今年から総務省の圧力と共についに大手キャリアで実施していた端末サポート割引がなくなり、端末料金と契約プラン料金が分離し、また違約金が格安になることで実質的に2年縛りがなくなりましたね。
さらにLTEになってから始まった強制的にかけ放題にする通話プランがついに任意で選べるようになったことにより、かけ放題を選ばない自由が利用者に与えられるようになりました。
個人的にはこのLTEになってからはじまったかけ放題プランの強制加入というのは、通信キャリアにはメリットしかなく、3G通話と比べてLTE通話(VoLTE)は、ネットワーク側みても負荷が低くなっているのにも関わらず、利用者側から3G通話よりも高額な料金を取るというなんだか納得できない料金体系になっていました。おそらくはこのかけ放題は通信キャリアの単なる利益(ARPU)の底上げ施策だったのだと思いますが。
今のLINEなどのSNSアプリが流行っているなかで、キャリア回線の通話というもの自体も減っているので、正直仕事利用以外の個人でかけ放題を契約するメリットをほぼありません。そのため、あとはどんなときに使うと言えば、レストランの予約の電話に使ったり、問合せ窓口への連絡に使ったりと、比較的に短い時間の利用に限られてくるわけです。
そのような状況であるならば、キャリアのかけ放題プランを選ばずに、従量制通話プランを選べばいいわけですが、一方で従量制通話プランは比較的高めの金額になっているので、これを他のサービスで代替できるのかというのが今回のポイントになります。前置きがすっかり長くなりましたが、今回はそんな従量制通話プランの代替サービスとして最適な「楽天でんわ」を紹介していきたいと思います。
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楽天でんわとは?
先ずは「楽天でんわ」のサービスを説明しますね。ユーザー側での利用形態としては、LINEなどのSNSアプリでの電話にもよく似ていますね。楽天でんわと他のSNS電話の決定的に違うことは、SNS電話がデータパケットのみを使ったインターネット通話であるのに比べて、楽天でんわは楽天の通信網を介して通話をする、キャリア通話と同等の仕組みを使っていることです。

インターネット通話とキャリア通話の違い
インターネット通話とはSkypeやLINEなどのアプリ上で電話をするものですが、仕組みとしてはインターネット上に通話パケットを流して、相手に届けるというシンプルなものです。基本的にインターネットというものは、品質が安定しません。これは普段自宅などでも通信速度が遅くなったり、早くなったりすることから想像できるかと思います。
そのため、通信品質が良いときにかけるインターネット通話は何も問題なく、会話ができますが、逆に通信品質が悪いときにかけるインターネット通話は、音質も悪く、音も途切れ途切れになってしまって、会話になりません。
またインターネット通話では基本的にLINE同士、Skype同士で通話をするため、相手が同じアプリを持っていないとかけることがそもそもできません。自宅の固定回線にかけたり、お店にかけられないってことです。

一方、キャリア通話の場合はどうでしょうか?今までキャリア通話で音質が悪いと感じたことをありますか?キャリア通話の場合は、インターネット通話とは違い、最初から最後まで通信品質が保たれた状態で音声データが届きます。(電波品質は除く)
また音声の品質を担保するために、様々な音声品質を改善する仕組み(VoLTE)がキャリア通話の中に入っているため、一般的にキャリア通話の音声品質>>>>インターネット通話の音声品質ぐらいの差が出てきます。
楽天でんわはキャリア通話の音声品質とほぼ同等
ここから話を戻しますが、では楽天でんわは?というと、冒頭の図からも分かるように、キャリアネットワークから直接楽天のネットワークに入っているので、音声品質をほとんど損なわずに音声を届けることができます。
更にインターネット通話ではないので、自宅の固定回線に電話をかけることもできますし、お店に電話することも問題なく実現できます。
楽天でんわの最大のメリットは通話料金
ここまで楽天でんわがキャリア通話とほぼ同じということを伝えてきましたが、同じならわざわざ楽天でんわを使うメリットはなんなの?というところになると思います。
それはもちろん通話料金の安さになります。

大手通信キャリアの従量制通話プランでは基本的に30秒20円というのが、一般的になっています。これを大手通信キャリアが提供するかけ放題ライト(5分まで)700円と比べて、700円でどれぐらい喋れるかというと、17分程度になります。
つまりかなり高額であることがわかりますね。海外のプランでは正直ほとんどなくて、データプランに最大X時間の無料通話が付帯してくるみたいなプランが多い中、日本の大手通信キャリアはかなりがめつく取っていることがわかりますね。
これが楽天でんわであれば、月額無料で30秒10円となるわけなので、普段のキャリア通話と比べれば単純に2倍通話できるというわけですね。
国際通話料金も値段は変わらない
更に、一般的に高額になりがちな国際電話ですが、楽天でんわであれば、基本的に国内も海外も料金は変わりません。
初期費用/月額基本料:0円
国内通話:10円/30秒(税別)
国際通話:10円/30秒(非課税)
通話料100円につき1ポイント
更に通話料100円の利用ごとにに楽天スーパーポイントが1ポイント貯めることができます。小額ではありますが、こういうものもコツコツ貯めればという感じですね。実質的には1%還元ですから。
因みに楽天カードで払うと100円につき2ポイント貯めることも出来るので、更にお得に利用する事ができますね。
その他の通話アプリとの違いは?
楽天でんわ以外にも実は似たような通話アプリサービスは存在します。例えば050+、My050(ブラステル)など。それらとの一番大きな違いは自分の電話番号を新しく取るのか、それとも今の自分の使っている番号のまま相手で通知できるかというところが一番大きな違いです。
その他の通話アプリでは基本的に050から始まるIP電話番号がインストールされたアプリ毎に割り当てられ、このアプリからかかってきた電話については、相手側に050番号が表示されます。
楽天でんわの場合は、特に新しく電話番号が割り当てられることもなく、相手側にはいつも使っている電話番号が表示されるので、通話相手側にも特に変更無しに使えるサービスは楽天でんわのみということになりますね。
また他の違いとしては、月額料金がかかるものがあったり、フリーダイヤルにはかけられなかったりと、何かと制限がついていたりします。
楽天でんわの注意点
無料通話の相手には事前に設定が必要
そもそもの楽天でんわの仕組みとしては、電話をかける際に先頭に0037-68をつけることで、電話のルートを楽天ネットワーク経由に誘導しています。楽天ネットワーク経由にすることで、相手側に電話番号の表示名が変わらないようには工夫されてはいますが、逆にこの頭に番号をつけることで本来無料だったはずの通話が有料通話になってしまうことが発生します。
例えば、ファミリー内通話無料だったり、フリーダイヤルだったりと、普通にかければ無料なのに、楽天でんわアプリ経由することで有料になってしまうわけですね。
これについては楽天でんわアプリで既に対策はされているので、以下の通りに設定しておけばこういった事態は避けることはできます。

デフォルトの通話アプリで電話をかけた場合は楽天でんわにならない
基本的に楽天でんわの料金で通話をかけられるのは、電話をかける際に先頭に0037-68をつけることです。楽天でんわのアプリではこの処理を実施してくれますが、デフォルトの通話アプリだと、自分でつけない限りはそのまま発信されてしまい、通話料金は元のキャリア従量課金プランに基づいてしまいます。
楽天でんわ10分かけ放題は楽天モバイル限定
如何に楽天でんわが安いとはいえ、SNS電話のようにバンバンかけてしまったら正直意味がありません。友人との長電話はSNS電話にするようにして、仕事利用などでどうしてもキャリア通話をたくさんかけなければならないのであれば、基本的には大人しくキャリアのかけ放題に申し込んだ方が良いです。
因みに似たような名前で「楽天でんわ10分かけ放題 by 楽天モバイル」というプランがあるんですが、これは楽天モバイル限定のプランになっているので、楽天モバイルでの契約ではない方は申し込めませんので注意してください。
楽天でんわの設定申し込み方法
ここからは楽天でんわの導入手順について説明していきたいと思います。
アカウントの作成とクレジットカードの登録
先ずは公式の申し込みサイトで登録していきます。楽天でんわの申込ページへ飛んでください。
そうすると楽天会員なのか、それ以外の画面が出てきますが、ここでもし楽天会員でないのであれば、是非作成しましょう。
というのも、上記でメリットの一つとしてあげた、100円につき1Pが溜まる特典が楽天会員ユーザ向けのメリットになるので、楽天会員でないのであれば、このメリットを受けることはできません。

楽天会員であれば、通常のログインを実施し、新規会員であれば、必要情報を入れて登録してください。この段階でクレジットカードなど支払いに必要な情報なども全て入力する必要があります。
楽天でんわアプリのダウンロード
会員登録が完了したら、早速楽天アプリをダウンロードしていきましょう。
デフォルトの通話アプリを楽天でんわに置き換える
あとは通常楽天でんわアプリを使って通常の通話をするだけになります。デフォルトの通話アプリと位置を変えておけば間違って、電話をかけてしまう事も少なくなりますね。

まとめ
月額無料で純粋に通話料金が安くなるわけですから、正直通常の通話アプリとしてこれを使わない理由もないですね。多少追加で設定をしたり、アプリを置き換えたりと面倒なところもありますが、それを差し引いても得られるメリットは大きいかと思います。
是非、まだ大手通信キャリアの通話プランに騙されている人は、楽天でんわも検討してみるといいと思います。
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