ついに我が家にも導入してしまいました。
元々Google Homeを使っており、正直Google Homeの完成度も素晴らしく、もう既に手放せない我が家の「ホームアシスタント」だったんですが、使い込めば使い込むほど、「画面があればもっといろんなことが出来るはずなのになー」という思うことが多々ありました。
ということで、今回はNest Hubで何ができるようになったのか、Nest Hubの魅力という点をじっくりと紹介してきたいと思います。
Googleスマートホーム製品
先ずはGoogleのスマートホーム製品という切り口でみてみますね。
Google Nest Hubとは?
Google Nest Hub(ネストハブ)とは、Googleが販売するスマートスピーカーの1つで、全体としてはミドルレンジに位置する製品になります。
Google Nest MiniやGoogle Homeとの1番の違いはなんと言っても、ディスプレイの有無です。ディスプレイがあるかないかで、操作性についても同様に変わるわけで、今までは音声でしか操作できなかった/結果を聞くことしかできなかったものが、ディスプレイがついたおかげで、画面の操作および映像を出力するような使い方が出来るようになり、出来ることが一気に広がりました。
サイズ感としては、 Google Homeよりも若干小さいです。イメージ的にはむしろディスプレイが大きいのかな?とも思ったんですが、むしろこじんまりした印象です。
Google Homeとの比較
では、同じミドルレンジとなるGoogle HomeとNest Hubで何が出来ることが違うのかを比較します。
できること | Google Home | Google Nest Hub |
---|---|---|
音声操作 | ○ | ○ |
画面操作 | × | ○ |
音楽サービス | ○ | ○ |
Youtube視聴 | × | ○ |
ショッピングリスト | △(追加/確認のみ) | ○ |
ニュース機能 | ○ | ◎(映像付き) |
レシピ閲覧 | △(外部サービス利用) | ○ |
デジタルフォトフレーム | × | ○ |
時計表示 | × | ○ |
やはり画面がつくことによって、今まで声でしか操作できなかった部分が一気に制約がなくなりますね。
個人的にはかなり嬉しいのはショッピングリストの編集機能がついたことですね。Google Homeでは追加だけは出来るものの、削除などはスマホアプリでしか実施することができず、少々不便でした。しかしNest Hubでディスプレイがつくことにより、この点も操作性が向上しましたね。
Google Nest Hubのできること
Google Nest Hubは7インチのタッチディスプレイがついているからこその機能が満載です。画面のサイズの7インチがどの程度かというと、iPhone 11 Proが5.8インチなので、iPhoneよりは若干大きく、iPadなどと比べると随分小さいというような感じです。
このサイズが意外と絶妙で、どこに置いても邪魔になりません。iPadをテーブルに置きっぱなしにすると、かなりの存在感が出ますし、このサイズであれば少し大きめの置き時計というジャンルに入ってくるんだと思います。
さて、ここからはGoogle Nest Hubを使って具体的に新しく出来るようになったことを中心に紹介していますね。
なんと言っても7インチスクリーンで時計&フォトフレームに
先ずはシンプルにフォトフレームとしての使い方です。
表示出来る写真は、Googleフォトにアップロードしたものか、Googleセレクトの美しい画像、もしくはデジタルアナログ時計になります。
個人的に面白そうなのは、Googleフォトを使ったもので、スマホに入っている写真を自動的に判別して、一番良さそうな(映えそうな)写真をピックアップして表示してくれる機能です。元々Googleフォトの機能ではあるものの、デジタルフォトフレームで使うことを想定していたんだろうなと思うぐらいNest Hubにしっかり最適化されていますね。
キッチンで使えばCookpadでレシピ表示も
そして個人的にはとても気に入っているのが、レシピ検索機能です。Nest Hubはレシピ検索機能にかなり力を入れており、キッチンでの利用をターゲットにして最適化されています。
例えば「Ok, Google アップルパイのレシピ」とコールすれば、CookPad、クラシル、デリッシュキッチンなどからレシピのリストが一覧で表示され、それぞれ同じフォーマットで作り方が詳細に記述されています。
またステップ毎に作り方を再生することもでき、普段からスマホ片手に料理をしているユーザーであれば、Nest Hubを使いことにより、もっと料理が楽になるはずです。
もちろんステップ毎に表示して欲しくないという場合でも、全体ステップを表示することも出来るので、好みで切り替えることができますよ。
海外ニュースを毎朝視聴して英語力UP!
Google Homeでも使っていましたが、Nest Hubでも英語のニュースを再生することができ、かつより便利になっています。
Nest Hubで新しくなったのは、今まで音声だけだったものが映像が追加されるようになったことです。
英語の勉強などで海外のニュースを聞いてみたいと思う人もいるかと思いますが、正直いきなりネイティブの英語を音声だけで理解するのってかなり難しいです。Nest Hubであれば、英語のニュースに加えて、映像も追加されていることによって、より理解がしやすくなり、英語の勉強にも役立ちます。
現状は英字幕(スクリプト)には対応していないのですが、これが対応出来るようになればもっと使いやすくなりそうですね。
設定方法は、Googleホームアプリからでは無く、Googleアシスタントアプリの設定から行います。
視聴できるのは、英語のものだけに限らないので、英語以外の勉強にも十分活用できそうですね。
選択するニュースは「スマートディスプレイ対応」のものを選びましょう。スマートディスプレイ対応のものではないと、単に音声だけのニュース(ラジオ)のようなものになってしまいます。
日本語のニュースはほとんどスマートディスプレイ対応がないのですが、海外のものは結構対応しているものがあるので、色々選ぶことができると思います。
Google Duoを使って家族からの固定電話に
Google Nest HubおよびNest Hub Maxで面白い機能は、固定電話のような使い方ができるということです。
Google Duoというアプリを使うことで、外出先からNest Hubに電話をかけることができるので、スマホよりも大画面での通話が可能ですし、またスマホに持ち歩いていない家族などに向けて電話する時などにはとても便利です。
Google Duo
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スマホ側にGoogle Duoアプリをインストールしておくことが必要なので、外線の代わりには使えませんが、買い物中のちょっとしたテレビ電話などで家族内専用の連絡手段としては使うことができそうです。
因みにGoogle Nest Hub自身には残念ながらカメラが搭載されていません。なので、テレビ電話をしたとしても、一方通行のような状態になってしまいます。
Google Nest Hub Maxであれば、カメラがついていますので、双方向の画面で会話することが可能です。
ショッピングリストの削除も可能に
個人的にGoogle Homeで一番使っていた機能が、このショッピングリスト機能(買い物リスト)です。
またGoogle Homeで残念だったのが、追加はできるんですが、削除をすることができないという点でした。またリストの内容を確認する際にも、読み上げてはくれるんですが、リストが長くなってくると、訳のわからない長さになってくるので、読み上げで確認することの限界があります。
しかしNest Hubであれば、画面でリスト表示することが可能ですし、またリストの削除もスワイプで容易に可能になっています。
Google Homeで出来ることは全部出来る
そしてもちろんGoogle Homeで使えていた機能は、Google Nest Hubでも全て使用することが可能です。
音楽を聞くことや、スマートホームを操作したり、天気予報を聞いたりすることなども可能です。
むしろ映像が追加されるようになっているので、経路検索を一目で確認することができるようになったり、天気予報が映像として見ることにより、理解できる情報量が増して、さらに便利になることは間違いなしです。
注意点
ここからはGoogle Nest Hubの購入前に知っておくべきことを整理しておきます。
フロントカメラはついてない(Google Hub Maxは搭載)
特にGoogle Duoを使うときに残念なのが、フロントカメラがついていないことです。Nest Hub Maxであれば、カメラが搭載されているので、家族同士で簡単にテレビ電話を行うことができますが、Nest Hubではそう言った使い方はできません。
しかしNest Hub Maxの値段は、かなりお高いですし、そもそもGoogle Duoぐらいでしかカメラは使わないことを考えるとそこまで重要な機能でもないのかなと思います。
タブレットの代わりにはならない(ネット検索は出来ない)
検索が得意なGoogleのデバイスですが、タブレットのようにWEB検索をこのGoogle Nest Hubでやるようには考えられていません。
ちょっとした調べことであれば、Nest Hubでも検索することができますが、タブレットのようにネットサーフィンのような使い方には適していません。これはNest Hub Maxでも同様にこういった使い方はできません。
因みにAmazonのEcho Showではウェブ検索はできるようです。
あとはスマートディスプレイで複雑な検索をしたいかどうかになってくると思います。正直調べ事であれば、タブレットやスマホ、パソコンなどでじっくりやった方が良いと思いますし、スマートディスプレイのようなサイズのもので、細かい作業をやるということがシチュエーションも、操作感も割りに合わない使い方な気がします。
一方で、「月までの距離は?」「ライオンの泣き声は?」「玉ねぎとは何?」のような子供の教育にも使えそうな検索であればNest Hubでも十分に対応することができますし、またYoutubeの動画検索であれば、Nest Hubでも実施することができるので、最近は色々情報がYoutubeに既にあるので、検索をしたいのであれば、「Youtubeで、〜〜を検索して」と言った方がNest Hub的には適しています。
まとめ
今回はGoogle Homeからの違いという観点でNest Hubの魅力を紹介してみましたが、如何でしたでしょうか?
正直Google Homeだけでもとても便利なスマートアシスタントデバイスだったんですが、これにちょっとしたタッチスクリーンがつくだけで、まさに痒いところに手が届く、とても良い商品になったかと思います。
また今までのその値段の高さがネックになっていたのですが、今回大幅に値段が下げられて、Amazon Echo Showとほぼ同じ値段になっています。この機会に是非皆さんもNest Hubを導入してみては如何ですか?
コメント
コメント一覧 (4件)
ネストハブって普通にネットサーフィンしたり出来ますか?
いいえ、ネットサーフィンのようなウェブブラウジングはできません
ただしYoutubeの動画を検索することはできますよ
はじめまして。
デリッシュキッチンはスマホアプリだと動画が見れますが、nest hubだと動画は出ないでしょうか?
(写真と文字だけ?)
良かったら教えて下さいm(_ _)m
Saneさん
家で試してみましたが、動画は見れませんでした。
動画は基本的にYoutubeで見ることになります。