「Mac miniでキーボードが反応しない。。。詰んだ。。。」
なんて経験したことないですか?僕は何度もあります。僕が陥った罠は、当時持っていたのはMagic Keyboradではあったんですよ。但し、第一世代のもので、電池のタイプのものだったんです。
なので、以下のような状態でした。
- Mac miniが起動する
- ログイン画面が出る
- Bluetoothキーボードを認識しない
- ログインできない(詰み)
正直Mac miniのようなパソコンでBluetoothが接続できないなんて、もう何にもできなくなるんですよね。
因みにMac miniやiMacでBluetoothデバイスが接続しなくてログインできなくなる原因は、以下のような感じです。
- ハードウェア関連の機能が問題を起こしている
- FileVaultなどの暗号化機能がバグってる
- そもそもペアリングが解除されている
- 原因不明
解決できるもののあれば、3のようなiPadでちょっと使いたいからペアリング解除したままで、スリープさせちゃったみたいな操作ミスでも発生します。
今回はそんな同じようにMac mini/iMacでログインできなくなってしまったときの対処法について解説します。
先ずは結論から「有線キーボードは1つは持っておこう」
先ずは結論から書いておくと、Mac miniとiMacのようなデスクトップ型のパソコンを持っている人はともかく有線キーボードを1つは常備しておくべきということ。
所詮接続が無線なので、有線に比べてやはりトラブルを起きやすいです。
有線であれば、コネクタの破損もしくはケーブルの断線などのハード関連の故障の原因として考えられますが、無線であると、システム内のソフトドライバの異常や、通信環境の劣化などによるペアリング解除などのパソコンにログインしないとそもそも解析できないような問題まであります。
そのため、ともかく何かが起きたときの回避策として「有線キーボード」は1つは持っておくべきです。

Apple純正Magic Keyboard(第二世代:電池タイプでないもの)は有線接続も可能

そして意外と知られていないのが、Apple純正であるMagic Keyboardでも有線接続ができるって知っていましたか?
ライトニングケーブルであれば、後方に刺すと以下のような状態になります。
- Bluetoothの接続が解除される
- 有線キーボードとして認識される
- 充電も開始される
Magic Keyboradであれば、オシャレにまとめることもできますし、何かあった時はMagic Keyboradを有線接続することだけ覚えておきましょう。

安物キーボードは1つは持ってても良いかも
もしMagic Keyboradを持ってない、もしくは今手元にないという方は、何でも良いのでともかく有線キーボードを引っ張り出しましょう。
僕の場合は、当時電池タイプのMagic Keyboradしか持っていなかったので、ともかく1日も早く復旧させるために格安のキーボードを手配してどうにかログインできるようになりました。
因みにログインするだけであれば、Windows用のものでも何でも大丈夫です。

有線キーボード以外で試せること
一番簡単な解決法はともかく有線キーボードを使ってログインしてしまうことですが、それ以外にできることを書いておきます。
SMCリセット
Macのトラブル時のリセットにはPRAMリセットと、SMC(システム管理コントローラ)リセットがあるのですが、PRAMリセットはそもそもキーボードが反応していない時には操作できません。
そのためできることはSMCリセットのみです。Mac bookなどのノートブックタイプと若干手順が違うので注意してください。
- Mac をシステム終了する
- 電源ケーブル、その他USBケーブルやHDMIケーブルなど全てのケーブルをMac mini/iMacから引き抜く
- その状態で15秒以上待つ
- 電源ケーブルとモニタケーブルなどの最低限のケーブルだけ挿し直す
- 電源ボタンを押して Mac の電源を入れます。
これでSMCリセットはできているので、これでうまく行かない場合は、諦めて有線キーボードを手配しましょう。
ただそもそもMacにBluetoothキーボードとのペアリングを解除したまま、スリープになってしまったなどの場合はSMCリセットではどうしようもなりません。僕の場合は、iPadにちょっとだけMagic Keyboardを接続したりする時によくやってしまいます。
FileVaultを外しておくことで再起動時のトラブルを解消する
Mac miniの場合、OS再起動時に稀にBluetoothデバイスが認識しなくなる現象が起きるようです。その場合に、「FileVaultを無効化」すると、現象が発生しなくなるようです。
元々FileVaultはディスク自体を暗号化しておく機能なのですが、macOSではデフォルトでオンになっています。これがどう言った時に使用するかというと、Mac miniやiMacが盗難されるなどして、第3者が悪意を持ってディスクを分解して起動しようとしても、ディスク自体がFileVaultによって暗号化されているので、中身を見られなくなるという利点があります。
但し、このFileVaultの暗号化によって、ログイン前のmacOSでなぜかBluetoothペアリングに異常が出るケースが発生するようです。
なので、FileVaultを解除することで、ログイン前のBluetoothデバイスとのペアリング異常を解消させることができるというわけです。
FileVaultの無効化
Macでシステム環境設定を開き、セキュリティとプライバシーを開きます。

FileVaultのタブを開いて、「FileVaultをオフにする…」をクリックすれば、無効化することが可能です。

これで再起動時にBluetoothデバイスとの接続不良が起きにくくなるはずですが、FileVaultの無効化はセキュリティを下げてしまう行為になるので、Mac bookなどのノートパソコンでは実施しないことをオススメします。
またMac miniやiMacでも無効化に関してはリスクを理解した上に実施するようにしてください。
まとめ
- 有線キーボードは1つは持っておこう
- 何か起きたらSMCリセットをとりあえず試す
- FileVault無効化で状態が改善する可能性がある
如何でしたでしょうか?
無事に復旧できましたかね?無線キーボードは本当に便利なんですが、こういった何かトラブルが起きた時に復旧させづらい、原因解析しづらいというデメリットがあります。
確かにケーブルもなくなってすっきりして机の上が気持ちいいんですが、何かあったときのおまじないとして、必ず有線キーボードを1つ持っておくことをオススメしますよ。

コメント