室内のCO2濃度が高くなると、健康や集中力に影響が出ることがあります。
換気が大切だとわかっていても、どのタイミングで換気をすればよいかは意外と難しいものです。

因みに我が家の場合、書斎に窓がない構造になっているため、前々から空気循環については不安に思っていた部分がありました。そういったものもあって、前々からCO2濃度については測ってみたいと思っていて、それもあって以前+Styleから販売されていたCO2濃度センサーを導入していました。

しかし正直にいえば、我が家の場合はSwitchBotデバイスでほとんどが統一されているもので、+Styleシリーズのデバイスがいくつかあれば、それこそCO2濃度に応じて換気ってこともできたのかもしれませんが、やはり連携という点ではイマイチでした。
そんなことを思っていたら、今回ついにSwitchBotから待望のCO2センサーができたということで、これで夢に自動換気システムができるのではないかと思い、早速使ってみました。
この記事では、SwitchBot CO2センサーの特徴や使い方、実際に使ってみた感想を徹底的にレビューします。
空気質を見える化し、快適な環境を保つための効果的な方法を一緒に見ていきましょう!



SwitchBot CO2センサーの概要
まずは、SwitchBot CO2センサーの基本的なスペックと、どのような機能を備えているのかを紹介します。
このデバイスは、単にCO2濃度を測定するだけでなく、温度や湿度もモニタリングできる優れものです。
また、BluetoothやWi-Fiを通じてスマホアプリと連携し、過去のデータも簡単に確認できるため、使いやすさも抜群です。
製品の基本スペック
イメージ | ![]() |
---|---|
サイズ | 92 x 79 x 25 mm |
バッテリー寿命 | 約1年 (30分ごとにCO2濃度を検知) |
測定範囲 | 400~9999ppm (CO2濃度) |
測定項目 | CO2濃度 温度 湿度 |
同封物 | USB-Cケーブル (90cm) |

小型でスタイリッシュなデザインは、部屋のインテリアにも溶け込みやすく、邪魔になりませんね。
ディスプレイの表示については、CO2濃度に加えて、温度・湿度、快適度、日付、天気予報などの情報も表示可能です。
因みに天気予報については、自宅内にハブデバイス(ハブミニ、ハブ2など)のデバイスが必須です。
また温度・湿度については、自身のセンサー情報だけでなく、自宅内の他のセンサーでの情報も表示可能です。例えば、屋外温湿度計をベランダに吊るしておけば、自宅内にいながら正確な室外の温湿度の情報が表示可能です。
SwitchBot CO2センサーの特徴
SwitchBot CO2センサーは、以下のような特徴を持っています:
- リアルタイムでCO2濃度を監視
-
スマホアプリを使って、現在のCO2濃度をリアルタイムで確認できます。換気が必要な時にはアラートで通知してくれるため、タイミングを逃しません。
- 過去データの保存
-
CO2の変化を長期間記録できるため、室内の空気質のトレンドを確認できます。これにより、季節や時間帯ごとの空気質の違いも把握しやすくなります。
- 温度と湿度の同時測定
-
CO2濃度だけでなく、室内の温度と湿度も確認できるため、全体的な環境管理が可能です。

スマートホームに対応しているため、他のSwitchBot製品やスマートスピーカーと連携することで、さらに便利な使い方ができます。
例えば、CO2濃度が一定値を超えた場合に自動でサーキュレータを作動させるといった設定も可能です。

因みにサーキュレータだけでなく、もし指ボットで押して動作できるタイプの換気扇があるのであれば、指ボットを連携した換気システムなんかできそうですね。


SwitchBot CO2センサーの使い方
ここでは、SwitchBot CO2センサーの使い方を簡単に紹介します。
基本的に、難しいポイントは何もないので、SwitchBot CO2センサーは、誰でも簡単にセットアップできるかと思います。
セットアップ方法
まず、SwitchBot CO2センサーを開封し、付属の電池をセットします。
先ずはSwitchBotアプリを持っていない方は以下からダウンロードしておきましょう。
アプリがダウンロードできたら、あとは右上のプラスボタンをクリックしてデバイスを追加していきます。
アプリ内でCO2センサーを追加し、Bluetooth経由でペアリングします。センサーがアプリに表示されたら設定完了です。
登録が完了すれば、基本的に電池駆動の場合はどこにでも設置することができますが、CO2濃度を頻繁測りたい(1秒単位)という場合には、USB-C電源で接続する必要があるので、設置場所に注意が必要です。
因みに電池駆動の場合は、基本的にCO2計測は30分単位になります。

日常での活用方法

そもそも二酸化炭素なんか測ってどうするの?
なんて思っている人も少しはいるかもしれないので、僕的に考えるSwitchBot CO2センサーの活用方法です。
- ワークスペースでの使用
-
リモートワークで会議ばっかりしていると、本人も気づかないうちにCO2濃度が上がっている場合があります。
特に書斎のような場所の場合、窓がなかったり換気が十分でない場合が多いです。
そんな場所での長時間の会議中にCO2濃度が上がり、集中力が低下することがあります。
SwitchBot CO2センサーを設置しておけば、適切なタイミングで換気ができ、生産性の向上にもつながります。
- 寝室での使用
-
寝室での空気質も健康に影響を与えます。夜間の換気不足によるCO2濃度の上昇を防ぎ、快適な睡眠環境を作ることができます。
サーキュレータや換気扇と組み合わせることで、快適な睡眠を実現することができますね。
- リビングでの使用
-
家族が集まるリビングでは、人数が増えるとCO2濃度が上がりやすくなります。このセンサーを使うことで、換気が必要なタイミングを見逃すことなく、快適な環境を保てます。
実際の使用感レビュー
メリット
SwitchBot CO2センサーを実際に使ってみて感じたメリットを紹介します。
簡単にまとめてみるとこんな感じです。
- リアルタイムでCO2濃度が確認できる
-
スマホアプリを使って、現在のCO2濃度をすぐに確認できるため、換気のタイミングが一目でわかります。特に、人数が多い部屋では役立ちます。
- データの保存と分析が便利
-
CO2濃度の変化を長期間記録でき、過去のデータを分析して、どの時間帯や状況でCO2濃度が上がりやすいかを把握できます。
- 温度・湿度も同時にモニタリング
-
CO2だけでなく、室内の温度や湿度も確認できるので、全体的な環境管理が一つのデバイスで完結します。
ただ個人的に一番便利だと思っているのは、なんといってもサーキュレータと連動させて使用する自動換気システムですね。
特に我が家の書斎の場合は、窓もないし、そのくせリモートワーク多めで密閉された空間でのCO2濃度が気になります。



仕事中に出る欠伸はCO2濃度のせいだ!そうに違いない!


デメリット・改善点
一方で、いくつかのデメリットや改善点もあります。
基本的な部分に関しては、特には不満はありませんが、一点だけ気になったのが同封されているUSB-Cケーブルの短さです。
ケーブル長は90cmになっているのですが、これが絶妙に短い。


当初、我が家にあるハブ2と並べて設置しようかと思ったのですが、「ハブ2のケーブル長が 2 m もあるのに対して、CO2センサーは0.9 mってなんでよ!」と思っているところです。
折角部屋の温度・湿度をハブ2、CO2濃度と外気温をCO2センサーと並べておこうと思ったのに、ケーブル長が合わなくて設置できないじゃないか!
というのが不満ですね。
結局そもそものハブ2も含めて設置場所を変更することで、落ち着いたのですが、セットで使うような製品のケーブル長が異なるというのはあまりイけていません。


他社製品との比較
SwitchBot CO2センサーは、他のCO2センサーと比較しても優れた点が多くあります。
+Style社CO2センサーとの比較
例えば、以前我が家でも購入済みだった+Style社のCO2センサーは測定間隔が短いものの、電池持ちが20時間と全く電池駆動での動作を想定していない作りです。
一方で、SwitchBotの製品は、測定間隔は30分とかなり長めですが、電池駆動でも1年間動作するというのは、設置場所に悩む人であれば、こちらの方が便利とも言えます。
比較項目 | SwitchBot CO2センサー | +Style CO2センサー |
---|---|---|
イメージ | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
定価 | 7,980円 | 15,800円 |
測定機能 | CO2, 温度, 湿度測定 | CO2, 温度, 湿度測定 |
表示CO2値範囲 | 400~9999PPM | 400~9999PPM |
測定間隔 | 温湿度:4秒 CO2: 1秒 | 約3秒 |
アプリ連携 | SwithBot | +Style |
バッテリー寿命 | (測定間隔 30分) | 1年間最大 20時間 |
スマートホーム対応 | あり(Amazon Alexa, Google Assistant連携) 但し温度計機能のみ | あり(Amazon Alexa, Google Assistant連携) 但し温度計機能のみ |
サイズ | 92 x 79 x 25 mm | 65 x 30 x 105mm |
購入先 | Amazon | Amazon |
定価的には、+Styleの方がかなり高く感じますが、このCO2センサーは何故かセール時に投げ売り状態になり、定価75%OFFぐらいで売られることがあるので、それを考えると、値段だけ見れば+Styleの価値はあるかもしれません。
SwitchBotを使用する意義としてはなんといっても、その他の家電との連携だと思います。
+Styleの家電ばかりという家にはあまり今まで出会ったことはないですが、単純な普及率で言えばSwitchBotの方が使いやすいと思っています。


SwitchBot温湿度計ってたくさんあるけど?
またSwitchBot社の中でも実は温湿度計機能を持ったセンサーは、大量にあります。


しかしCO2センサー機能を持った製品は、今回が初めてとなっています。
以下は公式が発行している過去のデバイスとの比較表ですが、やはりこのデバイスを選ぶ意義としてはCO2濃度を測りたいか否かですね。


因みに他の温湿度計と比べて、値段が倍以上になっているかと思いますが、これは市場価格的にCO2センサー自体がそもそも高額です。
+Styleのデバイスを見ても分かる通り、一般的に1万以上するものも普通です。



コロナもあってか一時期バカ売れしたのかと
そういうことを考えると、これぐらいの金額であれば、十分検討の範囲かなと感じています。
FAQ(よくある質問)
- SwitchBot CO2センサーのバッテリーはどのくらい持ちますか?
-
測定間隔 30分で約1年間利用可能です。内部電池は1次電池(充電池ではない)ので、USB-Cケーブルを使用する場合には、外部の電源で動作します。
- 温度や湿度も測定できますか?
-
はい、CO2濃度の他に温度と湿度も同時に測定できるため、空気質をトータルで管理できます。
- スマートスピーカーと連携できますか?
-
はい、Amazon AlexaやGoogle Assistantと連携して、声でCO2濃度の確認や換気の指示を出すことも可能です。


まとめ|自動換気をしたいならこれが便利


- CO2濃度を手軽にチェック
- 温湿度も同時に表示できるか統合モニターとしても使用可能
- サーキュレーター・指ボットと連携すれば自動換気に
- ケーブル長が0.9mとかなり短め
SwitchBot CO2センサーは、室内のCO2濃度を手軽に監視できるスマートデバイスです。
特に、スマホアプリとの連携機能が優れており、過去データの管理や分析も簡単に行えます。温度や湿度も同時に測定できるため、全体的な環境管理に役立つこと間違いなしです。室内の空気質を常に監視し、健康的で快適な環境を保ちたい方には強くおすすめします。
- リモートワークが多い人
- 会議が多めな人
- 換気が必要な小規模施設事業者
特に前ほどはうるさくなくなりましたが、まだまだコロナ自体は流行っているので、小規模な施設(銭湯、ラーメン屋、美容院など)では、CO2濃度を計測して自動的に換気するということ自体、作業の効率化という部分にも役に立つのではないかと思います。
それではみなさん、ぜひ参考にしてみてください。
コメント