な体格、体型の方にも身体の負担なく座れる。
- 座面のモールドウレタンが長時間座っても疲れにくく、快適。
- 組み立ては一人で簡単
- キャスターの回転は少しゴロゴロする感じ
- カラーバリエーションは1種類のみ
- クッションは少し熱がこもる
仕事で使う椅子って、気になりだすと、結構気になりますよね。
私もちょっと高めなエルゴヒューマンプロで見た目も気に入って、数年使っていたのですが、実はここ数年、発売されているオフィスチェアの広告を見ては、買い替えを悩んでいました。
やはり長く毎日使っているうちに、多少劣化もしていくでしょうし、また、高いものがその人の体格にあっているか、というのは別物な気がします。
今回、新しいFlexiSpot C2を使用してみて、心機一転、新鮮な気持ちで、仕事にも集中していけそうです。
皆さんも、是非参考にしてみてください。
コメント